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「今度こそ自分を変えたい」と意気込んで新しいことを始めても、仕事や日常生活が忙しくなった途端に手につかなくなり「気づけば1週間が過ぎていた…」といった苦い経験をしたことがある方も多いでしょう。
しかし、物事が続かないのは、決してあなたの意志が弱いからではありません。この記事では、三日坊主になる原因や、今日からすぐに試せる克服のコツを解説します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
三日坊主とは
「三日坊主」とは、飽きっぽくて何をしても長続きしないこと、またはそのような人のことを指す言葉です。新しい習慣や習い事を始めても、意欲が続くのは最初の短い期間だけで、すぐにやめてしまう様子を表す際によく使われます。
かつて悟りを求めて出家した修行僧が厳しい修行に耐えられず、わずか3日ほどで寺を去り、元の生活に戻る人が多かったことが由来です。このことから、志を貫けずにすぐに諦めてしまう人を「三日坊主」と呼ぶようになりました。
三日坊主になる原因やなりやすい人の特徴
三日坊主になってしまう原因には、脳の仕組みが深く関わっているという説があります。ここでは、主な原因と、なりやすい人の特徴を解説します。
1.脳が持つ現状維持という本能がある

三日坊主になってしまう原因は、脳に備わっている「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」という働きによるものです。ホメオスタシスは、環境が変わっても体温や心拍数などを一定に保ち、生命を守ろうとする重要な機能ですが、生活習慣や行動パターンにも強く作用します。
例えば、ダイエットのために急に激しい運動を始めると、脳は普段と違う負荷がかかっているため「脅威」だと判断し、元の生活へ引き戻そうとします。つまり、三日坊主になるのは、根性が足りないからではありません。ホメオスタシスが正常に機能し、これまでの「安全な」生活パターンに引き戻そうと必死に抵抗していることが原因です。
2.挑戦の一歩目が大きすぎる
真面目で完璧主義な性格ゆえに、最初から高すぎる目標を掲げてしまう人は、三日坊主になりやすい傾向があります。
「自分を変えたい」という気持ちが強いほど、以下のようなハードな計画を立ててしまいがちです。
- 毎日必ず1時間勉強する
- 毎朝5時に起きてランニングする
- 絶対に休まずに行動する
特に注意したいのが「1日でもできなかったら失敗」と捉える完璧主義にとらわれてしまうことです。こうした考え方だと、ほんの小さなつまずきでも自己嫌悪に陥り、継続への意欲が断たれてしまいます。
3.モチベーションに頼りすぎている
「よし、やるぞ!」というモチベーションだけで新しいことを始めると、挫折しやすくなります。なぜなら、人間のやる気や感情は一定ではなく、天気や体調、ストレスなどで簡単に低下してしまうからです。
モチベーションだけに頼るということは、裏を返せば「やる気があるときにしか行動できない」ともいえます。そのため、やる気が下がったタイミングで行動が止まり、そのままフェードアウトして三日坊主になってしまいます。
4.一度に複数のことを始めようとする
自分を変えたいと強く願うあまり「ダイエットも、英語の勉強も、早起きも」と一度に複数の新しい習慣を取り入れようとする人は、三日坊主になる可能性が高いでしょう。
ただでさえ、新しい習慣は脳にとって負担の大きい作業です。そこに複数の課題を一気に詰め込むと、脳がスタミナ切れを起こしてしまいます。あれもこれもと頑張ろうとしても、すべてが中途半端になり、挫折しやすくなります。
5.行動が具体的でなく曖昧になっている
「もっとがんばる」「しっかり勉強する」「運動する」といった曖昧な目標設定は、行動を妨げる要因になります。やることが不鮮明だと、何をすればいいか判断できず、行動に移すまでのハードルが上がってしまうからです。
例えば「痩せるために運動する」と決めたとしても、帰宅後に「何の運動をしようかな」と考えている間に時間が過ぎてしまいます。「いつ・どこで・何を・どのくらい」が明確になっていなければ、行動が先延ばしされ、挫折につながります。
6.準備や情報収集に時間をかけすぎる
準備やリサーチに時間を費やし、なかなか行動に移せないのも、三日坊主になりやすいパターンの1つです。準備や情報収集している間は「努力している気分」になれるため、満足感を得やすいのが厄介な点といえます。
例えば、資格勉強を始めようとして、評判が良いテキストを調べ続けたり、文房具集めに夢中になったりすると、準備に労力を使い果たしてしまいます。スタートラインに立つ頃には、エネルギー切れを起こすため、結果的に三日坊主になってしまいます。
7.成果をすぐに求めすぎる
「勉強したのに英語が話せるようにならない」「頑張ったのに体重が1週間変わらない」など、すぐに結果を求めてしまうのも、三日坊主になる原因です。努力しても、短期間で成果に結びつくとは限りません。
物事の習得は、始めた直後から右肩上がりに成長するのではなく、少しずつ伸びていきます。しかし、目に見える数値や結果だけを追い求めていると、変化がないことに焦りや不満を感じて挫折してしまいます。
三日坊主を克服するためにできること
三日坊主になる主な原因は、意志ではなく、脳の防衛本能や思考のクセによるものです。ここでは、脳の性質をうまく利用して、三日坊主を克服するポイントを解説します。
1.ハードルを下げてはじめてみる

新しい習慣を定着させるには、目標のハードルを低く設定することが大切です。脳が変化だと捉えない程度の、小さなアクションからスタートしましょう。
例えば、運動の習慣をつけたいなら「準備運動するだけ」、読書なら「本を開くだけ」といったことから始めてみてください。「本を開いたなら1ページ読んでみようかな」と、自然と次の行動につながりやすくなります。
また、忙しい日は、ハードルを下げた最低ラインだけクリアできれば良しとしましょう。「ゼロではなかった」と自分を認め、小さな成功体験を積み重ねることを目指してみてください。
2.自動的に体が動く仕組みを作る
感情や意志の力に頼るのをやめ、特定の条件が揃ったら自動的に体が動くような仕組みを作りましょう。例えば「歯磨きが終わったら、スクワットを3回する」「電車で座ったら、英単語アプリを開く」のように、すでに定着している習慣と新しい習慣をセットにすることで、脳が新しい行動を受け入れやすくなります。
また、環境面での仕組みづくりも効果的です。「運動着をベッドの横に置く」「スマートフォンのホーム画面1ページ目には勉強アプリだけを設置する」など、視覚的に訴える工夫を凝らしましょう。意志の強さで自分を動かすのではなく、環境やルールによって自然と行動できる状況を作ることが、三日坊主にならないためのコツです。
3.ご褒美を用意する
習慣化を成功させるには、適切なご褒美が必要です。脳は、ある行動をとった直後に喜びを感じると、その行動を「良いこと」と記憶し、繰り返したくなる性質を持っています。
例えば「15分勉強したら好きなコーヒーを淹れる」「ランニング後はお気に入りの入浴剤を使う」など、ささやかなご褒美を用意しましょう。目標を達成した後の未来の成果だけでなく、今の行動に対するご褒美を用意することで「また明日もやろう」というモチベーションを維持しやすくなります。
4.休養日を設ける
あらかじめ計画のなかに「休養日」を組み込んでおきましょう。完璧を目指して途中で燃え尽きるよりも、休み休みでも長く続けるほうが、最終的に大きな結果に結びつきやすくなります。例えば「毎週水曜日と土曜日は完全に休養日」などと決めておけば、休むことは「サボり」ではなく「計画通りの休息」になります。
「休んではいけない」と自分を追い込むような完璧主義を捨てて「休むことも継続するための一部」と捉え直してみてください。「明日からまた頑張ろう」という英気を養うための時間を意識的に作ることで、挫折を防げます。
5.代替案を用意しておく
体調や予定に変化があったときのために、緊急時の行動ルールを決めておきましょう。計画を立てても、残業で帰りが遅くなったり、体調がすぐれなかったりと、思うようにいかない日は必ず訪れます。
例えば「30分間のランニング」を「スクワット10回」「ストレッチのみ」に切り替えるなど、柔軟に対応してみてください。たとえ1分でも行動すれば「今日も継続できた」と自己肯定感を保てます。「今日はこれが精一杯だったけど、よくやった」と自分を認めてあげられる選択肢をあらかじめ用意しておきましょう。
まとめ
ここまで、三日坊主になってしまう原因と、克服方法について解説しました。三日坊主になるのは、意思が弱いからではありません。現状を維持しようとする脳の本能や、思考のクセが原因であることが多いです。
まずはハードルを下げる、行動を仕組み化する、ご褒美を用意するなど、今日からできそうなことを1つ選んでみてください。「これなら私にもできそう」と思える小さな一歩が、理想の自分へと続く道になるはずです。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
高山 さとみ(たかやまさとみ)
金融・不動産専門ライター。法学部を卒業後、大手金融会社でライフプランニングの相談・提案業務に従事。その後、インテリアメーカーで建設現場の部材管理を担当。現在は「読者にわかりやすく伝える」をモットーに、ライター・ディレクターとして活動中。2級FP技能士
記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ
