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新婚旅行の行き先や旅行日程を考えるのは楽しいものです。しかし挙式や新居への引越しなどと同時進行で計画を立てていくことも多いため、かけられる時間や予算も限られてきます。周りの人たちが新婚旅行にどのくらい予算をかけているのか気になるカップルも多いのではないでしょうか。
この記事では、2023年における新婚旅行の平均予算額、おすすめの場所(国内・国外)、新婚旅行に行く人の割合やタイミング、費用を抑える方法や貯めるためのポイントを解説します。これから新婚旅行を検討しているカップルはぜひ参考にしてくださいね。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
新婚旅行の予算はどれくらい?
コロナ禍が落ち着き移動制限もなくなった2023年、多くのカップルは新婚旅行にどのくらいの費用をかけたのでしょうか?「ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏」のデータを参考に見てみましょう。[参考1]
参考1:「結婚トレンド調査2023首都圏」
1. 新婚旅行にかかった費用の平均
2023年、首都圏において新婚旅行にかけた予算は、2人分の平均で53.4万円となっています。2022年には平均で33.9万円でしたので、予算が約20万円アップされていることがわかります。また、予算額で最も割合が多かったのは「20~30万円未満」、次に「10~20万円未満」、3位は「100~110万円未満」となりました。
新婚旅行の費用(2023年首都圏、2人分、お土産代を除く)
2. 旅行代以外にかかる費用
上記でご紹介した新婚旅行の費用には「お土産代」が含まれていません。2023年、首都圏における新婚旅行でのお土産代の平均予算は5.4万円となっています。
旅行の際には、現地での食事代や観光代がかかります。また、別途アクティビティーを申し込む場合にはその費用も考えておく必要があります。行き先が海外の場合ではパスポートやビザの申請料金もかかりますので、予算に入れておきましょう。
【国内編】新婚旅行におすすめの場所
こちらでは、国内で新婚旅行に人気の高い場所を3つご紹介します。
1. 沖縄
国内での新婚旅行先で、ビーチリゾートとして人気が高い沖縄です。海外へ行くよりも近く、2人でリゾートホテルステイやマリンメニュー、水族館などの観光も楽しめるのが魅力でしょう。マリンメニューを楽しみたい場合は7月~11月がおすすめです。ただしホテルや離島等の行先などに応じて、予算感に大きく違いがでます。パートナーと話し合い、丁度よいプランを考えましょう。
沖縄 | |
予算相場 | 約15万~100万円(2名、2泊3日) |
おすすめの観光地 | 首里城、沖縄美ら海水族館、国際通りなど |
おすすめの時期 | 7月~11月(マリンメニューを楽しみたい場合) |
オフシーズン | 12月~1月(年末年始を除く) |
2. 九州
九州も新婚旅行先として人気の高い場所の1つです。大自然、歴史的建造物、温泉など各県で見所がさまざまありますので、2泊3日であればエリアを絞って楽しむのがおすすめ。九州旅行は秋の行楽シーズンも人気があります。ご当地グルメもぜひ楽しんでください。九州で複数の県にわたって旅行する場合は、移動費や移動時間に注意が必要です。「旅行代金の大部分が移動費だった」、「旅程の多くが移動時間になってしまった」と残念な結果にならないようプランを練りましょう。
九州 | |
予算相場 | 約12万~40万円(2名、2泊3日) |
おすすめの観光地 | 屋久島、長崎ハウステンボス、湯布院温泉など |
おすすめの時期 | 5月のゴールデンウィーク前後、7月~8月、10月~11月 |
オフシーズン | 12月~1月 |
3. 北海道
夏は涼しく、冬はウィンタースポーツを楽しめる北海道も、新婚旅行先として人気の高い場所の1つ。雄大な自然に癒される観光スポットも多く、「人生で一度は行ってみたい」というカップルも多いようです。北海道は一年を通して旅行を楽しめるエリアですので、目的に合わせて訪れる時期を決めると良いでしょう。
北海道 | |
予算相場 | 約10万~40万円(2名、2泊3日) |
おすすめの観光地 | 五稜郭公園、小樽運河、富良野のラベンダー畑など |
おすすめの時期 | 7月上旬~8月下旬(良い季節を楽しみたい場合) |
オフシーズン | 11月、4月中旬 |
【国外編】新婚旅行におすすめの場所
国外で新婚旅行先として人気が高い場所は次の3つです。
1. ハワイ
一年を通して温暖な気候であることから、新婚旅行先として大人気なのがハワイです。日本から飛行機で約7時間前後とそう遠くなく、日本語も通じやすく、リゾートやショッピングを楽しめるのが魅力。結婚式と新婚旅行を兼ねてハワイを選ぶカップルも多いようです。気候が穏やかで、サービスも充実した時期を狙うのなら5月〜9月、混雑を避けて費用を抑えるならゴールデンウィーク前の4月や10月~11月がおすすめです。
ハワイ | |
予算相場 | 約70万~100万円(2名、5泊7日、オアフ島の場合) |
おすすめの観光地 | ダイヤモンドヘッド、ショッピング、マリンスポーツなど |
おすすめの時期 | 5月~9月 |
オフシーズン | 4月、10月~11月 |
2. ヨーロッパ
中世の街がそのまま残っているヨーロッパの地。クリスマスやカーニバル、オーロラなど各地で楽しめるイベントも多く、遠く離れた日本から訪れる新婚旅行先としても人気が高いエリアです。ヨーロッパでおすすめの方面はイタリア、フランス、スペイン、ドイツ、ギリシャなどさまざまありますが、複数の国や都市を列車で移動するツアーなども人気があります。
イタリアは、首都ローマ、水の都ベネチア、ルネサンス期の傑作が数多く見られるフィレンツェの組み合わせで複数都市を回るのが人気。フランスへの新婚旅行ではモン・サン・ミッシェル(世界遺産)やリゾート地のニースがおすすめです。
スペインではサグラダ・ファミリアがあるバルセロナ、ドイツではロマンチック街道やノイシュバンシュタイン城の人気があります。
新婚旅行の予算は、滞在場所・時期・アクティビティーなどによって大きく異なりますが、6泊8日で約50万~120万円が目安だと考えておきましょう。
ヨーロッパ | |
予算相場 | 約50万~120万円(2名、6泊8日) |
おすすめの都市・観光地 | ベネツィア・フィレンツェ(イタリア)、パリ、モン・サン・ミッシェル、ニース(フランス)、バルセロナ(スペイン)、ロマンチック街道、フランクフルト、ミュンヘン(ドイツ)など |
おすすめの時期 | イタリア、スペイン:4月~6月、9月~11月 フランス、ドイツ:6月~9月 |
オフシーズン | 1月~2月 |
3. オーストラリア
日本では見られないようなスケールの大きな自然を満喫できるのが魅力のオーストラリア。南半球にあるため日本とちょうど季節が逆になっていますが、時差がほとんどないのも特徴です。オーストラリアといえばコアラやカンガルーとの触れ合いも魅力的。ハネムーンに人気のある都市はケアンズ、ゴールドコースト、シドニーなどが挙げられ、1~3つの都市巡るカップルも多いようです。
オーストラリア | |
予算相場 | 50万円~(2名、4泊6日) |
おすすめの観光地 | グレートバリアリーフ、エアーズロック、オペラハウスなど |
おすすめの時期 | 3月~5月、9月~11月など |
オフシーズン | 6月~8月 |
人気の新婚旅行先についてもっと知りたい方は「国内・海外で人気の新婚旅行スポットを紹介!」もぜひ参考にしてください。
新婚旅行に行く人の割合やタイミングは?
もしかしたら「新婚旅行に行くか迷っている」というカップルもいるかもしれません。そんな時は、どのくらいのカップルが新婚旅行へ行くのか気になる所ではないでしょうか。また、どのようなタイミングでどのくらいの日数で行くのかによっても、予算が変わってきます。そこで「ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏」のデータを参考に直近の新婚旅行事情を見てみましょう。[参考2]
参考2:「結婚トレンド調査2023首都圏」
1. 新婚旅行に行く人の割合
2023年、首都圏に住んでいるカップルで「新婚旅行に行った」もしくは「行く予定」と回答した割合は77.2%でした。全体の約8割近くのカップルは新婚旅行を検討していて、新婚旅行には行かないと考えているのは約2割という結果になっています。
新婚旅行の実施状況(2023年)
2. 新婚旅行のタイミング
次に「新婚旅行に出発するタイミング」を見てみましょう。結婚式の前や結婚式も兼ねて、そして結婚式の当日に旅行へ出発するカップルもいますが、多くは「結婚式の後」を選んでいるようです。割合で最も多いのは「結婚式の後3ヵ月~半年未満」であり、挙式や新居での生活などが少し落ち着いてから新婚旅行へ出発するという形になるでしょう。
新婚旅行の出発のタイミング(2023年)
3. 新婚旅行の日数
新婚旅行の予算に大きく関係する「新婚旅行の日数」ですが、2023年の首都圏における平均日数は6.0日となっています。コロナ禍以前の数年間の平均は約7日間だったものの2022年は5.2日でしたので、日数の長さについても少し回復傾向にあることがわかります。
これらのデータは一般的な目安です。新婚旅行に行くのかどうか、どのタイミングで行くのがベストなのか、また旅行の日数についても人それぞれであり自由です。平均データを参考にして、自分達らしい新婚旅行の計画を立てましょう。
新婚旅行の費用を抑えたいと思ったら
結婚をする際には他にもいろいろとお金がかかるため、新婚旅行の費用はできるだけ抑えたいというカップルもいるでしょう。こちらでは、新婚旅行の費用を抑えたい場合に知っておきたいポイント5つをご紹介します。
新婚旅行の費用を抑えるポイント5つ
- パッケージツアーを利用する
- オフシーズンを狙う
- 物価が安いところを選ぶ
- 国内や近場を選ぶ
- 結婚式も兼ねる
では、1つずつ詳しく解説していきましょう。
1. パッケージツアーを利用する
新婚旅行の費用を抑えたいなら、宿泊先や交通機関の手配を個別でおこなうよりも、パッケージツアーの利用がおすすめです。食事代や観光代金などが含まれていたり、観光地の優待やアクティビティー(有料)を選べたりするものもあります。
パッケージツアーを利用する場合は、早めの予約で大きな割引が適用されることも多いです。新婚旅行の日程がおおよそ決まったら、費用をできるだけ抑えるためにも早めに動くようにしましょう。
2. オフシーズンを狙う
国内でも国外でも、年末年始や夏休み、大型連休などは旅行代金が高く設定されています。一方、これら以外のオフシーズンや平日などでは、パッケージツアー料金や宿泊料などが値下げされていることが多いです。可能であれば、オフシーズンを狙った新婚旅行を検討してみてはいかがでしょうか。
3. 物価が安いところを選ぶ
「昨今続く円安でも、新婚旅行は海外旅行に行きたい!」というカップルは、物価が安いところを選べば費用を抑えることができるでしょう。たとえばアジア圏では韓国・台湾・タイ・ベトナムなど、それ以外のエリアではハンガリー・チェコなどは物価が比較的安いようです。
特にアジア圏であれば、日本から近いため移動も短時間で済みますし、時差ボケになることもないなどメリットも多いのでおすすめです。
4. 国内や近場を選ぶ
新婚旅行としての海外に強いこだわりがない場合、国内でまだ訪れたことがない場所や、費用を抑えるのも一案です。国内にあるテーマパークや観光地、温泉などを旅行のメインにして、カップルで思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
5.結婚式も兼ねる
結婚式と新婚旅行を一緒におこなえば、それぞれ個別におこなうよりも全体の費用を抑えることができるでしょう。国内・国外を問わず旅行先としても利用できる場所で挙式も兼ねる場合、招待客は家族やごく親しい友人などに絞ることも多いため、最小限の挙式費用で済みます。特に海外での挙式と新婚旅行を検討している場合には、参加者はカップルの2人だけにして費用を抑えるという方法もおすすめです。
新婚旅行の費用を貯めるためのポイント
新婚旅行の費用を誰がどのように負担するのかは、カップルによってさまざまでしょう。最近では、新郎新婦の2人で折半するという形が一般化してきているようです。こちらでは、これから新婚旅行の費用を貯めようと考えている方へ、ぜひ押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
新婚旅行の費用を貯めるための3つのポイント
- 目的地を決めておく
- 何にどれくらい費用がかかるのか書き出しておく
- 旅行資金の貯金方法を話し合っておく
では、1つずつ詳しく説明していきましょう。
1. 目的地を決めておく
「目的地をどこにするか」で、新婚旅行の費用は大きく変わってきます。これから新婚旅行の費用を貯める場合、目的地が決まればおおまかな予算も把握できますので、今後いくら貯金すれば良いのかというゴールもはっきりします。
貯金の目標額が決まれば、お金を貯めていくモチベーションもアップするでしょう。そこでまずは「新婚旅行で行きたい場所」の候補をいくつか挙げてみることから始めてはいかがでしょうか。
2. 何にどれくらい費用がかかるのか書き出しておく
新婚旅行でかかる旅行代に加えて、食事代やお土産代など、何にどのくらいかかるのかについても予算立てしておきましょう。お土産を買う予定の人数、ぜひ参加したいオプショナルツアーの参加費なども予算に含めるようにします。また、特別なイベントである新婚旅行での食事をグレードアップしたい場合もあるかもしれません。予想できる範囲でできるだけ細かく書き出しておくと、より正確な予算を出すことができます。
3. 旅行資金の貯金方法を話し合っておく
新婚旅行の資金には大きな金額が絡んできます。2人で貯めていく場合、後で揉めないためにも、お互いの負担割合や貯金の仕方、目標額や貯金期間などについて最初にしっかりと話し合っておくことが大切です。2人が納得した貯金方法であれば、目標達成まで問題なく貯金計画を進めていけるでしょう。
まとめ
2023年において首都圏に住んでいるカップルが新婚旅行にかけた予算は、2人分の平均で53.4万円です。新婚旅行では、旅費の他にもお土産代や現地での食事代、観光代などがかかります。行き先が海外の場合ではパスポートやビザの申請料金もかかりますので、予算に入れておきましょう。新婚旅行先としておすすめの国内外の場所も6つご紹介しましたので、場所選びの参考にしてください。
また、首都圏に住んでいるカップルの約8割近くが「新婚旅行に行った」もしくは「行く予定」と回答しているというデータなどもお伝えしましたが、新婚旅行に行くのかどうか、どのタイミングで行くのがベストなのか、また旅行の日数についてもカップルの状況によってさまざまです。平均データを参考にしつつ、二人が満足できるようにしっかり話し合いましょう。
新婚旅行の計画は、結婚式や引越しなどと同時進行になることも多いです。ご紹介した費用を抑えるポイントや、費用を貯めるためのポイントを参考にして、自分達らしい新婚旅行を楽しんでください。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
ライター:是枝花名子(これえだ かなこ)
FPライター。大学卒業後、大手生命保険会社にて法人営業を担当。住宅ローンの繰り上げ返済、子どもの教育資金や老後資金作りを極めるため、改めてFP技能士を取得。専門知識と主婦目線を活かした記事執筆が好評を呼び、現在は主にメガバンク、大手不動産サイト等にて保険・不動産・翻訳ライターとして活動中。2級FP技能士
記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ