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高齢化が進み、医療費が増大したことや、健康寿命を延ばすことを目的として、予防医療の重要性が近年注目されています。
厚生労働省も予防医療の重要性を説いており、2011年2月からスマート・ライフ・プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、企業活動を通じて国民運動と健康づくりの意識を浸透させることを目的としています。[参考1]
では予防医療とは、どのような医療なのでしょうか。
この記事では、予防医療とはどのような医療なのか、必要とされる理由と将来に備える方法を解説します。
参考1:厚生労働省「『スマート・ライフ・プロジェクト(Smart Life Project)』」
予防医療とは?
予防医療とは、病気にならないために取り組む医療のことです。たとえば生活習慣病になるのを防ぐため、適度な運動をしたり塩分を控えた食事を摂ったりして、病気の原因を取り除き、病気にならないように取り組みます。
一方、病気や体調不良を治すために取り組む医療は治療と呼びます。がんになって放射線治療をしたり、高血圧になって治療薬を飲んだりするのは治療です。
予防医療が注目されるようになったのは、近年の高齢化に伴い、国の医療費が年々増加していることが要因として考えられます。
予防医療はなぜ必要とされているのか
では、なぜ予防医療がそこまで重視されているのでしょうか。ここでは、予防医療が必要とされている理由を3つ紹介します。
超高齢化社会
2021年9月15日の時点で、日本の総人口のうち、65歳以上の高齢者の割合は29.1%です。高齢者の割合は年々増加しており、75歳以上の人口割合は15.0%、80歳以上の人口は9.6%にのぼります。
また、2021年時点の65歳以上の人口割合を他国と比較すると、日本は29.1%で第1位となっており、2位であるイタリアの23.6%と5%以上の差をつけています。75歳以上の人口割合も日本が第1位です。[参考2]
超高齢化社会となる中、医療費の増大が国家予算を圧迫しています。予防医療は、治療による医療費を減らすためにも注目されているのです。
参考2:総務省統計局「1.高齢者の人口」
慢性疾患
戦後の日本における死因は、結核や肺炎といった感染症が多かった歴史があります。しかし生活様式の変化に伴い、近年は生活習慣病などの慢性疾患が蔓延しています。
生活習慣病は予防医療により防ぐことができるため、国をあげて予防医療を推進し、慢性疾患の予防に取り組んでいるのが現状です。
健康寿命
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることのない期間を指します。一方、平均寿命は0歳における平均余命です。
厚生労働省によると、日本人の健康寿命は2019年時点で男性72.68歳、女性は75.38歳となっています。健康寿命は年々増加しているものの、平均寿命は男性81.41歳、女性は87.45歳です。[参考2]
つまり、平均寿命と健康寿命の間には男性で8.73年、女性で12.07年の差が生まれており、その期間は介護や療養が必要な状態になるということです。
少しでも健康でいられる期間を長くするため、予防医療により健康寿命を延ばし平均寿命との差を埋める必要があります。
参考2:厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」
予防医療は3つの段階に分けられる
予防医療には、1次予防・2次予防・3次予防と3段階に分けられます。それぞれの段階について解説します。
1次予防
1次予防では、食生活などの生活習慣を改善し、適度な運動をすることで健康的な体を維持します。また、予防接種を受け、病気を未然に防ぐことも1次予防に含まれます。
2次予防
2次予防では、定期健診や検査により病気を早期に発見することで、病気の早期発見・早期治療に取り組みます。
具体的には、健康診断や人間ドックにより病気を早期発見し、治療に取り組むことなどです。
3次予防
3次予防では、病気になっても適切な治療を受けて病気の増悪防止に努めます。また、病気の回復や再発防止に努めることも3次予防です。
具体的には、リハビリテーションや理学療法、機能回復訓練などが含まれます。
予防医療と共に保険で備えることも大事
個人でできる予防医療の取り組みとして、まずは生活習慣の見直しや健康診断の受診が大切です。とはいえ、いつ病気にかかってしまうかは誰にも予想できません。
そのため、病気の予防をするだけでなく、病気やケガをしてしまった時のための備えも必要です。
医療保険「ワイド・プロテクト」
予防医療に取り組んでいても完全に防げないこともあるため、急な病気に備えられる医療保険に加入しておくと安心です。フコク生命の医療保険「ワイド・プロテクト」は入院日数の短期化や新たな医療技術の普及などに対応するだけでなく、入院や手術よりもっと早い段階で給付金がもらえる特約を付加できます。
「ワイド・プロテクト」は、病気やケガによる短期入院だけでなく、30日を超える長期入院でも給付金を受け取れる医療保険です。日本人に多いがんや心疾患、脳血管疾患のほか、高血圧や糖尿病、肝疾患など8つの生活習慣病による入院の場合、支払日数無制限で保障するため、リスクにしっかり備えられます。
※詳しくは、ワイド・プロテクトのホームページをご覧ください。
「ワイド・プロテクト」で予防医療を
フコク生命の「ワイド・プロテクト」には入院費用だけでなく、投薬による早期治療でかかる費用をカバーする特約があります。
例えば、生活習慣病重症化予防特約を付加すると、以下の症状で投薬治療を開始したとき、重症化予防給付金を受け取れます。
- 高血圧症
- 脂質異常症
- 高血糖症
また女性疾病重症化予防特約は、女性特有の以下の疾患でホルモン剤による投薬治療を開始したとき、重症化予防給付金を受け取れる仕組みです。
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 子宮腺筋症
さらに、上記の特約に加入すると、病気の早期治療や重症化予防などをサポートする「フコクからだサポート」を利用できます。一部のサービスを紹介すると、オンライン医療相談サービス「おうち病院」は、月経困難症など女性特有の体調不良に関する悩みを女性医師に24時間相談できるサービスです。オンライン診療サービス「curon」を利用すれば、自宅で医師の診察を受けられます。
※各サービスのご利用には所定の条件があります。サービスの内容、利用条件および具体的な利用方法等については、「フコクからだサポート」のホームページをご覧ください。
まとめ
この記事では、予防医療とは何か、必要性と3つの段階について解説しました。
高齢化社会や慢性疾患の増加などの理由で、予防医療が注目されていますが、国をあげて予防医療を推進し、病気になる人を減らそうと取り組んでいるのが現状です。
もちろん予防医療は大切ですが、どれだけ予防していても病気になってしまうこともあります。そのため予防医療に取り組みつつ、医療保険でも備えておきましょう。
投薬から入院まで備えられる保険を探している人には、フコク生命の「ワイド・プロテクト」がおすすめです。なお、フコク生命ではそのほかにもさまざまな保険を用意しています。「保険商品一覧から選ぶ」で自分に合った保険を探してみましょう。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
【FP紹介文】
大木千夏(おおき ちなつ)
独立系FP、金融ライター。もともとは臨床検査技師として病院に勤務、その後フリーランスライターとして独立した。ライターとして活動するうち、金融業界に興味を持ちAFP取得後、独立して横浜に事務所開設。2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP。