これって育児ノイローゼ?重くなる前に試したい3つの方法

これって育児ノイローゼ?重くなる前に試したい3つの方法

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愛する我が子の成長を見守ることは親にとってこの上ない喜びですが、一方で、ひとりの人間を一人前に育てあげることには大きな責任が伴います。

特に初めての育児は不安や緊張も大きく、なかには育児ノイローゼにかかってしまう方も少なくありません。

育児がつらい、しんどいと感じているのなら、症状が重くなる前にしっかり対処しましょう。

この記事では、育児ノイローゼの基礎知識や初期症状、育児ノイローゼを防ぐためにできることについて解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

育児ノイローゼとは?

育児ノイローゼとは、育児を原因とするストレスやプレッシャーにより、心身に支障をきたしている状態を指します。

育児に大変さ、つらさを感じる方は多く、ストレスやプレッシャーがピークに達すると、精神的に不安定になったり、体調を崩したりするようになります。

単なる育児疲れだろうと放置していると、症状がだんだんと悪化し、以下のような状態に陥るおそれがあります。

■気分が落ち込む

育児ノイローゼにかかると、ささいなことで気分が落ち込み、立ち直るまでかなりの時間を要します。

重症になると家から出られなくなり、引きこもりになるおそれがあります。

■家族への虐待・DV

育児のストレスが溜まると、常にイライラし、配偶者や子どもに八つ当たりするおそれがあります。

暴力をふるう、暴言を吐くといった直接的な攻撃だけでなく、子どもに食事を与えない、無視するといったネグレクトを引き起こす場合もあります。

■家出・自傷行為

育児のつらさから逃れたいという一心で、家出や自傷行為を繰り返してしまう場合があります。

厚生労働省の「人口減少社会に対する意識調査」によると、0~15歳の子どもが1人以上いる人のうち、子育てに対して負担・不安に思うことがあると回答した人は全体の7割以上に達しているそうです。

育児ノイローゼが重症化すると、治すまでにかなりの時間と手間がかかりますので、心身に「疲れ」や「しんどさ」を感じたら、早急に対処することをおすすめします。

育児ノイローゼの初期にみられる兆候

育児ノイローゼは最初から重症化するわけではなく、段階的に悪化していきます。

初期の兆候を見逃すと、適切な対処を行えないまま重症化するおそれがありますので、育児中に「おかしいな」と思ったら育児ノイローゼを疑ってみましょう。

ここでは、厚生労働省の「養育者のメンタルヘルス」などを参考に、育児ノイローゼ初期に見られる主な兆候を5つご紹介します。

1.気分が沈んでいて、何もやる気が起きない

特に悲しいこと、つらいことがあったわけでもないのに、理由もなく気分が沈んだり、何に対してもやる気が起きなくなったりします。

特にこれまで好きだったことや、興味を持っていたことに対して関心がなくなった場合は要注意です。

2.元気がなく、すぐに疲れる

ちょっと動いただけで、だるさや疲れを感じるようになります。

疲れが慢性化すると自覚症状がなくなってくるため、気付くのが遅れる場合があります。

3.食欲が減退する

あまり空腹を感じない、少量しか食べられないなど、以前と比べて食欲が減退してきたら赤信号です。

少食になると十分な栄養が摂取できず、2で紹介したような疲れやだるさが慢性化しやすくなります。

4.寝付き・目覚めが悪い

ベッドに入ってから何十分、何時間も眠れなかったり、体が重くて朝起きられなくなったりします。

産後に職場復帰している場合、遅刻や欠勤などが増えるため、周囲が先に異変に気付くこともあります。

5.人と会うのがおっくうになる

もともと社交的だった人でも、育児ノイローゼになると人に会うのがおっくうになることがあります。

以前は楽しかった友達とのお付き合いを「面倒」「行きたくない」と感じ始めたら要注意です。

育児ノイローゼを防ぐ/治すためにできること

育児ノイローゼは、早めに対処すればするほど、症状の予防や改善につながりやすくなります。

ここでは、育児ノイローゼを未然に防ぐ、または治すためにできることを3つご紹介します。

1.自分の健康状態をチェックする

育児ノイローゼが慢性化すると、自覚症状を感じにくくなりますので、まずは客観的に自分の健康状態をチェックしてみましょう。

最近の自分を振り返ってみて、以下10の項目のうち、いくつ当てはまるかを確認します。

1.外出するのがおっくう
2.人に会いたくない
3.すぐにイライラする
4.趣味への興味・関心が薄くなった
5.理由もなく涙が出てくる
6.寝付きが悪い
7.食欲が湧かない
8.やる気が出ない、無気力
9.子どもがかわいいと思えない
10.自分は価値のない人間だと思う

5個以上当てはまるようであれば、なるべく早く医療機関を受診し、判断を仰ぎましょう。

2.育児に対する考え方を変えてみる

育児雑誌やインターネットには、育児に役立つ情報がたくさん掲載されています。

しかし、メディアの情報に傾倒しすぎると、「親はこうあるべき」「子どもは◯歳になると××ができるようになる」といった固定観念に縛られやすくなります。

理想から少しでも外れてしまうと、自分を責めたり、自己嫌悪に陥ったりして、育児ノイローゼの症状が悪化してしまいます。

子育ては十人十色ですので、「自分と子どものペースで成長すればいい」と割り切り、周囲の情報に振り回されすぎないようにしましょう。

育児はもちろん、家事についても完璧を目指さず、適度に手を抜くことが心身の安定につながります。

3.自分の行動に無理はないかチェックする

初めての育児の場合、張り切りすぎて、つい自分のキャパシティを超えて活動してしまいがちです。

体力・気力が失われると、精神も不安定になってきますので、一度立ち止まって、自分の一日の行動を振り返ってみましょう。

負担が大きい、一人の時間が欲しいと思ったら、パートナーや信頼できる身内に子どもを預けて、リフレッシュすることも大切です。

「子どもを置いて自分ひとりで楽しむなんて…」と罪悪感を覚える方もいますが、育児ノイローゼが悪化するリスクを考えれば、パパ・ママの健康を保つことが最優先です。

夫婦でお互いの行動を確かめ合えば、より客観的に相手の状況を判断できますので、一度話し合いの場を設けてみてはいかがでしょうか。

周囲ができるサポートは?

身近な人が育児ノイローゼになった場合、周囲はどんなサポートを行えば良いのでしょうか。

育児サポートの方法や、特に注意したいポイントを2つご紹介します。

1.ママに育児を任せきりにしない

男女平等が叫ばれて久しいですが、日本では未だに「育児は女性が行うもの」という固定観念が根強く定着しています。

育児に疲れた…みんなの子育て疲れの原因と解決方法は?」でも紹介した通り、1週間あたりの平均育児時間は、女性が男性の2.5倍以上であり、特に平日の差は歴然です。

平日・日中に仕事をしていると、どうしても子どもと接する機会は少なくなりますが、だからといってパートナーに任せきりにはせず、帰宅後や休日は子どものお世話を代わるなど、積極的に育児に参加することが大切です。

2.パパ・ママのサポートを優先する

「育児のサポート」というと、子どもにばかり目が行きがちですが、実際にサポートを求めているのは親であるパパ・ママ本人です。

周囲がサポートを行うのなら、代わりに育児を行うのではなく、パパ・ママが負担に思っていることのお手伝いを申し出ましょう。

たとえば育児が大変で家の片付けがままならない…という場合は、掃除や整理整頓を行って育児しやすい環境を整えると、パパ・ママの負担を軽減することができます。

3.積極的にコミュニケーションを取る

独身時代からの友人は、「子育てで大変だろうな」と気を遣い、ついつい連絡するのを遠慮してしまいがちです。

しかし、育児で孤立しているパパ・ママにとって、友人からのコンタクトは気分転換になりますし、心の中に溜まっているものをはき出せる良いきっかけでもあります。

ひんぱんに連絡を取る必要はありませんが、たまに声をかけて、元気でいるかどうかさりげなくチェックしてみましょう。

4.すぐに相談できる、頼れる先を用意しておく

育児について、ちょっとした不安や困りごとがあるときに気軽に相談できる人がいると安心ですよね。

フコク生命では、「出産や育児に対する不安を少しでもやわらげてもらいたい」「お子さまには大きな夢をもって健やかに育ってもらいたい」という思いから、「フコク赤ちゃん&キッズクラブ」というサービスを提供しています。

赤ちゃんの発育や気になる症状、パパ・ママ自身の体調の不安など、どんなささいなことでも、看護師、管理栄養士、心理カウンセラー等の専門スタッフに24時間・365日無料で電話相談できるサービスを受けることができます。

他にも日々の育児に役立つ情報の配信や、サンリオピューロランドなどの施設割引など、特典も豊富です。

会員資格は「妊娠中または、0~12歳のお子さまがいるパパ・ママである」ことだけ。保険契約者である必要はなく、入会金や年会費などは一切かかりませんので、お気軽に会員登録してくださいね。

まとめ

育児ノイローゼは特定の人だけでなく、育児をしているすべての人に起こり得る症状です。

心身に不調を感じたら、「たかが疲れ」と放置せず、自分が育児ノイローゼに陥っていないかどうか確認しましょう。

自身で意識改革を行うことも大切ですが、ひとりでできることには限界がありますので、周囲にもサポートをお願いすることが大切です。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社ぱむ