理想の老後を叶えるための、稼げる資格4選!

理想の老後を叶えるための、稼げる資格4選!

「人生100年時代」といわれる現代において、セカンドライフに必要な資金をどのように確保するかは大きな課題となります。

生命保険文化センターの「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、夫婦ふたりで老後にゆとりある生活を送るためには、月額36万1,000円の生活費が必要とされています。

公的年金のみで月額36万円の生活費をまかなうのは難しいことから、何らかの資格を取得し、定年後の再就職を目指す方が増えてきています。

そこでこの記事では、理想の老後を叶えるために役立つ資格について解説します。

理想の老後を手に入れるためには?

一言に「理想の老後」といっても、そのニーズや希望は人によって大きく異なります。そのため、まずは自分が思い描く「理想の老後」について、生活像を明確にすることが大切です。

たとえば現在サラリーマンとして働いている方で、定年後も職場を変えずに働きたい場合、定年延長するか、条件を変えて再雇用してもらうのかの二択となります。

また、正社員として組織に属するだけでなく、短時間のアルバイトをしたり、起業して新たなビジネスを始めたりする方法もあります。

他にも、在宅勤務なのか出社勤務なのか、1週間のうちどのくらい働きたいのか、自分のスキルを活かした仕事に就きたいのかなど、考えるべき事柄はいろいろあります。

現役並みにバリバリ働きたいという方もいれば、余生はほどほどの収入を得ながら、のんびり過ごしたいという方もいますので、自分はどんな老後を送りたいのか、あらためて考えてみることをおすすめします。

実際にどれくらい稼げるもの?

定年を迎えた後も、定年延長や再雇用、再就職などによって働き続ける場合、具体的にどのくらい稼げるものなのでしょうか。

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況」をもとに、60代以降の収入を産業別にまとめました。

「教育・学習支援」や「医療・福祉」の水準が高い

60代以降の賃金を主な産業別にチェックすると、賃金水準が最も高いのは「教育、学習支援業」です。

現役の頃よりもやや賃金水準が下がるものの、60代以降の月額賃金の平均は、男性で約44万円、女性で約39万円と、他産業より高い水準をキープしています。

特に女性の場合、60~64歳に賃金水準のピークを迎えており、若年層よりシニア層の方が稼いでいる実態が伺えます。

次いで賃金水準が高いのは「医療・福祉」の仕事で、男性の月額賃金の平均は約41万4,000円、女性で約24万1,000円となります。

医療・福祉の仕事では医師や看護師、介護福祉士など有資格の人材が求められるため、他の産業よりも賃金が優遇されていると考えられます。

一方、「宿泊業、飲食サービス業」や「生活関連サービス業、娯楽業」などは60代以降になると給与水準が下がり、70代以降は賃金平均が20万円を下回ります。

老後に稼げる資格4選!

老後も安定した収入を得たいのなら、再就職や待遇で有利になる資格を取得するのがおすすめです。

実際に資格を取得する際は、自分のこれまでのキャリアや適正に合ったものを選ぶのはもちろん、資格取得までにかかる期間や費用なども考慮することが大切です。

ここでは、老後にしっかり稼ぎたい方におすすめの資格を4つご紹介します。

1.調理師免許

料理が好きな方や、定年後はカフェを営業したいという方は、調理師免許の取得がおすすめです。

レストランやカフェなどで働く場合は、単純に調理をするだけでなく、食材の仕入れやメニューの考案、職場の衛生管理など、調理に関わるさまざまな業務を担うことになります。

飲食店以外にも、ホテルや旅館、企業の社員食堂、病院や介護施設など、幅広い場所で働けるところが特徴です。

新型コロナウイルス感染症の流行により、一般的な飲食店は短時間営業などを強いられ厳しい状況ではありますが、逆に病院などの施設では求人が増えているようです。

また雇用形態も、正社員から契約社員、パート、アルバイトまで多岐にわたっているので、自分の希望するワークスタイルに合わせて働けます。

なお、調理師免許を取得するには、専門学校や養成施設に通学するか、あるいは飲食店などで2年以上の調理実務経験を積んだうえで、調理師試験に合格する必要があります。

2.簿記検定

一般企業で事務や経理などの仕事に就きたいと希望している方は、簿記検定の取得を目指しましょう。

簿記の基礎知識や計算能力などを判定する簿記検定にはさまざまな種類がありますが、最も一般的な日商簿記は難易度に応じて1級~3級に分かれています。

このうち、再就職で有利になるのは2級以上ですが、2級なら独学でも合格を目指すことが可能です。

初心者の場合、簿記検定2級を取得するまでにかかる時間はおおむね6ヵ月~8ヵ月程度とされています。

3.宅建(宅地建物取引士)

不動産事務所などの宅建業者で働くことを希望するのなら、宅地建物取引士(宅建)の資格取得がおすすめです。

不動産業者が宅建業を営むには、1つの事務所ごとに、従業員5人につき1人以上の宅建士を設置することが法律で定められています。

そのため、不動産業では宅建のニーズが非常に高く、再就職を目指す方にとって大きな強みとなります。

宅建士として不動産業者で働くことになった場合は、顧客に対して重要事項の説明や、重要事項の説明書面および契約書への記名・押印など、宅建士にしかできない仕事(独占業務)を請け負うことになります。

もちろん、独占業務以外にも、不動産を探しに来たお客さまの接客や提案など、さまざまな業務を担当します。

宅建の合格率は10%台と低めなので、5ヵ月~12ヵ月ほどの時間をかけて取得する方が多いようです。

4.社会保険労務士(社労士)

特定の会社に属さず、独立開業したいという場合、社会保険労務士(社労士)の資格を取るのもひとつの方法です。

社労士とは、社会保険や年金、労務管理などを扱うスペシャリストで、雇用主と労働者がより良い関係を保つためのサポートを行います。

宅建同様、社労士にも有資格者でなければ行えない独占業務があり、主に行政機関に提出する特定書類の作成や手続きの代行などを請け負います。

特定の企業に属する専任社労士として働く手段もありますが、独立して企業と契約するという方法もあります。

老後にアルバイトという選択肢も

仕事はそこそこに、プライベートを充実させたいという方は、アルバイトで稼ぐという方法もあります。

求人サイトなどをチェックすれば、無資格・60代以上でも働ける案件がたくさん見つかります。

以下では、シニアでも働けるバイトと、それぞれの業務内容、収入の目安を一覧にまとめました。

バイト名業務内容時給の目安
軽作業倉庫・物流センターでの荷物の受け入れ・仕分けなど平均1,000円前後
事務職一般事務、経理、受付、データ入力など 平均1,000円前後
キッチン・厨房飲食店やホテル、旅館などでの調理補助や配膳平均900円前後
清掃店舗やビル、オフィスなどの清掃平均900円~1,000円程度  

まとめ

老後のセカンドライフをゆとりあるものにするためには、公的年金だけでなく、自分でも安定した収入を得る術を考えておく必要があります。

60歳で定年を迎えた後、再就職を有利に進めるためには、自分のスキルや興味のあるジャンルに合った資格を取得しておくのがおすすめです。

取得に必要な期間や活躍の場は資格によって異なりますので、自分の老後生活を思い描きながら、自身にぴったりの資格の取得を目指しましょう。

記事提供元:株式会社ぱむ