一人暮らしの節約術!節約する際のポイントや注意点について紹介

一人暮らしの節約術!節約する際のポイントや注意点について紹介

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一人暮らしでは、家賃・水道光熱費・食費などを自分で賄っていかなければなりませんので、「お金を貯めることは難しそう」と感じる方も多いかもしれません。しかし、押さえるべきポイントを把握しておくことで、一人暮らしでもうまく節約につなげることが可能です。

この記事では一人暮らしの節約術を探している方へ向けて、一人暮らしにかかる費用の平均(性別、年齢別)」や、一人暮らしで節約するためのポイントや注意点、項目ごとの具体的な節約方法などを解説します。物価の上昇が続くなか、一人暮らしの生活費をうまく節約する参考にしてください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

一人暮らしにかかる費用の平均

一人暮らしで生活費を節約したいと考える場合、まずは毎月の支出はどのくらいになるのか知っておく必要があります。総務省がおこなっている「家計調査」の最新データから、単身世帯の1ヵ月間の平均支出を男女別で見てみましょう。

1. 男性(年齢別)

2022年における一人暮らし男性の1ヵ月の支出額は約16万3,000円で、働き盛りの35~59歳では一番多い約18万円です。また、もっとも多く占めているのが食費(25.4%)、次いでその他の消費支出(17.3%)、固定費となる住居費(15.3%)となっています。また、水道光熱費は全体の7.5%です。[参考1]

用途分類単身世帯
(男性)
~34歳35~59歳60~64歳65歳以上
食料41,595円
(25.4%)
37,587円44,680円41,348円40,938円
住居25,109円
(15.3%)
32,960円31,546円14,255円14,242円
光熱・水道12,369円
(7.5%)
9,535円11,712円14,778円14,748円
家具・家事用品4,304円
(2.6%)
3,194円4,665円4,682円4,631円
被服及び履物4,201円
(2.5%)
7,780円3,899円2,191円2,146円
保険医療6,216円
(3.8%)
5,809円4,838円7,720円8,124円
交通・通信22,232円
(13.6%)
20,345円26,657円19,427円19,409円
教養娯楽19,010円
(11.6%)
22,857円19,638円15,964円16,287円
その他の消費支出
(理美容サービス、身の回り用品、たばこなど)
28,253円
(17.3%)
17,306円36,670円27,628円28,393円
消費支出合計163,288円157,372円184,305円147,994円148,918円

参考1:e-Start総務省統計局「家計調査(2022年)」家計収支編 単身世帯 2男女、年齢階級別

2. 女性(年齢別)

一人暮らし女性でも一ヵ月の支出は約16万円であり、一番多いのは男性と同様に働き盛りの35~59歳ですが、同年代の男性よりも約1万円多い約19万円となっています。内訳でもっとも多くを占めているのが食費(22.9%)、次にその他の消費支出(20.9%)、住居費(13.5%)です。また、水道光熱費(8.5%)については、男性よりも少し多めとなっていることがわかります。[参考2]

用途分類単身世帯
(女性)
~34歳35~59歳60~64歳65歳以上
食料36,860円
(22.9%)
30,035円40,075円37,610円37,542円
住居21,714円
(13.5%)
41,775円30,044円14,163円13,141円
光熱・水道13,738円
(8.5%)
8,907円13,371円15,055円15,143円
家具・家事用品6,523円
(4.0%)
4,107円6,468円7,149円7,119円
被服及び履物5,786円
(3.6%)
7,447円8,632円4,501円4,388円
保険医療8,407円
(5.2%)
4,748円10,844円8,585円8,447円
交通・通信16,740円
(10.4%)
19,792円21,391円14,578円13,423円
教養娯楽17,101円
(10.6%)
20,570円20,034円15,336円15,041円
その他の消費支出
(理美容サービス、
身の回り用品、
たばこなど)
33,538円
(20.9%)
22,057円39,203円34,696円34,727円
消費支出合計160,407円159,438円190,059円151,673円148,971円

参考2:e-Start総務省統計局「家計調査(2022年)」家計収支編 単身世帯 2男女、年齢階級別

一人暮らしで節約するためのポイントや注意点

一人暮らしの生活費を節約するためのポイントや注意点は、大きく分けて次の8つです。

一人暮らしで節約するためのポイント8つ!

  • 支出を把握する
  • 固定費と変動費を分けて考える
  • 家計簿をつける
  • 先取り貯金を意識する
  • 目標金額を決めておく
  • 優先順位を決める
  • お金を使うタイミングを把握しておく
  • 無理に節約しようとしない

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

1. 支出を把握する

一人暮らしの平均支出額と比べて、自分の1ヵ月の支出はどのような状況になっているのか確認することから始めましょう。毎月自分がどの項目にどのくらいお金を使っているのかチェックして、一人暮らしの平均的な支出額よりも多ければ、その項目に注目して節約を考えることができます。

2. 固定費と変動費を分けて考える

毎月の支出は、家賃や水道・光熱費など必ずかかる「固定費」と、洋服代・医療費・娯楽費などその月によって出費の度合いが変わる「変動費」の2種類に大きく分けることができます。

一人暮らしで節約を考える際にまずおこないたいのは、毎月の支出項目を、自分でコントロールしにくい「固定費(家賃、水道光熱費など)」と、その月によって変動する「変動費(洋服代、医療費、娯楽費など)」に分けることです。

「自分にとってお金をかけたいのはどの項目なのか」を最初に整理しておくと、どの節約方法をおこなうことができるか判断できるようになります。

3. 家計簿をつける

「今まで家計簿をつけたことがない」という方は、おおまかで良いですので家計簿をぜひつけてみましょう。これで1ヵ月のお金の出入りを把握することができます。紙ベースの家計簿帳、エクセル、家計簿アプリなど、自分が使いやすいものを利用して下さい。

家賃や水道・光熱費は検針表などでお知らせが来ますので把握できます。食費や洋服代、その他の生活用品の購入費などについてはレシートを保管しておきましょう。交通費はおおよそでかまいません。

家計簿をつける際のポイントを知りたい方は、こちらも参考にしてください。
家計簿に必要な項目とは?家計簿をつける際のポイントなども徹底解説!

4. 先取り貯金を意識する

「先取り貯金」とは、月末の残金を貯金に回すのではなく、あらかじめ一定の金額を貯金に回しておくという貯金方法です。先取り貯金をして残ったお金で生活費をやりくりする習慣が身につけば、「今月は貯金ができなかった」という場面は発生しません。また、毎月の貯金額も一定になるため、貯金予定額を想定できるなどのメリットもあります。

5. 目標金額を決めておく

「目標金額を決めておく」のも、貯金を続けるコツの1つです。目標金額を決めておくことで、毎月いくらずつ貯金に回せば良いのかがわかり、貯金へのモチベーションの維持につながります。

ただし、先取り貯金では初めから大きな金額でおこなうと生活費が不足したり、途中で挫折したりする可能性があります。先取り貯金の場合には、小さな目標を設定して達成感を積み重ねていく方法もおすすめです。

6. 優先順位を決める

一人暮らしの生活費を節約する際は、節約効果の高い支出項目を把握して優先的に取り組むのが効果的です。先に述べた「自分にとってお金をかけたいのはどの項目なのか」ということを意識して、節約効果の高い項目を優先していくと良いでしょう。

節約効果の高い支出項目の順番はこちらになります。

節約効果の高い支出項目の順位

  1. 固定費(家賃、水道光熱費、通信費、保険など)
  2. さまざまな無駄遣い(嗜好品など)
  3. 変動費(食費、被服費、美容・医療費、交際費など)

優先度の高い固定費は、金額が大きなものが多いので、高い節約効果が望めます。固定費の節約を実行したら、次は無駄遣いをしていないか確認しましょう。例えば毎朝のカフェでのコーヒー代やたばこ代などが当てはまります。無駄遣いを減らすことができたら、食費や交際費などの変動費も節約できるものがないかチェックしてみてください。

7. お金を使うタイミングを把握しておく

就職・結婚・出産・子どもの進学・マイホーム購入・親の介護など、自分の今後のライフステージで、どのようなお金がかかる可能性があるのか把握しておくことは大切です。自分のライフプラン(人生の設計書)を立てておくことで、今後必要となるお金が予測・準備できます。

人生のどのようなタイミングでお金を使う可能性があるのか把握することができる「ライフプラン表」の作り方を知りたい方は、こちらもぜひご覧ください。
ライフプラン表の作り方やメリット、注意点について紹介

8. 無理に節約しようとしない

節約のためにエアコンの使用を我慢したり、趣味や習い事、レジャー費などを大きく削ったりしてしまうと、体調を崩したりストレスが溜まってしまう可能性が高くなります。その反動で、逆にお金を使いこんでしまうこともありますので、生活費の節約は初めから自分が無理なくできる範囲でおこなうようにしましょう。

一人暮らしの節約は項目を分けて考えよう

こちらでは、一人暮らしでの生活費の節約方法について、「食費」「水道・光熱費」「通信費」「日用品費」「その他の節約方法」など項目別にご紹介していきます。

1. 食費を節約する方法

一人暮らしの支出項目のなかでももっとも大きく占めている食費は、次の3つの方法で節約することが可能です。

  • 月の食費を決めておく
  • 日持ちするものや冷凍できるものを選ぶ
  • 自炊や作り置きをする

1.1 月の食費を決めておく

その月に食費として使える金額を決めておくことで、先を見越して計画的に買い物をするようになります。そして結果的に使い過ぎを抑えることができます。

1.2 日持ちするものや冷凍できるものを選ぶ

一人暮らしの場合には、安いからとまとめ買いしてしまうと、使いきれずに食材を無駄にしてしまう可能性もあります。葉物よりもできるだけ日持ちのする根菜や乾物、缶詰、また冷凍できる素材を選ぶようにすると良いでしょう。

1.3 自炊や作り置きをする

一人暮らしの食費を節約するなら、自炊や作り置きをがんばるのも基本的な方法の1つです。時間に余裕のある週末などにまとめて作り置きをして、冷凍しておけば、疲れて帰宅しても電子レンジで解凍するだけで食事ができます。

毎日自炊をおこなうのは大変ですので、ときにはお惣菜を購入して加えるなど、無理のない範囲で続けるのがコツです。

2. 電気・ガス・水道代を節約する方法

固定費の1つである水道・光熱費も、次のようなちょっとした行動で節約が可能です。

  • 電気料金やガス代を見直す
  • 省エネ家電にする
  • こまめに水を止める
  • シャワーの設定温度やお風呂の水の量を調整する

2.1 電気料金やガス代を見直す

電気料金については、電力の自由化により賃貸住宅でも電力会社を選べるようになっていることがほとんどです。電力会社の変更が可能な場合は、ライフスタイルに合った契約プランやアンペアに見直すことで、電気料金を大きく節約できる可能性があります。

ガス代については、プロパンガスよりも都市ガスのほうが割安です。物件を探し中の方は、ランニングコストを考えて、都市ガスを採用している物件を選ぶことをおすすめします。

2.2 省エネ家電にする

最近では、省エネルギーで大きなパワーを発揮する「省エネ家電」が多く販売されています。なかでもエアコンや冷蔵庫などは、10年前に購入したものよりも電気代は割安になるにもかかわらず、パワーはそのまま、もしくはアップしているものがほとんどです。

また自治体によっては、省エネ家電の購入で補助金が給付されるところもあります。例えば秋田県では、期間限定ではありますが、一定の省エネ機能を持つエアコンもしくは冷蔵庫の購入で、1台あたり本体購入価格の20%(上限2万円)の助成金が商品券などの形で受け取れます。

これから一人暮らしを始める方や、ちょうど家電の買い換えを考えている方は、この機会に思い切って省エネ家電を選んでみてはいかがでしょうか。

2.3 こまめに水を止める

手洗い、食器洗いなどの際は、水を出しっぱなしにせずこまめに止めることで、水道代の節約につながります。

食器洗いについては、一人分ですので食器洗い機よりも手で洗ったほうが水量の節約になりますが、洗い桶に水を貯めて洗うとさらに効果的です。また、油汚れはあらかじめキッチンペーパーで拭き取っておくと、洗剤も水も無駄使いせずに済みます。

2.4 シャワーの設定温度やお風呂の水の量を調整する

シャワーは違和感がなければ、設定温度を1℃下げることでガス代の節約につながります。また、湯船にお湯をためる際には、浸かった時に溢れるほどお湯をためるのは避け、必要十分な量で入浴するようにしましょう。

また、お風呂の自動保温はできるだけ早めに止めればガス代の節約に、シャワーの時間を短くすることを心掛ければ送水時の電気使用量の節約になります。

3. 通信費を節約する方法

ネット社会が進化した現代では、通信費も固定費の1つとしてカウントされます。そんな通信費も、次のような方法で節約が可能です。

  • 契約しているプランを見直す
  • サブスクの活用や見直しをする

3.1 契約しているプランを見直す

賃貸物件では、インターネット回線が完備されているところが増えており、なかにはWi-Fiが無料で利用できる物件もあります。あまり外出しない、外出先で動画等をあまり観ないのであればスマートフォンで契約しているデータ容量は使い放題である必要はないため、プランを変更することで通信費を節約することが可能です。

また、大手キャリアではなく格安SIMへ乗り換えるのもおすすめです。格安SIMは大手キャリアの回線をレンタルしていることも多いですので、つながりにくいという心配は少なくなりつつあります。

3.2 サブスクの活用や見直しをする

最近では、毎月一定額を支払って「動画視聴」や「ネット通販の送料が無料」といったサブスクリプションサービスが広く普及しています。特定の趣味でサブスクを利用したほうがお得な場合には、ぜひ活用して趣味にかかるお金を節約しましょう。

ただし、複数のサブスクを利用している場合には、サービス内容が被っていたり、実はあまり利用していないものがあったりするケースもあります。無料のお試し期間で入会したサブスクなども含めて、一度見直しをして、不要な契約があれば解約しましょう。

4. 日用品を節約する方法

一人暮らしでは、日用品も自分で購入しておく必要があります。その際にも、次のポイントを押さえて節約につなげましょう。

  • 消耗品はまとめ買いする
  • ポイントやキャンペーンを利用する

4.1 消耗品はまとめ買いする

トイレットペーパーやティッシュなど日常生活で使用頻度の高い消耗品は、購入品リストを作り、ネット通販のセール期間にまとめ買いをして節約しましょう。リストを作ることで無駄遣いを避けられますし、ネット通販を利用することで時間を節約できます。この場合、保管スペースに置けて、生活スペースに支障がない量を購入するのがポイントです。

4.2 ポイントやキャンペーンを利用する

最近では「ポイ活(ポイント活動)」も広く普及しています。効率よくポイ活するためにも、できるだけ同じスーパーを利用しましょう。付与されるポイントが集約され大きく還元されます。クーポンや還元ポイントを利用して買い物ができれば、食費の節約につながります。

店舗によっては、複数の種類のポイントの付与(ポイント二重取りなど)が可能な場合もありますので、買物の前にチェックしておくことをおすすめします。

5. その他の節約方法

その他にも次のような節約方法もあります。できるものからぜひ始めてみましょう。

  • いろいろな貯金方法を試してみる
  • iDeCoやNISAを活用する
  • 保険を見直す

5.1 いろいろな貯金方法を試してみる

貯金が苦手、やったことがないという方は、「小銭ができたらとりあえずすぐに貯金箱に入れる」「財布に500円玉を見つけたら貯金箱へ入れる」といった、ストレスや負担が少ない貯金方法から試してみましょう。貯金箱の重みを感じることができるため、貯金が増えている実感も沸きます。

手軽に始めやすくて人気の500円玉貯金に挑戦してみたい方は、こちらをぜひご覧ください。
500円玉貯金はどうやればいい?メリットや貯めるコツ・ポイントについて詳しく紹介

5.2 iDeCoやNISAを活用する

iDeCoは国の私的年金制度、NISAは国の投資用税制優遇制度で、どちらも資産形成や節税に役立つ先取り貯金につながります。契約すると強制的に貯金資産形成ができますので、貯金資産形成に慣れていない方にもおすすめの方法だといえます。初めは少額から開始して、状況に合わせて増額や減額の調整をおこないましょう。
ただし、iDeCoやNISAを活用しても、投資をすることは元本割れするリスクもあります。それを理解したうえで、自分に適した商品を選ぶ事が大切です。

iDeCoやNISAについて、ご自身の住んでいる地域における掛金の平均など詳細を知りたい方は「【iDeco】47都道府県、iDeCoを活用しているのはどこ?月々の掛金は?」「【NISA】47都道府県、NISAを活用しているのはどこ?月々の掛金は?」も参考にしてください。

5.3 保険を見直す

「親が加入してくれていた保険を就職時に自分名義に変更した」「就職後に生命保険に加入した」という方もいるかもしれません。保険も固定費の1つですので、見直すことで毎月の出費を節約できる場合があります。

同じ保障内容やサービスでも、保険会社によって保険料は異なりますので、必要十分な保障で保険料をもっと抑えられる保険商品があるかもしれません。

保険の見直しでフコク生命の保険商品について知りたい方は、こちらから資料請求が可能です。お気軽にお問い合わせください。
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まとめ

一人暮らしでは、家賃を始めさまざまな生活費を自分で賄っていかなければなりません。しかし、見方を変えると「自分でお金をコントロール」ことになりますので、実は節約がしやすいといえます。まずは1ヵ月の収支を把握して、ご紹介したポイントを押さえて、無理のない範囲で節約に励みましょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ