赤ちゃんの寝返りはいつから始まるの?寝返りの目安やできるようになった際の注意点

赤ちゃんの寝返りはいつから始まるの?寝返りの目安やできるようになった際の注意点

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赤ちゃんの首が座ってくると、次は「寝返りはいつ頃始まるのかな?」ということが気になってくるママパパも多いでしょう。

今回は、赤ちゃんの寝返りが始まる時期や前兆、できるようになった際に押さえておきたいポイントや注意点について解説します。よくある疑問へのアドバイスもご紹介していますので参考にしてください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

赤ちゃんの寝返りはいつから始まるの?

寝返りとは、自分の力で体をひねり仰向けの状態からうつ伏せ、またはうつ伏せの状態から仰向けになることです。赤ちゃんが寝返りを始める時期は、一般的に生後5~6ヵ月が目安とされていますが、実際には生後3ヵ月から10ヵ月まで幅広い個人差があります。

寝返りは、赤ちゃんが自分で体を動かす最初の大きな運動の1つであり、運動機能の発達における重要なステップです。赤ちゃんの運動機能は頭から足へと順に発達し、目、首、肩、腕、背中、腰と徐々に自分で動かせるようになることで、寝返りができるようになります。通常は首すわり→寝返り→おすわりの順で発達しますが、寝返りをせずにおすわりへ移行することもあります。

寝返りができるようになると赤ちゃんの視野が広がるため、好奇心がさらに育まれ、体全体の筋肉も鍛えられます。発育に問題がなければ、いつ始まっても正常な発達といえるので、焦る必要はありません。

寝返りする合図はある?

赤ちゃんの首がすわり、体幹や筋肉が発達してくると、寝返りができるようになりますが、最初は「うつ伏せの状態から仰向け」というパターンが多いようです。そして寝返りの前には、次のような合図が見られることがあります

  • 手足をバタバタと動かす
  • 蹴る動作をする
  • 腰をひねろうとしている
  • 横向きになることが増える
  • うつ伏せの状態から頭を上げる
  • おもちゃなどに手を伸ばそうとして体を傾ける
  • 寝た状態から体を左右に揺らそうとする

これらの動きは、赤ちゃんが寝返りをしようと練習しているサインです。特に、うつ伏せの状態から頭を上げる動作は、寝返りのための筋力を養うために重要です。但し、赤ちゃんによって寝返りする時期や前兆は異なりますので、焦らずに見守ってあげましょう。

寝返りができるようになった際のポイントや注意点

こちらでは、赤ちゃんが自分で体をひねり、寝返りができるようになってきたときに知っておきたいポイントや注意点を5つご紹介します。窒息や転落など考えられるリスクへの対策も含まれていますので、ぜひ押さえておきましょう。

1. 動きやすい服や素材を選ぶ

寝返りを始めた赤ちゃんには、動きやすい服装を選びましょう。服があまりにもゆったりしすぎたり、反対にきつすぎたりすると、動きを妨げてしまう場合があります。服のサイズも適切なものを選び、大きすぎず小さすぎない、程よいフィット感のものを選びましょう。伸縮性のある素材や通気性の良い素材を使用した服が快適でおすすめです。また、ファスナーが前にある服やボタンや装飾品が多いものは避け、赤ちゃんの安全と快適さを優先しましょう。

2. ベビー布団の硬さや寝返りしやすいスペースを確保する

赤ちゃんが寝る敷き布団は、程良い硬さのものを選ぶことも重要です。柔らか過ぎるとうつ伏せになった際に顔が沈み込んでしまい、窒息の危険性があります。また、硬過ぎても寝返りの動きを妨げる可能性があるため、敷き布団は適度に硬いものを選びましょう。掛け布団は、赤ちゃんの動きを妨げないように薄めのものを選ぶと安心です。

また、寝返りのスペースは、赤ちゃんが自由に動けるよう十分な広さを確保することが大切です。布団の周りには余裕を持たせ、寝返りの練習ができる安全な環境を整えましょう。特に初めての寝返り期は、より慎重に環境を整える必要があります。

3. 周囲に物を置かないようにする

寝返りを始めた赤ちゃんの周りには、できるだけ物を置かないようにしましょう。赤ちゃんが寝返りをしようとした際に、周囲におもちゃなどの物があると、それにぶつかってケガなどをしてしまう危険性があります。

硬い物や角のある物はケガのリスクが、小さな物は赤ちゃんが寝返りで思わぬ物を口に入れてしまう可能性がありますので注意が必要です。柔らかいぬいぐるみは一見大丈夫そうですが、うつ伏せ状態では窒息の危険性がありますので、こちらも置かないのがベストです。布団の上や周辺は常に整理整頓を心がけ、赤ちゃんの手の届く範囲には何も置かないようにして、寝返りの練習ができる安全なスペースを確保しましょう。

4. 転落に注意する

赤ちゃんがベッドやソファの上で寝返りを打つと、転落の危険があります。ベビーベッドでは必ず柵を最後まで上げ、確実にロックされていることを確認しましょう。また、ソファや親と一緒のベッドサイドなど高さのあるところでは、赤ちゃんが転がり落ちないようにしっかりと見守るか、安全な場所に移動させるようにしてください。段差のない床の上にベビー用マットを敷くなどして、安全に遊ばせる工夫をすると安心です。

特に寝返りを始めたばかりの時期は、赤ちゃんが予期せぬ動きをする可能性があるため、より一層の注意が必要です。たとえ短時間でも、転落の危険性が少しでもある場所に寝かせたまま目を離すことは絶対に避けましょう。

5. 寝るときは寝返りできない工夫をする

寝返りを始めたばかりの時期には、なるべく赤ちゃんから目を離さないようにすることが理想ですが、毎日24時間見守るのは難しいものです。家事でどうしても目を離さないといけない場合や夜間などは、安全に赤ちゃんを寝かせられるような工夫をしましょう。横向きで寝ている赤ちゃんの背中にくるくると巻いたバスタオルや寝返り防止クッションをあてておくと、寝返りを防ぐことができます。また、寝返りをしてうつぶせ寝になった際の窒息予防として、枕を使わないという対策も有効です。

寝返りに関するQ&A

こちらでは、赤ちゃんの寝返りについてよくある疑問のなかから2つを厳選し、詳しくお答えします

1. 寝返りの練習は必要?

寝返りを無理に練習させる必要はありません。

赤ちゃんの発達は非常に個人差があり、時期が来れば自然に寝返りができるようになるのが一般的です。無理に練習させると赤ちゃんに不必要なストレスを与える可能性がありますし、安全面でも心配です。まずは赤ちゃんの成長のペースを見守りつつ、寝返りをしやすい環境を整えてあげましょう。寝がえりの兆候が見られたら、促すようなサポートをしてあげるのもおすすめです。

おすすめの寝返りサポート

  • うつ伏せ遊びを取り入れる
    うつ伏せにすると頭を上げる練習になり、首や背中の筋肉が鍛えられます。おもちゃを使ったり、ママやパパが顔を近づけてあげたりして、楽しく過ごせるように工夫しましょう。
  • 横向きに寝かせてみる
    左右どちらかに体を横向きに寝かせてあげると、寝返りの動きにつながりやすくなります。おもちゃで誘導したり、軽く背中を支えてあげたりしてやってみましょう。

2. 寝返りの時期が早すぎる・遅すぎるけど大丈夫?

赤ちゃんが寝返りをすると一般的にいわれる時期より、早過ぎたり遅過ぎたりしても、必ずしも発達に問題があるわけではありません。赤ちゃんの成長には個性があり、寝返り以外の発達(首のすわり具合や手足の動き、表情の変化など)も含めて総合的に見ていくことが大切です。赤ちゃんの様子をよく観察し、機嫌が良く、成長に合わせた発達が見られていれば問題ないでしょう。焦らずに赤ちゃんの自然な成長を見守ることが大切です。

しかし、やはり親はどんなことでも心配になるものです。赤ちゃんの発達について心配な場合は一人で悩まず、専門家に相談してみるのも1つの方法です。

まずは、かかりつけの小児科医を受診する際や定期健診のときに相談してみましょう。また、お住まいの各自治体では保健所や相談窓口が設けられています。例えば、東京都では「東京都こども医療ガイド」で相談先の情報を探すことが可能です。

まとめ

赤ちゃんが寝返りを始める時期は一般的に生後5~6ヵ月とされています。但し、個人差があり3ヵ月~10ヵ月まで幅がありますので、周りの赤ちゃんと比べて焦る必要はないでしょう。寝返り前の前兆には、手足をバタバタさせる、腰をひねろうとする、横向きになることが増える、うつ伏せから頭を上げるなどがあります。

これらの動きが見られるようになったら、寝返りの準備が始まっているサインです。寝返りができるようになったら、安全な環境づくりが大切です。動きやすい服装を選び、布団は硬すぎず柔らかすぎないものを用意しましょう。周囲に物を置かないように注意して転落防止策も忘れずに。

寝返りの練習は無理にする必要はありません。うつ伏せ遊びなどで赤ちゃんの発達を促しながら、見守ってあげましょう。寝返りが始まる時期の早い遅いは個人差の範囲内ですが、心配な場合は専門家に相談することをおすすめします。

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是枝花名子(これえだ かなこ)
FPライター。大学卒業後、大手生命保険会社にて法人営業を担当。住宅ローンの繰り上げ返済、子どもの教育資金や老後資金作りを極めるため、改めてFP技能士を取得。専門知識と主婦目線を活かした記事執筆が好評を呼び、現在は主にメガバンク、大手不動産サイト等にて保険・不動産・翻訳ライターとして活動中。2級FP技能士

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ