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「赤ちゃんは泣くのが仕事」と言うものの、何をしても泣き止まないと、ご近所への迷惑になってしまわないかと気になりますし、あやしているパパ・ママが疲れてきてしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんが泣く理由はいろいろありますが、ミルクをあげたり、おむつを替えたりしてもなかなか落ち着かないときは、赤ちゃんを泣き止ませるのに効果的と言われる方法を試してみてください。
この記事では、赤ちゃんが泣き止まないときに実践したいおすすめの方法や、聴かせたい曲、泣き止ませるときの注意点について解説します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
赤ちゃんが泣き止まない理由って?
赤ちゃんが泣き止まない理由として、「お腹が空いている」「おむつが濡れている」といった原因をイメージしがちですが、実際にはお腹がいっぱいでも、おむつが乾いていても、赤ちゃんが泣くことはあります。
例えば、眠いのに眠れないときや、外からの刺激でびっくりしたときに泣くこともありますし、パパ・ママがそばにいないことに不安を感じて泣き出す子もいます。
厚生労働省「赤ちゃんが泣き止まない 泣きへの理解と対処のために」によると、特に生後1~2ヵ月くらいの赤ちゃんは、親の関わり方や接し方にかかわらず長時間泣き続けるケースが多いことが、これまでの研究によって明らかになっています。
そのときは文字通り、何をやっても泣き止まないことが多く、パパ・ママは「何かの病気ではないか」と不安になりますが、ピークを過ぎるとだんだんとおさまってきますので、過度な心配は不要でしょう。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」と言われるぐらいなので、まったく泣かない赤ちゃんは存在しません。
赤ちゃんが泣き続けていると「自分のせいだ」と落ち込んでしまうパパ・ママも多いのですが、赤ちゃんが泣くのはむしろ自然なことで、誰のせいでもありませんので、自分を責めたりしないようにしましょう。
音楽で赤ちゃんは泣き止むの?試したい曲とは
赤ちゃんが泣くのは当たり前のことで、気に病む必要はないと説明しましたが、そうは言っても我が子がずっと泣き続けている様子を見るのは、親としてつらいものがあります。
そんなときは、赤ちゃんを泣き止ませるのに効果的といわれる音楽を流してみましょう。
実際、育児雑誌やインターネットなどを見ると、「うちの子はこの曲で泣き止んだ!」と報告する例が見受けられます。
以下では、赤ちゃんを泣き止ませる定番曲といわれる音楽のジャンルを4つ紹介します。
子守歌
赤ちゃんをあやすときの定番といえば、やさしいメロディで歌い上げる子守歌。
スローテンポで、歌詞も覚えやすいものが多いため、パパやママが赤ちゃんに歌ってあげても良いでしょう。
子守歌と一言でいっても、いろいろな曲がありますので、誰もが耳にしたことのある定番曲以外にも、いろいろ探してみることをおすすめします。
オルゴール曲
聴覚があまり発達していない赤ちゃんは、低音よりも高音の方が聞き取りやすく、興味が惹きつけられやすいと言われています。
オルゴールは1つ1つの音は高めですが、決してうるさくなく、むしろ人の心を落ち着かせる癒しの効果を発揮します。
育児で疲れたパパ・ママの心をリラックスさせる効果も期待できますので、赤ちゃんと一緒にオルゴールの音色に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。
J-POP
インターネットやSNSでは、特定のJ-POPを聴かせたら赤ちゃんが泣き止んだ!という報告がよく見られます。
赤ちゃんが好む曲には個人差があるようですが、意外にもアップテンポな曲が好まれる傾向にあるようです。
一説では、イントロの楽器の音に赤ちゃんの興味が惹きつけられる、ボーカルの声がお腹の中で聴いていた胎内音と似ている、といった条件が揃うと、赤ちゃんが泣き止みやすくなるのだとか。
パパやママの好きな音楽を流してみて、赤ちゃんが気に入る曲があるかどうか試してみるのも楽しいのではないでしょうか。
CMソング
CMは短い時間で人の注意を惹きつけることを目的に作られているため、インパクトの強いものが多く、赤ちゃんの興味・関心を惹きやすいようです。
特にリズム感のあるものや、独特なテンポのCMソングは赤ちゃんと相性が良く、泣き止まないときの頼みの綱として活用しているパパ・ママもいます。
音楽以外の泣き止む方法4選
音楽以外にも、赤ちゃんが泣き止むと言われる方法がいくつかあります。
ここでは代表的な方法を4つピックアップして紹介します。
1.ビニール袋をカシャカシャさせる
ビニール袋が触れあうときのカシャカシャという音は、お母さんのお腹の中にいたときの音に似ていると言われています。
手近にあるビニール袋なら何でもかまわないため、赤ちゃんが泣き止まないときにさっと試してみたいお手軽な方法です。
2.母乳を飲ませる
赤ちゃんが泣いているときに母乳を飲ませてあげるのも1つの方法です。
特にお腹が空いていなくても、ママの体温や乳首を含んでいる安心感などで、赤ちゃんが落ち着く場合があります。
3.おくるみで包む
赤ちゃんの体をおくるみで包むと、お腹の中にいた頃の状態が再現され、心を落ち着かせることができると言われています。
ふんわり包むよりも、赤ちゃんの肩から下にかけて、少ししっかりと包むようにすると安心感が増すようです。
4.ドライブに出かける
大人の方も経験があるかと思いますが、車のエンジンから聞こえる重低音や、ほどよい揺れは眠気を誘います。
なお、車のエンジン音も、ママのお腹にいた時に聞こえる音に似ているという説があるようです。
赤ちゃんを泣き止ませるときの注意点
赤ちゃんを泣き止ませるときに、特に注意したいポイントを3つ紹介します。
1.口をふさぐ、激しくゆさぶるなどの行為はNG
赤ちゃんがいつまでも泣き止まないと、ついイライラしてしまいがちですが、口をふさいだり、激しく揺さぶったりする行為は厳禁です。
厚生労働省「赤ちゃんが泣き止まない 泣きへの理解と対処のために」にも、特に激しい揺さぶりは赤ちゃんの脳にダメージを与え、言語障害や学習障害などの重大な後遺症が残る可能性があるいう記載があります。
最悪の場合は死に至ることもありますので、力ずくで赤ちゃんを泣き止ませるのは絶対にやめましょう。
2.泣き方がおかしいときは病院へ
赤ちゃん自身の体の調子が悪いときにぐずったり、泣き叫んだりというケースもあります。
6〜18ヵ月の乳幼児期にあたる赤ちゃんは突発性発疹と呼ばれる病気にかかりやすいので、泣き止まないときは熱を測ったり、全身をチェックしたりして、健康状態を確かめることも大切です。
参考:厚生労働省「突発性発しん」
3.困ったときは専門家に相談しよう
初めて子育てする方はもちろん、2人以上の育児を経験している方でも、上の子とタイプが違うと、どう対処したら良いのかわからない…と頭を悩ませることは多々あります。
そんなときはひとりで悩まず、専門家に相談してアドバイスを仰ぎましょう。
相談先はかかりつけのお医者さんや、自治体の子育て相談窓口のほか、民間企業の子育て支援サービスなどを利用するのもおすすめです。
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まとめ
赤ちゃんは、空腹やおむつが濡れている以外の理由でも泣き出すことがあります。
抱っこしてもあやしても泣き止まないときは、赤ちゃんが好む音や曲を聴かせたり、おくるみで包んだりする方法が有効と言われていますが、時と場合によっては何をしても落ち着かないことがあります。
そんなときは自分を責めたりせず、「赤ちゃんは泣くのが仕事」と割り切ることも大切です。
ただし、赤ちゃんが泣き続けることに不安を感じるときは、専門家に相談して適切なアドバイスをもらうようにしましょう。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
記事提供元:株式会社ぱむ