一人暮らしの貯蓄額はいくら?平均額や貯蓄する方法、注意点についても紹介

一人暮らしの貯蓄額はいくら?平均額や貯蓄する方法、注意点についても紹介

期間限定キャンペーン中!

一人暮らしをしている、これから一人暮らしを始めるといった場合に気になるのが、一人でどのように貯蓄していくかという点です。特に一人暮らしの場合、もしも病気やケガで働けなくなったときに備えて貯蓄しておくと安心でしょう。

この記事では一人暮らしの貯蓄額や貯蓄する方法、注意点について紹介します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

一人暮らしの貯蓄額の平均

一人暮らしの貯蓄額の平均は871万円です。しかし、貯蓄額は次のとおり年齢と年収で異なります。[参考1]

参考1:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果

1. 年齢別貯蓄額の平均

年齢別の貯蓄額の平均は次のとおりです。[参考1]

 貯蓄がない(%)100万円未満(%)100万円~300万円未満(%)300万円~500万円未満(%)500万円~1,000万円未満(%)1,000万円~(%) 平均(万円)
20歳代42.122.617.97.26.22.4176
30歳代32.418.514.27.710.813.6494
40歳代35.814.810.89.05.920.1657
50歳代39.611.59.94.98.522.41,048
60歳代28.5810.06.310.833.91,388
70歳代28.35.28.27.613.635.71,433

20歳代の貯蓄額がもっとも低く、年代が高くなるにつれて貯蓄額も高くなっています。一方、50歳代であっても貯蓄がないと回答した人は39.6%でした。50歳代であっても約2.5人に1人が貯蓄がないという状況です。

参考1:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果

2. 年収別貯蓄額の平均

年収別にみた貯蓄額の平均は次のとおりです。[参考1]

 貯蓄がない(%)100万円未満(%)100万円~300万円未満(%)300万円~500万円未満(%)500万円~1,000万円未満(%)1,000万円~ (%)平均
(万円)
300万円未満38.315.312.16.38.717.2682
300~500万円未満25.213.714.99.512.622.5796
500~750万円未満156.512.510.59.542.51,988
750~1,000万円
未満
12.82.62.62.615.464.13,054
1,000~1,200万円
未満
16.705.65.6072.24,428
1,200万円
以上
33.36.700053.33,984

年収が高くなるにつれ貯蓄額も多くなる傾向にあります。特に年収「300~500万円未満」から年収「1,000〜1,200万円未満」までは、年収の階層が上がる度に1,000万円も貯蓄額が増えていっています。そして、「1,000~1,200万円未満」でピークを迎え、「1,200万円以上」で減少に転じています。

参考1:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果

一人暮らしにかかる費用はどれくらい?

一人暮らしにかかる費用はどれくらいなのでしょうか。家賃の平均と生活の平均を解説します。
一人暮らしの初期費用や毎月の出費を知りたい方は「ひとり暮らしの初期費用や毎月の出費は?万一に備えた貯蓄や投資で将来に備えよう」もぜひ参考にしてください。

1. 家賃の平均

東京都が発表している「平成30年住宅・土地統計調査」によれば、1ヵ月あたりの家賃の全国平均は5万5,695円です。[参考2]

しかし、家賃の平均は地域によって異なります。例えば東京都であれば1ヵ月あたりの家賃の平均は8万1,001円と全国でもっとも高くなっています。一方、鹿児島県は平均3万7,863円と全国でもっとも低くなっています。さらに、家賃は間取りや駐車場の有無、住む場所の利便性によっても異なるため、3万円を下回る物件に住んでいる方もいるかもしれません。

一般的に家賃は収入の2割以下が理想とされているため、自分の年収に応じた家賃の物件に住むとよいでしょう。

参考2:東京都「平成30年住宅・土地統計調査

2. 生活費の平均

生活費は食費、住居費、光熱費、水道費といった項目に分けられます。一人暮らしの場合の生活費の平均は次のとおりです。[参考3]

  • 食費:43,276円
  • 住居費:23,322円
  • 光熱費・水道費:13,098円
  • 家具・家事用品:5,613円
  • 被服および履物:5,280円
  • 保健医療:7,441円
  • 交通・通信費:19,344円
  • 教養娯楽:18,700円
  • その他の消費支出:25,678円
  • 合計:161,752円

食費、光熱費、水道費など平均生活費の合計は16万1,752円でした。

参考3:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要」p15

一人暮らしを始めるのに必要な費用はどれくらい?

一人暮らしを始めるには引っ越し費用や入居先の敷金・礼金、家具や家電の購入費用が必要です。そのため、一人暮らしを始めるときには以下のような費用をまかなう貯蓄が必要です。

項目費用
引っ越し代10万円程度
敷金・礼金家賃の2ヵ月~3ヵ月分
初月の家賃家賃1ヵ月分
鍵交換・クリーニング代10万円程度
賃貸の火災保険料1万円~2万円程度
家具・家電購入10万円〜20万円程度
初月の生活費10万円程度
合計40万円~50万円+家賃3ヵ月〜4ヵ月分

このように一人暮らしを始めるには、40~50万円の費用に加えて、数ヵ月分の家賃が必要です。少しでも費用を抑えるには、引っ越しシーズンを避ける、敷金・礼金なしの物件を探すといった方法が挙げられます。

また、ケガや病気で働けなくなったといった万が一のケースに備えて、生活費の3ヵ月分を目安に貯蓄をしておくのがおすすめです。例えば生活費が10万円であれば、一人暮らしを始める費用に加えて30万円を貯蓄しておくと安心できるでしょう。

貯蓄するには手取り収入の何割を目安にすると良い?

貯蓄を始める場合は、収入に応じた貯蓄額を目安にしましょう。一人暮らしの世帯の1年間の手取り収入に対しての貯蓄割合は次のとおりです。[参考1]

 5%未満(%)5~15%未満(%)15~25%未満(%)25~35%未満(%)35%以上(%)貯蓄しなかった(%)平均(%)
全体5.325.011.37.311.439.713
300万円未満6.921.18.34.67.651.39
300~500万円未満4.935.716.310.712.32016
500~750万円未満1.828.214.18.827.619.423
750~1,000万円未満2.920.517.626.423.58.826
1,000~1,200万円未満013.413.313.326.733.323
1,200万円以上010020403033

全体平均で手取り年収に対して13%を貯蓄していることがわかります。例えば手取りで年間500万円を受け取っている場合、年間で約78万円、毎月約6.5万円を貯蓄していることになります。賞与がある方は賞与を貯蓄に回してもよいでしょう。
どれくらい貯蓄をしていいのかがわからない場合、年収に対して約13%を目安とするのがおすすめです。

一方、300万円未満の場合、平均の貯蓄率を下回っているため、約13%ではなく9%を目安とします。例えば、年収250万円であれば22.5万円を貯蓄するとよいでしょう。

参考1:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果

一人暮らしで上手に貯蓄をする方法

一人暮らしで上手に貯蓄をするためにおすすめの方法は次のとおりです。

1. 家計簿をつける

家計簿をつけることで収支の流れが把握できるため、どの程度貯蓄に回せるかを判断できます。また、家計簿をつけることで、自分が何にいくら使ったかをすぐに把握できるため、無駄遣いの防止につながるでしょう。

家計簿をつけるときの注意点などは、「家計簿に必要な項目とは?家計簿をつける際のポイントなども徹底解説!」をご確認ください。

2. 毎月に貯蓄する金額を最初に引いておく

毎月貯蓄する金額を最初に引いておく貯蓄方法は「先取り貯蓄」として知られています。「先取り貯蓄」で貯蓄をするには、複数の口座を分けることが大切です。口座は次の3つに分けましょう。

  • 給与受取用口座:給与の受取りと生活費用の口座
  • 貯蓄用口座:貯蓄用の口座
  • 緊急時用口座:冠婚葬祭をはじめ急な出費に備えた口座

給与が給与受取用口座に振り込まれたら、使う前に貯蓄する分を引き出して、貯蓄用口座に移します。貯蓄用口座の目的は貯蓄なので、貯蓄用口座に入っているお金には手を付けないようにしましょう。

3. 電気代やガス代を見直す

生活費のなかでも電気やガスは毎月一定額が発生するため、固定費として扱われています。固定費を見直すことで、削減した分を貯蓄にまわすことが可能です。例えば、電気やガスであれば契約している会社以外のプランを確認してみましょう。なかには電気とガスをセットで契約することで、料金を抑えられるケースもあります。

4. キャッシュレス決済に統一する

キャッシュレス決済は現金支払いと異なり、いつ、何に、いくら使ったかをアプリやサイトで確認できるため、家計管理がしやすいというのが特徴です。キャッシュレス決済と現金支払いが混在しているのであれば、キャッシュレス決済に統一することで、より家計管理がしやすくなります。

また、キャッシュレス決済であれば支払い額に応じたポイントが付きます。しかし、ポイントが付くからといって不要な物まで購入してしまうと、貯蓄にまわすお金が減っていってしまう可能性があるので注意しましょう。

5. 〇〇貯蓄を試す

貯蓄にはさまざまな方法があります。例えば、次のような貯蓄方法が広く知られています。

貯蓄方法方法
500円玉貯金500円玉を決まったペースで溜めていく
おつり貯金受け取ったおつりを貯蓄にまわす
つもり貯金・買いたい物を我慢してその分を貯蓄する
・普段よりも安く購入できたときの差額を貯蓄する

このような貯蓄方法を試してみて、自分に合った方法で貯蓄していくのもおすすめです。いずれの貯蓄方法を試す場合も達成しやすい目標を設定するようにしましょう。無理な目標を設定してしまうと途中で諦めてしまうかもしれません。

500円玉貯金については、「500円玉貯金はどうやればいい?メリットや貯めるコツ・ポイントについて詳しく紹介」を参考にしてください。

6. 保険を見直す

見直すことで貯蓄につながる固定費が保険料です。保険の見直しは、就職や引っ越しなど、ライフスタイルが変化したタイミングがおすすめです。保険を解約すれば節約になる一方、万一が起こってしまうと困る可能性もあります。加入している保険が必要な保障となっているかどうかを考える必要があるのです。

例えば、一人暮らしを始めた頃はあまり貯蓄が無い方が多いでしょう。それでも、突然のケガや事故による入院等が起こる可能性はあります。医療保障や就業不能保障を準備しておくのがおすすめです。

とはいえ、ご自分で必要な保障額を計算するのはなかなか難しいものです。フコク生命では、将来のリスクに対する備えについて、公的保障を含めた収支シミュレーションをもとにご説明をしています。あなたに合った保障を知りたい方は、ぜひこちらからお問合わせください。

一人暮らしの人におすすめの貯蓄方法

一人暮らしで貯蓄する方法はNISAをはじめ、次のとおりです。

  • NISA・つみたてNISA
  • iDeCo
  • 投資信託

いずれも少額から投資できるため、一人暮らしを始めたばかりの人であっても安心してスタートできます。

1. NISA・つみたてNISA

NISA・つみたてNISAは少額からでも投資を行える非課税制度です。NISA、つみたてNISAそれぞれの非課税投資枠と非課税期間は次のとおりです。[参考4]

 非課税投資枠NISA非課税期間つみたてNISA
非課税投資枠新規投資額で毎年120万円が上限最長5年間新規投資額で毎年40万円が上限
非課税期間最長5年間最長20年間

なお、NISA、つみたてNISAともに投資可能な期間は2023年までです。2024年からは新NISAの運用がスタートします。これまではNISA、つみたてNISAどちらかの口座しか開設できませんでしたが、新NISAではつみたて投資枠、成長投資枠として併用が可能になります。それぞれの投資枠の詳細は次のとおりです。[参考4]

種類つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠120万円240万円
非課税期間無期限化無期限化

つみたてNISA、新NISAのつみたて投資枠で取り扱われているのは、長期積立・分散投資に適した商品です。そのため、比較的安定した運用ができる傾向にあります。また、積み立てを目的としているため、株式投資のように売り買いのタイミングを見極める必要がありません。

NISAについては、「【NISA】47都道府県、NISAを活用しているのはどこ?月々の掛金は?」でも詳しくご紹介しています。

参考4:金融庁「NISAとは?

2. iDeCo

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、公的年金とは別に給付を受けられる私的年金制度です。iDeCoでは自分で拠出した掛金を自らが運用して、資産を形成します。iDeCoは私的年金制度のため、原則60歳にならないと資産を引き出すことはできません。しかし、掛金が全額所得控除されるというメリットがあります。[参考5][参考6]

iDeCoについては、「【iDeCo】47都道府県、iDeCoを活用しているのはどこ?月々の掛金は?」の記事もぜひご確認ください。

参考5:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴
参考6:iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)のイイコト

3. 投資信託

投資信託とは株式や債券などの運用を、運用のプロであるファンドマネージャーに任せられる金融商品です。投資信託は短期で考えるとマイナスになってしまうかもしれません。一方、老後資金のように長期で考えると、マイナスになるリスクを減らせる可能性があります。

投資信託は、当面の生活資金を確保して余剰資金で運用することで、もしもマイナスになってしまったときでも生活に大きな影響を及ぼしません。

一人暮らしで貯蓄を始めるときの注意点

一人暮らしで貯蓄を始めるときは、無理のない範囲で進めていきましょう。一人暮らしで貯蓄を始めるときの注意点は次のとおりです。

1. 無理な金額設定はしない

冠婚葬祭や家具や家電の買い替えなど、万が一の出費を見越した金額設定がおすすめです。大きな出費を考慮せず無理な金額を設定してしまうと、食費などを切り詰めることになりストレスが溜まってしまいます。無理な金額設定はお金ではなくストレスを溜める原因なので、実現可能な金額設定を心がけましょう。

2. 目標額を明確化しておく

目標額が明確化されているほうが貯蓄を進めやすくなります。目標額を決めるときは、何故貯蓄をするかをはっきりさせておきましょう。そのためには、老後資金やマイホーム購入費用といったように将来必要になるであろう費用を書き出します。その後、いつまでにいくら必要なのかをスケジュールに落とし込んで、目標額を設定しましょう。

まとめ

一人暮らしの方の貯蓄の平均額は871万円です。しかし、年齢や収入によって貯蓄額は異なるため、自分の年齢や収入に応じた無理のない貯蓄を心がけましょう。例えば、年収をベースに考えるのであれば、年収に対しての約13%を貯蓄の目安とします。

一人暮らしで上手に貯蓄をするには、家計簿の作成やキャッシュレス決済への統一、電気代やガス代の見直しだけでなく、保険も見直してみましょう。老後資金のための貯蓄を検討しているのであれば、個人年金保険への切り替えがおすすめです。

一人暮らしで貯蓄をするときは、無理のない金額設定で、目標額をはっきりさせた上でスタートしましょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ