期間限定キャンペーン中!
Contents
この記事を読んでいる人におすすめ!
妊娠中や、出産にともなう入院、そして産後の赤ちゃんのお世話には、さまざまなものが必要になります。
妊娠中や産後は好きなときに買い物に行けなくなることも考えられますので、妊娠がわかったら早い段階から出産準備に取りかかるのが理想です。
必要なものは妊娠中、入院時、産後でそれぞれ異なりますので、ご家族で協力しながら出産準備の計画を立てましょう。
この記事では、出産準備をいつ始めればいいか、何を・どのくらいの予算で用意するのかなど、出産準備に関する気になる情報をまとめて解説します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
出産準備はいつから始めればいい?
出産準備を始める時期は人それぞれであり、明確にこの時期から始めればいいというものはありません。
また、準備は一度にすべてをおこなうのではなく、「出産前」「入院中」「出産後」など、必要になるタイミングを分け、優先順位をつけて必要なものを揃えていくことが大切です。
妊娠がわかってから準備すること
妊娠がわかってから出産までに準備しておきたいことを3つのポイントに分けて解説します。
1. 出産にかかる費用を把握しておく
出産にあたり、まずはどのくらいのお金がかかるのかを確認しましょう。
厚生労働省保健局の集計によると、令和4年度の正常分娩にかかった出産費用の平均額は、全施設平均で48万2,294円となっています。施設別では、公的病院で46万3,450円、私的病院で50万6,264円、助産所を含む診療所では47万8,509円です(いずれも室料差額(差額ベッド代)などを除いた金額)。[参考1]
参考1:厚生労働省保険局保険課「出産費用の見える化等について」
出産費用は、病院か助産所かだけでなく地域によっても異なります。詳しくは「出産にかかる費用はどれくらい?平均額や自己負担額、足りないときの対処法について紹介」もあわせて読んでみてください。
子どもが生まれたときは、公的医療保険から1児につき50万円(妊娠週数が22週に達していないなど、産科医療補償制度対象出産では無い場合は、48.8万円)の出産育児一時金が支給されます。2023年4月に出産一時金が8万円増額されたことにより、正常分娩の場合の出産費用はおおむね出産一時金でカバーできるようになっています。ただし、平均額には室料差額などが含まれていないため、室料差額のかかる施設で出産した場合には、自己負担が大きくなるおそれもあります。
直接支払制度を導入している病院で出産した場合、窓口で支払うのは出産育児一時金の分を差し引いた額だけで済みますが、そうでない病院では、一時的に出産費用を立替払いする必要があります。
病院によっては分割払いやクレジットカード払いなどに対応しているところもありますが、現金払いのみの病院もあります。直接支払制度を導入していない病院で出産する場合は、出産までにある程度のお金を現金で準備しておく必要があるでしょう。
また、出産育児一時金以外にも出産手当金や医療費助成制度など、出産費用の自己負担を減らす方法を「出産費用の自己負担を減らす方法は?2つの重要ポイントを解説!」や「出産に保険は使える?費用負担を減らすための方法とは」で紹介しています。
「【出産費用】47都道府県、リアルな出産費用はいくら?」では、47都道府県にお住いの100人ずつに聞いたアンケートを公開しています。本アンケートでは、出産方法は正常分娩に限っておらず、リアルなデータとなっておりますのでこちらもあわせて参考にしてみてください。
2. 職場への報告・産休の手続き
産後も仕事を続けるか、妊娠をきっかけに退職するかは、それぞれの家庭事情によって異なります。
夫婦でしっかり話し合う必要がありますが、仕事を続けるにしても退職するにしても、なるべく早めに職場に報告することが大切です。
仕事を続ける場合は産前産後休暇の取得方法や、育休の取得方法などを会社に尋ねておきましょう。
現状、産休は女性しか取得できませんが、育休は男女共に取得可能です。
産休については「産休の基本。期間や申請方法は?男性も取得できる?」、育休については「育休手当(育児休業給付金)とは?給付金額や期間、申請方法について徹底解説」で手続方法や休暇中にもらえるお金を紹介しています。
また、男性の育児休業の詳細や「パパ・ママ育休プラス」の取得例を「【男性の育児休業】制度の内容は?義務化はいつから?」で紹介していますので、あわせて読んでみてください。
一方、退職する場合は業務の引継ぎをおこなうと共に、失業給付金の受取方法を調べておきましょう。
もし退職を迷っているのであれば、「妊婦さんでも仕事は続けられる?退職を迷うときに読む記事」をぜひ参考にしてください。
3. 「妊娠中」「入院中」「出産後」で必要なものをリストにしておく
妊娠が判明したら、まずは住民登録をおこなっている市区町村の役場や母子保健センターなどで母子健康手帳を受け取りましょう。
母子健康手帳とは、いわゆる「母子手帳」と呼ばれるもので、その名の通り、母子の健康を観察・記録することを目的としています。
日本では母子健康法のもと、妊娠した女性に母子健康手帳を交付することが義務づけられているため、住んでいる地域にかかわらず、どこでも母子健康手帳を受け取ることができます。
一般的には、市区町村役場などで「妊娠届」に必要事項を記載し、提出すれば交付されますが、自治体によっては産院の証明書などを求めるところもありますので、あらかじめ役場に必要なものを問い合わせておくと良いでしょう。
なお、母子健康手帳は今後妊婦健診などで産院に行くたびに提出が必要になります。
また、万一外出時に気分が悪くなり、病院に搬送される際も、母子健康手帳があればかかりつけの病院や妊娠週数、現在の健康状態などがわかりますので、妊娠中は常に手元に置いておくことをおすすめします。
出産後は、ママの体力も回復しておらず、また新生児を連れてお出かけするのは難しいため、産後すぐに必要なものは妊娠中に用意しておくのがベストです。
最低限必要なものとしては、ベビー服、おむつ替えグッズ、授乳グッズ、赤ちゃんの沐浴グッズ、ベビーベッド&ベビー布団などです。
また、産院から退院してくるときに車を使う場合は、あらかじめチャイルドシートも準備しておきましょう。
一方、ママ用に準備したいものとしては、マタニティウェアやマタニティ用の下着など普段使いするもののほか、出産のために入院するときのグッズも準備します。
具体的には、授乳しやすい前開きのマタニティパジャマや、股部分が開閉できる産褥ショーツ、悪露を受け止める産褥パッド、スリッパ、授乳用ブラジャーなどが挙げられます。
なお、産院によってはお産グッズをセットにして支給してくれるところもありますので、事前に問い合わせておくと良いでしょう。
必要なものは「妊娠中」、「入院中」、「出産後」で異なります。ここからは、それぞれのタイミングで必要になるものをリストにして確認していきましょう。
「妊娠中」に必要なものリスト
快適かつ安全なマタニティライフを送るために必要なものをリストアップしました。 妊娠初期と中・後期では必要なものが異なりますので、時期に合わせて準備しましょう。
【妊娠中に必要なものリスト】
妊娠初期(5〜11週) | ||
母子手帳ケース | 100円〜 | |
マタニティ用の下着 | 1枚あたり2,000円〜3,000円 | |
マッサージクリーム | 1個あたり2,000円〜5,000円 | |
医療保険への加入 | 月々1,500円〜5,000円 | |
妊娠中・後期(12週〜) | ||
マタニティウェア | 1着あたり1,000円〜5,000円 | |
妊婦帯 | 1,500円〜3,000円 | |
学資保険を検討する | 月々10,000円〜 |
1. 【妊娠5〜11週】妊娠初期
1.1. 母子手帳ケース
妊娠後は、妊婦健診などで病院を受診することが多くなります。その際に便利なのが、母子手帳ケースです。
母子手帳ケースには、受診時に必要な母子健康手帳や保険証、診察券、妊婦健診受診票などをひとまとめにでき、それだけ病院に持っていけば済みます。急な受診や入院になってもすぐに持ち出せますし、ママ以外の家族が準備することになったときに、何を持っていけばいいか迷わずに済む点もメリットです。
健診時にはエコー写真や検査結果票などもらうものも多く、それらを保管するのにも役立ちます。
さまざまなケースが販売されており、100円ショップなどでも機能的に十分なケースが手に入ります。
1.2. マタニティ用の下着
妊娠初期は体型に目立った変化はありませんが、つわりなどがある人は、締め付けの強い下着を着用すると気分が悪くなる可能性があります。
中期・後期と進むにつれて体型が変化していくことも考慮し、妊娠がわかったらマタニティ用の下着を準備しておきましょう。
1枚あたり2,000円から3,000円程度で購入できます。
1.3. マッサージクリーム
お腹が大きくなってくると、腹部にひび割れのような線が現れることがあります。これを「妊娠線」といい、一度症状が出てしまうと、元通りの状態に戻りづらいとされています。
妊娠線は、皮膚の急激な進展により、繊維組織が破壊されることが原因なので、妊娠初期からマッサージクリームで腹部の皮膚をケアしておくとよいでしょう。
1個あたり2,000円から5,000円で購入できます。
1.4. 医療保険への加入
妊娠中は初期のつわりや切迫流産をはじめ、切迫早産や妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病など、さまざまな健康リスクにさらされやすくなります。
場合によっては入院治療が必要になることもありますので、医療保険への加入をおすすめします。
ただ、先述の通り、妊婦さんは健康リスクが高いため、保険会社によっては加入を断られてしまうこともあります。
そのため、できれば妊娠前に加入しておきたいところですが、妊娠後でも加入できる商品や、今回の妊娠・出産から保障対象になる商品もあります。ただし、妊娠後の加入では今回の妊娠・出産(異常妊娠・異常分娩)や、子宮に関連する病気などが一定期間保障されない条件付きとなる可能性が高くなる点に注意が必要です。
妊娠した時点で医療保険に加入していない場合は、いろいろな保険会社をあたって保障内容や条件を比較し、なるべく早めに加入を検討しましょう。妊娠週数が進むほど、申し込める商品の選択肢は狭まり、加入できない、あるいは条件付きでの加入となるリスクが高くなります。
保険料は加入する方の年齢や商品、保障内容などによって異なりますが、月々1,500円から5,000円程度が相場です。
2. 【妊娠12週~】妊娠中・後期
2.1. マタニティウェア
妊娠中期はおなかが膨らみ始めるので、マタニティ用のパンツやスカート、ワンピースなどを用意します。
お腹を締めつけないものであれば、サイズの大きいTシャツやワンピース、ウエストがゴムになったパンツ・スカートなどでも代用可能です。
ただ、母乳育児を考えているのなら、胸の部分が開くタイプのトップスを準備すると便利でしょう。
1着1,000円から5,000円程度で購入できます。
2.2. 妊婦帯
お腹が大きくなってくると、腰に負担がかかり、腰痛などのトラブルが発生しやすくなります。
お腹が目立ってきたら、お腹から腰にかけてすっぽり包んでくれる妊婦帯(腹帯)を着用し、体への負担を軽減しましょう。
1,500円から3,000円程度で購入できます。
2.3. 学資保険を検討する
出産後は慣れない育児で忙しい毎日が続き、なかなか我が子の将来の教育資金のことまで考える余裕がないかもしれません。
しかし、教育資金はお子さまの成長とともにどのご家族でも必ずかかる費用です。妊娠中からご夫婦、ご家族で話し合い、早めに準備を始めることをおすすめします。多くのパパやママが教育資金を意識し始めるのもこの時期で、多忙な育児の最中に忘れないためにも、妊娠中から準備を始めているようです。「学資保険」は、お子さまの出生前から検討・加入することが可能です。
学資保険の保険料は、プランや加入条件、家計の状況などによりますが、児童手当として受け取れる10,000円〜15,000円を目安に設定するパパやママが多いようです。
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」の資料請求はこちらからご覧ください。
「入院時」に必要なものリスト
入院中に必要なものは、あらかじめ産院から指示されますので、入院を控えた妊娠後期の間に余裕をもって準備しましょう。
ここでは、出産にともなう入院で新たに購入すべきものをまとめました。
【入院中に必要なものリスト】
入院中に必要なもの | ||
授乳ケープ | 2,000円〜4,000円 | |
マタニティパジャマ | 3,000円〜5,000円 | |
産褥(さんじょく)ショーツ | 1枚あたり500円〜1,000円 | |
産褥(さんじょく)パッド | 1パック(5〜10枚)あたり500〜600円 | |
産褥(さんじょく)ニッパー | 3,000円〜4,000円 | |
骨盤ベルト | 2,500円〜8,000円 | |
清浄綿・コットン | 1パック(100包)あたり600〜700円 | |
母乳パッド | 1パック(100枚〜)あたり800〜1,000円 | |
出産費用の準備 | 平均50万円 |
1. 授乳ケープ
周りに人がいる環境で授乳する際に役立つのが、授乳ケープです。
ママの胸元などを覆い隠してくれるため人の目を気にせず授乳でき、赤ちゃんも安心して母乳を飲むことができます。
授乳ケープにはエプロン型、ストール型、ポンチョ型の3種類があり、一般的な価格帯は2,000円から4,000円程度です。
母乳が出にくい体質などでミルク育児に移行するケースもあるため、母乳育児をすると決めてから購入してもいいでしょう。
2. マタニティパジャマ
産院によっては、入院中に着用するパジャマの持参を求められる場合があります。
病院では洗濯できない場合が多いので、洗い替え用に2~3着用意しておくといいでしょう。
1着3,000円から5,000円程度で購入できます。
3. 産褥(さんじょく)ショーツ
出産すると、胎盤がはがれた後の血液や、産道の傷などによって、悪露(おろ)と呼ばれる出血のようなものが出てきます。
出産直後は悪露の量が非常に多く、ひんぱんにパッドを交換しなければなりませんので、クロッチ部分を開閉できる産褥ショーツは必須です。 こちらも洗い替えを考えて、3~4枚程度準備しておくと安心です。
1枚あたり500円〜1,000円程度で購入できます。
4. 産褥(さんじょく)パッド
悪露を処理するために、産褥ショーツにセットして使用する生理用ナプキンのようなアイテムです。
悪露の量は時間と共に減っていきますが、出産直後はかなり量が多いので、MサイズとLサイズをそれぞれ10枚ずつ用意しておくのが理想です。
1パック(5〜10枚入り)で500円から600円程度で購入できます。
5. 産褥(さんじょく)ニッパー
産褥ニッパーとは、骨盤回りに着用するベルトのようなアイテムで、出産によって開いた骨盤の引き締めに役立ちます。
骨盤の開きは腰痛やスタイルの崩れなどにつながりますので、気になる方は産褥ニッパーを用意しましょう。
3,000円から4,000円程度で購入できます。
6. 骨盤ベルト
出産後、骨盤周辺の靭帯や筋肉などは自然に元に戻っていきますが、それには時間がかかります。骨盤ベルトは骨盤の戻りをサポートするもので、ママの身体の負担軽減効果が期待できます。
一般的な価格帯は2,500円から8,000円程度です。
骨盤ベルトには、妊娠中の腰の負担を軽減する産前用もあります。出産前に腰の負担を感じ始めるようなら購入を検討するといいでしょう。
7. 清浄綿
清浄綿とは、薬液を染みこませた脱脂綿を高圧減菌処理したものです。
分娩時に会陰切開・縫合した部分のケアや、赤ちゃんの顔・おしり拭きなどに使用します。
1パック(100包入)あたり600円から700円程度です。
8. 母乳パッド
出産すると、授乳中に限らず、常に母乳が分泌されるようになりますので、ブラジャーとおっぱいの間に母乳パッドをはさみ、漏れを防ぐ必要があります。
母乳の出が良い人はあっという間に飽和状態になってしまうので、入院中は100枚以上入った母乳パッドを1パック準備しておきましょう。
1パック(100枚入)あたり800円から1,000円程度で購入できます。
9. 出産費用の準備
入院に必要なアイテムの購入費とは別に、産院に支払う出産費用も準備しておく必要があります。
出産にかかる費用は出産場所によって異なりますが、平均50万円程度かかるといわれています。
加入している健康保険などから出産育児一時金などが支給されるので、全額自己負担になることはありませんが、産院によってはそれ以上のお金がかかる場合もあります。また、赤ちゃんのお世話にはいろいろなお金がかかりますので、出産育児一時金をもらえる場合でも、出産費用として50万円程度は手元に準備しておくことをおすすめします。
出産費用については「出産にかかる費用はどれくらい?平均額や自己負担額、足りないときの対処法について紹介」で詳しく紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてください。
「出産後」に必要なものリスト
ベビー用品の種類は非常に豊富なので、あれもこれもと購入していると、たちまち費用がかさんでしまいます。
妊娠・出産にはお金がかかりますので、産後に準備するものはなるべく必要最小限に留めておきましょう。
ここでは出産後に準備しておきたい10のアイテムを紹介します。
【出産後に必要なものリスト】
出産後に必要なもの | ||
肌着・ベビー服 | 1枚あたり600円〜1,000円 | |
ロンパース | 1着あたり2,000円〜3,000円 | |
ベビーバス | 1,000円〜2,000円 | |
ベビーソープ | 1本あたり700円〜2,000円 | |
紙おむつ | 1パックあたり1,500円〜3,000円 | |
おしりふき | 1パックあたり400円〜1,000円 | |
ベビー布団 | 7,000円〜12,000円 | |
ベビーカー・抱っこ紐 | (ベビーカー)20,000円〜60,000円 (抱っこ紐)10,000円〜30,000円 | |
チャイルドシート (車移動なら) | 20,000円〜50,000円 | |
爪切りはさみやケア用品 | 500円〜1,500円 |
1. 肌着・ベビー服
赤ちゃん用肌着は、裾の長さによって「短肌着」と「長肌着」の2種類にわかれており、短肌着、長肌着どちらも用意しておきましょう。
短肌着は寝かせたまま着替えられるため、首がすわる前であっても着せやすいのが特徴です。
一方、長肌着は短肌着の上に重ねて着ることが多く、寒い時期には欠かせません。洗い替え用にそれぞれ3~4枚ほど用意しましょう。
1枚あたり600円から1,000円程度で購入できます。
2. ロンパース
肌着の上に着せる服で、おむつ替えしやすいよう、股の部分が開閉する仕組みになっています。
ミルクの吐き戻しや、おむつ替えで汚れることを考慮し、こちらも3~4枚ほど揃えておきましょう。
1着あたり2,000円から3,000円で購入できます。
3. ベビーバス
生後1ヵ月までの沐浴に使用する赤ちゃん用のお風呂です。
価格は1,000円から2,000円程度とリーズナブルですが、1ヵ月程度しか使用しないので、お友達から借りる、もしくは業者からレンタルするのがおすすめです。
4. ベビーソープ
赤ちゃんの肌はデリケートなので、大人用とは別にベビーソープを用意します。
価格は、1本あたり700円から2,000円程度ですが、ベビーバスを卒業したら、大人から赤ちゃんまで使える弱酸性のボディソープで代用可能です。
5. 紙おむつ
新生児用の紙おむつを使用できる時期は意外と短く、1〜2ヵ月ほどです。
新生児用は1パックに90枚前後の紙おむつが入っており、1日10〜15回ほどおむつ替えをすると、1パックを1週間〜10日で使い切ってしまいます。そのため、出産前から2パック用意しておくといいでしょう。
1パックあたり1,500円から3,000円で購入できます。
6. おしりふき
おむつ替えのときは赤ちゃんの足やおむつを押さえながら作業しなければいけないので、片手で取り出せるケース付きのものを用意すると便利です。
1パックあたり400円から1,000円で購入できます。
7. ベビー布団
赤ちゃんを柔らかい布団で寝かせてしまうと、正しい寝姿勢がとれず、血流が悪くなるおそれがあります。
そのため、大人用の布団で代用せず、赤ちゃん用に作られた少し固めのベビーベッドか布団を用意しましょう。
7,000円から12,000円程度で購入できます。
8. ベビーカー・抱っこ紐
赤ちゃんとの外出時に役立つのが、ベビーカーや抱っこ紐です。ベビーカーや抱っこ紐があれば両手が空くため、荷物などがあっても安心して外出できます。抱っこ紐は、家事をしたり、赤ちゃんをあやしたりするときにも活用できます。
新生児期から生後1ヵ月までに使い始める方が多く、出産後はゆっくり選ぶ時間も取りにくいため、出産前に購入しておくといいでしょう。
一般的な価格帯は、ベビーカーが20,000円から60,000円程度、抱っこ紐が10,000円から30,000円程度です。
9. チャイルドシート
赤ちゃんを車に乗せるときは、チャイルドシートを着用することが法律で義務づけられています。新生児期は首が据わっていないので、ベッド型になるタイプのチャイルドシートを選びましょう。
価格帯は20,000円から50,000円とやや値が張りますが、大切な赤ちゃんの命を守るためにもしっかりとしたものを選びましょう。
10. 爪切りはさみやケア用品
爪で自分の顔を傷つけてしまうこともあるため、こまめに爪を切ってあげましょう。
赤ちゃんの爪は小さく通常の爪切りでは切りにくいため、先端の丸くなったハサミタイプがおすすめです。
500円から1,500円程度で購入できます。
顔や体を拭くための「ガーゼ」、耳や鼻、おへその掃除に使う「綿棒」など、赤ちゃん用のケア用品もあわせて用意しておきましょう。
出産までの流れ
出産当日にバタバタとあわてることがないよう、事前に大まかな流れを把握しておきましょう。
1. 入院時に必要なものをリスト化しておく
出産が近づいたら、入院に向けて必要なものを準備しましょう。
何を準備するべきか産院から指示されることが多いので、それに従って準備してください。
また、子どもを出産するともらえる出産育児一時金には、直接支払制度というものがあります。出産前に産院に申請手続をおこなうことで、一時金50万円を健康保険組合から産院に直接支払ってもらえる制度です。
これにより、産院への支払い金額は一時金50万円との差額だけで済むことになります。ただし、この制度が使えるかどうかは産院によるため、まずはその確認をおこないましょう。
制度が使える場合は、「退院時に出産費用が足りない…困ったときの対処法」で手続方法を確認し、制度を活用してください。
ここからは、出産当日の基本的な流れをご紹介します。
2. 陣痛
出産が始まるサインである陣痛は、急激に痛み始めるわけではなく、じわじわと段階的に強くなっていきます。
一般的に、産院に連絡するタイミングは、お腹の張りや痛みが10分間隔になったときまたは1時間に6回以上の陣痛が来たときといわれています。
ただ、陣痛が来る前に破水した場合は、胎内に雑菌が入ってしまうおそれがありますので、すぐに産院に連絡しましょう。
その場合、お風呂やシャワーなどは浴びず、生理用ナプキンなどをあてて入院の準備を始めます。
直前の兆候については「もうすぐ出産…直前の兆候はどんなものがある?当日の流れは?」でも詳しく解説しています。
3. 産院への移動
産院に連絡し来院するよう指示を受けたら、産院へ移動します。
家族が車を出せる場合には車で、出せない場合にはタクシーを利用しましょう。自分で運転するのは絶対にNGです。電車やバスなど公共交通機関の利用も避けましょう。
また、いつ陣痛や破水が起きてもいいように、妊娠8ヵ月頃までには出産までの間に必要になるものをまとめた「陣痛バッグ」を準備しておきましょう。
陣痛バックにどんなものを入れておけばいいのかは、「陣痛バッグと入院バッグで必要なものは?それぞれの中身や確認しておくべきことを紹介」でご確認ください。
4. 各種検査の実施・陣痛室へ移動
産院に到着したら、内診や血圧の測定などの検査を実施し、お産の進行度合いや母胎の健康状態をチェックします。
その後、子宮口が全開になるまでは、陣痛室で待機することになります。
初産の場合、陣痛が来てから子宮口が全開になるまで、およそ10~12時間程度かかるといわれています。
5. 分娩室へ移動
子宮口が全開になったら、分娩室に移動し、分娩台に乗ります。
この頃になると陣痛の間隔は1~3分置きになり、1回あたりの時間も30~60秒と長くなります。
痛みでパニックになりがちですが、医師や助産師の指示に従い、タイミングに合わせていきんだり、呼吸を整えたりしましょう。
「出産のとき、いつ・どこが・どれくらい痛い?先輩ママに聞いてみた!」では、実際に出産した先輩ママの体験談を紹介しています。
なお、立会い出産を希望される方は、パパも一緒に分娩室へ移動します。
立会い出産の可否は産院によって異なりますので、立ち会いを希望する場合は産院選びの時点で候補を絞り込んでおく必要があります。
また、産院によっては立会い出産の事前申し込みが必要です。出産当日にいきなり立ち会おうとしても断られてしまうこともありますので、あらかじめ注意しましょう。
「もうすぐ出産!生まれる前に知っておきたい「立会い出産」のこと」では、先輩ママだけでなく先輩パパの立会い出産体験談を読むことができます。
6. 出産
赤ちゃんが無事に誕生したら、出血が収まるまでしばらく分娩室で休んだ後、個室に移動します。
この間、赤ちゃんと一緒に過ごせるかどうかは産院によって対応が異なるようです。
出産が近づくにつれ不安や怖さを感じたら「出産が怖い…逃げたくなったときに読む先輩ママの声」もあわせて読んでみてくださいね。
出産後にやるべきこと
無事に出産を終えた後、やるべきことを4つのポイントに分けて解説します。
1. 出生届や児童手当などの手続き
産後は、赤ちゃんの出生届や、乳幼児医療費助成、児童手当、健康保険証などの各種手続を速やかにおこなう必要があります。
出生届は出生から14日以内、乳幼児医療費助成は1ヵ月健診までと、期限付きの手続きも含まれますので、夫婦で協力して早めに手続きを済ませることが大切です。
また、出産育児一時金(直接支払制度を利用しなかった場合)や出産手当金、育児休業給付金など、お金に関する手続きも忘れずにおこないましょう。
帝王切開などで医療費が高額になった場合は、高額療養費制度を利用したり、翌年2~3月の確定申告で医療費控除をおこなったりすることで、医療費の負担を軽減できます。
出産前後に必要な手続きをまとめて確認したい方は、「リストでわかる!出産前後に必要な手続き。いつまでに誰がやる?」もあわせて読んでみてください。
パートナーに手続き等を任せる場合は「出産後に夫ができることは?手続き一覧まとめ」も参考にしてみてください。
2. 職場への出産報告
産後休暇および育児休業を取得するために、職場に出産したことを報告しておきます。
なお、出産報告はママの職場だけでなく、パパの職場にも必要です。
健康保険や被扶養者届などの手続きが必要になりますので、早めに報告しておきましょう。
また他にも、お世話になった人や友人などにも出産報告をすると喜ばれることが多いです。「【パパママ初心者必見】出産報告の仕方を例文付きでまるっと解説」では、相手別の報告タイミングや例文を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
3. 出産祝いへのお返し
出産すると、身内や友人、職場の人たちから出産祝いをもらうことがあります。
出産祝いへのお返し(出産内祝い)は、受け取ったお祝いの1/2~1/3を予算とし、産後1ヵ月以内に贈るのがマナーとされています。
最近はインターネットで内祝いを選ぶこともできますので、赤ちゃんのお世話の合間を縫って、夫婦で話し合いながら用意しましょう。
どんな品を選ぶと良いかやマナーに悩んだら「出産祝いのお返し大全!人気の商品やマナー、金額の相場は?」も参考にしてくださいね。
4. 教育資金の計画
子育てにはお金がかかるものです。これからママ・パパになるに向け、教育資金の計画を早めに立てておくことはとても重要です。
こちらのサイトで教育費をかんたんにシミュレーションできます。
まとめ
妊娠から出産後までの間には、新たに買い揃えなければならないものがたくさんあります。
妊娠・出産は予定通りに進まないことも多いので、必要なものは優先順位を考えながら、なるべく早めに準備しておきましょう。
また、妊娠・出産ではさまざまな悩みや不安がつきものです。このような悩みや不安は、ご両親や先輩ママに相談したり、子育て関連の情報サイト、相談センターなどをうまく活用したりして解消していきましょう。自分たちだけで抱え込まないことが大切です。
フコク生命では、お子さまとパパママを応援する情報サイト「フコク赤ちゃん&キッズクラブ」を運営しています。
「フコク赤ちゃん&キッズクラブ」とは、0歳~12歳までのお子さまがいらっしゃる方、または妊娠中の方を対象とし、育児に関する情報提供を目的としたフコク生命の会員制度です。
『入会費・年会費』無料で、子育てや家族の健康に関して専門スタッフによる電話無料相談ができる サービス、サンリオショップやサンリオピューロランドの施設割引など、さまざまな会員特典もございます。
ご入会いただいたお客さまには『ハローキティまたはぐでたまオリジナルぬいぐるみ』『サンリオショップモバイルクーポン』をもれなくプレゼントいたします。
「フコク赤ちゃん&キッズクラブ」は保険への加入に関わらず入会いただけます。
詳しくはこちらをご確認ください。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ