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結婚は人生の一大事ですので、長年交際していても、結婚の決め手に悩むという方もいらっしゃるでしょう。
特にコロナ禍にある現代は、結婚観や人生観が大幅に変わった方も多く、結婚の決め手に少なからず影響を及ぼしています。
そこでこの記事では、結婚相手に求める条件やコロナ禍での変化、コロナ禍で実際に結婚した方のエピソードを紹介します。もしも今、結婚するかどうか悩んでいるのであれば、参考にしてみてください。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
男女別!結婚相手に求めることは?
「恋愛と結婚は別」という言葉があるように、恋人に求める条件と結婚相手に求める条件は違う、という方もいます。
いくら付き合っていて楽しくても、結婚相手に求める条件を満たしていないと、なかなか結婚に発展しない場合があります。
では、結婚願望のある方は、結婚相手にどんな条件を求めているのでしょうか。
厚生労働省の研究機関である「国立社会保障・人口問題研究所」が2015年に実施した「第15回出生動向基本調査」をもとに、男性と女性それぞれが重視する結婚相手の条件をまとめました。
男性 | 女性 | |
1位 | 人柄 | 人柄 |
2位 | 家事・育児の能力 | 家事・育児の能力 |
3位 | 自分の仕事への理解 | 自分の仕事への理解 |
4位 | 容姿 | 経済力 |
5位 | 共通の趣味の有無 | 職業 |
男女とも、1位~3位までは「人柄」「家事・育児の能力」「自分の仕事への理解」で共通しており、その人の内面や、協力して家事・育児に取り組めるかどうか、仕事に対してある程度の理解はあるか、などを重視している傾向にあります。
一方、4位以下は一転して求める条件が分かれています。
以下では男女別に、結婚相手に求める条件の違いを見ていきましょう。
男性は容姿や共通の趣味を重視する傾向がある
男性の場合、働くことを前提としている方も多いせいか、妻となる女性の職業や経済力を「重視する」と答えた方は6%と少数でした。とはいえ、時代の変化もありこの2つを考慮する人が増えつつあります。
一方で、共通の趣味を「重視する」と回答した方はいずれも2割に上っており、自分の趣味・嗜好と合う女性と結婚したい!と考えている方が多いことが伺えます。
女性は経済力や職業を重視する傾向がある
近年は多くの女性が社会進出を果たしていますが、妊娠・出産があるため退職または休職する可能性は男性より高くなります。
そのため、自身の収入がなくなる、あるいは減ってしまっても生活に困らないよう、夫となる男性には十分な経済力や安定した職業を求める傾向にあるようです。一方「家事・育児の能力」「自分の仕事への理解」を「重視する」と答えた人の割合は男性より多く、家事・育児と仕事の両立を目指している人が多くなっているのも伺えます。
ただ、趣味・嗜好についても全く気にしないというわけではなく、「共通の趣味」は約24%の人が「重視する」と回答しています。
全体的に見ても、女性は男性より結婚相手に求める条件が多く、結婚に対して慎重になっている様子がうかがえます。
結婚に後ろ向きな人がどう考えているかを知りたい方は「「結婚したくない」人が増えている…その理由と背景とは?」を、結婚相手の条件だけでなく、いつ結婚するのか(年齢)も気になる方は「結婚を決めるタイミングはいつ?ゴールインが叶う最適な時期とは」もあわせて読んでみてください。
コロナ禍で結婚相手に求める条件が変わった!?
結婚相手に求める条件は過去5回(1992年~2015年)の調査でもほとんど変わりはなく、ほぼ同じ結果でした。
しかし、2020年初頭より世界で猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症の影響により、現在は結婚相手に求める条件に変化が表れています。
「婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)」によると、結婚相手に求める条件で「重視する」と回答した方が4割を超えたのは、以下5つの項目です。
1位:安定した収入があること
2位:安定した職業であること
3位:長時間一緒に過ごすことが苦にならないこと
4位:相手の健康面について
5位:自分との価値観が合うこと
新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本を含む世界各国で経済は深刻な打撃を受けています。
帝国データバンク「新型コロナ関連倒産」によると、コロナ関連倒産が全国で1,400件以上にのぼる今、将来の生活に不安を感じて安定した結婚を希望する方が増えているようです。
また、3位に「長時間一緒に過ごすことが苦にならないこと」という条件が挙がっているのは、外出がままならない今、自宅でともに過ごす時間が増えていることも要因と考えられます。
コロナ禍でも結婚を決めた方の体験談を紹介
ではここで、実際コロナ禍に結婚を決めた方のエピソードを2つ、ご紹介します。
(20代・男性)
学生時代に付き合い始め、毎年お互いの誕生日は旅行に行ったり、サプライズを考えたり、でも日常は家でゆっくりしたりと、オン・オフをもって付き合えていたのは自分の結婚観とも合っていたので、年を追うごとに結婚は意識していました。
決め手になったのは付き合って5年目の旅行でのことでした。彼女が体調を崩して帰りの飛行機に乗れなくなってしまい、私も会社を休まなければ付き添えないという状況になったのですが、休んで一緒にいようと迷わず思えたときに、この人と結婚したいんだなと気づきました。
両家とも両親がとても温かく迎えてくれ、「一緒に親たちのような家庭を作ろう!」となったのもすごく良かったです。
(20代・女性)
付き合って2年、コロナ禍以前は一緒にいろんなところに出掛けたり、コロナ禍では出掛けることができない状況の中で家の中でひまつぶしを見つけたり自炊や散歩をしたりなど、どちらの経験も一緒にしたことで結婚後の生活の具体的なイメージがついた部分が大きいのかなと思います。
また、両家とも親がとても喜んでくれました。
「世の中がとても大変な状況になっている中、近くに支え合える人がいて、このようなときに家族の大切さを実感するので、2人にも大事な家族ができて嬉しい」と言ってもらいました!
男性・女性ともに、長引くコロナ禍での生活に不安を感じ、ともに支え合って生きていける大切なパートナーを求める傾向が強くなっていることがわかりますね。
結婚する前に確認しておきたいことは?
交際しているときとは異なり、結婚すると相手の人生に責任を負うことになります。
結婚はゴールではなく、新たな生活の始まりですので、より良いスタートを切れるよう、結婚する前には以下のポイントを確認しておきましょう。
1.相手の人柄に惹かれるかどうか
先ほど紹介した、国立社会保障・人口問題研究所が2015年に実施した「第15回出生動向基本調査」で、結婚相手に求める条件1位にランクインしていることからもわかる通り、相手の人柄に惹かれるかどうかはとても重要なポイントです。
長い人生を共に歩んでいく間には、衝突やケンカもあるかもしれませんが、相手の人柄や価値観に一目置いていれば、最終的には話し合いで解決できるはずです。
逆に、結婚前に「一緒にいても安らげない」「ケンカばかりで疲れる」などの違和感を覚えている場合は、結婚して一緒にいる時間が増えるとますます衝突する可能性が高くなりますので、結婚を急ぐのは早計かもしれません。
2.感情的になった時の態度や反応をチェック
普段は穏やかだけど、怒ったり興奮したりすると、まるで人が変わったかのように激昂するという人は少なくありません。
結婚していれば、意見の衝突やいさかいなどが起こるのはごく自然なことですが、そのたびに感情的になり、話し合いができない状態になる人とはコミュニケーションを取るのが難しいでしょう。
普段の様子に加え、怒ったときや興奮したときにどんな反応を示すのかも冷静に見極めることが大切です。
3.相手に依存し過ぎていないか
コロナ禍で「結婚して経済的に安定した生活を送りたい」と考える方も増えているようですが、経済全体が打撃を受けている今、どちらか片方の収入に頼り切るのは危険かもしれません。
民法で定められている通り、もともと夫婦は「互いに協力し扶助しなければならない」関係ですので、結婚後もお互いに支え合う気持ちがあるかどうかを確かめておくことが大切です。
今は稼ぎが安定していても、将来どうなるかは誰にもわからないので、「もし自分が働けなくなったらどうするか」といった話題を持ちかけ、相手の結婚観をそれとなく調べてみましょう。
「そんなことにはならないよ」「何とかなるでしょ」などとあしらわず、「そうなった時に備えて貯蓄しておこう」など、真剣に話し合いに応じてくれるのなら、結婚しても二人三脚で歩んでいけるはずです。
実際にどのくらい備えておくと安心なのか、貯蓄で備えるのか保険で備えるのかまで具体的に話しておくとより安心できるでしょう。
まずは、自分たちが働けなくなったときの公的保障はどのくらいあるのか、自分たちはどのくらい備えておいたほうが良いのかを「働けなくなったときの不足金額シミュレーション」で確認してみてください。
まとめ
結婚の決め手になる要素は人それぞれですが、コロナ禍で経済や人々の心が不安定になっている今、結婚相手に「安定」や「経済力」を求める方が増えてきています。
価値観や性格が一致しない方と巣ごもり生活を送っていると、衝突やケンカが増えて二人の関係に亀裂が入ってしまうおそれもありますので、結婚前には人柄の良さや価値観、怒ったときの反応などをチェックすることをおすすめします。
また、新型コロナウイルス感染症終息の見通しが立たない今、経済面についてどちらか一方に依存し過ぎるのはリスクが高いかもしれません。
コロナ禍で不安が広がる今は、お互いの気持ちだけでなく、将来設計について冷静に話し合えるかどうかも重視して結婚を考えられると良いですね。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
記事提供元:株式会社ぱむ