陣痛バッグの中身は?出産に向けた入院準備リストを紹介!

陣痛バッグの中身は?出産に向けた入院準備リストを紹介!

赤ちゃんを出産し、生後何日か経つまでは、産院に1週間ほど入院することになります。

陣痛あるいは破水はいつ来るかわかりませんので、あらかじめ入院に必要なものをリストアップし、陣痛バッグや入院バッグを準備しておくことが大切です。

この記事では、プレママが出産前に準備しておきたい陣痛バッグ・入院バッグの中身や入院までの流れ、出産費用支払い時の注意点について、先輩ママの意見を参考にしながら解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

出産前は早めに陣痛バッグを準備して入院に備えよう

出産にともなう入院時に必要なもののなかには、短期間で準備するのが難しいものもあります。

特に妊娠後期はお腹が大きくなり、なかなか活発に動けなくなりますので、入院に必要なものはなるべく早い段階で陣痛バッグに入れて揃えておくことをおすすめします。

具体的には、妊娠後期に差し掛かる前後のタイミングで動き始めると、ゆとりを持って準備を終えられるので、安心して出産に臨めるでしょう。陣痛がくるタイミングは誰にも分からないので、ある程度必要なものをまとめておくと、急な陣痛で家族に準備を頼む場合にも役立ちます。

出産時の入院に必要なバッグの中身は?

陣痛バッグ・入院バッグの中身を、必要なタイミング別に紹介します。

陣痛バッグは陣痛で産院に向かうときに必要なもの、入院バッグは陣痛で産院に入ってから後で家族などに持ってきてもらうもの、とされています。

分娩時間が深夜になったなどの理由で家族に持ってきてもらえない、あるいは陣痛から分娩まで数日かかったので入院バッグが最初から必要になったなど、陣痛バッグと入院バッグを分けない人もいます。

そこで、本記事では陣痛バッグ・入院バッグを明確に分けずに説明します。

出産前:病院・産院などで使うもの

入院するときには、以下のものが必要になります。

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 診察券
  • 印鑑
  • 筆記用具

母子手帳には、妊娠中の記録だけでなく、出産時の様子や状況を記載する欄があります。生まれた赤ちゃんの状態を記録するときにも必要なものですので、入院時は忘れずに産院に持参しましょう。

また、入院先の病院の診察券と、健康保険証もセットで用意しておきます。

印鑑は入院申込書や、退院時の精算の際などに使用します。

病院によってはスタンプ印不可のところもありますので、事前に問い合わせておくか、最初から実印や三文判を用意しておくと良いでしょう。

陣痛時にあると便利なもの

ゼリー飲料や飴などのちょっとしたお菓子、ペットボトル飲料とストロー、テニスボールなど、陣痛の間にエネルギー補給したり痛みを緩和したりできるグッズを持っておくと役に立つでしょう。

分娩のタイミングによっては、食事を食べられないこともあるため、軽食があると便利です。記念に写真や動画を撮りたいのであれば、カメラも用意しておきましょう。

出産後:入院生活に必要なもの

出産後は、退院まで産院から出られないことがほとんどです。陣痛バッグと入院バッグを分けている場合は、家族や知り合いに入院バッグを持ってきてもらうことになります。

入院生活に必要なものは、事前に病院・産院から指示されることが多いですが、一般的なものをリストアップしました

  • 下着
  • シャンプーやスキンケア用品などのお風呂セット
  • カーディガンやパーカーなど、羽織りもの
  • 靴下
  • 歯磨きセット
  • 小銭
  • 洗濯物を入れる袋
  • モバイル充電器、バッテリー
  • マスク、消毒グッズ

出産後は、赤ちゃんと一緒に一週間程度入院することになるため、いずれも複数枚準備しておくと安心です。

洗濯物に関しては、家族に洗濯をしてもらうか、産院のサービスを利用することとなりますので、洗濯物入れがあると便利でしょう。

・産院で用意してもらえるか確認しておきたいもの

「入院先の産院で用意してもらったので必要なかった」という声があるものを集めました。

  • パジャマ
  • 産褥(さんじょく)パッド・ショーツ
  • 清浄綿
  • 母乳パッド
  • タオル
  • 赤ちゃんの肌着や服
  • 紙おむつ
  • おしりふき

出産後には、胎盤がはがれた後の血液や、産道の傷などによって、悪露(おろ)と呼ばれる出血のようなものがあるため、産褥(さんじょく)パッドや産褥ショーツが必要になります。しかし、一時期しか使いませんし、出産したら産院からプレゼントされることが多いため、必要かどうか確認してから購入するのがおすすめです。

母乳パッドが必要なくらい母乳が出るかどうかは出産後に分かることが多いため、こちらも病院でもらえるのであれば、入院中は買わないほうが良いかもしれません。

赤ちゃんの服や紙おむつ、おしりふきも産院から支給される可能性があります。入院中は着替えが多いため、ほとんど短長肌着とおむつのみで過ごすことが多くなります。新生児用の紙おむつはすぐに使わなくなりますので、買いすぎないように注意したほうが良いでしょう。

用意しておくと便利なもの

次は、用意しておくと便利なものを紹介します。こちらも一部は産院にある可能性があるため、確認してみてください。

  • 化粧水や乳液
  • メイク用品
  • ヘアケアグッズ
  • 乳頭クリーム
  • 補正下着(産褥ニッパーなど)
  • 授乳クッション
  • ドーナツクッション

暑い時期には手持ち扇風機や汗拭きシート、寒い時期には保湿クリームやカイロなどもあると快適に過ごすことができるでしょう。

退院するときに必要なもの

退院時に必要になるのは以下のものです。

  • 出産費用(詳しくはこちら
  • (車で帰宅する場合)チャイルドシート
  • ママ・赤ちゃんの服
  • 紙おむつ
  • おしりふき

記念写真を撮りたい方は、赤ちゃんのセレモニードレスを用意してみてはいかがでしょうか。帰宅途中で必要になることがあるため、おむつとおしりふきは必ず持参しましょう。車で帰宅する場合は、チャイルドシートが必須となります。

妊娠中に必要なものについては、「出産準備は「いつから・何を・いくらで」用意するかをリスト化!」でも紹介していますので、あわせて読んでみてください。

入院までの流れ

医師から告げられる出産予定日はあくまで「予定」であり、実際には正期産(妊娠37週0日~妊娠41週6日)に入ったら、いつお産が始まってもおかしくありません。

お産のサインが出てから入院までスムーズに動けるよう、あらかじめ入院までの大まかな流れを押さえておきましょう。

ここでは出産にともなう入院までの基本的な流れを3つのステップに分けて説明します。

ステップ1.お産のサイン

お産が始まるサインは人によってまちまちですが、大きく分けると「おしるし」「陣痛」「破水」の3つがあります。

おしるし

おしるしとは、子宮口が徐々に開いてくる段階で卵膜が子宮内壁からはがれ、粘液に血液がまじったものです。

茶褐色や薄いピンク色のおりものが出た場合、数時間~数日以内にお産となることが多いため、入院に必要なものを手近なところにまとめておきましょう。

なお、おしるしの量には個人差があり、下着に少量つくだけの場合もあれば、月経くらいの量が出てくることもあります。

鮮血やお腹の張り、痛みなどがともなう場合は、陣痛の有無にかかわらず、早めに受診するようにしましょう。

・陣痛

陣痛とは、赤ちゃんを子宮の外に押し出す際に起こる子宮収縮のことです。

子宮の筋肉は一定のペースで収縮を繰り返すため、断続的な痛みを感じるようになります。

最初は痛みも軽く、ペースも不規則ですが、お産が近づいてくるとだんだん痛みと痛みの感覚が狭まり、痛みも強くなってきます。

痛みが10分間隔になったら産院に連絡し、入院セットを持って病院に向かいましょう。

陣痛の間隔が短くなると動くのもつらいので、「陣痛かも?」と思ったら、早めに入院セットを手元に用意しておいたほうが安心です。

破水

赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、中から羊水が流れ出てくる状態のことです。陣痛→破水の順に起こるケースが多いですが、人によっては先に破水が始まることもあります。

破水すると、卵膜の破れたところから雑菌が入り込み、感染症を引き起こすリスクがありますので、陣痛が始まっていなくても産院に連絡し、入院の手続きを開始しましょう。

破水すると断続的に羊水が漏れてくるので、生理用のナプキンなどをして行動するのがおすすめです。

なお、シャワーやお風呂は細菌感染の原因になりますので、破水後は控えるようにします。

ステップ2.病院への移動

自宅から産院への移動手段は、基本的に自分で確保することになります。

自家用車がある場合はすぐに病院に移動できますが、陣痛が始まっている場合、ママ自身が運転するのはリスクが高いので、パパや両親などに運転してもらいましょう。

破水等で車を汚してしまうことがあるので、大きめのシートを敷いておくと良いでしょう。

自宅に車がない場合は、タクシーを利用するのが一般的ですが、場合によっては配車までに時間がかかることもあります。

そのため、タクシーを利用することが決まっている、または利用する可能性がある場合は、あらかじめ「陣痛タクシー」を予約しておきましょう。

陣痛タクシーとは、事前に出産予定日や自宅の住所、入院先の産院などを登録しておくことで、陣痛時にすぐタクシーを手配してもらえるサービスのことです。

陣痛タクシーは24時間365日対応している上、優先的に配車してくれるので、陣痛が起こったときにすぐ病院へ向かうことができます。

利用しなかった場合も特にペナルティなどはありませんので、不測の事態に備え、事前に登録しておくことをおすすめします。

ステップ3.入院手続きをする

お産のサインがあった段階で産院に連絡しておくと、医師や看護師がお産の受け入れに必要な準備を整えておいてくれますので、受付に伝えると、すぐに入院の手続きや分娩室への移動が始まります。

ママだけの場合は、入院手続きは後回しにして、そのまま分娩室に通されるケースがほとんどです。

手続きは、後日パパや両親など身内の方が必要書類を持参して行ってもOKと言うところが多いので、ママは安心して出産に専念しましょう。

出産直前の兆候については「もうすぐ出産…直前の兆候はどんなものがある?当日の流れは?」、立会い出産の体験談は「もうすぐ出産!生まれる前に知っておきたい「立会い出産」のこと」で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。

出産費用支払い時の注意点

出産費用は産院によって異なりますが、厚生労働省「出産育児一時金について」によると、2019年度における正常分娩の出産費用の平均は公的病院で44万3,776円、私的病院では48万1,766円、助産所を含む診療所では45万7,349円となっています。

ただ、出産時には国保や健保などの公的医療保険から1児につき42万円(妊娠85日以上での出産が対象。産科医医療補償制度に加入していない医療機関は40万8,000円)の「出産育児一時金」が給付されるため、出産費用の大半をカバーすることができます。

直接支払制度に対応している産院の場合、あらかじめ代理契約合意文書を取り交わしておけば、窓口での負担を出産育児一時金(42万円)を差し引いた額のみに抑えることができます。

出産費用が42万円に満たなかった場合は、後に公的医療保険の団体(国保なら市区町村役場、健保なら各保険団体)で申請を行い、差額を受け取る必要があります。

一方、直接支払制度に対応していない産院の場合は、窓口で一度出産費用の全額を支払う必要があります。

後日、出産育児一時金の申請を行えば、出産費用の大半は戻ってきますが、一時的にせよ窓口で50万円近い大金を支払うことになりますので、退院までにある程度まとまったお金を用意しておかなければならない点に注意が必要です。

なお、直接支払制度に対応していない産院のなかには、受取代理制度を導入しているところもあります。

受取代理制度とは、産院が患者さんの代理として出産育児一時金の給付を受ける制度のことです。

窓口負担を軽減できるのは直接支払制度と同じですが、受取代理制度を利用する場合は、出産予定日の2ヵ月前以降に、公的医療保険の団体で事前申請を行う必要がありますので、忘れず手続きを済ませておきましょう。

引用元:厚生労働省「出産育児一時金の支給額・支払方法について」、「出産育児一時金等の受取代理制度について」、全国健康保険協会(協会けんぽ)「出産に関する給付

まとめ

おしるしや陣痛、破水などの兆候が現れたら、産院に症状を伝えた上で、入院の手続きを始めることになります。

特に陣痛や破水が始まった場合、痛みやお腹の張りなどでまともに動けなくなることも考えられますので、いつ出産の兆候が始まってもいいように、早い段階から入院の準備を済ませておくことが大切です。

入院準備品として挙げられているものの中に、産院で借りられるものや出産時にプレゼントされるものも含まれていることがあります。確認してから準備を始めるのが良いでしょう。

また、出産費用の大半は出産育児一時金でカバーすることが可能ですが、直接支払制度や受取代理制度を利用しない場合、一時的に窓口で出産費用を全額自己負担することになります。

出産には50万円ほどのお金がかかりますので、直接支払制度および受取代理制度を利用しない場合は、退院までにまとまったお金も用意しておくようにしましょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

【執筆者】
ペンネーム:渡辺みさこ(47Life編集部)
出産・子育て関連の記事が得意で、振袖メディアにも寄稿している40代のママ。プライベートでは小学生の娘がいる。