ひとり暮らしの20代必見!成果が出せて続けられる家計簿のつけ方

ひとり暮らしの20代必見!成果が出せて続けられる家計簿のつけ方

就職をきっかけにひとり暮らしをはじめた方も多いでしょう。

仕事はもちろんのこと、家事もしなければならず忙しい毎日。お金の管理をする時間もなかなか取れず、まったく貯蓄ができていない、なんてことはありませんか?

結婚やキャリアアップ、マイホーム購入など、今後起こりうるライフイベントが盛りだくさんな20代だからこそ、お金の管理をして貯められる仕組みを作りましょう。

この記事では、成果が出せて続けられる家計簿のつけ方を紹介します。ぜひ参考にして、自分に合う部分を取り入れてはじめてみてくださいね。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

ひとり暮らしの生活費の平均は?    

社会人のひとり暮らしにはどのくらいお金がかかるのでしょうか。

社会人のひとり暮らしにかかる費用は?上手にやりくりして貯蓄もしよう」でも紹介しましたが、ひとり暮らしにかかる平均生活費は、約17.6万円(月額)です。大卒社会人1年目の平均手取り月収が約16.8万円なので、単純計算すると毎月8,000円の赤字になってしまいます。ボーナスで補おうにも、厚生労働省の「毎月勤労統計調査(2019年)」によると、最近はボーナスが支給されない会社が3割前後と少なくありません。お金を貯めるためには、毎月の収支を黒字にする必要があります。

(47都道府県の平均ボーナス額ランキングを「【待ちに待ったボーナス】47都道府県2019冬のボーナス公開!」で紹介していますので、ぜひこちらも確認してみてください。)

毎月の収支を黒字にするために出来ることは、「収入を増やす」か「支出を減らす」かの2つ。収入は簡単には増やせませんので、お金を管理して支出を減らし、貯蓄をしたいものです。お金を管理したいならば、家計簿は必須ツール。せっかくつけるならば効果的かつ続けられる方法でつけましょう。

ひとり暮らしの家計簿、効果的なつけ方は?

家計簿はつけているだけでは全く意味がありません。「家計簿をつけているけれど全然貯蓄できない」という方は、「つけること」自体が目的になってしまい、本来目的となるべき「支出を減らせる項目を明確にする」ことができていないのです。

その目的を達成するためには、次のステップを踏んで家計簿をつけるのがおすすめです。

ステップ1:毎月の予算を決める

まず、自分でコントロールが可能な変動費(食費や日用品費、娯楽費、洋服代など)として「使っていい金額」を設定します。細かい費目ごとではなく、変動費の合計金額をざっくりと決めるだけでも構いません。

手取り月収から「貯めたい金額」を引き、残った金額から家賃や通信費、保険料といった毎月支払う固定費と、予定している臨時支出を引いたものが「使っていい金額」となります。

ステップ2:家計簿をつけて実態を把握する

変動費の費目(食費や日用品費、娯楽費、洋服代など)を分けた家計簿をつけて、日々のお金の使い方を把握しましょう。また、いつつけるか(毎朝・寝る前・週末など)を決め、定期的につけることが大切です。クレジットカードや電子マネーで払ったときは、使ったその日の支出としたほうが、使い過ぎを防止できるのでおすすめです。

ステップ3:決めた予算を守れたか確認する

給与日前日になったら、ステップ1で決めた1ヵ月の予算(「使っていい金額」)を守れたか確認します。その結果、目標貯蓄額を達成していれば、日々の支出を細かく見なくても良いでしょう。家計簿アプリであれば、銀行口座や証券口座、電子マネーなどのデータを連携でき、毎月の残高チェックはとても簡単です。予算を守れており、今の貯蓄状況に満足しているならば、ステップ2「家計簿をつけて実態を把握する」に戻ります。ステップ2⇒3を繰り返すことによって、順調に貯蓄を増やすことができるでしょう。予算を守れたけれどもう少し貯蓄を増やしたい、または、予算を守れなかった場合は、ステップ4に進みます。

ステップ4:お金をどのように使ったのか振り返る

お金の使い方は人それぞれ。また、どんな使い方に価値を感じるかも人それぞれですので、その使い方の良し悪しは本人にしか判断できません。1ヵ月間の家計簿を見て、日々の使い方が、次の3つのどれに当てはまるか考えてみましょう。

A)これは買って(食べて)良かった!など満足度100%のもの

B)買って損した。家で食べられたのにムダに外食したなど後悔するもの

C)まだこれから使うものだから判断不能

Bに該当するものがあった場合、「ムダ遣い」としてスマホアプリや手帳に書き出し、失敗を繰り返さないように記録しましょう。そしてこれらの振り返りをもとに費目ごとの予算を立て、ステップ2「家計簿をつけて実態を把握する」に戻ります。

家計簿を続けるためには費目を「少なめ」に 

細かくお金の使い方をチェックするには、費目別に家計簿をつける必要があります。しかしこの費目を多くしすぎると、家計簿をつけるのが面倒で続けられなくなるため、多くても5~6個を目安にしましょう。

家計簿をつける費目は、自分が「使いすぎているかも」と感じている費目を優先して選ぶと良いですね。たとえば、「食費」「外食費」「日用品・雑貨」「娯楽費」「洋服代」「その他」であれば6個です。

またアレンジできるアプリや手書き家計簿なら、オリジナルの費目を作ってもOK。たとえば、決まった店で買うことが多い食料と日用品については「Aスーパー」、よく行くコンビニを「Bコンビニ」としてお店別の記録をしても構いません。

他にも、嫌にならずに続けるためのコツとして「1円単位まで細かくつけない」ことがあげられます。どうしても計算が合わなくなることがある家計簿。でも家計簿の目的である「予算を守れているか確認する」ことができれば、ざっくりでも十分です。細かいところまで合わないと気が済まない方は、もちろんきちんとつけて良いですよ。自分の性格に応じて、手を抜きながら続けられる方法を見つけましょう。

3ヵ月で成果を出したAさんの家計簿例を公開!

それでは実際にどのように家計簿をつければ成果を出せるか、社会人3年目のAさんの例をご紹介します。

これまで全く預金や支出のチェックをしていなかったAさんは、まず給料日時点での預金残高をチェックしました。すると、思っていたより残高が少ないことに愕然。そこで次の給与日から、費目を5つに絞って細かく支出をチェックすることにしました。

まず給与日前日の12月24日時点の預金残高と、自動引落になっている固定費や、すでに予定している臨時支出を記入。4万円貯蓄すると目標を立てたところ、食費や娯楽費など変動費の予算が5万2,400円になることがわかりました。

クレジットカードで支払ったときは、その日のうちに家計簿に書き込みながら、頑張って1ヵ月続けたところ、なんと予算を4万円近く超えて使っていたことが判明。使い方を振り返ると、目標に掲げていた洋服代は予算内だったものの、食費や外食費にムダ遣いを発見。そこで翌月は、食費と外食費を意識して下げることにし、合わせて1万5,000円節約することに成功しました。

しかし食べることが大好きなAさんは、これ以上の食費などの節約は限界と感じ、ひとまず貯蓄の目標を4万円から3万5,000円に下げるとともに、格安スマホに変えて通信費を5,000円カット。アプリも使っていなかったので解約しました。それが次の3月の家計簿です。

この家計簿例では、1ヵ月のデータを全てまとめているため、書く費目が多く見えますが、固定費や給与日時点の預金残高については、別の場所に記載してももちろん構いません。またAさんのように、状況を見ながら目標貯蓄額を下げるのもOK!節約に疲れてしまうと、逆にお金を使いすぎ、家計簿もつけたくなくなるかも知れません。先ほど紹介したステップ1~4を繰り返して、自分が無理なく貯められる金額を探してくださいね。

まとめ   

家計簿は「つけなければいけない」ものではありません。上手にお金を貯められないとき、その「原因を探す」ためにつけるものです。

紹介した事例を参考に、自分ができそうな方法でまずは1ヵ月、家計簿をつけてみてください。貯蓄したい金額を残すためにどのようにお金を使えばいいか振り返りましょう。順調に貯められるようになったら、預金残高のチェックだけにしても大丈夫です。ぜひやってみてくださいね。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

【執筆者】
ファイナンシャルプランナー
鈴木 さや子(すずき さやこ)

「今も未来もワクワクに」を合言葉に、生活に役立つお金の情報やキャリアの考え方を発信。金融商品などを一切販売しないFPとして活動している。専門は教育費・ライフプラン・マネー&キャリア教育・確定拠出年金。企業研修や消費者向けセミナーの他に、学校における保護者や親子向けイベントも行う。CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。