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「将来のために今からお金を増やしておきたい」、「貯蓄があまりないから将来が不安」などお金に関するお悩みを抱えていませんか?
なんとなく「お金が増えないかな」と考えているだけだとお金は貯まりません。
この記事では、お金の増やし方について「収入」「節約」「投資」3つに分けて詳しく解説します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
※ 本記事では、一般的な例を記載しています。本記事で言及している保険商品・保障内容等について、当社では取扱いの無い場合がございます。
詳細は取扱いのある金融機関にお問合わせください。
まずは目的や目標を設定することからはじめよう
まずは、なぜお金を増やしたいと思ったのか、明確な目的や目標を設定してみましょう。
結婚資金、子どもの進学、マイホームの購入、老後の備えなど、具体的なライフイベントを挙げることで、必要な金額や期間が見えてきます。
ここでは、それぞれの目的・目標でお金を増やしたい場合について説明します。
結婚資金のため
結婚を考えているのであれば、結婚式、結婚指輪、新居の引越費用などのお金がかかります。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022」によると、「貯金していた」と答えた人は87.5%で、結婚費用のための夫婦の貯金総額平均は336.6万円でした。[参考1]
都道府県別の結婚式・結婚指輪・新婚旅行の費用については、こちらの記事で紹介しています。
【ジューンブライド】47都道府県、結婚式にいくらかかった?
【ジューンブライド】47都道府県、結婚指輪は買った?いくらかかった?
【新婚旅行シーズン】行先は国内?海外?費用はいくらかかった?
参考1:リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2022調べ」
子どもの教育費のため
子どもの教育費が足りない場合、必要な時期までに必要な金額を用意しなくてはなりません。学資保険や奨学金、教育ローンなどを利用する方法もありますが、子どもの教育費が必要な時期まで、まだ時間があるときは次項以降で詳しく解説しますが、「収入を増やす方法」「節約して増やす方法」「投資して増やす方法」を活用してお金を増やしましょう。
教育費がいつまでにいくら必要かについては、「子育て世帯の貯蓄はいくら必要?子どもの教育費総額と貯蓄のコツとは」でも詳しく説明しています。
老後資金のため
公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、夫婦2人が老後生活を送るうえで必要な生活費の平均は月々約22万1,000円となっています。[参考2]
また、同調査では、老後にゆとりある生活を送るうえでは、さらに約14万円が必要という回答が最多となっています。
老後資金を貯めるためには、今からiDeCoや個人年金保険などで備えておきましょう。
老後資金が具体的にいくら必要になるかは、「老後資金はいくら必要?年金だけでは足りない?金額の目安や備える方法について」で詳しく解説しています。
参考2:公益財団法人 生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」
収入を増やす方法
目的を設定し目標を立てたら、必要なお金をどのように増やしていけばよいのか考えてみましょう。ここでは、収入を増やす方法として2つ紹介します。
転職を検討してみる
現在の収入が低い、あるいは給与がなかなか上がらない場合は転職を視野に入れるのもひとつの選択肢です。今よりも年収が高い会社へ転職できれば、収入を増やすことができます。
転職する際には、自身の持つスキルや知識の棚卸し、譲れない条件の洗い出し、業界や市場の情報収集などをしっかりと行っておきましょう。
副業を考えてみる
就業規則で副業が禁止されていない場合、副業で収入を増やす方法もあります。インターネットの普及により、アフィリエイトやフリマアプリなど自宅でできる副業も増えています。終業後や休日に余裕があれば、アルバイトや業務委託の副業をしてみてもよいでしょう。
会社員におすすめの副業について、詳しくは「会社員におすすめの副業は?始め方や注意点を解説!」を参考にしてみてください。
節約して増やす方法
副業が禁止されていたり、すぐに転職するのが難しかったりする場合は、収入自体を増やすのは難しいかもしれません。そのような場合は、ここで紹介する支出を抑える方法を試してみましょう。
固定費を見直す
固定費とは、定期的に一定金額の支出が発生する費用のことです。例えば、家賃や通信費、光熱費などが含まれます。今よりも家賃が安い家への引っ越しを検討したり、格安スマホに乗り換えたりするなど、固定費の見直しを行い費用の節約につなげましょう。
ガスや電気の料金プランには、夜間利用分や特定の暖房器具を使っている家庭の料金が安くなるものもあります。電気料金の安い電力会社への乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。
収入と支出を見直す
収入はいくらあって、どれくらいの余裕があるのか。また、どのような場面でいくらお金を使っているのかを把握するだけで、不要な支出が洗い出され、節約すべきポイントが分かります。
支出を把握しやすくする方法として、キャッシュレス決済の利用もおすすめです。
キャッシュレス決済を利用すれば、毎月何にいくら使ったのか、履歴を見ればすぐに分かります。また、お店によってはポイントやキャッシュバックなど様々な特典やキャンペーンがついてくるところもありますので、上手に活用していきましょう。
あらかじめ上限額を決めておくチャージ型のキャッシュレス決済なら、お金の使いすぎを予防しながら、節約につなげることができます。
自炊を心がける
現在、外食が多い人は、自炊を心がけてみましょう。外食だと1食1,000円程度かかっていたものが、自炊に切り替えることで数百円程度に抑えることも可能です。
保険を見直してみる
加入中の保険の保障内容やプランを見直すのも一つの節約の方法です。しかし、節約のためといって、安易に解約や転換などをしてしまうと、必要な保障が無くなってしまう恐れがあります。万一があったとき、必要な保障が無ければ貯蓄を減らしてしまいますし、遺族が生活に困ってしまうといった事態になりかねませんので、今のライフスタイルに合った保険に加入することが重要です。
独身の頃や子どもが小さい時に加入した保険は、今のあなたには保障額が足りないもしくは多すぎるかもしれません。現在の自分に最適なプランへと見直すことで、保険料を抑えられる可能性もあります。
投資して増やす方法
お金を増やしたい場合、投資して増やす方法もあります。もちろん、必ず増えるわけではありませんが、それぞれにメリットがありますので以下で解説します。
つみたてNISA
つみたてNISAとは、国の税制優遇制度で、長期積立投資の利益が非課税になる制度です。掛金は自分で決められ、貯金する感覚で毎月積み立てられます。
NISAを活用している実態については、「【NISA】47都道府県、NISAを活用しているのはどこ?月々の掛金は?」もぜひご覧ください。
iDeCo
iDeCoとは、公的年金とは別に給付を受けられる私的年金制度です。つみたてNISAのように毎月積み立てて、原則60歳以降に年金として受け取れます。
都道府県別のiDeCo平均掛金は、「【iDeCo】47都道府県、iDeCoを活用しているのはどこ?月々の掛金は?」を参考にしてみてください。
不動産投資
資金に余裕がある場合は、不動産投資もおすすめです。
不動産投資とは、投資した不動産を他人に貸すことで、賃料収入を得ることです。不動産を入手する元手は必要になりますが、毎月一定金額を得られます。
FX
FXは「Foreign Exchange」の略で、日本語では外国為替証拠金取引を指します。為替差額を利用して投資する方法で、レバレッジと呼ばれる「少ない元手で大きくかけられる仕組み」があるため、元手資金が少なくても大きな利益を狙えるメリットがあります。
株式投資
株式投資とは、株式を購入することで株主優待や配当金を目的に運用したり、株式売買による利益などを目的とした投資方法です。
日本株式だけでなく、海外株式に投資することもできます。
お金を増やすためのポイントや注意点
お金の増やし方について説明してきましたが、次にお金を増やすためのポイントや注意点について解説します。
なるべく借金はしないようにする
借金はもとより、クレジットカードによる分割払いやリボ払いにも注意が必要です。分割払いは借金という意識が低いかもしれませんが、手数料によって本来より支払いが増える可能性もあります。
確定申告が必要となる場合がある
副業や投資でお金を増やす場合、確定申告が必要になる可能性があります。特に2か所以上から収入を得ている場合や、副収入が20万円を超える場合は注意しましょう。
投資する際にはリスクを把握しておく
投資でお金を増やそうと検討する場合、リスクについても正しく学んでおく必要があります。利益を狙える投資では、それと同じだけのリスクがつきもの。投資を始める前に、どういったリスクがあるのかを把握しておくことが大切です。
長期的なスケジュールを立てておく
老後の資金や教育費など、将来のためにお金を増やしたいと考えた時に、短期間でお金を増やすのはなかなか難しいものです。
目標・目的に向けて、いつまでにいくら必要になるのか、どうやってお金を増やせばよいのか、長期的にスケジュールを立てましょう。
初期費用や維持費について把握しておく
特に不動産投資では、不動産の購入費用や維持費がかかります。毎月一定の収入は得られますが、費用として出ていく分があることも理解しておきましょう。
貯蓄を守るために保険の加入や見直しを検討しよう
お金を増やしたいなら、まずはすぐにできるところから始めるのがおすすめです。身近な部分では、保険への加入や見直しから始めてみましょう。
保険の中には、満期保険金や解約払戻金などがある貯蓄タイプの商品や、保険料を資産運用できる商品もあります。自分に合った保障の保険を選び、将来のための備えをしましょう。
自分に合う保険がわからないときは、フコク生命の「かんたん検索」をご利用ください。
また、どんな保険があるのか知りたいときは、フコク生命の「保険商品一覧から選ぶ」が便利です。
なお、生命保険料控除を利用することで節税効果が期待できます。
保険料控除に関する詳しい情報は、「生命保険料控除とは?限度額や計算方法をわかりやすく解説!」をご確認ください。
まとめ
「お金を増やしたい」と思ったら、まずは目的や目標を立てることからはじめましょう。その上で、ここで紹介した「収入を増やす」「節約して増やす」「投資して増やす」の3つのお金の増やし方を試してみましょう。
この中でもすぐにできる方法は、「節約してお金を増やす」方法です。まずは加入中の保険の見直しや貯蓄性のある保険への加入などを検討しましょう。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
※ 本記事では、一般的な例を記載しています。本記事で言及している保険商品・保障内容等について、当社では取扱いの無い場合がございます。
詳細は取扱いのある金融機関にお問合わせください。
【FP紹介文】
大木千夏(おおき ちなつ)
独立系FP、金融ライター。もともとは臨床検査技師として病院に勤務、その後フリーランスライターとして独立した。ライターとして活動するうち、金融業界に興味を持ちAFP取得後、独立して横浜に事務所開設。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP。