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結婚式の準備、新しい生活への期待、胸が高鳴る一方で、漠然とした不安や憂鬱な気持ちに襲われることはありませんか?それは「マリッジブルー」かもしれません。
この記事では、マリッジブルーの原因や症状、具体的な対処法をご紹介し、幸せな結婚生活へスムーズに踏み出すためのお手伝いをいたします。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
マリッジブルーとは
マリッジブルーとは、結婚を控えた人が結婚式や新生活を目前にして感じる不安や憂鬱な精神状態のことを指します。
医学的な診断名ではありませんが、多くの人が経験する一時的な心理現象です。マリッジブルーにまったくならなかった人もいる半面、憂鬱な気持ちが長引く人もいるため、個人差が大きいといえます。
マリッジブルーになるとどうなるの?
マリッジブルーになると、どのようなことが起こるのでしょうか。ここでは、よくある5つの状態について解説します。
1.些細なことにイライラしてしまう
マリッジブルーでは、結婚準備の重圧から精神的に不安定になり、普段なら気にならないような些細なことにも過敏に反応してしまいます。
例えば、婚約者が返信を少し遅れただけでも「私のことを大切に思っていないのでは」と考え込んでしまったり、食器の置き方が違うだけで必要以上に腹が立ったりすることも。また、両家の調整や結婚式の段取りなど、やるべきことが多すぎて心が疲れ、友人との何気ない会話であっても不機嫌になる場合もあるようです。
2.落ち込みやすくなってしまう
結婚式が近づくにつれて、急に気持ちが落ち込んだり、漠然とした不安に襲われたり、理由もなく涙が溢れてくる人もいます。
例えば、結婚式の1ヵ月前に突然「本当にこの人と結婚して大丈夫かな」と悩み始めたり、新婚旅行から帰ってきた後に「これからずっと一緒に暮らしていけるだろうか」と憂鬱な気持ちになったりすることもあるようです。
3.寝られなくなってしまう
マリッジブルーになると、心身の不調から、寝つきが悪くなったり、寝られなくなったりすることがあります。
例えば、結婚式の準備で忙しい毎日を送る中で、将来への不安やパートナーとの関係性に迷いが生じてしまうことがあるようです。人によっては、布団に入っても考え込んでしまい、いつの間にか朝がくるため、質の良い睡眠が取れないといった経験をする人もいるようです。
4.食欲がなくなってしまう
結婚が決まり、新しい生活が始まる喜びに満ちているはずなのに、なぜか食欲がわかないことがあります。
例えば、今までのように恋人と気楽な食事を楽しめなくなるのではという不安を感じたり、新しい生活へのプレッシャーから、好きな料理ですら食欲がわかなくなったりする人もいるようです。
5.何もやる気が起きなくなってしまう
結婚が決まり、本来なら幸せいっぱいのはずなのに、気持ちが沈み、無気力になってしまうことがあります。
例えば、いつも楽しみにしていた仕事帰りの料理教室に行くのが面倒になったり、大好きなパートナーとの新生活なのに、心が晴れず、何に対してもやる気が起きず、モチベーションが上がらない状態になるようです。
マリッジブルーになってしまう原因とは
結婚や結婚式は人生の大きな節目として、多くの人が心待ちにするイベントです。しかし、その前に、不安や憂鬱な気持ちに襲われることがあります。なぜそうした心理状態に陥ってしまうのか、その主な原因について見ていきましょう。
1.将来に対する不安がある
結婚後の新しい環境や将来に対する不安は、マリッジブルーの原因になることがあります。結婚によって生活が変化し、これまでの生活リズムやスタイルを維持できるのか不安を感じる人もいるでしょう。また、金銭面での不安も大きな要因です。具体的には、家計の管理や将来の資金計画に関する不安があります。さらに、子育てや住宅購入といった将来のライフプランに関する漠然とした不安も加わり、これらが精神的なプレッシャーとなってマリッジブルーを引き起こす可能性があります。
2.パートナーへの不安や不満がある
パートナーとこれから長い時間を共に過ごす中で、「本当にこの人でいいのか」「価値観の違いを乗り越えられるのか」といった不安や不満が頭をよぎることがあります。
些細な行動や言動の違いが気になり始め、それらが将来の生活における大きな壁になるのではないかと不安を感じることもあるでしょう。
また、お互いの家族との関係や経済観念の違いなども、結婚を目前に控えた時期は特に意識しやすく、これらの要因が重なり合ってマリッジブルーを引き起こす可能性があるのです。
3.家族や親戚への不安や不満がある
結婚後の両家との関係や付き合い方について悩むこともあります。「毎週末は必ず実家に来てほしい」「孫ができたら近くに引っ越してきてほしい」といった要望をされると、自分たち夫婦の生活や時間を奪われるのではないかと不安になるかもしれません。
また、お正月やお盆などの帰省先の調整や、冠婚葬祭への出席についても、双方の家族の意向を考慮しながらバランスを取る必要があります。こうした精神的なストレスが、マリッジブルーの原因となることがあるのです。
4.自分に自信がない
結婚を控えた方の中には、自己肯定感が低く、自分の価値を見出せない人も少なくありません。例えば、「自分は家事が苦手だから、相手を幸せにできるだろうか」「経済的に安定した生活を送れるだろうか」といった不安を抱えることがあります。特にネガティブな思考傾向がある方は、このような不安が次々と連鎖的に膨らみ、結婚式が近づくにつれてさらに強くなっていきます。そうした精神状態が続くことで、マリッジブルーに陥るリスクが高まってしまいます。
5.結婚式準備によるストレス
結婚式の準備期間中は、招待状の作成や会場との打ち合わせ、衣装選びなど、やることが山積みです。片方が結婚式の準備で忙しくしているにも関わらず、もう片方が気ままにテレビを見ているなど、協力が得られない状況が続くと、疲労やストレスが蓄積され、我慢の限界に達してしまうこともあります。
その結果「なぜ手伝ってくれないのか?」という不満が募り、結婚自体への不安や迷いが生じることもあるでしょう。これがマリッジブルーのきっかけとなり、時には式の直前に号泣したり、パートナーへの気持ちが冷めてしまったりすることもあるのです。
マリッジブルーは女性だけではない?

「マリッジブルー」と言うと、女性がなるものというイメージが強いかもしれません。しかし、マリッジブルーは男性にも起こり得ます。
例えば、新しい家庭を築くことによる経済的な不安や、パートナーとの関係性が変化することへの不安、あるいは結婚後の自由が制限されてしまうのではないかといった漠然とした不安などから、マリッジブルーになってしまう男性も少なくありません。
マリッジブルーになった時の対処法
もし自分がマリッジブルーになったとしたら、どのように対処したらよいのでしょうか。ここでは、4つの対処法を紹介します。
1.まずは原因を考えてみる
マリッジブルーかもしれないと思ったときは、まず自分の気持ちを冷静に見つめ直し、なぜそのような不安や焦りを感じているのか、原因を探ることが重要です。なぜなら、原因があいまいなままであれば、有効な対処法が取れないからです。
具体的な要因を特定することで、解決の糸口が見えてきます。原因が分かれば、パートナーと率直に話し合ったり、経験者に相談したりするなど、適切な対処方法を見つけることができるでしょう。
2.不安や不満に思っていることを吐き出す
心が動揺してしまうときは、不安や不満は一人で抱え込まず、パートナーや両親に打ち明けてみましょう。
結婚後の生活への不安や、仕事と家庭の両立についての心配事も、両親やパートナーに打ち明けることで、具体的なアドバイスや精神的なサポートを得られるかもしれません。
3.今までの思い出や楽しかったことを振り返ってみる
パートナーとの大切な思い出を振り返ってみるのも、マリッジブルーへの対処法の一つです。
初めてのデートで訪れた海辺での散歩や、誕生日に手作りケーキでサプライズしてくれたこと、膝をついてプロポーズしてくれた感動的な瞬間など、二人で紡いできた幸せな時間を思い返すことで、不安な気持ちが和らぐことがあるでしょう。
4.深く考え過ぎない・思い詰め過ぎない
結婚に対して、深く考えすぎたり、思い詰めすぎたりしないことも大事です。例えば、結婚式についても「式を挙げるかどうか」「どんな形にするか」は二人の自由です。完璧を求めすぎて疲弊してしまう位であれば、結婚式をおこなわないという選択肢もあります。
大切なのは、無理をして体調を崩したり、気持ちが塞ぎ込んでしまったりしないようにすることです。自分たちの気持ちに正直になり、気持ちや体調を整えることを優先しましょう。
マリッジブルーにならないためには
マリッジブルーにならないためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。ここでは、マリッジブルーを回避するための4つの方法を説明します。
1.パートナーと将来について話し合っておく

結婚前にパートナーと将来についてじっくり話し合っておくことは、不安を軽減し、よりよいスタートを切るためにとても大切です。
例えば、共働きを続けるのか、子どもが生まれたら片方が専業主婦・主夫になるのか、または両親との同居や別居の選択、休日の過ごし方、生活費の分担方法など、具体的なイメージを共有することで、結婚後のミスマッチを防ぐことができます。
将来に対する価値観が一致していなくても、事前に話し合い、理解し合っておくことで、いざという時に協力し合える関係性を築けるでしょう。
2,両親や友人に相談をしてみる
結婚の準備を進める中で、不安を感じることも多いかもしれません。そんな時は一人で抱え込まずに、経験者である両親や結婚している友人に相談してみましょう。
「両親は結婚前にどんなことで悩んでいたのか」「結婚生活で大変だったことは何か」などを聞いてみると、結婚生活の具体的なイメージが湧きやすくなります。
実体験に基づいたアドバイスは、解決の糸口となることが多いでしょうし、また話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるでしょう。
3.スケジュールの見直しやプランナーさんに相談する
結婚式を挙げる際は、新居の内見や家具の買い付け、ご両親への挨拶など、やることが山積みになりがちで、心に余裕がなくなるかもしれません。そんなときは、一度スケジュールを見直してみましょう。
例えば、新居への引っ越しを少し前倒しして早めにおこなうことで、その分余裕が生まれ、家具選びを楽しむ時間を増やすことができます。
また、結婚式に関する不安や悩みは、経験豊富なプランナーに相談してみましょう。相談することで、結婚式の日程を中心に調整し、招待状の発送時期や席次表の作成スケジュールなど、延ばせる部分を見極めて無理のない計画に立て直せます。経験豊富なプランナーのアドバイスを活用して結婚準備にゆとりを持たせることで、当日のセレモニーを心から楽しむための準備を整えましょう。
4.ストレスを発散する方法を見つけておく
日頃からストレス発散方法を見つけておくことが重要です。お気に入りの音楽を聴きながらのジョギングや、友人とのランチ、アロマバスでのリラックスタイムなど、自分に合った方法を探してみてください。
ストレスを溜め込まないよう、自分なりのリラックス方法を確立することで、心の安定を保ち、穏やかな日々を過ごせます。
まとめ
今回は、マリッジブルーについて解説しました。結婚という人生の大きな節目を前に、不安や迷いを感じるのは、決して珍しいことではありません。むしろ、それは新しい生活への期待と、これから始まる未知への不安が入り混じった自然な反応ともいえるでしょう。
大切なのは、一人で抱え込まず、パートナーや周りの人に気持ちを打ち明け、共に乗り越えていくことです。
マリッジブルーを乗り越えた先には、きっと想像以上に温かくて幸せな日々が待っています。これから始まる新しい生活に、胸いっぱいの希望と愛を込めて、一歩ずつ進んでいきましょう。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
馬場正裕(ばば まさひろ)
FPライター。ファイナンシャル・プランナーとして、各種サイトでマネー記事やコラムの執筆を担当した。消費者金融や外貨預金、家計管理、不動産関連の記事を執筆。FPとしての知識を生かした記事執筆の活動を行っている。2級FP技能士
記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ