行きたくない飲み会、どう断る?角を立てないフレーズと自分を大切にする考え方

行きたくない飲み会、どう断る?角を立てないフレーズと自分を大切にする考え方

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職場や友人から飲み会に誘われたとき、「本当は行きたくないけれど、断りづらい」と感じることはありませんか。

飲み会に参加すれば人間関係が円滑になる場面もありますが、毎回無理に参加していると、時間やお金だけでなく、心身への負担も大きくなります。特に職場の飲み会では、「断ると付き合いが悪いと思われるのでは」「評価に響くのでは」と不安になる方もいるでしょう。

この記事では、飲み会に行きたくないと感じる理由や、罪悪感を手放す考え方、角が立ちにくい断り方のフレーズを紹介します。断れなかった飲み会を乗り切るコツも解説するので、無理なく人間関係を保ちたい方はぜひ参考にしてください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

「飲み会に行きたくない」と感じる理由

飲み会に行きたくないと感じるのは、決して珍しいことではありません。

仕事終わりや休日に飲み会の予定が入ると、プライベートの時間が減ってしまいます。ゆっくり休みたい日や、自分の趣味、家族との時間を大切にしたい日もあるでしょう。

また、飲み会にはお金もかかります。会費や交通費、二次会の費用まで考えると、家計に負担を感じる方も少なくありません。さらに、職場の人間関係に気を遣うことも、飲み会を負担に感じる理由のひとつです。上司や先輩との会話に気を配ったり、場の空気を読んだりすることに疲れてしまう方もいます。

このように、飲み会に行きたくない理由は人それぞれです。自分だけがわがままなのではなく、多くの人が同じような悩みを抱えています。まずは「行きたくない」と感じる自分を責めず、その気持ちを受け止めることが大切です。

「断ると嫌われる?」罪悪感を手放す考え方

飲み会を断るときに、多くの人が気にするのが「嫌われるのではないか」「職場で気まずくなるのではないか」という不安です。しかし、飲み会への参加は本来、強制されるものではありません。歓送迎会や部署全体の親睦会など、参加したほうが良い場面もありますが、すべての飲み会に無理して参加する必要はないでしょう。

大切なのは、断ること自体ではなく、普段の関わり方です。日中の業務で誠実に対応し、必要なコミュニケーションを取れていれば、飲み会を断っただけで信頼関係が大きく崩れることは多くありません。

ここでは、飲み会を断る罪悪感を軽くする考え方を紹介します

1.断っても会社員としての評価は下がらない

飲み会を断ると、「付き合いが悪いと思われるのでは」と不安になる方もいるでしょう。

しかし、会社員としての評価は、基本的には日々の仕事ぶりや成果、勤務態度、周囲との連携によって判断されるものです。飲み会に参加することが、評価に直結するわけではありません。

もちろん、職場の文化によっては飲み会を重視する雰囲気が残っている場合もあります。そのような環境では、毎回断るのではなく、節目の会だけ参加するなど、バランスを取ることも必要です。

「断ったら評価が下がる」と必要以上に思い込む必要はありません。普段の仕事で信頼を積み重ねていれば、飲み会に参加しない日があっても、過度に心配しなくて良いでしょう。

2.大切なのは「日中のコミュニケーション」

人間関係を築く上で大切なのは、夜の飲み会だけではありません。むしろ、日々の業務中のコミュニケーションのほうが、信頼関係に大きく関わります。挨拶をする、報告・連絡・相談を丁寧におこなう、困っている人がいれば声をかけるなど、普段の行動の積み重ねが周囲からの印象を作ります。

飲み会に参加しなくても、日中にきちんと関わっていれば、「話しづらい人」「協調性がない人」と見られにくくなります。反対に、飲み会には参加していても、普段の仕事で連絡が遅かったり、周囲への配慮が足りなかったりすれば、信頼は得にくいでしょう。

飲み会を断ることに罪悪感がある場合は、「普段のコミュニケーションを丁寧にする」という意識を持つことが大切です。

3.優先順位を明確にして心に余裕を持つ

飲み会を断れない背景には、「相手にどう思われるか」を優先しすぎているケースがあります。周囲への配慮は大切ですが、自分の時間やお金、体調を犠牲にしてまで参加し続けると、心に余裕がなくなってしまいます。

まずは、自分が何に時間とお金を使いたいのかを整理してみましょう。家族との時間を大切にしたい、資格の勉強を進めたい、体を休めたい、貯蓄を優先したいなど、人によって優先したいものは異なります。

自分の軸が明確になると、飲み会を断ることへの迷いも少なくなります。「今回は自分の時間を優先する」と決められれば、必要以上に罪悪感を抱かずに済むでしょう。

他人の目を気にしすぎず、自分の価値観に合った選択をすることも、長く健やかに働くためには大切です。

スマートな飲み会の断り方・フレーズ

飲み会を断るときは、伝え方が重要です。同じ「行けません」という内容でも、言い方によって相手に与える印象は変わります。ここでは、角を立てにくい飲み会の断り方と、実際に使いやすいフレーズを紹介します

1.基本は「感謝+理由+フォロー」

飲み会を断るときは、「感謝+理由+フォロー」の流れで伝えると、相手に悪い印象を与えにくくなります。

まずは、誘ってくれたことへの感謝を伝えます。その上で、参加できない理由を簡潔に伝え、最後に「また誘ってください」「次回はぜひ参加したいです」といったフォローを添えると自然です。

理由を細かく説明しすぎる必要はありません。むしろ、長く説明すると言い訳のように聞こえる場合があります。大切なのは、相手の誘いを雑に扱わず、丁寧に断ることです。

【断り方の例】

  • 「お誘いいただきありがとうございます。先約があり、今回は参加できません。次回はぜひ声をかけてください。」
  • 「誘ってくれてありがとう。さっき子どもが熱を出してしまって、今日は早めに帰らないといけなくなりました。また誘ってね。」
  • 「お声がけいただき嬉しいです。明日の朝イチで大事な打ち合わせがあって、最終チェックをしなければならないのです。また今度ご一緒させてください。」

2.お金を理由に断るのはアリ?

飲み会に行きたくない理由が金銭的な負担である場合、お金を理由に断っても問題ありません。特に若手社員や学生、出費が重なっている時期であれば、「今月は少し厳しい」と伝えることで、相手も納得しやすいでしょう。

相手や関係性によっては、お金を理由にすると気を遣わせてしまう場合があります。上司や取引先との飲み会などでは、別の理由を使ったほうが無難なケースもあります。金銭的な理由で断る場合は、重くなりすぎない表現にするのがポイントです。

【断り方の例】

  • 「今月は結婚式の予定があり出費が重なっているため、今回は見送らせてください。」
  • 「少し家計の都合で節約していて、また次回ぜひお願いします。」
  • 「車を買い替えたばかりで金銭的に余裕がなくて、今回は遠慮させてください。」

3.家庭の事情やプライベートを理由にする場合

家庭の事情やプライベートの予定は、角が立ちにくい断り方です。育児や介護、家族の予定、資格の勉強などは、相手も納得しやすく、継続的に使いやすい理由といえます。

【断り方の例】

  • 「家族の誕生日で食事の予定があり、今回は参加できません。」
  • 「子どものお迎えがあるので、今回は失礼します。」
  • 「資格の勉強を進めていて、今日はそちらを優先させてください。」

4.体調不良や急用を理由にする場合

体調不良や急な予定が入った場合は、直前でも無理に参加せず、早めに欠席の連絡を入れましょう。ただし、体調不良や急用を理由にした断り方は、頻繁に使うと不信感につながる可能性があります。そのため、理由を詳しく説明しすぎず、簡潔かつ誠実に伝えることが大切です。

【断り方の例】

理由前日当日
体調不良「体調が万全ではないため、明日の飲み会は念のため控えさせてください。」「直前のご連絡となり申し訳ありません。本日朝から体調が優れないため、欠席させてください。次回はぜひ参加させてください。」
急用「明日の件ですが、外せない予定が入ってしまいました。今回は参加を見送らせていただけますか。」「当日のご連絡となってしまい申し訳ありません。急用が入り、伺えなくなりました。あらためてお詫びさせてください。」

前日であれば、お店への人数変更や幹事への共有がまだ間に合う場合もあります。まずお詫びを伝えた上で、「今回は見送らせていただけますか?」のように、欠席への同意を相手にお願いする姿勢で伝えましょう。

当日は予約や人数がすでに確定しており、相手はほぼ動けない状況です。謝罪を冒頭に置き、理由は一言で簡潔に添えるにとどめましょう。長い説明は言い訳と受け取られかねません。また、その場での謝罪だけで終わらせず、後日あらためて詫びたいというひと言や、次回は必ず参加したいという意向を添えると、誠意と関係修復の姿勢が伝わります。

飲み会を断るときのポイントや注意点

飲み会を断るときは、フレーズだけでなく、伝え方やその後の対応にも注意が必要です。断り方を間違えると、相手に冷たい印象を与えたり、後から気まずくなったりすることがあります。ここでは、飲み会を断るときに意識したいポイントや注意点を紹介します

1.嘘はつかない・理由は簡潔に伝える

飲み会を断るときは、できるだけ嘘をつかないようにしましょう。その場しのぎで作り話をすると、後から辻褄が合わなくなる可能性があるためです。例えば、「体調不良」と言っていたのにSNSで外出している様子が伝わったり、「家族の予定」と言っていたのに別の話をしてしまったりすると、不信感につながります。

また、理由を長々と説明しすぎるのも避けたほうが良いでしょう。詳しく話しすぎるとかえって言い訳のように聞こえる場合があるため、断る理由は、簡潔で十分です。

【伝え方の例】

  • 「予定があるため参加できません」
  • 「今日は家の用事があるため失礼します」
  • 「体調が優れないため、今回は見送らせてください」

このように短く伝えた上で、感謝やフォローを添えると、自然に断りやすくなります。

2.テキストで断るときは柔らかい表現を意識する

チャットやLINE、メールなどのテキストで飲み会を断る場合は、対面よりも柔らかい表現を意識しましょう。テキストは表情や声のトーンが伝わらないため、短すぎる文面だと冷たい印象になることがあります。

例えば、「行けません」だけでは、相手によってはそっけなく感じるかもしれません。職場の雰囲気や相手との関係性に合わせて、クッション言葉を入れると丁寧です。

【クッション言葉の例】

  • 「お誘いいただきありがとうございます」
  • 「大変恐縮ですが」
  • 「せっかくお声がけいただいたのですが」
  • 「また次回ぜひお願いします」

親しい相手であれば、絵文字を軽く使うことで柔らかい印象になる場合もあります。ただし、上司や取引先など、フォーマルな関係では絵文字を避けたほうが無難です。相手との距離感に合わせて、丁寧さと自然さのバランスを取りましょう。

3.翌日のフォローを忘れない

飲み会を断った後は、翌日のフォローも大切です。特に職場の飲み会を欠席した場合、翌日に一言声をかけるだけで印象が大きく変わります。

例えば、以下のように伝えると自然です。

【翌日のフォローの例】

  • 「昨日は参加できずすみません。皆さん楽しまれましたか?」
  • 「昨日はありがとうございました。参加できず残念でした。また機会があればお願いします」
  • 「昨日は欠席してすみません。盛り上がりましたか?」

このような一言があるだけで、「断ったまま終わり」にならず、相手への配慮が伝わります。飲み会に参加しなくても、翌日のコミュニケーションを丁寧にすれば、関係性を維持しやすくなります。断ることに不安がある方ほど、翌日のフォローを意識すると良いでしょう。

断れなかった飲み会を乗り切るコツ

飲み会に行きたくないと思っていても、状況によっては参加せざるを得ないこともあります。例えば、職場の歓送迎会や大切な節目の会、少人数で自分だけが欠席しにくい会などは、断りづらい場合もあるでしょう。ここでは、断れなかった飲み会を無理なく乗り切るコツを紹介します

1.事前に帰る時間を伝えておく

飲み会に参加する場合でも、最初から最後までいる必要はありません。

事前に帰る時間を伝えておくと、スムーズに退席しやすくなります。例えば、始まる前や会場に着いたタイミングで、帰る時間を伝えておくと良いでしょう。

【伝え方の例】

  • 「今日は予定があるので、20時ごろまでの参加になります」
  • 「明日朝が早いので、一次会で失礼します」
  • 「今日は少し早めに帰らせていただきます」

事前に伝えておけば、途中で帰るときも周囲が受け入れやすくなります。また、自分のなかでも「〇時まで」と決めておくことで、気持ちが楽になります。終わりが見えているだけでも、飲み会への負担は軽くなるでしょう。

2.アルコールが苦手なことを伝えておく

お酒が苦手な場合は、無理に飲む必要はありません。飲み会の場では、周囲に合わせてお酒を飲まなければいけないと感じる方もいるかもしれません。

しかし、体質的にお酒が合わない人もいれば、翌日の予定や体調を考えて控えたい日もあります。無理に飲むと体調を崩す可能性があるため、最初に伝えておくと安心です。

【伝え方の例】

  • 「体質的にお酒があまり飲めないので、今日はソフトドリンクにします」
  • 「明日朝が早いので、今日はノンアルコールにしておきます」
  • 「最近お酒を控えているので、今日はソフトドリンクで参加します」

あらかじめ伝えておけば、過度な飲酒の誘いを避けやすくなります。

3.無理に盛り上げ役にならず自分の立ち位置を作る

飲み会が苦手な方のなかには、「場を盛り上げなければ」とプレッシャーを感じる方もいます。しかし、飲み会では全員が盛り上げ役になる必要はありません。無理に明るく振る舞おうとすると、かえって疲れてしまいます。

自分に合った立ち位置を見つけることが大切です。例えば、会話の聞き役に回る、料理を取り分ける、近くの人と少人数で話すなど、自分が負担なく過ごせる役割を持つと気持ちが楽になります。

無理に中心にならなくても、相槌を打ったり、笑顔で話を聞いたりするだけで十分です。飲み会に参加したからといって、必ず楽しませる側に回る必要はありません。自分が疲れないような過ごし方を選びましょう。

まとめ

飲み会に行きたくないと感じるのは、決して悪いことではありません。プライベートの時間を大切にしたい、出費を抑えたい、人間関係に気を遣って疲れるなど、飲み会を負担に感じる理由は人それぞれです。

飲み会を断るときは、「感謝+理由+フォロー」を意識すると、角が立ちにくくなります。お金や家庭の事情、体調不良、急用などを理由にする場合も、簡潔かつ誠実に伝えることが大切です。飲み会を断った後は、翌日にフォローを入れると印象がよくなります。

飲み会への参加は、自分の時間や体調を犠牲にしてまで続けるものではありません。参加できなかったことを気にしすぎず、普段の業務中のコミュニケーションを丁寧にすることを心がけましょう。相手への配慮を忘れずに自分を大切にしながら、出欠を判断することが大切です。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ

宮崎 千聖(みやざき ちさと)
FPライター。神戸大学経済学部卒業後、銀行の融資課にてローンの相談・手続きを担当した。退職後はライターとして、メガバンクや司法書士法人のオウンドメディアなどで記事を執筆。カードローンやクレジットカード、資産運用、債務整理など幅広いジャンルで執筆している。2級FP技能士、証券外務員一種