子育てと仕事を両立させたい!現役ワーママに聞いた 2つのテクニック

子育てと仕事を両立させたい!現役ワーママに聞いた 2つのテクニック

厚生労働省の「平成29年国民生活基礎調査の概況」によると、児童のいる世帯のママの就業割合は7割を超えており、年々上昇傾向にあります。

10人に7人は仕事と育児を両立していることになりますが、働きながら子育てに奮闘しているママは、日頃どんな工夫をしているのでしょうか。

この記事では、子育てと仕事を両立させたい!と考えているママ向けに、ワーキングママのタイムスケジュールや、仕事と育児を両立するテクニックについて解説します。

子育てと仕事の両立は簡単じゃない!

子育てしながら仕事をしているワーキングママは多いとお伝えしましたが、すべてのママが育児と仕事をスムーズに両立させているわけではありません。

では、なぜ仕事と子育ての両立は難しいといわれるのでしょうか。

内閣府がまとめた「令和3年版 少子化社会対策白書」をもとに、仕事と子育ての両立が難しいとされる主な理由を3つ紹介します。

1. 育児と両立できる働き方ができない

多くのワーキングママは保育園に子どもを預けて働きますが、子どもが急病のときは仕事を休んだり、早退してお迎えにいったりしなければなりません。

職場に休暇や早退の制度が整っていても、制度を使いやすい環境や雰囲気がない場合は、育児と仕事の両立が難しくなるといえます。

また、保育園の利用日時には制限がありますので、残業や休日出勤が多い職場で働いているママも、仕事と育児の両立に悩みやすい傾向にあります。

実際、内閣府の「令和3年版 少子化社会対策白書」によると、育児との両立が難しくて仕事を辞めたママのうち「育児と両立できる働き方ができなさそうだった」、「職場に両立を支援する雰囲気がなかった」と回答した人が4~6割に達しており、職場の理解を得られずに仕事を諦めざるを得なかったママも少なくないことがわかります。

2. 体力に自信がない

子どもが生まれると、赤ちゃんのお世話に多くの時間と手間を費やすことになります。

特に日本では男性と女性で家事・育児に費やす時間の比率に大きな差があり、内閣府男女共同参画局の「『平成28年社会生活基本調査』の結果から~男性の育児・家事関連時間~」によると、6歳未満の子どもをもつ共働き世帯のパパが家事・育児に費やす時間は1日あたり1時間24分であるのに対し、ママは6時間10分と約4.4倍に及んでいます。

家事・育児の負担割合が大きいほど体力・気力ともに消耗するため、人によっては体調を崩したり、ノイローゼ気味になってしまったりする方もいるようです。

実際に体調不良で仕事を辞める方もいれば、体力に自信がないからという理由で、子どもの妊娠が判明した時点で退職を申し出る方もいます。

3. 家族の理解を得られない

全体としては少数派ですが、家族に仕事と育児の両立を反対されたという方もいます。

理由はさまざまですが、「パートナーが多忙で育児に参加できない」「親に子どもが小さいうちは一緒にいるようにと言われた」といったケースが多いようです。

家族の理解が得られないと、子どもが急病の場合や、仕事が長引いたときなどにサポートを期待できないため、よほど職場の理解を得られないと、育児との両立は難しいといえるでしょう。

以上のように、働くママが仕事と育児を両立するのは簡単なことではありませんが、経済的な理由や仕事へのやりがいから、「ママになっても仕事を続けたい!」と考えている女性が多いのも事実です。

そんな働くママを応援するために、次節からは先輩ワーキングママがどうやって子育てと家事を両立しているのか、具体的な事例やテクニックをご紹介します。

子育てと仕事を両立するママのタイムスケジュール

子育てと仕事を上手に両立させている先輩ママは、限られた時間をどのように有効活用しているのでしょうか。

ここでは、フルタイムで働くママのタイムスケジュールの一例を紹介します。

時間行動
6:00起床 スケジュール確認 身支度 洗濯機を回す
6:30朝食の準備 夕飯の下ごしらえ
7:00家族で朝食
7:30パパ、子どもを見送る
8:00後片付け、洗濯物を干す 出勤
9:00~18:00勤務、子どものお迎え
18:30買い物、帰宅
19:00夕飯作り、洗濯物を畳む
19:30家族で夕食
20:00後片付けor子どもと一緒にお風呂
21:00子どもの寝かしつけ
21:30夫婦の団らん、自由時間
22:00就寝

保育園に通うお子さまがいる場合は、朝の見送りと、帰りのお迎えが必要です。

朝はパパに見送りをお願いして、帰りはママが迎えに行くなど、送迎は夫婦で分担して行いましょう。

また、夕食後の後片付けとお風呂も、どちらか一方をパパに任せれば、ママの負担を減らすことができます。

掃除については、朝の身支度の時間帯に済ませるケースと、夕食の前後に行うというケースの2パターンに分かれます。

ただ、集合住宅にお住まいの方は、夜間に掃除機をかけると近所迷惑になってしまいますので、ワイパーや粘着クリーナーなど、音の出ないアイテムを使って掃除した方が良いでしょう。

先輩ママが実践していた「両立テクニック」

ここでは、ワーママの先輩が実践する「両立テクニック」を紹介します。

(40代・子ども3人)
大切なのは「無理をしない」ということだと思っています。そのために周囲の理解と協力を得て、良い意味で手を抜く。特に家族の協力は重要ですね。我が家では料理は夫の仕事です。と言っても普通の会社員なので、土日に作り置きをして、平日はわたしがそれを加熱だけします。他にも自分でやり遂げるには難しいと思ったら、すぐに助けを求める。子どもが生まれる前に、出産や子育ての大変さを知ってもらうために色んなエッセイや漫画などを夫に読んでもらったのが良かったのだと思います。
仕事については、産休・育休取得後に同じ職場に復帰したのですが、自分の産休取得前から、育休後に職場復帰した先輩がいたこと、自分の復帰後の働き方(週3出勤・時短勤務)について折り合いがついていたことが大きいです。振り返ってみると、事前準備って大事ですね。今、両立できずに困っているという方、旦那さんが協力してくれないという方は、どうにか半日だけでも子どもと旦那さんを2人きりにする時間を作れると、育児の大変さを分かってもらえると思います。

(30代・子ども2人)
夫の転勤にともない一度退職し、フリーランスやパートなどを経て、フルタイムで勤務しています。我が家は全部完璧にやろうと思わない、お金で解決できるなら無理のない範囲で出すことを心がけています。
家事も仕事も育児も完璧にやりたいという気持ちは分かるのですが、時間と体力は限られています。本当に自分がやらなければならないことは何でしょうか。子どもの親は自分と夫しかいないし、教育費のことを考えると働きたい。だったら家事の時間を減らすしかないなぁという結論になり、乾燥機、調理家電、食洗機を導入しました。家電にまかせると決めたら「なんでやってないの?」や「やり方がおかしい」などで夫と揉めることがなくなり円満です。
就職活動では保育園の標準時間内で勤務でき、通勤時間が負担ではない場所での仕事を探しました。子どもが小さいうちは病気しがちなので、在宅勤務や時間にしばられないフリーランスも検討してみてはどうでしょうか。

パパ・ママで育休取得のタイミングを話し合うのも手段

育休は原則として、1歳未満の子を養育する働くパパ・ママが取得できるものですが、2010年の育児・介護休業法改正によって新たに設けられた「パパ・ママ育休プラス」により、育休の対象となる子どもの年齢が1歳2ヵ月まで延長されることになりました。

参考:厚生労働省「両親で育児休業を取得しましょう!

パパ・ママ育休プラスを利用すれば、ママが1年間の育休を取得した後、バトンタッチする形でパパが2ヵ月間の育休を取得したり、ママから少し遅れてパパが育休を取得し、ふたりで育児に携わったりすることもできます。

どのタイミングで育休を取得するかはご家庭の状況によって異なりますので、夫婦でよく話し合い、育休を取るタイミングを決めましょう。

また、育休明けはどのように働くのか、正社員を続けるのか、時短に切り替えるのかなど、今後の働き方について話し合っておくことも大切です。

育児休業について詳しくは「育児休業を取りたい!給付金額や期間、申請方法をまるっと解説」で解説していますので、あわせて確認してみてください。

まとめ

育児と仕事を両立させることはとても大変なことですが、パパや家族と協力しながら、時間を有効活用すれば、無理なく両立することが可能です。

今回ご紹介した子育てと仕事の両立テクニックを参考に、ママの負担を上手に減らす工夫をしてみましょう。

出産前の職場でどうしても子育てに対する理解を得られないという場合は、新しい仕事を探すのもひとつの方法です。

これから新しい仕事を探すというときには、「再就職したい主婦の方へ。気を付けるポイントとおすすめサービス」や「【未経験でもできる!】主婦(主夫)におすすめの在宅ワークは?」も参考にしてみてくださいね。

記事提供元:株式会社ぱむ