子どもがご飯を食べないときはどうすればいい?食べない原因や対処法について

子どもがご飯を食べないときはどうすればいい?食べない原因や対処法について

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栄養のバランスを考えて一生懸命ご飯を作っても、子どもが食べてくれないことはよくあるものです。この記事では、「子どもがご飯を食べない」と悩んでいる方へ、子どもがご飯を食べない原因として考えられることや対処法、子どもがご飯を食べないときにやってはいけないことを解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

子どもがご飯を食べない原因は?

せっかく作ったご飯を子どもがあまり食べない姿を見ると、親は不安になってしまうものです。こういった「子どもがご飯を食べてくれない」状況では、実は次のような原因が隠れていることがあります。

子どもがご飯を食べない原因

  • 食べることに慣れていない
  • 食べることに興味がない
  • ご飯の見た目が苦手
  • においが苦手
  • 食べ物の味や食感が苦手
  • 食器が上手に扱えない・うまく食べることができない
  • 食材に対してのトラウマがある
  • 食欲がない・体調が良くない

ただしアレルギーの可能性もありますので、もし体調が悪くなるようであれば医師に相談してみることも検討しましょう。こちらではアレルギーのケースではなく、あくまで「ご飯を食べない」「食べるのが苦手」というお子さま向けの内容をお伝えします。

1. 食べることに慣れていない

離乳食が始まったばかりの乳児期には、食べること自体にまだ慣れていないのが原因で、離乳食を食べないことも多いです。それまでは母乳やミルクなど噛まずに飲み込むだけでしたが、離乳食は食材の食感やスプーンなどの触感が増え、味もこれまで経験したことのないものに出会い、モグモグ噛んで飲み込む動作も加わります。もう少し大きくなったら、食事は手や口を使うことに加え、何をどの順番で食べるかなど思考力も必要になります。つまり乳児期の子どもにとっては食べること自体が労力の要る作業なのです。

2. 食べることに興味がない

食べることに興味が湧かないという子どももいます。遊びなど他のことに興味が強く、食事に対して関心が薄い子どもは、お腹が少し満たされたらご飯を食べることを中断してしまう場合もあります。

3. ご飯の見た目が苦手

「色が嫌い」「見た目が気持ち悪い」など、見た目が苦手なため、ご飯を食べないという場合も少なくありません。大人でも初めての食べものに挑戦する際は勇気が必要です。経験値が大人よりも低い子どもなら、食べ物の好き嫌いを見た目で判断してしまうことも十分ありえるでしょう。

4. においが苦手

納豆やきのこ類など独特なにおいを持つ食べ物が苦手で、その日のメニューに手を付けないということもあります。食事は嗅覚でも楽しむ行為ですので、その日のメニューに、においが苦手な食べ物がある場合は、食事が進まないこともあるでしょう。

5. 食べ物の味や食感が苦手

食べ物の味や食感が苦手なため、ご飯を食べることを途中でやめてしまう子どももいます。例えば、ピーマンの苦味やにんじんの味、きのこ類や海藻といった食べ物の独特な食感が苦手な子どもも少なくありません。また、肉や魚は加熱すると固くなり、噛み切れなかったり、パサパサしたりして食べにくいと感じる子どもも多いです。

6. 食器が上手に扱えない・うまく食べることができない

乳児期にスプーンやフォークがうまく使えなかったり、幼児期で箸を正しく持てなかったりすることが原因で、食が進まないことも考えられます。食べ物を口に入れて味わうまでの過程でストレスが発生するため、食事が楽しくなくなり、ご飯を食べたくなくなってしまうことがあります。

7. 食材に対してのトラウマがある

以前にその食材を食べたときに、「熱くて口の中をやけどした」「喉に魚の骨が刺さった」「お腹を壊した」といった経験をした場合、それがその食材に対するトラウマとなって食べなくなるケースです。

8. 食欲がない・体調が良くない

風邪のひき始めで食欲が出ない、体調が良くないといったことが原因で、ご飯を食べない可能性もあります。だるそうに見えたり、機嫌が悪くていつもより食べる量が少なかったりという場合は、体調不良かもしれません。

子どもがご飯を食べないときの対処法

こちらでは、子どもがご飯を食べないときの対処法を7つご紹介します。原因が、おおよそ特定できる場合には、それに合った対処法を試してみましょう。

子どもがご飯を食べないときの対処法

  • 食べたくない理由を聞いてみる
  • 食べる量を調整してみる
  • 舌触りや食感が良くなる工夫をする
  • 味付けを変えてみる
  • ご飯の温度に注意してみる
  • 自分(ママパパ)好みのご飯になっていないか確認してみる
  • ご飯は楽しい時間だと思ってもらうように工夫する

それでは1つずつ見ていきましょう。

1. 食べたくない理由を聞いてみる

子どもがお話しできる年齢の場合、まずはご飯やその食材をどうして食べたくないのか、理由を聞いてみましょう。「酸っぱいから」「見た目が嫌い」などの具体的な理由がわかれば、細かく刻むなどの対処ができます。

2. 食べる量を調整してみる

子どもの食べる量を観察して、子どもが食べきれる量を出すようにしましょう。たくさん食べて元気に育って欲しいからと、小食の子に適切な量以上のご飯を出している可能性もあります。子どもの成長スピードは人それぞれですので、いつかたくさん食べるようになる時期がやってくるはずです。

3. 舌触りや食感が良くなる工夫をする

スプーンのひんやりした感覚や、つぶつぶした食感など、乳児期の赤ちゃんにとっては初めての刺激です。そこでひんやりしないシリコーン製や木製の食器を使ったり、柔らかく煮てつぶつぶ感を減らしたりするなど工夫して、少しずつ慣れていけるようにお手伝いしましょう。

幼児期の場合、魚は煮魚やムニエル風にすると食べやすくなります。お肉が苦手な子どもには、片栗粉をまぶして茹でた薄切り肉もおすすめです。水分が飛びにくく、柔らかく仕上がります。

4. 味付けを変えてみる

苦手な食材は、子どもの好きな味付けにすることで、食欲を引き出せる場合もあります。例えば、小さく刻んでカレーに入れると、すんなり食べてくれる子どもも多いです。苦手な食材でも子どもが好きな味付けなら「少し食べてみようかな」と思うきっかけになるでしょう。

5. ご飯の温度に注意してみる

ご飯が熱すぎたり冷めてしまっていたりすると、おいしく感じられず食べることが嫌になってしまう子どももいます。ご飯が熱すぎるときは冷ましてから、冷えてしまったときは少し温め直してあげてから出すなどの工夫をしてみましょう。

6. 自分(ママパパ)好みのご飯になっていないか確認してみる

栄養面も考えて、家族みんながおいしくご飯を食べられるよう準備するのは、労力がいるものです。そこでまとめてご飯を作る際に、つい親の好みの濃い味付けになってしまったり、親が好きな食材が多くなっていたりすることもあるかもしれません。子どもの食欲促進のためにも、ときには子どもの好きな食材や味付けに寄り添うことが大切です。

7. ご飯は楽しい時間だと思ってもらうように工夫する

苦手な食材ばかり出る、スプーンや箸がうまく使えない、量が多いなどの理由でご飯を食べること自体が苦痛に感じてしまっていると、味付けや食感を工夫しただけでは食べてくれない可能性もあります。そんなときは、次のようなことを実践して、ご飯は楽しい時間であることを子どもに感じてもらえるように心がけましょう。

「ご飯は楽しい時間」だと子どもが感じられるようになるためのヒント

  • 子ども自身に食器を選んでもらう
  • 矯正箸を導入してご飯の時間を楽にする
  • 子どもに食事の準備を手伝ってもらう
  • 子どもと一緒に野菜を育ててみる
  • 家族揃って今日あったことを話しながら食べる
  • 食べ物を残しても、長い目で見るなど

子どもがご飯を食べないときにやってはいけないこととは?

せっかく準備したご飯を子どもがなかなか食べてくれないと、ママやパパもイライラしてしまうこともあると思います。ただし次のような対処をしてしまうと、子どもが食事を楽しめないなど逆効果になってしまう可能性がありますので避けましょう。

子どもがご飯を食べないときにやってはいけないこと

  • 無理に食べさせようとしない
  • 食べないことに怒ったり、叱ったりしない
  • 嘘をついて食べさせることはしない

1. 無理に食べさせようとしない

子どもが食べたがっていないのに無理に食べさせようとすると、心に傷を負ったり、恐怖感を抱いたりする原因になることもあります。子どもにとっての食事時間が嫌な思い出として残ってしまう可能性がありますので、無理強いはしないようにしましょう。

2. 食べないことに怒ったり、叱ったりしない

栄養面も考えて時間を掛けて仕上げたご飯を食べてもらえないと、つい子どもを責めてしまいそうになることもあるでしょう。しかし、「なぜ食べないの?」「早く食べなさい」など食べないことに対して一方的に怒っても、子どもにとっては言われている内容よりも、「親が怒っている」という事実だけが大きく印象に残ってしまうことがあります。

食べてくれなくて悲しい気持ちになったことを伝えるのも大切ですが、その際は子どもを怒ったり叱ったりせず、落ち着いた口調で子どもの気持ちと向き合いながら伝えるようにしましょう。

3. 嘘をついて食べさせることはしない

「苦手なものは入っていないよ」など嘘をついて食べさせると、その嘘に子どもが気づいたときに子どもとの信頼関係が崩れる恐れがあります。こうなると、新しい食材についても食べる前から警戒するようになってしまいますので、嘘をついて食べさせるのはやめましょう。細かく刻んで味付けを変えるなどした際は、「実はピーマンが入っているけど、多分わからないと思うよ」など軽く伝えてあげるのがポイントです。

まとめ

一生懸命作ったご飯を子どもが食べてくれないと、がっかりしますよね。しかし、そこには「食べることに慣れていない」「食べることに興味がない」「食べ物の味や食感が苦手」などの原因があるものです。子どもがご飯を食べないときの様子を落ち着いてじっくり観察してみると、その原因が特定できることもあります。お話ができる年齢であれば、食べたくない理由を聞いてみるのも良いでしょう。もし原因がわからない場合は、ご紹介した対処法をいくつか試してみることをおすすめします。

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※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

ライター:是枝花名子(これえだ かなこ)
FPライター。大学卒業後、大手生命保険会社にて法人営業を担当。住宅ローンの繰り上げ返済、子どもの教育資金や老後資金作りを極めるため、改めてFP技能士を取得。専門知識と主婦目線を活かした記事執筆が好評を呼び、現在は主にメガバンク、大手不動産サイト等にて保険・不動産・翻訳ライターとして活動中。2級FP技能士

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ