妊活とは?必要なものや始めかた、妊活する際のポイントを紹介

妊活とは?必要なものや始めかた、妊活する際のポイントを紹介

期間限定キャンペーン中!

この記事を読んでいる人におすすめ!

「妊活」とは妊娠を目標におこなうさまざまな活動です。現代では、子供を作るために積極的に妊活しようと考えるカップルが増えています。一方で、妊活したいけれど、何をどのように始めたらよいのかわからない方もいるのではないでしょうか。本記事では、妊活の準備の仕方や始める際のポイントなどについて解説します。妊活を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

妊活とは?

「妊活」とは、妊娠に向けた活動を指して近年使われるようになった言葉です。妊娠できるよう体調を整えることや妊娠のための情報収集、不妊治療などの活動全般が、妊活と呼ばれます。

自然妊娠で子供を授かることを目指していても、なかなか妊娠しないこともあります。最近は晩婚化により、結婚して子供を望んでいても、すぐに妊娠に至らない夫婦も多くなっています。妊娠しやすい状況を積極的に作り出そうと、妊活をおこなうカップルが増えているのです。

なお、妊活は女性だけがおこなうものではなく、パートナーと一緒に取り組むものです。妊娠するのは女性ですが、生まれてくるのは二人の子供であることをしっかり認識しておきましょう。妊娠の段階から二人で協力して妊活することで、将来の子育てまで協力しながらおこなう意識が生まれます。

妊活に必要なもの・備えておきたいもの

妊活を始めるとき、何を準備しておけばよいのか悩むこともあるでしょう。妊活するにあたって必要なものや用意しておきたいものを挙げてみます。

1. 基礎体温を測れる体温計

妊活すると決めたら、女性は毎日基礎体温を測って、生理周期を把握しておかなければなりません。基礎体温とは、朝、目が覚めたままの状態で測る安静時の体温です。基礎体温は女性ホルモンの分泌状況により変化するため、排卵日や生理予定日を知る手がかりになります。

基礎体温を測るときには、普通の体温計ではなく、舌下で測定する婦人体温計を使います。婦人体温計では小数点第2位まで測定できるため、体温の微妙な変化をチェックできます。婦人体温計の中には、通信機能が搭載されており、スマートフォンに検温データを転送して管理できるものもあります。

2. 生理周期や基礎体温を記録できるアプリ

基礎体温を測ったら、基礎体温表に記録しておかなければなりません。紙の基礎体温表に書いてもかまいませんが、アプリを使うと便利です。基礎体温や生理日を記録できる妊活アプリがあります。妊活アプリでは、基礎体温のグラフ化や排卵日や生理日の通知など便利な機能が使えます。

妊活アプリの中には、婦人体温計のデータの連携機能やパートナーとの共有機能が付いたものもあります。妊活すると決めたら、使いやすいアプリを見つけておくことをおすすめします。

3. 冷え症対策用の腹巻きや靴下

身体が冷えていると血流が悪くなり、卵巣に酸素や栄養が届きにくくなるといわれています。卵巣の機能が低下すれば、妊娠も難しくなってしまいます。体温を上げて妊娠しやすい体質にするために、冷え対策も忘れないようにしましょう。

下半身を温めると身体全体を効率よく温められます。妊活中は腹巻きで腹部を保温するとよいでしょう。足が冷えないよう、足先の血流を悪くしない5本指ソックスを着用するのもおすすめです。

妊活の準備や始めかた

妊活すると決めても、何からどのように始めたらよいのかがわからないかもしれません。妊活の準備や始めかたについて説明します。

1. まずはパートナーと話し合う

子どもを持つかどうかは、夫婦にとって重要な問題ですし、タイミングもあります。パートナーと今後のライフプランを話し合い、いつ頃までに何人子どもが欲しいかという目標を共有しておきましょう。

なかなか妊娠できない場合には、不妊治療を受けるという選択肢もあります。不妊治療はお金もかかる上に、体力的・精神的な負担もあります。治療を受けるのか、治療を受ける場合には何歳まで続けるのかの目安も話し合っておくとよいでしょう。

妊活は夫婦で協力して取り組むものです。妊活中にはパートナーにお願いしたいことが出てきたり、気持ちが変わったりするような場面もあるでしょう。日常的にコミュニケーションをとり、その都度お互いが気持ちを伝えやすい関係性を築いておくことが大切です。

2. 病院で相談してみる

子どもが欲しいと思っているのに自然妊娠していない場合、妊活を始める前に病院で相談してみることも考えましょう。病院では、妊娠に向けたアドバイスが受けられます。妊娠を考える場合、まずは排卵予定日前後に性交渉のタイミングを合わせるタイミング法を試みる必要があります。排卵日の予測の仕方など、わからないことは質問して確認しておきましょう。

病院では不妊の原因がないかどうか検査してもらうこともできます。もし不妊の原因が見つかった場合でも、治療によって改善できる可能性があります。なお、不妊の原因は女性側にあるとは限りません。男性不妊もあるので、男性も検査を受けるようにしましょう。

3. ブライダルチェックを受ける

婦人科に行けばブライダルチェックを受けられます。ブライダルチェックとは、結婚や妊娠を考えている女性、あるいはそのパートナーとなる男性が受ける基本的な検診です。ブライダルチェックの検査項目は病院によって異なりますが、血液検査、子宮や卵巣の状態の検査、尿検査などが一般的です。妊娠・出産に影響を及ぼすような疾患がないかを確認します。

ブライダルチェックは、結婚した後でも受けられます。結婚前に受けていない場合には、妊活を始めるときに受けるとよいでしょう。

4. 食生活の見直しをおこなう

妊娠しやすい身体づくりのために、食生活を見直すことも大切です。妊活中はタンパク質やビタミン、ミネラルをバランスよく摂取し、必要な栄養素が不足しないように気を付けたいものです。

どんな栄養素を重点的に摂ったらよいかを確認し、妊活中から健康的な食生活を維持しておきましょう。

5. 毎日基礎体温をチェックする

妊活中は排卵日や生理周期を把握するために、毎日基礎体温を測る必要があります。目が覚めた後に起き上がってしまうと、体温が上がって正確な基礎体温が測れません。枕元に婦人体温計を置いておき、布団に入ったまま検温できるようにしておきましょう。

妊活を始める際のポイントや注意点

妊活に向けて準備がととのったら、早速妊活をスタートしましょう。ここからは、妊活を始めるにあたって、特に気を付けておきたい点を解説します。

1. 定期的な運動や睡眠をしっかりととる

妊娠するために大切なことは、健康的な身体づくりです。定期的に運動をして、睡眠を十分にとることを心がけましょう。
運動不足になれば血流が悪くなり、妊娠しにくくなってしまいます。普段あまり運動しない人も、ウォーキングやストレッチなど適度な運動を日常生活にとり入れるようにしましょう。

睡眠は身体を休めるために重要です。睡眠時間が長ければよいというものではなく、良質な睡眠をとるよう心がけてみてください。毎日できるだけ同じ時間に就寝して起床する生活リズムを作り、夜にはぐっすり眠れるようにしましょう。

2. 禁酒・禁煙する

厚生労働省の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」によると飲酒や喫煙は胎児に悪影響を与えるため、妊娠中は禁酒・禁煙を原則としています。

妊娠中の飲酒は、早産や妊娠高血圧症候群、癒着胎盤などのリスクを増大させ、子どもの低体重や、顔面を中心とする形態異常、脳障害などを引き起こす可能性があるとされています。

また、妊娠中の喫煙は、早産や前期破水、妊娠合併症、子どもの先天性心疾患、腹壁破裂増加、低体重や発育不全、死産や流産を招くとも考えられています。さらに妊婦や子どもの受動喫煙も、子どもの発育障害や出生時体重の低下、乳幼児突然死症候群リスクを増加させるとされています。

そのため妊活を始めたら、女性だけでなく、影響を与える周囲の方も禁酒、禁煙に協力するようにしましょう。[参考1]

参考1:厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」p.18

3. ストレスを軽減する方法を見つけておく

ストレスを感じることが多くなると、女性ホルモンの分泌が正常におこなわれず、排卵が止まったり生理周期が乱れたりしてしまいます。仕事や人間関係のストレスもありますが、妊活を頑張りすぎてそれ自体がストレスになってしまうこともあります。

妊活中はストレスを溜め込まないよう、趣味などでストレス解消することも大切です。無理し過ぎないよう、たまには妊活を忘れてパートナーと旅行などに行くのもおすすめです。気分転換できる方法をたくさん見つけておきましょう。

4. 葉酸を含む食材を意識的に摂取する

妊活中に、特に摂取したい栄養素が葉酸です。妊活中の女性は、胎児の神経管閉鎖障害などの先天性異常を防ぐために、葉酸を積極的に摂取することが重要です。
葉酸は、緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど)や納豆、枝豆などに多く含まれています。厚生労働省では、妊活中の女性には1日400㎍の葉酸を摂取することを推奨しています。[参考2]

参考2:こども家庭庁「健やかなからだづくりと食生活BOOK

5. 足りない栄養素はサプリで補うのもあり

葉酸は妊活中に特に重要な栄養素ですが、通常の食事から摂取する天然型の葉酸は体内での利用率が悪いため、充分な量を摂取するのはとても困難です。そのため食品による天然型の葉酸だけでなく、合成型の葉酸をサプリメントで補うことがすすめられています。

そのほか妊活のサプリメントの栄養素は多岐に渡りますが、人が食事で必ず摂らなければならない成分はビタミンとミネラルです。それらの多くは食生活で充分摂ることができるので、食生活を見直しや改善をして、しっかり摂るように心がけましょう。 [参考3]

参考3:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「【第14回】 妊娠とサプリメントの利用について

まとめ

妊活を始めると決めたら、パートナーと話し合い、どんなことに気を付けて生活するかを確認しておきましょう。妊活中は食事や運動、睡眠など健康面に気を付ける必要がありますが、ストレスを溜めずリラックスして生活することも大事です。二人で将来について話し合い、協力しながら妊活を進めましょう

妊活中は、妊娠できるかどうかが不安になるものです。しかし、無事妊娠しても、無事出産できるのか、ちゃんと子育てができるのかと、悩みは尽きません。妊娠中や出産後の不安や悩みを解消するために、フコク赤ちゃん&キッズクラブをぜひ役立ててください。

フコク赤ちゃん&キッズクラブは「出産や育児に対する不安を少しでもやわらげてもらいたい」「お子さまには大きな夢をもって健やかに育ってもらいたい」という思いから誕生した、入会費・年会費無料のサービスです。当社保険への加入に関わらずご入会いただけます。
0歳~12歳のお子さまがいらっしゃる方、または妊娠中の方が対象です。
入会特典はこちらからご確認ください。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

森本 由紀(もりもと ゆき)
行政書士、FPライター。法律事務所で経験を積んだ後、独立。クライアントの生活設計や子育てについてのアドバイス、気持ちを整理するためのカウンセリングに力を入れている。FPとして、各種サイトで法律・マネー記事やコラムの執筆・監修も担当。AFP(日本FP協会認定)、2級FP技能士、行政書士

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ