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パートナーにプロポーズをOKしてもらったら、両親へ結婚の挨拶に行きましょう。結婚の挨拶を失敗しないためには、事前の段取りが重要です。
日程調整は遅くても2週間〜3週間前に行います。
手土産の手配、両親のプロフィールの共有、当日本題に入る前の雑談の内容を決めておくなど、やらなければいけないことはたくさんあります。また、両親に良い印象を与えるためには、清潔感のある身だしなみも大切です。
この記事では、両親への結婚の挨拶を失敗しないためのポイントや、当日の流れを解説します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
両親への結婚の挨拶は、事前の段取りが何より大切!
パートナーの両親に結婚の挨拶をするときは、事前に段取りを行い、当日までにしっかり準備しましょう。
結婚の挨拶で重要なのは、今までパートナーを大切に育ててきたご両親に「安心してもらう」ことです。初対面での印象はなによりも大切なので、プロポーズにOKをもらったら、2人で相談しながら段取りを設定しましょう。
■日程調整から当日までにやること
両親へ挨拶に行くことが決まったら、両親の都合に合わせて日程調整を行います。挨拶に行きたい日から2週間〜3週間前には確認を取っておきましょう。
挨拶に行く時間は、14時〜15時を目安に、朝食や夕食時、夜間を避けましょう。
日程が決まったら、両親に関する情報を共有しましょう。名前・年齢・職業・出身地など基本的な情報のほか、趣味や生活習慣、食べ物の嗜好、性格、両親それぞれが嫌がる話題、避けたい話題などを共有しておくことで、当日の会話がスムーズになります。
また、両親のプロフィールをもとに、当日の話題を予め決めておくこともおすすめです。
手土産の手配も忘れずにしておきましょう。ゼクシィの調査によると、手土産の相場は3,000円程度です。両親の好みに合わせたもので、日持ちするものが良いでしょう。
遠方に挨拶に行く場合は、新幹線や飛行機、宿泊先の手配が必要です。宿泊先には2人で泊まらず、実家とホテルで別々に宿泊します。
身だしなみも要チェック!両親に良い印象を与えるポイントとは
結婚の挨拶に行くときは、服装や髪型など、身だしなみに十分注意しましょう。アメリカの心理学者、アルバート・メラビアン氏が提唱する「メラビアンの法則」によると、「人の第一印象は3秒以内に決まる」と言われています。その印象を決める要素は、「話の内容・声のトーン・見た目」の3つ。なかでも見た目が55%を占めると言われています。
第一印象は、その後のイメージを固定させてしまうほど強く残ります。初対面で悪い印象を与えてしまうと、その印象を覆すまでに大変な苦労をするでしょう。
結婚の挨拶での身だしなみの基本は、清潔感があることと、ある程度フォーマルな服装を心がけることです。
男性なら黒や紺、グレーのスーツにオーソドックスな柄のネクタイ、白や薄い水色など清潔感のあるシャツが良いでしょう。相手の両親に「スーツ以外で」と言われた場合は、ジャケットに襟付きシャツ、下はチノパンやスラックスなど、フォーマルよりの服装を意識しましょう。
女性の場合はきちんとした印象を与える控えめのワンピース、またはブラウスの上にカーディガンやジャケット、下は膝丈以上のスカートを合わせた服装がおすすめです。
また、メイクはナチュラルメイクが基本です。ナチュラルメイクとは「自然に見える」しっかりメイクのことを言います。
両親に好印象を持ってもらうためにも、次の身だしなみ確認リストを活用してください。
■男性の身だしなみ確認リスト(避けるもの)
男性がパートナーの両親に挨拶するとき、確認しておきたい身だしなみ項目はは次のとおりです。
- 襟元・袖口が汚れていないか
- ボタンが外れていないか
- 服にシワがないか
- Tシャツやパーカーにジーンズなどカジュアル過ぎる服装でないか
- 明るすぎる茶髪や長髪、奇抜な髪型をしていないか
- 時計以外のアクセサリーをつけていないか
- 爪が伸びていないか
- ヒゲをきちんと剃っているか
- 靴下に色褪せや毛玉がないか、穴が開いていないか
服装だけでなく、髪型や顔、爪の手入れも大切です。挨拶当日は自分だけでなく、パートナーに隅々までチェックしてもらいましょう。
■女性の身だしなみ確認リスト(避けるもの)
女性がパートナーの両親へ挨拶に行くときは、次の身だしなみ確認リストを活用してください。
- 髪の色が派手過ぎないか
- 毛先が汚い、根元と色が違うなど、だらしない印象を与える髪でないか
- 派手な印象を与えるメイクになっていないか(ノーメイクはNG)
- アクセサリーを付け過ぎていないか
- 婚約指輪を付けたままにしていないか
- 座ったときにスカートから太ももが見えないか
- 爪が伸びていないか、華やか過ぎるネイルになっていないか
- サンダルやミュール、ロングブーツを履いていくつもりでいないか
- ストッキングに柄や刺繍が入っていないか
- ノースリーブなど露出が多い服装でないか
女性は清楚な印象を与えられる身だしなみを意識することが大切です。アクセサリーは控えめなものを1〜2点、婚約指輪は外しておきましょう。
きちんとした印象を与えながらも、淡いピンクやブルーといった色合いの服装で、明るい雰囲気を演出するのがおすすめです。
当日の流れと立ち振る舞い
挨拶当日、玄関に入ってから退室するまでの流れは次のとおりです。
1. 玄関先での挨拶
まずは訪問された側のパートナーが両親に相手を紹介し、そのあとに両親を相手に紹介します。紹介されたらはっきりとした声で、笑顔で自己紹介しましょう。
2. 部屋に通される→下座に座る
部屋に通されたら、座る位置に注意しましょう。上座を勧められても一旦は断り、下座(入り口に一番近い席)に座ります。断っても上座を勧められる場合は、お礼を述べてから座りましょう。
3. 改めて挨拶→手土産を渡す
全員が着席したら、改めて自己紹介を含めた挨拶をします。持参した手土産は、挨拶が終わったあとに渡しましょう。
お茶・お菓子が出されても、自分から口をつけてはいけません。相手の両親に勧められてから、お礼を添えたあとにいただきます。
4. まずは雑談から
いきなり結婚の挨拶をするのではなく、お互いの緊張を解すための雑談から始めましょう。雑談の内容は、両親のプロフィールをもとに、盛り上がりそうな話題をパートナーと事前に話し合っておくといいでしょう。
5. 結婚の挨拶
雑談で場が和んだら、姿勢を整え、男性の方から結婚についての話を切り出します。座布団やクッションに座っている場合は、座布団を外しましょう。両親の顔をしっかり見て、真摯な態度で結婚の挨拶をすることが大切です。
6. おいとまの申し出→退室
結婚の挨拶が済み、話がひとまず落ち着いたら、長居せずおいとまの申し出をしましょう。滞在時間は2時間程度が目安です。
部屋から出るときには、今日のお礼をきちんと伝えましょう。椅子の場合は椅子から立ち、座布団に座っている場合は、座布団を外してからお礼をするのがマナーです。
最後に自分の座っていた場所を整えてから席を立ち、退室します。
挨拶に行って、もし反対されたら・・・?
結婚の挨拶に行ったものの、両親から承諾をもらえなかった場合は、無理にその場で説得せず、一旦引き下がってみましょう。大切な子どもの結婚で動揺し、両親の気持ちがまとまっていない可能性があるからです。
また、結婚の承諾をもらえなかった原因がどこにあったのか、しっかりと把握することが大切です。両親との会話やパートナーとの話し合いのなかから改善ポイントを見出して対策しましょう。
反対されたからといって、もう行かないという選択肢は一番良くありません。頃合いを見て、再び両親のもとに足を運び、誠意を見せることが大切です。
まとめ
相手の両親へ結婚の挨拶に行くときは、事前の段取りが重要です。両親が安心して結婚を承諾できるよう、きちんとマナーを守りつつ、誠意を込めた挨拶をしましょう。また、身だしなみは第一印象を左右する大切なポイントです。清潔感がある、フォーマル寄りの服装で訪問しましょう。
もし結婚の承諾を得られなかった場合は、一旦引き下がり、反対される原因や改善ポイントをしっかり把握しましょう。両親の様子を伺いながら何度も挨拶に行き、結婚に対する誠意を見せましょう。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
記事提供元:株式会社ぱむ