結婚を決めるタイミングはいつ?ゴールインが叶う最適な時期とは

結婚を決めるタイミングはいつ?ゴールインが叶う最適な時期とは

恋人との付き合いが長くなると、結婚を意識しつつも相手に切り出すタイミングがわからない、という方もいるでしょう。

お付き合いしている男女が結婚を決めるタイミングは、人によってさまざまです。全体的には、交際から2〜3年を目安に、男性側は仕事や経済力が安定してくる時期、女性側は出産のことを考え30歳前に結婚したいと考えるケースが多いようです。

この記事では、結婚を決めるタイミングについて男女別に解説するとともに、タイミングを逃さないポイントを紹介します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

みんなはどんなタイミングで結婚している?

結婚したカップルは、どれくらいの交際期間で、またどれくらいの年齢から、結婚を意識しているのでしょうか。国立社会保障・人口問題研究所「2015年 社会保障・人口問題基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の結果は次のとおりです。

男女の平均初婚年齢は時代と共に晩年化し、結婚までの交際期間も伸びてきています。近年の調査結果を見ると、男性は30歳直前、女性は27歳〜29歳で結婚を意識するようです。

男性は30歳頃から仕事に脂が乗り始め、経済的にも安定してくる頃です。恋人がいるなら、そろそろ結婚して家庭を持ちたい、と考える時期なのではないでしょうか。

女性にとっても、20代後半〜30代はキャリア形成に大切な時期ですが、出産を希望している場合、「30歳までに結婚したい」という思いも出てくるのでしょう。

結婚までの平均交際期間は4.3年です。プロポーズから入籍や結婚式まで1年程度かかると考えると、結婚を切り出すタイミングは交際から2〜3年程度が目処になっているようです。

結婚を決意するタイミングは男女によって異なる

男性と女性では、結婚したいと思うタイミングが異なる傾向があります。

ここでは、男女それぞれが結婚を決意する瞬間や、結婚に踏み切れない理由について紹介します。

■男女別:結婚を決めようと思う瞬間

男性、女性ともに結婚したいと思う瞬間は、それぞれ大きく4つ挙げられます。

・男性が結婚を決意する瞬間

男性が結婚を決める主な理由として、次の4つが挙げられます。

  • 仕事や収入が安定したとき
  • 周囲に既婚者が増えたとき
  • 遠距離恋愛になるとき
  • 子どもを授かったとき

男性は「家族を養う」という意識が強い人が多いため、仕事が安定し、経済的な余裕ができるタイミングで結婚を考える傾向があるようです。

仕事が安定する時期になると、会社の同僚や友人など、周囲に既婚者が増え、「自分もそろそろかな」と思うケースもあります。

また、自分の転勤により遠距離恋愛になるタイミングで結婚を決める男性もいます。仕事を持った社会人同士の遠距離恋愛は、忙しさによるすれ違いで、なかなかうまく行かない傾向にあります。気持ちが離れてしまうのでは、という不安から「この機会に結婚したほうが良いのでは」という考えになるようです。

このほか、以前から結婚を意識しながらも、なかなか切り出せずにいた男性の場合、彼女の妊娠をきっかけに結婚を決めるというパターンもあります。

・女性が結婚を決意する瞬間

続いて、女性が結婚を決める瞬間について見ていきましょう。

  • 付き合うときから結婚しようと決めていた
  • 妊娠・出産のことを考えたとき
  • 相手を生涯の伴侶として信頼できると確信したとき
  • 親しい友人が結婚したとき

女性の場合は、付き合いはじめの時点で相手との結婚を意識している人が多いようです。結婚を前提とした交際を続けながら、男性からのプロポーズを待っている、というパターンです。

また、「子どもが欲しい」という理由から、出産適齢期など、年齢のことを考えて結婚を決める女性もいます。

交際を経て、人生を共にするパートナーとして「彼とならやっていける」と思えるような相手だと確信したときに、結婚を決めるパターンもあります。結婚という人生の岐路で、相手を決めるのは重大な選択です。本当に信頼できる相手、明るい未来を想像できる相手かどうかは大切な判断基準です。

このほか、いつも遊んでいる親しい友人や幼馴染が結婚したときに「自分も結婚したい」と感じる女性もいるようです。

■男女別:結婚に踏み切れない理由

一方、結婚を意識しつつも、なかなか踏み切ることができないカップルもいます。男性と女性では、結婚に踏み切れない理由も異なるようです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・男性が結婚に踏み切れない理由

男性が結婚に踏み切れない理由は、主に次の4つです。

  • 経済的に余裕がない・不安がある
  • 彼女と一生を共にできるかどうか悩んでいる
  • 彼女との結婚生活がイメージできない
  • 子どもを授かることに自信がない

男性は仕事の安定や経済的ゆとりがないと、結婚を考える余裕が生まれにくい傾向にあります。結婚にはさまざまな費用がかかります。たとえば結婚指輪や結婚式の費用、新婚旅行の費用、新居への引っ越し費用など、ある程度まとまったお金が必要です。

子どもを授かる・授からないにしても、家庭を持ち安定した生活を築いていくためには、それなりの経済力が必要だと考える人が多いようです。

また、彼女のことは好きだけれど、結婚後の仕事についての考え方、生活習慣、金銭感覚などの相違で結婚に踏み込めない、結婚生活がイメージできないというケースもあります。生涯を共にする伴侶として、本当に彼女でいいのだろうか、もっと良い人が現れるかもしれない、といった迷いがある場合もあります。

また、彼女が子どもを望んでいる場合、子どもを授かることに自信がない、父親になることに不安を感じるなどの理由で結婚を決意できない人もいます。

・女性が結婚に踏み切れない理由

女性が結婚に踏み切れない主な理由としては、次の4つが挙げられます。

  • 仕事優先の生活を続けたい
  • 相手の家族とうまく付き合っていく自信がない
  • 相手の経済力に不安がある
  • 子どもを産むことに消極的

家庭における妻・母の役割はまだまだ大きく、仕事を優先する女性にとって、結婚はハードルの高い決断のようです。相手が共働きに協力的な男性であっても、子どもを授かれば、女性はどうしても仕事を休む期間が長くなってしまいます。これからもキャリアを積んでいきたい、と考えている間は、なかなか結婚には踏み切れないと考える人もいるでしょう。

嫁姑問題をはじめとした、相手の家族との関係に不安を抱く女性も少なくありません。お互いの家庭環境があまりにも違う場合は、相手の家族のなかに入っていけるかどうか、自信を持てないケースもあります。

このほか、相手の経済力でお金に困らない結婚生活を送れるか不安、相手は子どもを欲しがっているけれど自分は消極的など、男性側と同じく、経済的な面や子どもについての考え方の相違で結婚を決められないパターンも多いようです。

準備も大切、勢いも大切

結婚後も2人が上手くいくように、お互いの仕事や生活習慣、子どもについての考え、経済的なことを全てクリアしてから結婚したい、と思う方は多いでしょう。

もちろん、結婚にあたって、そういった準備をすることは大切です。しかし、結婚のタイミングを逃さないためには、ある程度踏ん切りをつけて結婚を決める「勢い」も必要です。

「完璧な状態で結婚」することは、どのようなカップルでも難しいものです。至らない部分はカップルによってさまざまですが、結婚してからようやくわかることはたくさんあります。夫婦になってから、お互いを尊重しつつ調整していくことが大切です。

結婚のタイミングを逃さないためにできること

結婚は、お互いがその気にならなければできないものです。

結婚のタイミングを逃さないためには、2人で共通の目標を設定し、結婚への意識を合わせていくことが大切です。

たとえば「結婚への目標額を決めて2人で貯蓄する」、同棲をしている場合は、「2年以内に結婚すると期限を切る」など、結婚について具体的に考え、話し合うようにしましょう。

また、結婚したいタイミングがなかなか合わない場合は、結婚を希望している側が、相手を結婚に向けて力強く引っ張っていくことも重要です。相手がその気になるまで待っているだけでは、結婚に最適なタイミングを逃してしまうかもしれません。

進展がなければ、「別れる」という選択肢もあり得ます。後悔がないよう、お互いの気持ちを整理したうえで、先のことについて正直に話し合いましょう。

すでに結婚のタイミングを逃してしまったと思っている方は、自分の気持ちを整理して、結婚に対する考え、相手への想いなどを正直に伝えることから始めてみてください。

まとめ

晩婚化が進む昨今、男性は30歳直前、女性は27歳〜29歳で結婚する、または結婚を意識する人が多いようです。

男性は経済的な安定や周囲が家庭を持つようになったとき、女性は出産する年齢を考えたり相手への信頼度が高まってきたときに結婚を決意する傾向があります。

結婚を決めるタイミングは人それぞれです。お違いの結婚したいタイミングがなかなか合わない、という場合は、それぞれの価値観や考えを尊重したうえで、結婚について正直に話し合うことをおすすめします。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社ぱむ