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ライフプラン表は、現実に起こる可能性の高いイベントだけでなく、自分が将来実現したい夢や目標を含めて一覧にまとめたものです。ライフプラン表は将来へのマネープランを考える上でも欠かせません。
この記事ではライフプラン表の具体的な内容や作成するメリットをお伝えし、実際に表の作成方法について説明します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
ライフプランとは
ライフプランとは、直訳できるとおり「人生の計画」を指します。
目先のことから数十年後まで見据えて生涯の計画を立てていきます。
たとえば就職や退職など高確率で起こるイベントだけでなく「年1回は旅行したい」「老後は自然豊かな土地で暮らしたい」といった夢や希望も含めて考えます。
またライフプランには正解も間違いもありません。
家族構成や働き方、大切にしたい価値観は人それぞれですから、10人いれば10通りのライフプランが存在することとなります。
ライフプランを立てる目的
ライフプランを立てる目的は主に「目標の設定」、「資産管理」、「リスク管理」の3つが挙げられます。
例えば、「将来は独立したい」という夢があるとしましょう。
まず独立するための準備や時間が必要です。また費用の捻出や管理も欠かせません。独立してすぐの時期には売り上げがなかなか立たないかもしれませんから、当面の生活費も考えておく必要があるでしょう。
ライフプランを立てることで、目標を定めて実現への道筋を明確にすること、起こりうるリスクの管理、リスク対策も兼ねた資産管理をしやすくすることができます。
ライフプラン表を作るメリット
ライフプラン表とは、人生で起こりうるイベントと家計の収支をセットにして時系列にまとめたものです。ここではライフプラン表を作成する4つのメリットを紹介します。
1. 収支の見直しにつながる
ライフプラン表を作成するメリットとして、将来の夢やイベントから逆算して今の家計を見直せることが挙げられます。
毎月、生活費にいくら使っているのか把握できていない方は意外と多いものです。
ライフプラン表から現状の生活費や貯蓄額を把握し、このままで良いのかどうか検討していきます。もし課題がある場合は無駄な出費や節約できそうなポイントはないかを検討し、家計をスリム化して貯蓄を増やすきっかけにもなるでしょう。
節約方法については「自分に合った節約方法を見つけて節約上手になろう!コツや注意点についても紹介」の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひこちらも参考にしてみてください。
2. 今後必要となる費用が明確になる
ライフプラン表を見れば、いつ、いくら必要になるのかはっきりわかることもメリットです。
例えば、まとまった金額が必要な出費には下記のようなものがあります。
- 結婚資金
- マイホームの購入・リフォーム費用
- 子どもの教育費
- 老後の生活費
- 車の買い替え費用
いつどのぐらいの支出があるか事前にわかれば、必要となる時期に備えて計画的に貯蓄を進められるでしょう。
3. これからやるべきこと・備えておくべきことがわかる
ライフプラン表を作成することで、必要なアクションプランが浮き彫りになります。
親の介護が不安であれば親との話し合いが必要になりますし、これから子どもが生まれるのであれば生命保険の見直しをして保障を手厚くしておく必要があるかもしれません。
ライフプラン表には金銭面の備えだけではなく、家族のため、自己実現のために必要な準備や具体的にとるべき行動が見えてくるメリットがあります。
4. お金や老後の不安が軽減される
2019年に金融庁で行われた金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」より、「老後30年で金融資産から約2,000万円の取崩しが必要になる」と発表され、話題になりました。[参考1]
この発表を聞いて老後の生活が不安だと感じた方は多いのではないでしょうか。
実際にライフプラン表を作成して初めて、老後にお金が足りなくなると気づく方もいるかもしれません。
しかし課題が見えたからこそ、具体的に対策を考えて準備を始められるのです。漠然としていた課題が明確になり、対策を考えられれば、不安の軽減にもつながります。
参考1:金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」p21
ライフプラン表の作り方
ここからはライフプラン表の作成方法を説明していきます。手順は4ステップですが、一度に書き上げるのはなかなか大変かもしれません。負担にならないよう何日かに分けて取り組んでみてくださいね。
1. ライフイベントを洗い出す
ライフイベントとは、自分や家族に起こりうる出来事です。
結婚や子どもの誕生、転職など「まだわからない」という方も、だいたいの希望でかまわないのでリストアップしてみましょう。
例えば、次のような出来事がライフイベントに該当します。
- 就職
- 転職
- 退職
- 結婚
- 出産
- 子どもの進学
- マイホームの購入・リフォーム
- 自動車の購入・買い替え
2. 具体的なライフデザインを考える
ライフデザインとは、どんな人生を歩みたいか、どんな暮らしをしたいか、理想のライフスタイルを描くことです。
次の3つの観点から考えてみましょう。
- 収入・経済面:職業・仕事・資格・働き方など
- まとまった支出をともなうもの:住まい・車・趣味・留学など
- 目に見えない価値があるもの:健康・生きがい・家族・友人など
例えば、世界一周旅行をしたい、2拠点生活をしたいなど、叶えたい希望をリストアップしていきます。
リストアップしたら、1で挙げたライフイベントとあわせて時系列に並べ替えておきましょう。
3. ライフイベントとかかる費用を表にまとめる
ライフイベントとライフデザインを考えたら、西暦・家族構成・家族の年齢・ライフイベント・各ライフイベントに必要な資金を、表にまとめていきます。
必要な資金がわからない項目は調べながら記入していきましょう。
参考までに独身の場合とファミリーの場合の例を載せておきます。
【表1】独身(将来結婚はしたいが子どもは考えていない方)
西暦 | 家族の年齢 | ライフイベント | 必要資金 (万円) | |||
父 | 母 | わたし | パートナー | |||
2023 | 60 | 58 | 30 | - | 海外旅行 | 30 |
2024 | 61 | 59 | 31 | - | ||
2025 | 62 | 60 | 32 | - | ||
2026 | 63 | 61 | 33 | - | ||
2027 | 64 | 62 | 34 | 35 | 結婚・新婚旅行 | 300 |
2028 | 65 | 63 | 35 | 36 | (父退職) | |
2029 | 66 | 64 | 36 | 37 | ||
2030 | 67 | 65 | 37 | 38 | ||
2031 | 68 | 66 | 38 | 39 | ||
2032 | 69 | 67 | 39 | 40 | マンション購入 | 4,000 |
… | … | … | … | … | … | … |
【表2】ファミリー
西暦 | 家族の年齢 | ライフイベント | 必要資金 (万円) | |||
世帯主 | パートナー | 長男 | 次男 | |||
2023 | 34 | 34 | 4 | - | 長男幼稚園入園 | |
2024 | 35 | 35 | 5 | 1 | 次男誕生 | |
2025 | 36 | 36 | 6 | 2 | マイホーム購入 | 4,000 |
2026 | 37 | 37 | 7 | 3 | 長男小学校入学 | |
2027 | 38 | 38 | 8 | 4 | 次男幼稚園入園 | |
2028 | 39 | 39 | 9 | 5 | ||
2029 | 40 | 40 | 10 | 6 | 車の買い替え | 200 |
2030 | 41 | 41 | 11 | 7 | 次男小学校入学 | |
2031 | 42 | 42 | 12 | 8 | ||
2032 | 43 | 43 | 13 | 9 | 長男中学校入学 | |
… | … | … | … | … | … | … |
4. お金の流れがわかるようにキャッシュフロー表を作る
キャッシュフロー表とは、お金の出入りを年表形式で表したものです。
3で作成した表をもとに、各年の収入と支出を記入していきます。収入は手取りの額で記入するようにしましょう。
ライフプラン表を作る際のポイント
ライフプラン表を実際に作成するときには、次の3点を意識しましょう。
- 今後の目標ややりたいことを明確にしておく
- 定期的にライフプラン表を見直す
- 家族で情報を共有し話し合う
それぞれ解説していきます。
1. 今後の目標ややりたいことを明確にしておく
あくまで今の時点での目標や価値観で良いので、理想の人生をできるだけ具体的に考えておきましょう。
将来について今まであまり考えてこなかった方や、今のところ明確な希望がない方にとっては難しいかもしれません。「実現できそうかどうか」ではなく「ワクワクするか」「自分にとって魅力的か」といった観点で考え、浮かんだものはとりあえずリストや表に取り入れてみると良いでしょう。
ライフプラン表は誰かに見せるものではありません。先に述べたとおり正解・不正解もありませんから、自由に想像してみましょう。
2. 定期的にライフプラン表を見直す
ライフプラン表は、作っておしまいではありません。毎年お正月に見直す、実際にライフイベントが起きた節目で見直すなど、定期的に見直していきましょう。
ライフプラン表はあくまで作成時点での予測・希望を反映したものです。時間が経てば自分の気持ちや環境が変わるかもしれませんし、計画どおりに進むとも限らないため、見直しや手直しが必要なのです。
3. 家族で情報を共有し話し合う
結婚して家族をお持ちの方は、夫婦でライフイベントを確認することで、理想の生活を実現するための準備や家計管理を家族一丸となっておこなえるでしょう。
また結婚する予定のない方も、たとえば将来親の介護に直面するかもしれません。
親が自宅での介護を望むのか、施設での介護を望むのかによって、ライフスタイルや必要な資金も変わってくるでしょう。両親や家族の考えを聞いて、話し合っておくことも大切なのです。
ライフプランを考えるときは事前に費用を計算しておくことが大事
ライフプラン表を作成するとき、各ライフイベントにかかる費用の記入やキャッシュフロー表への収支の記入を面倒に感じる方も多いでしょう。
手間はかかりますが各費用を調べて明確にしておくことで、必要な資金や毎月どれぐらい貯蓄すれば良いのか、準備がスムーズになります。
しかし、若い方にとっては、何十年か先のリタイア後のセカンドライフについては、なかなか想像しづらいいかもしれません。そして、わからないからこそ、漠然とした不安を抱えることにもなります。
セカンドライフについての考え方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
セカンドライフを考えるときに参考にしたいデータ|フコク生命【公式】
遠い未来の想像がつかないため、つい「費用の計算が難しい」「そもそも調べ方がわからない箇所がある」とライフプラン表の作成の手が止まってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そうしたときにはFPといった専門家に相談してみましょう。途中まででもせっかく考えたライフプランです。プロの手を借りて完成させてみませんか。
まとめ
この記事ではライフプラン表の作り方についてお伝えしてきました。
ライフプラン表の作成は自分の夢や希望を洗い出し、さらに実現に向けて具体的な計画を可視化していく作業ともいえます。
同時に、計画どおりに進まなかったときのことも想定しておく必要があります。
万一の際や病気やケガで働けなくなったときには、ライフプランの変更を余儀なくされるかもしれません。
もし働けなくなったときの不足額や必要になる金額までシミュレーションし、できるだけ夢や希望を諦めずにすむよう、保障についても見直しておくと良いでしょう。
不足額のシミュレーションは以下のサイトで簡単におこなえるので、一度チェックしてみてください。
就業不能保障特約「はたらくささえプラス」働けないときの不足金額シミュレーション│フコク生命【公式】
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ