なぜ夜泣きがおこるの?原因や対策方法、NG行動までを徹底解説!

なぜ夜泣きがおこるの?原因や対策方法、NG行動までを徹底解説!

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「夜泣き」は多くの親が直面する悩みの1つであり、心配と寝不足で親が大きなストレスを抱えるケースも少なくありません。

この記事では、夜泣きの原因や効果的な対策方法を、NG行動も交えながら詳しく解説します。夜泣きへの理解を深め、赤ちゃんも親もぐっすり眠れるよう、一緒に解決策を探して行きましょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

夜泣きとは?いつからいつまで?

夜泣きとは、赤ちゃんが夜中に突然泣き出し、なかなか泣き止まない状態のことを指します。おっぱいをあげてもおむつを交換しても泣き止まないなど、はっきりとした理由がわからない場合が多く、日々続く夜泣きにママやパパが参ってしまうことも多々あります。

夜泣きが見られるのは生後半年あたりから約1歳半まで、夜泣きがもっとも多いのは7~9ヵ月頃といわれています。[参考1]また、早いと2~3ヵ月頃から始まることもあれば、ほとんど夜泣きをしなかったという子もいるなど、夜泣きのパターンには個人差が大きいといえるでしょう。

参考1:厚生労働省「お母さんと子どものコミュニケーションのために」p.11

夜泣きの原因はさまざま

まだ言葉をうまく話せない赤ちゃんが自分の気持ちをママパパに伝える1つの手段である夜泣き。そんな夜泣きの原因としては、例えば次のようなものが挙げられます

夜泣きの原因として考えられるもの

  • 寒い・暑いといった環境の変化
  • 睡眠のリズムが整っていない
  • 音にびっくりした
  • 明るい光に反応した
  • 日中の刺激
  • 生活環境での変化
  • 体調があまり良くない  など

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

1. 寒い・暑いといった環境の変化によって

赤ちゃんは発汗調整機能が未熟なため、気温の変化にうまく対応できません。そのため部屋が寒過ぎたり暑過ぎたりすると、寝たいのに眠りに入れず夜泣きにつながることがあります。また寝ている間に室温が下がったり上がったりした場合にも、不快や不安を感じて泣き出すことがあるほど敏感なのです。

2. 睡眠のリズムが整っていないから

赤ちゃんは睡眠サイクルと体内時計の発達も未熟なため、常に眠りが浅く、目が覚めやすい状況にあります。そのため、眠っている途中で目が覚めてしまいやすく、眠いのに眠れず、そのまま夜泣きをしてしまうこともあるのです。

3. 音にびっくりしたから

ママのお腹から出てきて耳の使い方も練習中の赤ちゃんは、聴覚も非常に敏感です。寝ている間に、交通の音や人の話し声、ペットの鳴き声など大きな音や気になる音が聞こえると、びっくりして泣き出してしまうことがあります。

4. 明るい光に反応したから

スマートフォンやタブレットなどで使用されているLEDには、体内時計へ影響を及ぼすブルーライトが多く含まれています。発達過程にある赤ちゃんの視覚には、夜の明るいLEDの光が強い刺激となり、目を覚まして夜泣きをすることがあります。

5. 日中の刺激によって

初めての外出や遠出をした、知らない人に会った、たくさん遊んだといった出来事は、赤ちゃんにとって大きな刺激になります。このように日中に受けた刺激によって赤ちゃんの脳が興奮状態になり、夜になっても落ち着かず夜泣きにつながることも多いようです。

6. 生活環境での変化によって

保育園へ入園した、引っ越した、家族構成が変化したなど生活環境が大きく変わった場合、赤ちゃんにとってはストレスとなる可能性が高いといわれています。このような生活環境の変化により、赤ちゃんは不安を感じて夜泣きをすることがあります。

7. 体調があまり良くないから

風邪や消化不良、鼻詰まり、おむつかぶれ、歯が生えるときの痛み、どこかが痛いなど、体調不良が原因で赤ちゃんの夜泣きにつながっている可能性もあります。赤ちゃんは言葉で表現できないため、このような体調不良を泣くことでママやパパに知らせるのです。

夜泣きへの対策方法を知っておこう

赤ちゃんの夜泣きの原因は実にさまざまです。また、対策方法としても明確な正解はありません。なぜなら赤ちゃんの個性や状況により、効果的な方法は異なるためです。次の9つの方法を試しながら、赤ちゃんに合った対策を見つけていきましょう

夜泣きへの対策方法

  • 生活のリズムを整えてあげる
  • 日光を浴びさせる・体を動かす
  • 寝るまでのルーティンを決める
  • 音楽を聴かせる
  • お腹や背中・足などを優しく触る・トントンとしてみる
  • 抱っこして歩き回ってみる
  • 寝具を変えてみる
  • 散歩をしてみる
  • ドライブに行ってみる など

では、それぞれわかりやすく解説していきましょう。

1. 生活リズムを整えてあげる

毎日同じ時間に起こし、昼寝や食事、お風呂、就寝などの時間も一定に保つことで体内時計が安定しやすくなります。規則正しい生活リズムを心がけることで、自然と眠くなる時間を体が覚えていきますので、夜泣きの頻度を減らす手助けになるでしょう。

2. 日光を浴びさせる・体を動かす

日中に赤ちゃんに充分な日光を浴びせ、体を動かす時間を作りましょう。これによりメラトニンの分泌が促進され、体も疲れて夜にぐっすり眠れるようになっていきます。日光浴や外遊びでも体内時計を整えていきましょう。

3. 寝るまでのルーティンを決める

寝る前にいつも同じ流れを作ることで、赤ちゃんも今から眠る時間が来ることを認識しやすくなります。例えば「お風呂→授乳→絵本の読み聞かせ→就寝」など、一定のルーティンを毎日繰り返すと、赤ちゃんも睡眠のモードに入りやすくなるでしょう。

4. 音楽を聴かせる

穏やかな音楽は、赤ちゃんをリラックスさせる効果があります。就寝のルーティンのバックグラウンドで静かに音楽を流すことで心地よい環境を作り、眠りに誘いやすくしましょう。クラシック音楽や静かな子守唄、水流や雨音などの自然音などがおすすめです。

5. お腹や背中・足などを優しく触る・トントンとしてみる

いつもお世話をしているママやパパが赤ちゃんに優しく触れることは赤ちゃんに安心感を与え、お腹や背中などをトントンとリズミカルに叩くのも心拍数を整える手助けとなります。また、人は深部体温が低下し始めると眠りに落ちやすいことも分かっていますので、ママやパパの手の平で赤ちゃんの足裏を温めてあげるのもおすすめです。

6. 抱っこして歩き回ってみる

抱っこは赤ちゃんを安心させる効果がありますが、すぐに抱っこをするのではなく、まずは寝たままで抱き寄せてみる方法を試してみましょう。もしそれでも泣き止まない場合に抱っこをすれば、「抱っこしないと寝ない」という癖を防ぐことができます。抱っこをして静かに歩き回るとその振動で赤ちゃんが落ち着き、眠りに入ることも多いです。抱っこで寝入ったら、徐々にベッドに戻す練習をしていきましょう。

7. 寝具を変えてみる

大人もそうですが、ベッドや枕、パジャマなどが不快な場合、寝付けないことがあります。シーツや布団、パジャマの素材がチクチクしないか、マットレスが硬すぎないかなどを確認して寝具を工夫することで、赤ちゃんの睡眠環境を整えてあげましょう。

8. 散歩をしてみる

ベビーカーや抱っこ紐で散歩に出かけて外の新鮮な空気に触れることは、良い気分転換になります。自然の音や景色が赤ちゃんにリラックス効果を与えますので、眠りに誘われるかもしれません。

9. ドライブに行ってみる

車の振動やエンジン音は、赤ちゃんにとって心地よいリズムとなり眠りを誘う効果が期待できます。ドライブ中は環境が変わるため、気分転換になるのもポイントです。夜にドライブをする際はチャイルドシートを使用するなど、安全面にも考慮しましょう。

夜泣きが起きたときのNG行動

こちらでは、赤ちゃんの夜泣きが続いたときについやってしまいがちなNG行動で代表的なものを3つご紹介します。赤ちゃんの夜泣きで困ったときの対策方法だけでなく、注意点や避けたい行動についてもぜひ知っておきましょう

夜泣きが起きたときのNG行動3つ

  • 感情的にならない
  • 自分を責めることはしない
  • 放置したままにしない

1. 感情的にならない

夜泣きが続き、ママやパパが焦ったりイライラしてしまったりするのは当然な反応だといえます。しかし親が感情的になってしまうと赤ちゃんは不安を感じて、ますます泣き止まない可能性があるなど、良いことは1つもありません。夜泣きがおさまらずイライラしてしまったら、深呼吸をしたり、一旦その場を離れたりして、冷静に状況を把握してみましょう。穏やかな態度で接することで、赤ちゃんも落ち着きを取り戻しやすくなります。

2. 自分を責めることはしない

赤ちゃんが夜泣きをするのは、発達過程で起こる自然な現象です。ママやパパの育児方法が悪いわけではありません。自分を責めると、さらに追い詰められて適切な対応ができなくなる可能性がありますのでやめましょう。夜泣きは赤ちゃんの成長過程と捉えて、どうすれば赤ちゃんが落ち着くか、冷静に考えることが大切です。

3. 放置したままにしない

赤ちゃんは夜泣きで何らかのサインを送っている可能性があります。長時間泣いたままの状態で完全に放置すると、赤ちゃんは不安や恐怖を感じ、逆効果になりかねません。最初は赤ちゃんが自分で泣き止むのを期待して様子を見ることも1つの方法ですが、しばらく泣き止まないときは抱っこをしたり声を掛けたりして安心させてあげましょう。

パートナーと協力しながらおこなうことが大事

泣く理由がはっきりしない夜泣きへの対応は、パートナーとの協力が不可欠です。当番制にして交互に赤ちゃんの夜泣きに対応したり、片方が夜泣きに対応した場合はもう一方が翌日の朝食を準備したりするなど、お互いの負担を軽減する方法を取り入れましょう。また、夜泣きでイライラしたときは、パートナーに任せて冷静になる時間を作るのもおすすめです。協力しながらお互いにストレスを最小限に抑えることで、夜泣きの大変さを乗り越えやすくなるでしょう。

まとめ

多くの親が直面する悩みである夜泣きですが、その原因は環境の変化、睡眠の生活リズムが整っていない、体調不良など多岐にわたります。対策としては生活リズムを整える、日光を浴びさせる、音楽を聴かせる、ドライブに連れて行くなどが効果的です。夜泣きの際についイライラしてしまうことも多いと思いますが、感情的になると赤ちゃんが不安を感じ、ますます泣いてしまう可能性があります。また、ママやパパが自分を責めたり、泣いている赤ちゃんを放置したりするのもNG行動です。パートナーと協力してストレスを軽減させつつ、夜泣きの困難をともに乗り越えていきましょう

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是枝花名子(これえだ かなこ)
FPライター。大学卒業後、大手生命保険会社にて法人営業を担当。住宅ローンの繰り上げ返済、子どもの教育資金や老後資金作りを極めるため、改めてFP技能士を取得。専門知識と主婦目線を活かした記事執筆が好評を呼び、現在は主にメガバンク、大手不動産サイト等にて保険・不動産・翻訳ライターとして活動中。2級FP技能士

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ