結婚式にお呼ばれした際の持ち物を紹介!役立つアイテムや結婚式のマナーについても解説

結婚式にお呼ばれした際の持ち物を紹介!役立つアイテムや結婚式のマナーについても解説

結婚式にお呼ばれするのはとても喜ばしいことです。しかし、結婚式に初めて参列する方や久しぶりに参列する方の中には、何を持って行けば良いのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

この記事では、結婚式に参列する際の持ち物と役立つアイテムを紹介します。あわせて結婚式の簡単なマナーについても解説するのでお役立てください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

結婚式にお呼ばれした際の持ち物

結婚式当日の基本的な持ち物は、男女共通で次のようなものです。

1.ご祝儀・ご祝儀袋・袱紗(ふくさ)

ご祝儀制の結婚式の場合、忘れてはならないのがご祝儀です。ご祝儀袋に新札で用意したご祝儀を入れ、袱紗(ふくさ)に包んで持参しましょう。

ご祝儀の相場やマナーは、「結婚式のご祝儀の相場はどれくらい?袋の選び方や書き方のマナーについても紹介」で詳しく解説しています。

会費制の結婚式は、受付で会費をそのまま渡します。あらかじめ決められた金額を持っていきましょう。

2.招待状やゲストカード

招待状やゲストカードは式場で受付時に提示を求められる場合があります。なくても参列できないわけではありませんが、式場へのアクセスやタイムスケジュールなどが記載されており、当日の確認にも役立つので持っていくようにしましょう。

3.ハンカチ・ティッシュ

手を拭くのはもちろん、感動的なシーンの多い結婚式にハンカチやティッシュは欠かせません。なお、結婚式に参列する服装として「白」はNGとされていますが、ハンカチは無地の白が基本です。白のハンカチがない場合は、なるべく派手な色や柄、タオル地は避け、明るめの色を選ぶと良いでしょう。メイク直しをする方やお子さま連れで参列する方などは、ウェットティッシュもあると役立ちます。

4.財布

交通費やちょっとした買い物などにお金が必要になることもあります。バッグを持たない場合や普段使っている財布が大きい場合には、必要なものだけ小さめの財布やカードケースなどに入れて持参すると良いでしょう。

5.携帯電話・スマートフォン・カメラ

携帯電話やスマートフォンは写真・動画の撮影や当日の連絡用に必要です。披露宴が終わるまではマナーモードにしておくことを忘れずに。

自前のカメラを持っている方は、それを持参しても良いでしょう。ただし、撮影に夢中になって式場カメラマンや他のゲストの邪魔になることは避けなければなりません。カメラの持ち込みを禁止・制限している式場もあるため、事前に新郎新婦や式場に確認しておくと安心です。

6.モバイルバッテリー

結婚式は長時間にわたるため、携帯電話やスマートフォンの充電切れに備えてモバイルバッテリーを持参しておくと安心です。家で携帯電話やスマートフォン、モバイルバッテリーの充電も忘れずにしておきましょう。

7.絆創膏や常備薬

普段履き慣れていない靴を履く場合は、靴ずれに備えて絆創膏を持っていきましょう。また、普段飲んでいる常用薬があれば忘れずに持っていきましょう。急な体調不良に備えて、頭痛薬など常備薬も持参しておくと安心です。

8.マスク

マスクは任意のケースが多くなったものの、着用を求められる場合もあるため持参しておくのが無難です。清潔感のある白や無地のものを選ぶと良いでしょう。

女性ゲストの持ち物で必要なもの

女性の方は、次のようなものも持参しておくと安心です。

1.ヘアやメイク直しをするための道具・手鏡

長時間にわたる式では、途中でメイク直しが必要になることもあります。小さめのポーチに、リップやファンデーションなど最低限のメイク道具や手鏡などを入れて持参すると良いでしょう。

2.予備のストッキング

長時間の結婚式でうっかりストッキングを伝線させてしまうこともあるでしょう。そのままでは見た目も良くないため、予備のストッキングを持参しておくと安心です。

3.履き替え用のシューズ

ヒール靴を履き慣れていない場合や当日天候が優れない場合などは、式で履く靴とは別に、移動用の靴を用意しておくのもおすすめです。薄めのパンプスなど、なるべく荷物にならないものを選ぶと良いでしょう。

男性ゲストの持ち物で必要なもの

男性の方はバッグなどを持たず、手ぶらのほうが好ましいとされており、必要な持ち物はなるべくポケットに収めるのが基本です。ただし、シルエットが崩れてしまうくらいに物を入れるのはNG。荷物が多い場合は無理にポケットに入れず、クラッチバッグなどを使いましょう。

また、フォーマルな結婚式では上着の胸ポケットにポケットチーフを挿すのがマナーとされています。必須ではありませんが、あればよりスマートです。無地の白またはシルバー、シルク地を基本に、ネクタイにあわせてコーディネートすると良いでしょう。

持っておくと役立つアイテム

結婚式当日には次のようなアイテムも役立ちます。荷物が多くなりすぎないように取捨選択して、ご自身が必要だと思うものだけ持参しましょう。

1.二日酔いの防止のための薬やドリンク剤

おめでたい席でついつい飲み過ぎてしまうことも多いため、二日酔い防止の薬やドリンク剤を持っておくと安心です。

2.サブバッグ・エコバッグ

結婚式では引き出物やお花、景品などをもらうこともあるでしょう。荷物が増えることを想定して、コンパクトに折り畳んでおけるサブバッグやエコバッグがあると便利です。

3.カーディガンやカイロ

式場内の冷房が強かったり、屋外での演出があったりして肌寒い場合もあります。特に女性は薄手の服装が多いため、上から羽織れるカーディガンやストール、冬場は使い捨てカイロなどを持参しておくと良いでしょう。

4.筆記用具

結婚式では、新郎新婦あてにメッセージの記入を求められることがあります。会場にペンは用意されていますが、自分のペンを持っていれば待ち時間なくスムーズです。ペンがあれば、個人的にメッセージを書いて新郎新婦に手渡すこともできます。ただし用意されているペンと違うペンを使うと浮いてしまうような場面では、用意されているペンを使うようにしましょう。

5.マウスケア用品

結婚式では初対面の方と話す機会も多いため、口臭にはいつも以上に気をつけたいところです。携帯用のマウスウオッシュやタブレット、口腔スプレー、ガムなどがあれば、ちょっとした合間でさっとお口のケアができるので、用意しておくと重宝します。

結婚式にお呼ばれした時のポイントや注意点

結婚式にお呼ばれした時は、次のようなポイントや注意点を押さえておきましょう

1.招待状が届いたら早めに返信を

招待状が届いたら、できれば2〜3日以内、遅くとも1週間以内に返信するのが基本です。すぐに返信すれば、新郎新婦が出席者数を早めに把握でき、席次表の作成など、式の準備をスムーズに進められます。返事が遅くなってしまう場合は、その旨を電話やメールなどで伝えるようにしましょう。

新郎新婦と親しい間柄であれば、事前に電話やメールなどで出欠を確認されることもあります。その際に出席すると伝えている場合でも、招待状にはちゃんと返信するのがマナーです。

やむを得ず欠席する場合は理由を簡潔に記載し、お祝いの言葉を添えて早めに返信しましょう。

招待状の返信マナーについては、「結婚式招待状の返信マナー!書き方やメッセージ例を紹介」で詳しく解説しています。

2.結婚式のマナーを知っておくことが大事

結婚式には、服装や振る舞いなどにさまざまなマナーがあり、失礼のないように基本的なマナーを心得ておくことが大切です。

服装については、新郎新婦の色である白や葬儀を連想させる黒は避け、派手すぎず肌の露出を控えめにした、品のある服装を選びましょう。男性はジャケットとネクタイ、女性はワンピースなどがおすすめです。

テーブルマナーでは、ナプキンを半分に折って膝に置き、ナイフとフォークは外側から順に使います。音を立てずに静かに食事をし、食器を重ねないようにしましょう。

式中は新郎新婦や他のゲストへの配慮を忘れず、携帯電話やスマートフォンの使用は控え、同席者との会話を楽しみながらも、言葉遣いや声の大きさにも注意しましょう。

このような基本的なマナーを守ることで、新郎新婦への祝福の気持ちを表すと共に、他のゲストへの配慮ある振る舞いができるでしょう。結婚式のマナーを知っておくことは、新郎新婦とゲスト双方にとって大切なことなのです。

3.欠席することになった場合のご祝儀の渡し方

やむを得ず欠席する場合でも、お祝いの気持ちを示すためにご祝儀を渡すのが望ましいとされています。

なお、ご祝儀には結婚式で振る舞われる食事代や引き出物の費用などをゲストが負担するという意味合いもあります。そのため、欠席する場合は、親族以外のご祝儀の相場である3万円から、食事代や引き出物代を差し引いた1万円程度を贈るのが一般的です。

ただし、出席すると連絡していて急遽欠席することになった場合は、出席する場合と同額の3万円程度のご祝儀を贈るのがマナーです。また、ご自身の結婚式でご祝儀をいただいている場合には、いただいた金額と同額のご祝儀を贈るようにしましょう。

まとめ

結婚式当日の基本的な持ち物としては、ご祝儀や招待状、財布、スマートフォンなどがあります。必要に応じて役立つアイテムを持っていくとより快適に過ごせるでしょう。なにより大切なのは、新郎新婦の大切な日を一緒に祝う気持ちですが、それを形で示すものとして、持ち物や服装、振る舞いなどのマナーはしっかり押さえておきましょう

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

竹国弘城(たけくに ひろき)
独立系FP、RAPPORT Consulting Office代表。証券会社、生損保代理店での勤務を経て独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、自分のお金の問題について自ら考え、行動できるようになってもらうためのサポートを行う。1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®、証券外務員一種、宅地建物取引士

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ