電気代の節約方法を紹介!平均金額や電気代が高くなる理由、家電別の節約方法について

電気代の節約方法を紹介!平均金額や電気代が高くなる理由、家電別の節約方法について

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電気代が年々高くなり、「少しでも節約したい」と感じている方も多いのではないでしょうか。エアコンや冷蔵庫など、日常的に使う家電が増えるほど、電気代は知らないうちに膨らんでしまいます。さらに、季節や世帯人数、ライフスタイルの変化によっても電気代は大きく左右されるため、「うちは使いすぎなのか、それとも平均なのか」と不安に感じる方も少なくありません。

この記事では、電気代の平均金額や高くなる理由を解説した上で、すぐに実践できる電気代の節約方法や、エアコン・冷蔵庫など家電別の具体的な節約ポイントを紹介します。毎月の電気代を抑えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

みんなはどれくらい?電気代の平均金額

「自分の家の電気代は高いのか、それとも平均なのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。電気代は世帯人数や季節、住んでいる地域によって大きく差が出やすく、単純に他人と比較するのは難しいのが実情です。

ここでは、総務省の家計調査のデータ(2024年のもの)をもとに、世帯別・季節別・地域別の電気代の平均金額を紹介します。自宅の電気代がどの位置にあるのかを把握する目安として、ぜひ参考にしてみてください。

1.世帯別の平均

総務省の家計調査をもとにした、2024年の世帯人数ごとの1ヵ月あたりの電気代の平均は、以下の表の通りです。[参考1][参考2]

世帯1ヵ月あたりの平均額
単身世帯6,756円
2人世帯10,878円
3人世帯12,651円
4人世帯12,805円
5人世帯14,413円
6人以上世帯16,995円

このデータからは、世帯人数が増えるにつれて電気代の平均額も高くなっていることが確認できます。

単身世帯から2人世帯へ移行すると、電気代の平均は6,756円から10,878円へと増加しており、この区間でもっとも大きな上昇幅が見られます。一方、3人世帯から4人世帯への増加は、12,651円から12,805円と、変動は小幅です。

5人世帯では14,413円、6人以上世帯では16,995円と、世帯人数が5人を超えると再び増加幅が大きくなります。このように、電気代の増加は世帯人数の増え方に応じて一様ではなく、増加が大きい区間と小さい区間があることが、読み取れます。

参考1:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯002
参考2:総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯004

2.季節別の平均

総務省の家計調査によると、2024年の季節別の1ヵ月あたりの電気代の平均は以下の通りです。[参考1][参考3]

単身世帯2人世帯以上
1〜3月7,150円13,265円
4~6月5,839円11,125円
7~9月6,771円11,984円
10~12月6,356円11,657円

単身世帯・2人世帯以上のいずれも、1〜3月の電気代がもっとも高く、4〜6月がもっとも低い水準となっていることが分かります。また、すべての時期において、2人世帯以上が単身世帯よりも約1.8〜1.9倍の電気代がかかっています。

なお、本調査の2人世帯以上の平均世帯人数は2.88〜2.89人で、年間を通してほぼ一定です。この人数をもとに、1人あたりの電気代で比較すると、すべての時期において単身世帯のほうが、2人世帯以上よりも約1.5〜1.6倍高い水準となっています。

例えば1〜3月では、単身世帯が月7,150円であるのに対し、2人世帯以上の1人あたりは約4,590円となっており、1人あたりで見ると単身世帯のほうが約2,560円高い計算です。このように、世帯全体の電気代は2人以上世帯のほうが高い一方で、1人あたりに換算すると、2人以上世帯のほうが単身世帯よりも約3〜4割低い水準(単身世帯の約6〜7割)であることが分かります。

参考3:総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯001

3.地域別

総務省の家計調査(2024年)によると、地域別の1ヵ月あたりの電気代の平均は以下の通りです。[参考4]

地域1ヵ月あたりの平均額
北海道地方10,481円
東北地方11,636円
関東地方9,819円
北陸地方12,104円
東海地方10,180円
近畿地方9,328円
中国地方11,213円
四国地方10,935円
九州地方8,739円
沖縄地方9,988円

表を見ると、北海道地方や東北地方、北陸地方、中国地方は、他の地域と比べて電気代の平均額が高い水準にあることが分かります。一方で、九州地方や近畿地方、関東地方は、比較的平均額が低めの地域に位置付けられます。

参考4:総務省「家計調査 家計収支編 都市階級・地方・都道府県庁所在市別

電気代が高いと感じる理由

電気代が高いと感じる背景には、季節の影響やライフスタイルの変化、家電の使い方など、多種多様な理由が関係しています。ここでは、多くの家庭で当てはまりやすい代表的な原因について見ていきましょう

1.季節的な要因やライフスタイルの変化

電気代が高くなる大きな要因の一つが、季節による冷暖房の使用増加です。夏場はエアコンの冷房、冬場はエアコンやヒーターなどの暖房器具の使用時間が長くなり、消費電力が増えます。特に冷暖房は使用時間が長くなるほど電気代への影響が大きいため、猛暑や厳冬の年ほど請求額が高くなりやすいでしょう。

また、ライフスタイルの変化も電気代に直結します。リモートワークの増加など在宅時間が増えたことで照明やエアコンの使用時間が長くなったり、家族の人数が増えて家電の使用頻度が高まったりすると、その分だけ電気代も上がりやすくなります。さらに、子どもが成長して個室で過ごす時間が増えると、部屋ごとにエアコンや照明を使う機会が増え、家庭全体の消費電力が大きくなるケースも少なくありません。

2.電気代がかかる家電製品を使っている

使用している家電製品の状態や使い方も、電気代が高くなる原因になります。例えば、10年以上前の古い冷蔵庫やエアコンは、最新の省エネモデルと比べて消費電力が大きく、同じ使い方をしていても電気代が高くなりやすいでしょう。

また、使っていない家電でも、コンセントに挿しっぱなしにしていると常に微量の待機電力を消費しています。この待機電力は一つひとつがわずかでも、テレビや電子レンジ、充電器などが積み重なることで電気代を押し上げます。

さらに、部屋の広さに対して家電の性能が合っていない場合も注意が必要です。エアコンの能力が部屋に対して小さすぎるとフル稼働が続き、逆に大きすぎても無駄な電力を消費してしまいます。このように、家電の性能と使用環境のミスマッチも、電気代が高止まりする一因となります。

3.社会的な要因も関係している

家庭内の使い方に気をつけていても、電気代が高く感じられる背景には社会的な要因もあるでしょう。近年は燃料価格の高騰や電力供給コストの上昇により、電気料金そのものが値上げされています。

また、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金(はつでんそくしんふかきん)の影響で、使用量が大きく変わっていなくても請求額が上がることもあります。このような外的要因によって、「以前よりも電気代が高くなった」と感じる家庭が増えているのが現状です。

電気代を節約する方法

電気代は、日々の使い方や契約内容を少し見直すだけでも、無理なく節約できます。ここでは、家庭で実践しやすい代表的な節約方法を紹介します

1.契約プランや支払い方法を見直す

電気代の節約は、まず固定費の見直しから始めるのが効果的です。電力会社の料金プランは多様化しており、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、毎月の基本料金や使用料金を抑えられる場合があります。例えば、夜間の電気使用が多い家庭であれば夜間割引のあるプラン、使用量が少ない家庭であれば基本料金が安いプランが向いています。

また、契約アンペア数が実際の使用量に対して大きすぎる場合、アンペア数を下げることで基本料金を下げることが可能です。ただし、下げすぎると同時使用時にブレーカーが落ちやすくなるため、現在の最大使用量を把握した上で調整することが大切です。

さらに、支払い方法を口座振替やクレジットカード払いに変更することで、電力会社によっては割引が適用される場合もあります。こうした契約内容の見直しは、手間が少ない割に節約効果を実感しやすいのが特徴です。

2.省エネ家電に変える

古い家電は最新の省エネモデルと比べて消費電力が大きく、電気代の負担が増えやすい傾向があります。特に使用頻度が高いエアコンや冷蔵庫は、買い替えることで節約効果を実感しやすい家電です。

購入時には、統一省エネラベルや多段階評価を確認し、省エネ性能の高い製品を選ぶことがポイントです。初期費用はかかりますが、電気代が毎月抑えられるため、長期的には数年で元が取れるケースも少なくありません。ランニングコストまで含めて考えることが、賢い家電選びにつながるのです。

3.こまめに掃除をする

家電製品のフィルターや内部にホコリや汚れが溜まると、空気の流れが悪くなり、必要以上に電力を消費してしまいます。特にエアコンや空気清浄機、換気扇などは、定期的に掃除をすることで稼働効率が向上し、無駄な電力消費を防ぐことが可能です。簡単な掃除を習慣化することで、電気代の節約につながるでしょう。

4.使用しない場合はコンセントを抜く

テレビやパソコン、充電器などは、電源を切っていても待機電力を消費しています。この待機電力は意識しにくいものの、年間で見ると意外と大きな電力消費になります。使用しない家電はコンセントからプラグを抜くか、スイッチ付きの電源タップを使って一括で電源を切ることで、無駄な電力消費を防ぐことが可能です。

5.電気使用量を定期的に確認する

電気使用量を定期的に確認して「見える化」することで、どの時間帯やどの家電が多く電気を使っているのかを把握しやすくなります。電力会社のウェブサイトやアプリを利用すれば、毎日の使用量や過去との比較を簡単にチェックできます。使用量が急に増えた日があれば、その日の使い方や原因となった家電を振り返ることで、無駄な使用を改善しやすくなるでしょう。

家電別の節約方法

電気代のなかでも、特に大きな割合を占めやすいのがエアコンや冷蔵庫、給湯器などの大型家電です。家電ごとの特性に合わせて使い方を工夫することで、無理なく効率的に電気代を節約できます。ここでは、家庭で実践しやすい家電別の節約ポイントを見ていきましょう

1.エアコン

エアコンは家庭内でも消費電力がもっとも大きい家電の一つです。夏は28℃、冬は20℃を目安に設定し、必要以上に冷やしすぎたり暖めすぎたりしないことが節約の基本になります。

また、扇風機やサーキュレーターを併用すると、冷たい空気や暖かい空気が部屋全体に循環し、設定温度を大きく変えなくても快適に過ごせます。加えて、室外機の周りに物を置かず、吸込口や吹出口をふさがないようにすることも重要です。直射日光が当たる場所では日よけを設置すると、運転効率が高まり、無駄な電力消費を抑えられるでしょう。

2.冷蔵庫

冷蔵庫は24時間稼働しているため、日々の使い方がそのまま電気代に影響します。冷蔵室に食材を詰め込みすぎると冷気の通り道がなくなり、庫内全体を冷やすために余計な電力が必要になります。よって、庫内に適度な余裕を持たせることが節約のポイントです。

また、調理したばかりの熱いものは、必ず冷ましてから入れるようにしましょう。なぜなら、そのまま入れると庫内の温度が上昇し、急冷のために消費電力が大きくなるためです。さらに、ドアの開閉回数や開けている時間を減らすことも、冷気の流出を防ぎ、電気代の節約につながります。

3.照明

照明はLEDに交換するだけでも、電気代を大きく抑えられる可能性があります。白熱電球や蛍光灯と比べて、LEDは消費電力が少なく寿命も長いため、初期費用はかかっても長期的にはコスト削減につながりやすい家電です。

さらに、短時間の外出でも部屋を出る際にはこまめに消灯する習慣を身につけることで、無駄な電力消費を減らせるでしょう。

4.給湯器

給湯器は、必要以上に高温に設定しないことが大切です。特に夏場は40℃程度を目安にすることで、消費電力を抑えやすくなります。

また、浴槽のフタを閉めておくことで熱が逃げにくくなり、追い焚きの回数を減らせます。さらに、追い焚きよりも高温の差し湯をしたほうが節約になる場合もあるため、家庭の使い方に合わせて工夫することが大切です。

5.洗濯機・乾燥機

洗濯はまとめ洗いをすることで、使用回数が減り、電気代の節約につながります。ただし、洗濯物を詰め込みすぎると洗浄力の低下や衣類の傷み、故障の原因にもなるため、洗濯槽の7〜8割程度を目安にするのが安心です。

さらに、風呂の残り湯を活用すれば、水温が高い分洗剤が溶けやすく、汚れ落ちも良くなります。電気代だけでなく水道代の節約にもつながるのも、残り湯を活用するメリットでしょう。

また、乾燥機能は消費電力が大きい家電です。そのため、節約を意識する場合は、可能な限り天日干しで自然乾燥させましょう。

6.電気カーペットやこたつ

電気カーペットやこたつは、設定温度を少し下げるだけでも節約効果が期待できます。「強」で使う時間をなるべく短くし、温まったら「中」や「弱」に切り替えるだけでも電力消費を抑えることが可能です。

また、床とカーペットの間に断熱マットを敷くことで、熱が床へ逃げるのを防ぎ、保温効果が高まります。エアコンなどで部屋全体を温めた上で、補助暖房として併用することで、効率よく暖を取りながら電気代を抑えられるでしょう。

まとめ

電気代が高くなる原因には、季節的な要因やライフスタイルの変化、家電の使い方、燃料価格の高騰などの社会的な要因まで、多種多様な要素があります。しかし、契約プランの見直しや省エネ家電への買い替え、日々の使い方の工夫を積み重ねることで、無理のない範囲でも電気代の節約は十分に可能です

また、エアコンや冷蔵庫、照明、給湯器、洗濯機など、電気代への影響が大きい家電から重点的に見直すことで、節約効果を実感しやすくなります。できることから少しずつ取り入れて、家計にやさしい電気の使い方を続けていきましょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

宮崎 千聖(みやざき ちさと)
FPライター。神戸大学経済学部卒業後、銀行の融資課にてローンの相談・手続きを担当した。退職後はライターとして、メガバンクや司法書士法人のオウンドメディアなどで記事を執筆。カードローンやクレジットカード、資産運用、債務整理など幅広いジャンルで執筆している。2級FP技能士、証券外務員一種

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ