期間限定キャンペーン中!
Contents
「共働きなのに、どうして私ばかりが家事をしているのだろう」
仕事と育児を両立しようと、保育園のお迎えや夕食の準備に追われる日々では、心身ともに余裕をなくしてしまいます。夫に頼んでも期待通りにいかず、話し合うための一歩が踏み出せない…このような悩みを持つ方は少なくないでしょう。
この記事では、夫婦が納得できる家事分担のルール作りと、穏やかに話し合うためのコツを紹介します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
共働き夫婦の家事分担の現状は?
共働き世帯が一般的になった現在も、家事の負担は依然として女性側に偏っています。ハウスメーカーの一条工務店が行った調査では、働く女性の約7割が「家事の7割以上を自分が担当している」と回答しています。[参考1]
夫婦ともに仕事をしているにもかかわらず、家のなかでは負担に大きな差が生じているケースが目立ちます。そのため、現在のバランスに納得できなかったり、不公平さを感じて悩んだりしている人は決して少なくありません。
参考1:一条工務店「共働き夫婦の家事シェアに関するアンケート2024」
家事の分担でよくある不満

家事の分担がうまくいかない背景には、夫婦それぞれの立場や考え方の違いから生じるすれ違いがあります。まずは、妻側と夫側、それぞれが抱えがちな不満の具体例を見ていきましょう。
1.妻側のよくある不満
妻側によくみられる不満の具体例は、次のとおりです。
- 家事を「手伝ってあげている」という当事者意識のない態度
- トイレットペーパーの補充など、名もなき家事の負担はいつも自分
- 食器の汚れが落ちていないなど、やり方が雑で二度手間になる
- 毎回「何をすればいい?」と聞かれ、指示出し自体が面倒で負担
- 少し手伝っただけで、過剰に「やった感」を出される
こうした不満は、日々の小さなストレスの積み重ねから生まれています。
2.夫側のよくある不満
一方、夫側からは、次のような不満の声が上がっています。
- せっかくやっても「洗い残しがある」などとダメ出しされ、やる気をなくす
- タオルのたたみ方など、こだわりのやり方を強要されて窮屈に感じる
- 「察してほしい」と言うが、具体的に言葉で伝えてくれないと分からない
- 自分のペースでやろうと思っていたのに「今すぐやって」と急かされる
- 妻の求める家事のレベルが高く、どうすれば満足してもらえるのか分からない
夫側にも、こうした戸惑いや不満があることがうかがえます。
共働きの家事分担がうまくいかなくなる原因
家事の分担がうまくいかない背景には、夫婦間の認識のズレやコミュニケーションの取り方に問題が隠れています。ここでは、代表的な3つの原因を見ていきましょう。
1.「名もなき家事」が考慮されていない
家事分担が不公平に感じられる大きな原因のひとつに「名もなき家事」の存在が挙げられます。
名もなき家事とは「献立を考える」「ゴミ袋をセットする」「洗剤を補充する」といった、一つひとつは小さいけれど誰かがやらなければならない作業のことです。
家事というと洗濯・掃除・料理をイメージする方が多いでしょう。一方、あまりイメージされにくい、表に出てきにくいこまごまとした家事はリストアップされにくいため、分担の話し合いのテーブルに上がらず、結果的にどちらか一方に負担が集中しがちです。
2.家事のクオリティに対する認識のズレがある
夫婦間で「ここまでやればOK」という家事のクオリティに関する基準が異なると、すれ違いが起こりがちです。例えば洗濯物の場合、一方は「完璧にたたむのが当たり前」と考えていても、もう一方は「収納できれば十分」と考えているかもしれません。
この認識のズレが「ちゃんとやってくれない」という不満や「細かすぎる」という反発心を生み、お互いにとってストレスの原因となります。
3.やってもらって当たり前という態度や感謝が不足している
家事をしてもらうことを「当たり前」だと感じてしまうと、夫婦関係はうまくいかなくなります。分担した家事はやって当然の「作業」ではなく、相手の協力があってこそ成り立つもの。
たとえ自分の担当ではなくても、相手が家事をしてくれたことに対して「ありがとう」の一言がなければ、頑張っている方はやる気をなくしてしまい、協力体制が崩れる原因になります。
共働きで家事分担を決める方法
では、こうした不満やすれ違いの原因を踏まえ、お互いが納得できる形で分担を決めるにはどうすればよいのでしょうか。具体的な進め方を5つのステップで見ていきましょう。
1.まずはすべての家事をリストアップして可視化する
まずはお互いが「家事」だと思っていることを、すべて書き出してみましょう。こうすることで、家事の全体量を把握できます。このとき、普段あまり意識されない「名もなき家事」も忘れずにリストアップするのがポイントです。
具体的には、次のような家事があります。
| 目に見える家事 | 名もなき家事 |
| ・食事の準備・後片付け ・洗濯(洗濯機を回す ・干す・たたむ) ・部屋の掃除(場所別) ・ゴミ出し ・食材の買い出し など | ・献立を考える ・食材の在庫管理 ・日用品の補充(トイレットペーパー、シャンプー、洗濯洗剤など) ・部屋の片づけ ・郵便物の仕分け ・ゴミ袋をセットする など |
まずはこのリストを基に、お互いの認識をそろえることから始めましょう。
2.お互いの得意・不得意なこと、勤務時間を共有する
家事の全体像が見えたら、次はお互いの状況を共有し合います。例えば「料理は得意なほうが担当する」「朝早いほうがゴミ出しをする」といったように、それぞれの適性や生活リズムに合わせて分担を考えていきましょう。
苦手な家事を押し付け合うのではなく、お互いのライフスタイルや得意分野を尊重することで、より効率的でストレスの少ない分担方法が見つかるはずです。
3.納得感を重視して分担する
分担を決める際は、お互いが「これならやれる」と納得できる状態を目指しましょう。どちらか一方が決めて押し付ける形では、結局不満がたまってしまいます。
「やってほしいこと」を一方的に伝えるだけでなく、お互いに担当できそうな家事を持ち寄って調整するのがコツです。少し不公平に感じても、相手が納得して引き受けてくれるなら、長い目で見ればうまくいくこともあります。
4.家事のやり方や合格ラインをすり合わせる
担当する家事の「どこまでやればOKか」という合格ラインを事前に話し合っておきましょう。「やってくれたけど、やり方が違う…」というすれ違いは、意外と大きなストレスの原因になります。
「洗濯はたたむまで含む」「平日の夕食は一汁一菜で十分」など、お互いが求めるクオリティの妥協点を見つけておくと、相手のやり方にイライラすることが減り、気持ちが楽になります。
5.ライフスタイルに合わせて定期的に分担を見直す
家事分担は、一度決めたら終わりではありません。仕事の忙しさや子どもの成長など、生活は常に変化していくもの。そのため、半年に一度など、見直しのタイミングをあらかじめ決めておくと、スムーズに話し合いができます。
「最近ちょっと負担が大きい」と感じたら我慢せず、その都度相談することも大切です。状況に合わせて、柔軟にルールをアップデートしていきましょう。
家事分担をする際のポイントや注意点
家事の分担を決めても、それだけでうまくいくとは限りません。お互いが気持ちよく協力し合える関係を長続きさせるために、心がけたいポイントを3つ紹介します。
1.相手のやり方に口出ししない
任せた家事には、できるだけ口出ししないように心がけましょう。洗濯物の干し方や食器の並べ方など、細かい部分が気になっても、まずは見守る姿勢が大切です。
せっかくやったことに対して細かく指摘されると、だれでもやる気をなくしてしまうもの。「やってくれた」という事実そのものに目を向けて、完璧を求めすぎないのが円満のコツです。
2.やっていないことを責めるのではなく改善案を探す
家事ができていないとき、感情的に相手を責めるのは避けましょう。「なんでやってないの?」と問い詰めても、気まずい空気が流れるだけで、根本的な解決にはなりません。
それよりも「忙しかった?」「何か手伝おうか?」と声をかけ、どうすれば無理なくできるのかを一緒に考える姿勢が、前向きな解決につながります。できなかった理由を冷静に探り、改善策を話し合いましょう。
3.小さなことでも「ありがとう」を言葉にする
どんなに小さなことでも、家事をしてもらったら「ありがとう」と伝える習慣を身につけましょう。「担当だからやって当たり前」という空気が流れると、家事はただの義務になってしまいます。
「ゴミ出しありがとう」「お皿洗い助かったよ」など具体的に言葉にすると、相手は「見てくれている」と感じてうれしくなるものです。感謝の言葉が、二人の関係をより良いものにしてくれます。
共働きの家事負担を減らすための手放し術
ここでは、家事そのものを減らすためのアイデアを紹介します。便利なモノやサービスに頼る方法を、4つ見ていきましょう。
1.便利家電に頼る

まず、便利家電を導入して日々の家事を自動化することを検討してみましょう。ロボット掃除機や食洗機、乾燥機付き洗濯機があれば、掃除や皿洗い、洗濯物干しといった作業から解放されます。
購入時にはある程度の費用がかかりますが、毎日数十分の自由な時間が手に入ると考えれば、長い目で見て十分に価値のある投資といえるでしょう。
2.食事作りの手間を省く
毎日の食事作りは、手作りに固執せず、便利なサービスを上手に取り入れるのもおすすめです。栄養バランスの取れた食事が届く宅食サービスや、材料がカット済みのミールキットを使えば、献立を考えたり買い物に行ったりする手間が省けます。
こうしたサービスを上手に活用することで「今日は何作ろう…」と悩むストレスから解放され、毎日の負担がぐっと軽くなるはずです。
3.家事代行サービスを利用する
負担の大きい家事は、自分たちでやることに固執せず、プロにお願いするのもひとつの方法です。例えば、家事代行サービスでは掃除や料理、買い物といった日常的な家事を時間単位で依頼できます。
そのほか、専用機材で頑固な汚れを落とす「ハウスクリーニング」や、育児をサポートする「ベビーシッター」など、目的に合わせて選ぶことも可能です。
月に1〜2回でも利用すれば、家がすっきりと片付くだけでなく、夫婦でゆっくり過ごす時間も確保しやすくなるでしょう。
4.やらなくてよいことを決める
共働きは、夫婦ともに家事にかけられる時間が限られています。そのため、完璧を目指さず「やらなくてもいい家事」を夫婦で決めてみましょう。
例えば「おやつは手作り」というこだわりを捨てて市販品を活用したり、アイロン不要の服を選んでアイロンがけをやめたりするのもひとつの方法です。トイレやお風呂の掃除なら、平日はサッと済ませて週末にしっかりやる、と割り切るだけで負担が軽くなります。
「これは本当に毎日必要?」という視点で家事を見直し、夫婦で納得できる妥協点を見つけることが、家事の負担を軽くするコツです。
まとめ
共働きの家事分担で大切なのは、完璧な平等を目指すことではなく、お互いが納得できる形を見つけることです。
まずは「名もなき家事」も含めてすべての家事をリストにし、お互いの負担状況を確認しましょう。見えにくかった負担が明らかになれば、冷静な話し合いにつながります。
分担を決めた後は相手のやり方を尊重し、感謝の言葉を忘れないことも大切です。この記事を参考に、ぜひご夫婦に合った無理のない家事分担の形を見つけてください。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
田辺 容子(たなべ ようこ)
FPライター。証券会社にて個人向け資産運用のアドバイス業務に約10年間従事。現在は、実務経験と金融資格、自身の投資経験を活かし、金融分野に特化したライターとして活動中。メガバンクのコンテンツ制作や大手金融メディアでの記事執筆など、信頼性が重視される案件を多数手がけている。2級FP技能士、証券外務員一種。
記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ

