人を信用できないときはどうすればいい?信用できない心理や対処法について解説

人を信用できないときはどうすればいい?信用できない心理や対処法について解説

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人を信用できないのは、過去の傷や育った環境、自己肯定感の低さが影響している場合があります。

本記事では、人を信用できない人の特徴や心理的な影響を踏まえた上で、信用できる人を見極める方法から無理なく心を開いていくための具体的な対処法まで解説します

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

人を信用できないのはなぜ?

そもそも、人を信用できなくなる背景には、どのような要因があるのでしょうか。
人間不信は、単に「疑い深い性格だから」という一言で片づけられるものではありません。過去の人間関係で受けた傷や、育ってきた環境、自分自身への肯定感の低さなど、複数の要因が重なって生じることがあります。
以下では、主な要因である3点について解説します

  • 過去のトラウマ
  • 幼少期の家庭環境による影響
  • 自己肯定感の低さ

1.過去のトラウマ

人を信用できない背景には、過去に受けた深い傷が関係している場合があります。信頼していた相手に裏切られたり、うそをつかれたり、いじめやハラスメントを受けたりすると、「また同じ思いをするのではないか」と警戒するようになるためです。

つまり、人を信用できないのは精神的な弱さではなく、自分を守るために身についた防衛反応といえるでしょう。

2.幼少期の家庭環境による影響

幼少期の家庭環境も、人を信用できない心理に影響することがあります。子どもの頃に安心して親から無条件の愛情を受けられる環境がなかったり、親の言動が一貫しなかったりすると、「人は頼れない」「自分で守らなければならない」という感覚が育ちやすくなるためです。

このように、人への不信感は現在の問題だけでなく、過去の人間関係の積み重ねから生じることもあるのです。

3.自己肯定感の低さ

自己肯定感の低さも、人を信用できない原因のひとつです。自分に自信が持てないと、相手の好意や言葉を素直に受け取りにくくなります。
その結果、「本当は嫌われているのではないか」「裏があるのではないか」と後ろ向きに考える傾向に陥ってしまい、相手を疑う方向に意識が向きやすくなりがちです。

このように、人を信用するためには、相手を見る目だけでなく、自分を過度に否定しない姿勢も大切です。

人を信用できない人の特徴・行動パターン

人を信用できない人には、共通した特徴や行動パターンが見られることがあります。

特に、相手との距離を必要以上に取ったり、本音を隠したり、悩みや仕事を一人で抱え込んだりするケースです。これらの行動は、単なる性格ではなく、「傷つきたくない」「裏切られたくない」という不安から、自分を守ろうとする心理が背景にある場合もあります。

以下では、代表的な3つの特徴について解説します

  • 警戒心が強く、本音を話さない人
  • 心配性で何でも自分で抱え込む人
  • 自己開示が苦手な人

1.警戒心が強く、本音を話さない人

人を信用できない人は、警戒心が強く、本音をなかなか話さない傾向があります。

例えば、悩みを聞かれても「大丈夫です」と答えたり、親しくなりかけた相手から急に距離を取ったりすることがあります。
一見すると冷たい印象を与える場合もありますが、本人の内側では、自分の弱みや本心を見せることで「これ以上傷つきたくない」という思いが働いていることも少なくありません。

このように、警戒心は心の壁を作り、当たり障りのない会話で相手との距離を保とうとする反応でもあります。

2.心配性で何でも自分で抱え込む人

心配性で、物事を全て自分で抱え込もうとする人も、人を信用しにくい傾向があります。

例えば、仕事を依頼しても「本当にやってくれるだろうか」と不安になってしまいがちです。その結果、「人に任せて裏切られるくらいなら、自分でやったほうがマシ」と考え、自分でチェックし直したり、最初から一人で背負い込んだりすることも少なくありません。

結果として、周囲との協力関係が築きにくくなり、本人も疲弊しやすい状態に陥りがちです。

3.自己開示が苦手な人

人を信用できない人は、自己開示が苦手な傾向があります。自分の考えや感情を話すことで、否定されたり、相手に踏み込まれたりすることを恐れるためです。

例えば、趣味や過去の経験、悩みなどを聞かれても曖昧に答えたり、会話が深まりそうになるとさりげなく話題を変えたりすることはその代表例です。

自己開示を避ければ、一時的には安心できるかもしれません。しかし、相手から見ると距離を感じやすく、関係が深まりにくくなる場合があるのです。

人を信用できないことで起こる影響

人を信じられない状態を放置することで、日常や仕事にマイナス面が発生する場合があるので注意しなければなりません。

以下では、人を信用できないことによって起こる影響を3点紹介します

  • 孤独感や疎外感を抱えやすくなる
  • 仕事やプライベートで心身ともに疲弊してしまう
  • 良い出会いやチャンスを逃してしまう

1.孤独感や疎外感を抱えやすくなる

人を信用できない状態が続くと、孤独感や疎外感を抱えやすくなります。

例えば、悩みがあっても一人で抱え込み、「どうせ理解してもらえない」と考えてしまうことがあります。その結果、周囲に人がいても心の距離を感じ、いざというときに相談できる相手がいないと感じやすくなるかもしれません。

もちろん、人を簡単に信用しない姿勢は、自分を守るために必要な場面もあります。しかし、その状態が行き過ぎると、本来得られるはずの安心感や支えまで遠ざけてしまい、精神的な孤立を深めてしまう恐れがあります。

2.仕事やプライベートで心身ともに疲弊してしまう

人を信用できないと、常に相手の言動を疑い、裏を読もうとするため、仕事やプライベートで疲弊しやすくなります。

具体的には、職場では同僚や上司に任せられず、確認や気遣いに多くのエネルギーを使ってしまいます。またプライベートでも、友人や恋人の言葉を素直に受け止められず、不安や嫉妬が強くなることがあるかもしれません。

たしかに、慎重に人を見る姿勢は大切ですが、常に疑い続ける状態は大きなストレスになり、心身ともに限界を迎えてしまいます。

3.良い出会いやチャンスを逃してしまう

人を信用できない気持ちが強くなると、良い出会いやチャンスを逃してしまうことがあります。

例えば、新しい交流の場があっても、相手をよく知る前に距離を置いてしまったり、仕事の誘いがあっても、必要以上に疑ってしまったりするケースが挙げられます。

当然ながら、慎重に相手を見極める姿勢は、自分を守る上で大切です。しかし、全ての人を疑う状態が続くと、本来なら自分を助けてくれる人や、成長につながる機会まで遠ざけてしまう恐れがあります。

信用できない人と信用できる人の見極め方

無理に全員を信じる必要はないものの、ある程度信用できる人とそうでない人の見極め方や基準を持っておくと安心です。
ここでは、信用できる人かどうかを見極める方法として、以下の3点を紹介しましょう

  • 言動が一致しているか
  • 他人の秘密を平気で周囲に言いふらさないか
  • 自分の非を素直に認められるか

1.言動が一致しているか

信用できる人を見極める上で、まず確認したいのは言動が一致しているかどうかです。

例えば、「必ず連絡します」と言いながら何度も放置する人や、実績を語るわりに具体的な裏付けを示せない人には注意が必要かもしれません。
一方で、発言と行動が一致しており、自分の言葉に責任を持って行動できる人は、信頼しやすい相手といえます。

このように、人を見るときは、言葉の印象だけでなく、継続的な行動を確認することが大切です。

2.他人の秘密を平気で周囲に言いふらさないか

信用できる人かどうかは、他人の秘密や悪口をどう扱うかにも表れます。

例えば、職場や友人関係で「あの人、実はこうらしい」と秘密めいた話を楽しそうに広める人は、自分の情報も同じように扱う可能性があるため、注意が必要です。
一方で、聞いた話をむやみに広げず、相手の立場や気持ちに配慮できる人は、安心して関係を築きやすいでしょう。

つまり、信頼は派手な言葉よりも、日ごろの情報の扱い方に表れるといえるでしょう。

3.自分の非を素直に認められるか

自分の非を素直に認められるかどうかも、信用できる人を見極めるポイントです。

例えば、ミスをしたときに毎回他人や環境のせいにする人とは、長期的な関係を築く上で不安が残りやすいです。一方で、言い訳をせず、誠実に謝罪し、改善しようとする人は、信頼しやすい相手といえます。

このように、失敗した後の対応にこそ、信用すべき人かどうかが表れます。

人を信用できないときの対処法

人を信用できない時は、無理に相手を信じようとするのではなく、少しずつ心を開いていくことが大切です。
信頼関係は、一度に築けるものではありません。小さな会話や約束、安心できるやり取りを積み重ねることで、徐々に育っていくものです。

ここでは、人を信用できないときの具体的な対処法として、以下の4点を解説します

  • 「人を信じられない自分」を否定せず受け入れる
  • 少人数のグループや特定の一人から距離を縮めてみる
  • 小さな約束を守り合う体験を積み重ねる
  • 専門家のカウンセリングを受ける

1.「人を信じられない自分」を否定せず受け入れる

人を信用できない場合は、まず「信じられない自分」を否定しすぎないことが大切です。

例えば、「また裏切られるかもしれない」と感じたときは、「今は慎重になっているのだ」と受け止め直してみましょう。その気持ちをメモしたり、信頼できる人に話したりするだけでも、心の負担は軽くなります。

無理に人を信じようとすると、かえって不安が強くなることもあります。まずは自分の状態を認め、その上で少しずつ人との距離を調整していくことが大切です。

2.少人数のグループや特定の一人から距離を縮めてみる

人を信用できないときは、大勢と一気に関係を深めようとせず、少人数のグループや特定の一人から距離を縮めてみるのもおすすめです。

例えば、共通の趣味を持つ小さなコミュニティに参加したり、話しやすい人と短時間の会話を続けたりするのも良いでしょう。

広く浅く無理に付き合うよりも、「この話題なら話せる」「この人とは少し安心できる」という範囲を見つけるほうが、無理なく信頼関係を築きはじめることができます。

3.小さな約束を守り合う体験を積み重ねる

人を信用できるようになるには、小さな約束を守り合う体験を積み重ねることが大切です。
例えば、「明日連絡する」「時間を守る」など、日常のささいな約束をお互いに守ることから始めてみましょう。
大きなことでなくても、こうした小さな積み重ねが「この人は大丈夫かもしれない」という信頼感を育み、お互いの信頼関係の土台になっていくのです。

4.専門家のカウンセリングを受ける

人を信用できない苦しさが大きい場合の対処法として、専門家のカウンセリングを受けることも選択肢になります。
なぜならば、過去のトラウマや強い不安などが関係している場合、自分一人の努力だけでは解決しきれないことがあるためです。

とりわけ人間関係の中で強い恐怖や怒りが出る、仕事や生活に支障が出ている、だれにも相談できず孤立しているといった場合は、早めに相談することで負担を軽くできる可能性があります。

カウンセリングは「弱い人が受けるもの」ではなく、自分の心を安全に整理、解決を目指すための重要な手段です。無理に抱え込まず、必要に応じて専門家の力を借りることも大切です。

まとめ

人を信用できない背景には、過去のトラウマや幼少期の家庭環境、自己肯定感の低さなど、さまざまな要因があります。人を疑ってしまう自分を責めたくなるかもしれませんが、それは過去に傷ついた経験から、自分を守ろうとする反応である場合も少なくありません。

ただし、人を信用できない状態が続くと、警戒心が強くなって本音を話せなくなったり、仕事や悩みを一人で抱え込んだりしやすくなります。その結果、孤独感や疲弊感が強まり、良い出会いやチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。

大切なのは、無理にだれかを信じようとすることではありません。まずは「人を信じられない自分」を否定せず受け入れ、その人の言動が一致しているか、秘密を守れる人か、自分の非を認められる人かを冷静に見極めることが必要です。その上で、少人数の関係から距離を縮め、小さな約束を守り合う経験を重ねていきましょう。つらい状態が続く、苦しみが大きい場合は、専門家のカウンセリングを受けることも有効です。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

宮本 建一(みやもと けんいち)
マネーライター。銀行・消費者金融・信用組合の勤務を経て独立。融資経験・FPの知見を生かし、各種サイトで主に資金調達、不動産関連記事の執筆を行う。金融専門誌への寄稿、金融機関行職員向けの通信講座教材執筆経験あり。2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ