倦怠期はどう乗り越える?なりやすい時期や対処法について

倦怠期はどう乗り越える?なりやすい時期や対処法について

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「付き合い始めは何をしても楽しくて、会えるだけでうれしかったのに」「最近は、前ほど気持ちが盛り上がらない」こんなふうに悩むのは、あなただけではありません。倦怠期は多くのカップルが経験することです。

この記事では、倦怠期に見られる特徴や、うまく乗り越える方法をくわしく紹介します。ふたりの絆をより深めたい方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

倦怠期とは 

倦怠期とは、付き合い始めのような情熱やときめきが落ち着き、関係がマンネリ化してくる時期のことをいいます。相手との時間に新鮮さが薄れ、ドキドキする瞬間が減ってくると「気持ちが冷めたのかもしれない」と不安になることもあるでしょう。

しかしこれは、恋愛感情が一段落し、より安定した関係へと移行する自然なプロセスでもあります。一時的な心の揺らぎを経て、ふたりの関係性が次の段階へと深まっていく準備期間ともいえます。倦怠期は決して悪いことではありません。

倦怠期はいつ訪れる?いつまで続くの?

倦怠期はいつ訪れ、どのくらい続くのかなど、多くのカップルが気になるテーマでしょう。ここでは、倦怠期が起こりやすい3つの時期とその理由、さらに「いつまで続くのか」についても解説します。

1. 3ヵ月

付き合い始めの高揚感が落ち着き、相手の価値観や考え方が見えてくるのが3ヵ月目ごろです。これまで気にならなかった些細な事が目につきやすくなり、理想とのギャップに戸惑うことが増えてきます。

相手の価値観や考え方の違いを受け入れられるかどうか、ふたりの関係性が試されるタイミングともいえるでしょう。このような心境の変化から、3ヵ月目は倦怠期に入りやすい時期とされています。

2. 半年〜1年

半年から1年くらい経つと、一緒にいることが当たり前になり、新鮮さが薄れてきます。相手のことをある程度理解しているからこそ、関心もやや薄れがちになります。

ちょっとした変化では心が動かず、刺激が足りないと感じることもあるでしょう。こうした慣れやマンネリ感が、倦怠期のきっかけとなります。

3. 3年目

交際3年目になると、相手への理解が深まり、関係はより安定してきます。その一方で、最初のドキドキするような新鮮さは薄れ、マンネリ化がさらに進みやすくなります。

また、将来について考える機会が増えるので、迷いや不安が生じやすくなり、関係がギクシャクすることもあるでしょう。こうした要素が重なり、倦怠期を迎えやすい時期となります。

4. 期間は人によってさまざま

倦怠期の期間には個人差があり「何週間」「何ヵ月」とは一概にいえません。例えば、数週間で元に戻るカップルもいれば、数ヵ月続くケースもあります。

互いの性格や生活環境、コミュニケーションの頻度などによって感じ方や向き合い方が異なるため、期間も人それぞれです。

倦怠期の特徴

倦怠期は、はっきりとしたきっかけがあるわけではなく、少しずつ関係が変わっていく中で、ふとした瞬間に気づくものです。ここでは、そんな「変化のサイン」を4つご紹介します。

1. 連絡頻度が減る

倦怠期に入ると、ふたりの間で交わされる言葉の数が少しずつ減っていきます。最初は「ちょっと忙しいだけ」と自分に言い聞かせていても、いつのまにか用事がなければ連絡をとらなくなり、返信が遅れても気にならなくなっていきます。

付き合いたてのころは、些細なことでも「今こんなことがあってね」とすぐに共有していたのに、気づけば「おはよう」「おやすみ」だけの形式的なやりとりに。話したい気持ちよりも「話さなくてもいいや」と思うことが増えてきたら、それは関係性に変化が生まれている兆しでしょう。

2. デートや会話の回数が減る 

「会いたい」と思う気持ちが、前より少し薄れてきた。そんなふうに感じたことはありませんか?

デートの回数が減ったり、せっかく会っても会話が続かなかったり。スマートフォンを見ながらの食事や、沈黙が気まずくない時間は、倦怠期が始まったサインなのかもしれません。

また、楽しさより「面倒だな」という思いが先に立つようになったら、ふたりの関係が少しずつ変わり始めている可能性があります。

3. 相手の言動や行動にイライラしてしまう

倦怠期が始まると、ちょっとしたひと言にカチンときたり、何気ない行動が目についてイライラしてしまったりすることが増えます。例えば、食べたものを片づけない、スマートフォンばかり見ているなど、以前は気にならなかった言動が急に目につくようになります。

相手が変わったというよりも、自分の受け止め方が変化しているのかもしれません。感情に余裕がなくなると、つい口調が強くなり、喧嘩になる機会も増えてしまいます。距離が近い存在だからこそ、些細なことが大きなストレスにつながるのです。そうした変化を感じる時期こそが、まさに倦怠期といえるでしょう。

4. 身だしなみに無頓着になる

最初のころは、デートのたびにメイクや服選びに時間をかけていたのに、おしゃれに手を抜くことが増えてきたら、倦怠期を疑ったほうが良いでしょう。

相手の目を気にしなくなるのは、心を許し合っている証拠でもあります。でも「よく思われたい」という気持ちが薄れて無頓着になってくると、その緩んだ空気が相手に伝わり、相手を寂しい気持ちにさせてしまうかもしれません。

そうした変化があらわれ始めるのも、倦怠期の特徴のひとつです。

倦怠期かも…と思った時の対処法

「もしかして倦怠期かも…」と感じたら、不安な気持ちに振り回される前にできることがあります。ここでは、倦怠期かもしれないと感じたとき、関係を修復するための具体的な方法についてご紹介します。

1. 行ったことのない場所に行く・新しいことに挑戦してみる

倦怠期には、いつもと違う体験をふたりで共有してみるのが効果的です。行ったことのない場所に出かけてみたり、新しいことに一緒に挑戦したりすることで、マンネリ感から脱出して新鮮な気持ちで向き合えます。

例えば、日帰り旅行や陶芸教室、山登りなど、ちょっとした非日常が良い刺激になります。いつもとは違う一面に触れることで、自然と会話も増えるでしょう。

2. 距離を置いて一人の時間を作ってみる

一緒にいることが当たり前になると、新鮮さやありがたみを感じにくくなります。そんなときは、少し距離を置いて冷却期間を作ってみましょう。ひとりの時間を持つことで、自分の気持ちを整理しやすくなり、相手の存在の大切さにも気づけるはずです。

会えない時間が、ふたりの関係を見つめ直すきっかけとなります。焦らず、少しだけ離れてみることが、関係修復への近道となります。

3. 正直な気持ちや考えを伝えて話し合ってみる

倦怠期かもしれないと感じたら、まずは正直な気持ちを伝えてみましょう。関係がうまくいかない原因を探るには、お互いの本音に耳を傾ける姿勢が欠かせません。

例えば「最近、気持ちにすれ違いを感じている」と素直に打ち明けることで、相手も自分の気持ちを話しやすくなります。会話を通じて理解が深まり、ふたりの距離が自然と近づくこともあります。気になることはためこまず、本音で話す時間を意識して持つようにしてみてください。

4. 感謝の気持ちを伝えてみる

倦怠期を感じたら、まず「ありがとう」を意識的に伝えることから始めましょう。長く一緒にいると感謝の気持ちを忘れがちになります。

「いつも送ってくれてありがとう」など、日常の何気ない行動に感謝を言葉にするだけで、相手は少しうれしい気分になります。そうした一言に気づいた相手も同じように感謝を返してくれるようになり、お互いの心が和らいで居心地の良い雰囲気が取り戻せるでしょう。

5. 相手の良いところ・好きなところを挙げてみる

相手の短所ばかりが気になるときは、意識的に良いところを思い出してみてください。相手の魅力的な部分や尊敬できる点を書き出していくと、出会った当時の気持ちが自然とよみがえってくるものです。

例えば「話をよく聞いてくれる」「笑顔がやさしい」など、どんな小さなことでも構いません。相手の魅力を再確認することで、冷めかけた関係にも温かさを取り戻すきっかけとなります。

やってはいけない行動や言動

相手との関係性に不安を感じると、つい感情的になってしまうことがあります。しかし、勢いに任せた言動は逆効果になりやすく、かえってふたりの距離を広げてしまいかねません。ここでは、関係修復を目指すうえで、やってはいけないことを説明します。

1. 気持ちを試すような行動をとる

相手の愛情を確かめたくて、あえてそっけない態度をとったり、嫉妬させるような言動をしたりするのはおすすめできません。気持ちを試されると、相手は不信感を抱きやすくなり、かえってギクシャクしてしまうからです。

不安な気持ちがあふれて、つい試すようなことをしてしまうのは、それだけ相手を大切に思っている証拠でしょう。けれども、本当に大切なのは自分の本音を言葉で伝えること。そして相手の気持ちにも耳を傾けることです。

倦怠期には、お互い素直になって対話することが何より大切です。

2. 相手を非難したり責めたりする

倦怠期に入ると、思うように気持ちが伝わらず、つい相手に不満をぶつけたくなります。「どうしてわかってくれないの?」という思いが強くなると、責めるような言い方になってしまうこともあるでしょう。

しかし、感情的な言葉は相手の心を閉ざし、さらにすれ違いを深めてしまいます。あとから「言いすぎたかも」と感じたときは、落ち着いてからで良いので素直な気持ちを伝えてみてください。そのうえで、不満が生じた理由や、これからふたりでどうしていきたいのかを、冷静に話し合いましょう。

3. 相手を束縛したり、過度な干渉をする

相手を必要以上に束縛したり干渉したりすることは、かえって気持ちを遠ざける原因になります。相手にとってあなたは「自由を奪う存在」となり、重荷に感じさせてしまうからです。

例えば、頻繁に連絡を求めたり、行動を逐一確認したりすると、相手は次第に逃げ腰になっていきます。不安で仕方がないのは理解できますが、相手の立場に立って考えれば、それらが最善の対応でないことに気付けるはずです。

お互いを信頼し、心地よくいられる距離感を大切にすることが、関係を長続きさせるポイントです。

4. すぐに別れようとする

気持ちが不安定な状態が続くと、現状から逃げ出したくなり「もう別れよう」などと口走ってしまうこともあるかもしれません。ですが、突発的な別れ話は感情に流されているだけで、問題の本質と向き合うことを避けているにすぎません。

じっくり話し合えばわかり合えたかもしれないのに、その機会を自ら手放してしまうのはとても残念なことです。相手に「本気で向き合う気がないのでは」と思われてしまったら、関係修復は一気に難しくなるでしょう。

倦怠期はふたりの関係を見直す良いタイミングだととらえて、不安なときほど冷静に対話を重ねるよう、努力してみてください。

まとめ

倦怠期が訪れると「このまま関係が終わってしまうのでは」と不安になることもあるでしょう。でも、多くのカップルが同じような時期を経験し、乗り越えています。決して自分たちだけの悩みではないので、安心してください。

小さなすれ違いに気づいたときは、ふたりの関係を見つめ直すチャンスととらえ、一緒に新しいことに挑戦したり、相手の良いところに目を向けたりしてみましょう。そうすることで、少しずつやさしい気持ちが戻り、心が通い合う瞬間を再び感じられるはずです。

大切なのは、思いやりを忘れず、お互いに歩み寄ろうとする姿勢です。焦らず自分たちのペースで倦怠期を乗り越えて、ふたりらしい関係を育んでいってください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

田辺 容子(たなべ ようこ)
FPライター。証券会社にて個人向け資産運用のアドバイス業務に約10年間従事。現在は、実務経験と金融資格、自身の投資経験を活かし、金融分野に特化したライターとして活動中。メガバンクのコンテンツ制作や大手金融メディアでの記事執筆など、信頼性が重視される案件を多数手がけている。2級FP技能士、証券外務員一種。

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ