結婚のメリットには何がある?制度面・経済面のメリットを紹介

結婚のメリットには何がある?制度面・経済面のメリットを紹介

愛する人と互いに支え合い生涯を共にできる結婚は、「おめでたいこと」「幸せなこと」の象徴とされています。

一方で、パートナーに対する責任も生じることから、はたして結婚することにメリットはあるのか、同棲と何が違うのか、不安や悩みを抱えている方も少なくありません。

年々、出生数・婚姻数が減少し、晩婚や子どもを持たない選択をするカップルもいる中、結婚のメリット・デメリットとは何でしょうか。

フコク生命は特設サイト「ザ・ミューチュアル100」の中で、次世代の「相互扶助」について発信しています。相互扶助の一つである結婚について、一緒に考えてみませんか。

この記事では、結婚のメリット・デメリットを主に経済的・制度的な面から解説すると共に、経験者が感じているメリット・デメリットや、Z世代が結婚についてどう考えているかを紹介します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

結婚するメリットは何がある?

まずは、結婚のメリットを精神面、経済面、制度面から紹介します。

1.精神面のメリット

結婚により、愛する人と一緒に暮らせる幸せや、心の安らぎを感じられることにメリットを感じる方が多いようです。

また家庭を持つと家族の生活にも責任を負うことになります。自分以外の誰かの人生に責任を持つことはプレッシャーになりますが、「家族のためにがんばろう」というやる気につながり、仕事へのモチベーションもアップしやすくなります。

次は家事負担の軽減です。ひとり暮らしのときは、すべての家事を一人で行わなければならないため、仕事で多忙なときは身の回りのことはつい後回しに…という人も少なくありません。結婚すると、夫婦で家事を分担できるので、仕事で忙しくても規則正しく、健康的な生活を送りやすくなるでしょう。

2.経済面のメリット

結婚すると、夫婦それぞれの収入をひとつの家計として管理するようになるため、独身のときよりも収入が増加します。

また、双方がひとり暮らしをしていた場合、結婚して同じ家で暮らすようになれば、家賃を浮かせることができます。

現代は女性の社会進出が著しく、第一線で活躍している方も多くいますが、妊娠・出産によって休職・退職を余儀なくされることは少なくありません。

特に産前6週間~産後8週間の妊婦さんを働かせることは「労働基準法」によって禁じられているため、産前産後はどうしても経済的に不安定になりがちです。

結婚していれば、妻が妊娠中や出産前後に休業していても、夫の収入で生活することができるため、経済的に安定しやすいというメリットがあります。実際、自分以外の収入源があることに安心感を抱く女性は多く、「夫が稼いでいるので自分は妊娠・出産に専念できた」と言う声も多く見受けられます。

一方、男性側としても、女性に収入や貯蓄があれば、何かあったときに休めます。結婚を考えているのであれば、経済面を無視することはできませんので、キャリアプランや子どもの希望を話し合ってみてはいかがでしょうか。

3.制度面のメリット

法律婚をすると、一定の金額の所得控除が受けられる「配偶者控除」の適用対象となります(ただし所得制限があります)。

また、夫婦どちらかが会社の社会保険に加入していて、もう片方が専業主婦(主夫)あるいは扶養内(年収130万円以内)で働いている場合、被扶養者は保険料の負担なしで社会保険に加入することができます。

結婚にともなう税金について、詳しくは「結婚すると税金が安くなる?知っておきたい4つのポイント」も参考にしてみてください。

法律上の結婚をすると、夫婦関係の証明が戸籍謄本などで簡単にできる点がメリットの一つです。事実婚ではその証明が難しく、婚姻届を出しているカップルと比べて書類が必要となったり、認められなかったりする可能性があります。

例えば、子どもを授かりたいカップルにとっては、不妊治療の補助も気になるポイントです。2022年1月現在、「不妊に悩む方への特定治療支援事業」の対象は「原則、法律婚の夫婦を対象とするが(中略)事実婚関係にある者も対象とする」とあります。事実婚でも補助を受けられないわけではありませんが、生まれてくる子供の福祉へ配慮するため、クリニックや自治体によっては書類などの提出が別途求められる可能性がある点は、注意しておいたほうが良いでしょう。

参考:国税庁「配偶者控除
全国健康保険協会(協会けんぽ)「被扶養者とは?

結婚するデメリットは?

結婚はメリットだけでなく、デメリットを感じることもあります。

具体的にどんなことがネックになりやすいのか、主な結婚のデメリットを4つ紹介します。

1.名字の変更が面倒

現在の日本では、法律婚をするとどちらかが名字を変更しなければなりません。仕事、身分証、印鑑、銀行口座、クレジットカード、各種証明書など、名義の変更には手間と時間がかかります。

旧姓で仕事ができる会社は増えてきているものの、手続きの関係上名刺やメールアドレスなどを変更せざるを得ない会社も依然としてあり、面倒だと感じる人は多いのではないでしょうか。

2.自由が少なくなる

独身の頃は、好きなときに好きなように過ごすことが可能ですが、結婚して一緒に住むパートナーがいると、相手のことも考えて生活しなければなりません。

特に子どもが生まれると、家事や育児に追われ、自分の趣味や休息に費やす時間は少なくなります。

配偶者の残業が多いため、もう一方がワンオペで家事・育児をするしかない、子育てで残業できない、配偶者の転勤に合わせて家や働き方を変えることになるなど、キャリアや居住地が制約される可能性がある点もデメリットだと言えるでしょう。

3.今までになかった出費が増える

結婚すると一般的に一人あたりの家賃の負担は減りますが、一方で水道光熱費や食費などのコストは増加します。

子どもが生まれると、ベビー用品や教育費など、これまでになかった出費が増えるため、独身の頃と収入が変わらない場合、生活が苦しくなる可能性があります。

4.お金や人生の計画を立てる必要がある

独身時代は基本的に自分ひとりの生活だけを心配すれば良いので、お金の管理や人生設計に無頓着という方もいるでしょう。

しかし、結婚して家族ができると、パートナーの生活や、生まれてくる子どもの将来のために、きちんと資産管理や人生設計を行わなければなりません。

特にマイホームの資金や子どもの教育費には多額のお金がかかるため、早い段階から将来の計画を立てなければならず、頭を悩ませる方も少なくないようです。

家族の将来を考えることのひとつとして、「新婚カップル必見!FPおすすめの保険の選び方」もぜひ参考にしてみてください。

既婚者にとっての、結婚のメリットとデメリットは?

一般的なメリット・デメリットが分かったところで、法律婚を経験した人の意見も聞いてみましょう。

30代男性:恋愛しなくてよくなったのが一番のメリットだと感じます。恋愛は良くも悪くも疲れるので。一緒にいられる人が見つかってよかったです。

デメリットはやっぱり自由な生活が送れないことでしょうか。土日に徹夜でゲームして、昼まで寝る生活はもうできませんね。子どもに起こされるので。

30代女性:助けあえるのが最大のメリットだと思います。結婚前に一人暮らしの彼氏(のちの夫)が盲腸で入院したとき、彼氏自身が遠方の親に連絡しなければ手術ができず。恋人では世間的には他人だから、助けられない場面があるんだなと思いました。

デメリットは、行動制限があるところでしょうか。できれば一緒に住みたいので、私も夫も転勤や海外移住がともなう仕事には就きたくないと思います。しかし、お互いのキャリアの幅を狭めている気もしています。共働きが主流になりつつある今、キャリアについては結婚前によく話し合った方が良いと思います。

Z世代は結婚のこと、どう思っている?

フコク生命はこれからの相互扶助を考えていく「ザ・ミューチュアル100」の中で、さまざまな相互扶助について発信しています。

「支えあい」や「助けあい」の一つとして、結婚を取り上げ、「Z世代」と呼ばれる若者たちに聞いてみました。

結婚を考える理由として、「子育てなど、楽しいことを共有したい」、「辛いことを共有できる相手がほしい」など、共感を求める声が多数ありました。

Z世代は体験や感情の共有を「結婚のメリット」として考えているのかもしれません。

Z世代へのインタビューはこちらで公開しています。
THE MUTUAL-Z | ザ・ミューチュアル100(https://fukoku100.jp/anniversary/mutualz/

まとめ

結婚すると、大切な人と一緒に生活できる幸せを実感できると共に、経済面の安定や心の安らぎなど、さまざまな面でメリットがあります。

ただ、結婚するとパートナーや子どもの生活に責任を負うことになるほか、独身に比べてお金や時間の自由が少なくなるといったデメリットもあります。

結婚のデメリットや欠点については、夫婦で協力すれば十分乗り越えていけるといえますので、すでに結婚が決まった方も、これから考える方も、事前に結婚生活や将来のことについて、ふたりでよく話し合うことをおすすめします。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

【執筆者】
ペンネーム:渡辺みさこ(47Life編集部)
出産・子育て関連の記事が得意で、振袖メディアにも寄稿している40代のママ。プライベートでは小学生の娘がいる。