主婦が起業するって実際アリ?始める前に知っておきたい4つのこと

主婦が起業するって実際アリ?始める前に知っておきたい4つのこと

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結婚や出産等の理由で一度は離職したものの、「自分の興味・関心がある分野で起業したい!」と考えている人は少なくありません。

中小企業庁「起業希望者・起業準備者の実態と課題」によると、女性の起業希望者のうち、「専業主婦」の占める割合は34.4%と最も多く、起業を目指している主婦が多いことがわかります。

自分で事業を始めるというのはハードルが高いイメージがありますが、実際のところ、主婦が起業するのはアリなのでしょうか?

この記事では、主婦が起業するにあたってまず考えることや、主婦が起業するメリット・デメリット、起業するときに使える制度について解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

主婦の起業はカンタン?まず考えることは?

主婦は家事や育児、介護などで毎日忙しい日々を送っているので、起業するにあたっては「育児や介護をしながら始めやすいか」「働く時間に自由が利くか」が重要なポイントになります。

結論からいうと、主婦が起業するのは決して難しいことではありません。

「起業」というと、法人として登録し、自分の事務所や店舗をかまえ、従業員を雇い入れて開業するというイメージがありますが、実際には起業の形態はさまざまで、たとえば自宅を作業場にして、自分ひとりでデザインの仕事を請け負っても立派な「起業」になります。

そもそも起業とは「新しく事業を興す」という意味ですので、個人事業主や法人などの形態にかかわらず、新しい事業を始めた時点で起業したことになります。

「あまり初期費用をかけずに起業したい」「すき間時間で働きたい」など、自分のニーズや目的に合わせて業種や仕事内容を決めれば、育児や介護などに忙しい主婦でも無理なく起業することが可能です。

法人は登記簿登録などの初期費用がかかるため、まずは開業届を出すだけで始められる個人事業主から一歩を踏み出すのがおすすめです。

主婦が起業するときは、目的を明確にすることが大切

起業は事業規模や働き方を自由に選択できるところが利点ですが、そのぶん、事業の計画や目標、方針などをすべて自分で設定しなければなりません。

自由度が高いからといって、「とりあえず」で始めると失敗する可能性が高いので、まずはなぜ起業するのか、その目的や目標を明確にするところからスタートしましょう。

また、事業規模が小さくても、起業するとこれまでとはライフスタイルが大きく変化します。

時には周囲の助けを借りなければならないこともありますので、起業する前は必ず家族に相談し、同意を得ておくことが大切です。

起業には賛成してくれたものの、パートナーも多忙であまり協力は期待できないという場合は、すき間時間を使って手軽に副業するという方法もあります。

主婦におすすめの副業については、「主婦(主夫)におすすめの副業10選!イマドキはどうやってお金を増やす?」で解説しています。

主婦が起業するメリット

主婦が起業することには、どんなメリットがあるのでしょうか。

ここでは4つのメリットを紹介します。

メリット1.好きなスタイルで働ける

会社員は就業時間が固定されている場合がほとんどなので、家族の体調不良や子どもの行事に合わせると休まなくてはなりません。職場によっては同僚に迷惑をかけることもあるでしょう。

起業の場合、自分で働く時間やスケジュールを調整できるため、育児や介護と上手に両立させることができます。例えば、午前中に子どもの参観会へ行き、お昼から子どもが帰宅する15時まで一旦働き、帰宅した夫にバトンタッチして18時から20時までもう一度仕事をするといった働き方も可能です。

メリット2.収入が増える可能性がある

会社員の給与は基本給+諸手当で構成されているため、実績や業績を上げたとしても、それが収入に反映されるとは限りません。

一方、起業の場合は自分ががんばった分だけ稼げるので、パートやアルバイトとして働くよりも収入が増える可能性があります。

メリット3.社会との広いつながりを持てる

育児や介護も立派な社会活動なのですが、家にいると社会との関わりが希薄になったと感じ、孤立や孤独を感じやすくなるかもしれません。

起業をすると、仕事関係のつながりが増え、育児や介護とはまた違った社会活動をしている満足感を得ることができます。

メリット4.退職がブランクにならない

主婦の再就職はめずらしいことではありませんが、専業主婦が再就職しようとすると、「ブランク」とみなして評価しない職場が少なくありません。

自分で事業を起こせば、働いていない期間の経験がキャリアになりますし、育児や介護の経験を生かした事業を起こすこともできます。

主婦が起業するデメリット

主婦の起業には多くのメリットがある反面、いくつかのデメリットもあります。

もしものリスク対策として、起業を検討する際は、メリットだけでなくデメリットもよく理解しておきましょう。

デメリット1.収入が安定しない

事業収入は上限なしで稼げる反面、収入の保証がなく、事業が軌道に乗らないと無収入・低収入に陥るリスクがあります。

毎月決まった収入を得られるわけではないので、資金計画を立てにくいところが難点です。

また、収入より経費が上回る月があれば、赤字となる可能性もあります。

デメリット2.時間がなくなる可能性がある

起業のメリットは、自分の好きなスタイルで働けることと説明しましたが、かえって時間がなくなる可能性もあります。

たとえばパン屋さんやカフェを開く場合、営業時間だけでなく、準備や仕込みの時間も必要になります。職種によっては、休日や深夜の対応が必要かもしれません。また、子育てや家事などで昼間に仕事ができなかったら、早朝や深夜に仕事をして取り戻さねばならないこともあります。

このように、起業=自由に時間を確保できるとは限りませんので、ライフスタイルに合わせて働きたい場合は、クライアントに説明をするか、営業時間を決める必要があります。

デメリット3.扶養から外れると社会保険料がかかる

会社員の夫を持つ専業主婦の方は、公的医療保険や年金保険について、夫の扶養に入っています。

社会保険や厚生年金では、被保険者(夫)の保険料だけで扶養者を保険に加入させることができるため、別途保険料は発生しません。

ところが、年間130万円以上の収入があると、扶養者として社会保険に加入することができなくなります。

扶養を外れた場合、自らが国民健康保険、国民年金保険に加入し、毎月保険料を支払う必要があります。会社員のように労使折半とならないこともデメリットです。

さらに、このような社会保険への加入手続や確定申告を自分自身で行わなければなりません。

また、働けなくなったときの保障についても考えておく必要があります。「独立・起業した自営業者や個人事業主が考えるべき、経済リスクと就業不能保険のすすめ」では、自営業者・個人事業主の社会保障制度について解説していますので参考にしてみてください。

参考:全国健康保険協会 協会けんぽ 「被扶養者とは?

デメリット4.自分で経験を積まねばならない

仕事では、主婦かどうかは関係ありません。主婦だろうとプロとしての仕事内容が求められます。よって、会社員と同じように経験を積まねばなりません。

会社員はチームや上司から課題が与えられますが、起業すると良くも悪くも自分一人のため自分で経験を積む機会を増やしていく必要があります。

育児や介護の合間を縫って、勉強会に出席したり、最新情報を仕入れたりといった努力も求められます。

起業をするときに使える制度

たとえ小規模な事業でも、起業するにはそれなりの資金が必要です。

独身時代から将来の起業に向けて貯金していたという方は別ですが、そうでない方は家計から必要な費用を工面しなければならないため、資金繰りに悩んでしまいがちです。

そんなときは、起業に使える助成金制度の活用を検討しましょう。

国や自治体、公共団体等では、起業を考えている人向けの助成金制度を設けており、申請すれば起業に必要な資金の一部または所定の金額を支給してもらえます。

2021年現在は新型コロナウイルス感染症の影響で、個人事業主や中小企業向けの補助をしている自治体もあります。

地方自治体や公共団体が整備している助成金制度は地域によって異なりますので、お住まいの地域の公式サイトなどを確認し、使える制度がないかどうかチェックしてみましょう。

ここでは一例として、主婦が起業するときに使える助成金や支援制度を2つ紹介します。

女性、若者/シニア起業家支援資金

日本政策金融公庫が実施している支援金制度です。

新たに事業を始める女性または35歳未満か55歳以上の方に対し、7,200万円(うち運転資金4,800万円)を限度とした融資を提供します。

これから起業する方はもちろん、事業開始後おおむね7年以内の人も利用できるため、事業開始後の運転資金調達にも活用できます。

参考:日本政策金融公庫 「女性、若者/シニア起業家支援資金

創業補助金

地域のニーズに対応し、独創的な商品・サービスを新たに提供することを目指す女性や若者の起業・創業を支援する制度です。

地域での起業・創業に最大200万円(補助率2/3)、家業を活かす第二創業を目指す型には最大で500万円(補助率2/3)の補助金を支給します。

参考:中小企業庁「創業補助金

主婦が起業をするのにおすすめの働き方

主婦の起業スタイルは人それぞれですが、最近は店舗を利用しないインターネットビジネスも存在します。

店舗をかまえる場合、物件探しの手間や賃料などの負担が大きいため、簡単に起業とはいきづらいかもしれませんが、インターネットを活用したビジネスなら、ネット環境とパソコンがあれば起業することが可能です。

インターネットビジネスはバリエーションが豊富で、スキルを活かして稼げるものから、未経験でも始められるものまで、多種多様な事業がありますので、自分の得意なことや好きなこと、挑戦してみたいことを仕事にできるビジネスはないかどうか探してみましょう。

主婦におすすめの在宅ワークを知りたい方は、「【未経験でもできる!】主婦(主夫)におすすめの在宅ワークは?」を参考にしてください。

まとめ

起業というと、「大がかりで難しい」「お金がたくさんかかる」というイメージがありますが、実際にはさまざまなスタイルがあり、個人事業主として小さな事業を始めた場合でも立派な「起業」にあたります。

起業すると、収入は不安定になりますが、自分のライフスタイルに合わせて働ける、がんばれば収入アップが期待できるなど、たくさんのメリットがあります。

国や自治体では主婦の起業を支援する制度なども実施していますし、インターネットビジネスなら、それほどお金や時間をかけずに事業を始められますので、自分の得意なことや好きなことを活かした起業を検討してみてはいかがでしょうか。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社ぱむ