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「ひとり暮らしのために引っ越しをしたいけれど、費用がどのくらいかかるか不安」という方も多いのではないでしょうか。
ひとり暮らしでも、引っ越し費用と敷金・礼金などを合わせると数十万円になってしまいます。しかし、引っ越し費用は時期や曜日を選ぶだけで大幅に節約することが可能です。
この記事では、ひとり暮らしの引っ越しにかかる費用の相場や、初期費用の節約方法について解説します。無理なくひとり暮らしをスタートできるよう相場を知り、節約方法をマスターしましょう。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
初めてのひとり暮らし、引っ越し費用の内訳は?
ひとり暮らしを始めるときには、引っ越し費用をしっかり準備する必要があります。家賃の安い物件を選んだとしても、引っ越し費用は思いのほか高額になってしまうことが多いからです。
引っ越し費用の内訳は以下の通りです。
【図1】引っ越しにかかる費用一覧
引っ越し業者代金 | 10万円程度 |
敷金・礼金 | 家賃の2ヵ月〜3ヵ月分 |
初月の家賃 | 家賃1ヵ月分 |
鍵交換・クリーニング代 | 10万円程度 |
火災保険料 | 1万円~2万円程度 |
家具・家電購入 | 10万円〜20万円程度 |
最初の月の生活費 | 10万円程度 |
合計 | 40万円〜50万円程度+家賃4ヵ月〜5ヵ月分 |
仮に家賃5万円のアパートだとすると、引っ越しにかかる費用は60万円〜75万円の出費です。引っ越しは自分で行い、家具や家電を購入しないのであれば、これ以上の費用はかかりません。30万円〜40万円準備しておけば十分でしょう。
引っ越しは、しっかりと予算を立てた上で実行しましょう。
時期によって引っ越し費用は異なる
引っ越し業者に支払う費用は、時期によって違うということをご存知でしょうか。
繁忙期だと費用は高くなり、閑散期ならぐっと低い値段で引っ越しができます。
引っ越し費用が最も高い時期は、3月と4月です。
年度末から年度始めにかけて引っ越しが集中し、多少料金を高くしても需要があるからです。
一方、それ以外の月ならそれほど高額にはなりません。
そのなかでも月によって料金にばらつきがあり、最も安く引っ越すことができるのは11月だといわれています。
11月は比較的人の移動が少なくなる時期であるため、引っ越し費用を安く抑えられる傾向にあります。そのため、引っ越し費用をできる限り節約したいのであれば、11月に引っ越すのがおすすめです。
このほか、引っ越し費用を節約するためには以下のポイントがあります。
- 相見積もりをとる
- 費用の安い曜日を選ぶ
1社だけに見積もりを依頼するのではなく、複数社から見積もりをとって競合させるか最も費用の安い業者と取引をするのがおすすめです。
個別に連絡するのが面倒という方は、ネット上の一括査定サイトなどを利用することで、簡単に複数の業者から見積もりをとることができます。
また、季節だけでなく曜日によっても引っ越し費用は変動します。
土日などは引っ越しの需要が急増して費用は高くなりますが、平日は比較的安くなる傾向にあります。
業者によってはホームページに「特売日」などと表示されている場合もあるので、その日を狙うことで費用を節約することもできます。
初期費用を抑えるコツ
ひとり暮らしの初期費用は数十万円にもなることがあり「そんなにお金はかからないだろう」と考えていると大変なことになります。
いくらお金がかかるのかを事前にしっかりと把握して、用意しておきましょう。
しかし、数十万円以上かかる初期費用はできる限り抑えるに越したことはありません。
初期費用を抑えるには以下のような方法があります。
- 敷金・礼金なしの物件を借りる
- 引っ越しは業者を使わず家族や友人の力を借りる
- 家具・家電は今あるものを使う
家賃5万円の物件の場合、これだけで20万円〜30万円程度の初期費用を節約することができます。
特に敷金・礼金は非常に大きな負担です。最近は敷金・礼金なしという物件も増えてきているため、極力そのような物件を検討すると良いでしょう。
また、すでに必要な家具や家電がそろっているなら、新たに購入するのはしばらく我慢しましょう。
毎月の生活費も確認しておこう
ひとり暮らしを始めるときには、事前に毎月の生活費も確認しておきましょう。
毎月の生活費はライフスタイルや地域によって異なりますが、2021年(令和3年)の家計調査報告(家計収支編)によると、単身世帯の月の平均消費支出額は15万5,046円です。[参考1]
以下では家計調査報告をもとに、消費支出の費目ごとの月平均額をまとめました。
費目 | 月平均額 |
食費 | 41,731円 |
住居費 | 22,118円 |
光熱・水道費 | 11,383円 |
家具・家事用品 | 5,830円 |
被服費 | 4,843円 |
保健医療費 | 7,703円 |
交通・通信費 | 18,916円 |
教養娯楽費 | 17,654円 |
その他の消費支出 | 24,860円 |
なお、ここでいう「単身世帯」には、親からの仕送りで暮らす方や、学生寮に入居している方、住宅ローンの支払いを終えた方なども含まれます。
一般的な賃貸物件に住んでいる方の場合、上記の平均額よりも住居費は割高になるので注意しましょう。
家賃に関しては、適切な金額は手取り月収の2割以内といわれています。
たとえば手取り月収が25万円なら、家賃は5万円以下に抑えるのがベストです。
家賃以外にも、水道光熱費や通信費、保険料、貯蓄など、毎月決まった金額を支払う「固定費」と、食費や日用品費、交通費、交際費など、金額に変動のある「変動費」を合計し、1ヵ月あたりの大まかな支出をチェックしておくことが大切です。
事前に生活費のシミュレーションをしておけば、現在の収入で生活できるかどうか判断することができます。
ただ、事前シミュレーションで出た金額はあくまで推定です。
特に変動費は月によって大幅に上下することもあるため、シミュレーションの時点で収入から支出を差し引いた残額に余裕がないと、赤字になってしまうおそれがあります。
事前シミュレーションの変動費は余裕をもって設定した上で、収入と支出の差がギリギリにならないよう配慮しましょう。
生活費の目安は、「ひとり暮らしの初期費用や毎月の出費は?万一に備えた貯蓄や投資で将来に備えよう」で紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてください。
参考1:総務省統計局「家計調査報告 家計収支編2021年(令和3年)平均結果の概要」P15
まとめ
ひとり暮らしを始めるときには、家賃5万円程度の物件を借りたとしても敷金・礼金や引っ越し費用、家具・家電購入費用などを支出した場合には70万円程度必要になります。
引っ越し先でも、食費や日用品費、水道光熱費といった生活費は引き続き必要になるので、ある程度貯蓄に余裕を持ってひとり暮らしを始めることが大切です。
特にひとり暮らしの方は、自分が病気やケガなどで入院してしまった場合、収入が減少、もしくはなくなってしまい、一気に生活が苦しくなってしまうことも考えられます。
実際、生命保険文化センターの統計によると、将来得られるはずであった収入が入院により減少した人は全体の2割に上っています。[参考2]
統計では、ひとり暮らしの毎月の消費支出は15万円ほどかかるので、現時点で貯蓄が心許ない人は、いざという時の備えとして、医療保険や就業不能保険への加入を検討されることをおすすめします。
初期費用を節約するためには「敷金・礼金のない物件を借りる」「引っ越し業者を使わない」「家具・家電を購入しない」などの方法が考えられます。
また、引っ越し業者に依頼する場合でも季節や曜日によって安く抑えられるタイミングを狙って引っ越しをするのが良いでしょう。
ひとり暮らしの初期費用だけでなく、引っ越し後の生活費も考慮した上で準備することをおすすめします。
参考2:生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」P46
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
記事提供元:株式会社ぱむ