出産前に準備したい!妊娠中~出産後までにママ・パパがやるべきことまとめ

出産前に準備したい!妊娠中~出産後までにママ・パパがやるべきことまとめ

出産前後は、さまざまな手続きや準備に追われ、何かとあわただしくなる時期です。

やるべきことをスムーズにこなせるよう、あらかじめ「いつ」「どこで」「何を」すれば良いか、しっかり把握しておくことが大切です。

この記事では、出産前から出産後までにやっておきたいこと、準備したいことについて解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

【出産前】妊娠がわかってから出産2ヵ月頃までに済ませたい準備は?

妊娠がわかってから出産までに準備しておきたいことを3つのポイントに分けて解説します。

出産にかかるお金はいくら?

出産にあたり、まずはどのくらいのお金がかかるのかを確認しましょう。

厚生労働省「第136回社会保障審議会医療保険部会議事次第」によると、令和元年度の正常分娩にかかった出産費用の平均額は、公的病院で44万3,776円、私的病院で48万1,766円、助産所を含む診療所では45万7,349円です。

出産費用は、病院か助産所かだけでなく地域によっても異なります。詳しくは「出産費用はいくらかかるの?準備することって何がある?」もあわせて読んでみてください。

子どもが生まれたときは、公的医療保険から1児につき42万円(妊娠週数が22週に達していないなど、産科医療補償制度対象出産では無い場合は、40.4万円)の出産育児一時金が支給されますので、正常分娩の場合の実際の自己負担額は3万円~6万円程度と推測されます。

直接支払制度を導入している病院で出産した場合、窓口で支払うのは出産育児一時金の分を差し引いた額だけで済みますが、そうでない病院では、一時的に出産費用を立替払いする必要があります。

病院によっては分割払いやクレジットカード払いなどに対応しているところもありますが、直接支払制度を導入していない病院で出産する場合は、出産までにある程度のお金を現金で準備しておく必要があると言えるでしょう。

また、出産育児一時金以外にも出産手当金や医療費助成制度など、出産費用の自己負担を減らす方法を「出産費用の自己負担を減らす方法は?2つの重要ポイントを解説!」や「出産に保険は使える?費用負担を減らすための方法とは」で紹介しています。

【出産費用】47都道府県、リアルな出産費用はいくら?」では、47都道府県にお住いの100人ずつに聞いたアンケートを公開しています。本アンケートでは、出産方法は正常分娩に限っておらず、リアルなデータとなっておりますのでこちらもあわせて参考にしてみてください。

仕事はどうする?

産後も仕事を続けるか、妊娠をきっかけに退職するかは、それぞれの家庭事情によって異なります。

夫婦でしっかり話し合う必要がありますが、仕事を続けるにしても退職するにしても、会社側も対応しなければなりませんので、なるべく早めに報告することが大切です。

仕事を続ける場合は産前産後休暇の取得方法や、育休の取得方法などを会社に尋ねておきましょう。

現状、産休は女性しか取得できませんが、育休は男女共に取得可能です。

産休については「産休の基本。期間や申請方法は?男性も取得できる?」、育休については「育児休業を取りたい!給付金額や期間、申請方法をまるっと解説」で手続方法や休暇中にもらえるお金を紹介しています。また、男性の育児休業の詳細や「パパ・ママ育休プラス」の取得例を「【男性の育児休業】制度の内容は?義務化はいつから?」で紹介していますので、あわせて読んでみてください。

一方、退職する場合は業務の引継ぎを行うと共に、失業給付金の受取方法を調べておきましょう。

もし退職を迷っているのであれば、「妊婦さんでも仕事は続けられる?退職を迷うときに読む記事」をぜひ参考にしてください。

妊娠中に必要なものは?

妊娠が判明したら、まずは住民登録を行っている市区町村の役場や母子保健センターなどで母子健康手帳を受け取りましょう。

母子健康手帳とは、いわゆる「母子手帳」と呼ばれるもので、その名の通り、母子の健康を観察・記録することを目的としています。

日本では母子健康法のもと、妊娠した女性に母子健康手帳を交付することが義務づけられているため、住んでいる地域にかかわらず、どこでも母子健康手帳を受け取ることができます。

一般的には、市区町村役場などで「妊娠届」に必要事項を記載し、提出すれば交付されますが、自治体によっては産院の証明書などを求めるところもありますので、あらかじめ役場に必要なものを問い合わせておくと良いでしょう。

なお、母子手帳は今後妊婦健診などで産院に行くたびに提出が必要になります。

また、万一外出時に気分が悪くなり、病院に搬送される際も、母子健康手帳があればかかりつけの病院や妊娠週数、現在の健康状態などがわかりますので、妊娠中は常に手元に置いておくことをおすすめします。

出産後は、ママの体力も回復しておらず、また新生児を連れてお出かけするのは難しいため、産後すぐに必要なものは妊娠中に用意しておくのがベストです。

最低限必要なものとしては、ベビー服、おむつ替えグッズ、授乳グッズ、赤ちゃんの沐浴グッズ、ベビーベッド&ベビー布団などです。

また、産院から退院してくるときに車を使う場合は、あらかじめチャイルドシートも準備しておきましょう。

一方、ママ用に準備したいものとしては、マタニティウエアやマタニティ用の下着など普段使いするもののほか、出産のために入院するときのグッズも準備します。

具体的には、授乳しやすい前開きのマタニティパジャマや、股部分が開閉できる産褥ショーツ、悪露を受け止める産褥パッド、スリッパ、授乳用ブラジャーなどが挙げられます。

なお、産院によってはお産グッズをセットにして支給してくれるところもありますので、事前に問い合わせておくと良いでしょう。

妊娠中に必要なものリストは「出産準備は「いつから・何を・いくらで」用意するかをリスト化!(妊娠中に必要なものリスト)」で確認してください。

【出産が近づいたら】予定日1ヵ月前~当日にやること、当日の流れは?

出産当日にバタバタとあわてることがないよう、事前に大まかな流れを把握しておきましょう。

出産当日までに準備しておくこと

出産が近づいたら、入院に向けて必要なものを準備しましょう。

何を準備するべきか産院から指示されることが多いので、それに従って準備してください。

あらかじめ確認しておきたい方は「出産準備は「いつから・何を・いくらで」用意するかをリスト化!(「入院時」に必要なものリスト)」をあわせて読んでみてください。

また、子どもを出産するともらえる出産育児一時金には、直接支払制度というものがあります。出産前に産院に申請手続を行うことで、一時金42万円を健康保険組合から産院に直接支払ってもらえる制度です。

これにより、産院への支払い金額は一時金42万円との差額だけで済むことになります。ただし、この制度が使えるかどうかは産院によるため、まずはその確認を行いましょう。

制度が使える場合は、「退院時に出産費用が足りない…困ったときの対処法」で手続方法を確認し、制度を活用してください。

以下からは、出産当日の基本的な流れをご紹介します。

陣痛

出産が始まるサインである陣痛は、急激に痛み始めるわけではなく、じわじわと段階的に強くなっていきます。

一般的に、産院に連絡するタイミングは、お腹の張りや痛みが10分間隔になった時または1時間に6回以上の陣痛が来たときといわれています。

ただ、陣痛が来る前に破水した場合は、胎内に雑菌が入ってしまうおそれがありますので、すぐに産院に連絡しましょう。

その場合、お風呂やシャワーなどは浴びず、生理用ナプキンなどをあてて入院の準備を始めます。

直前の兆候については「もうすぐ出産…直前の兆候はどんなものがある?当日の流れは?」でも詳しく解説しています。

各種検査の実施

産院に到着したら、内診や血圧の測定などの検査を実施し、お産の進行度合いや母胎の健康状態をチェックします。

陣痛室へ移動

子宮口が全開になるまでは、陣痛室で待機することになります。

初産の場合、陣痛が来てから子宮口が全開になるまで、およそ10~12時間程度かかると言われています。

分娩室へ移動

子宮口が全開になったら、分娩室に移動し、分娩台に乗ります。

この頃になると陣痛の間隔は1~3分置きになり、1回あたりの時間も30~60秒と長くなります。

痛みでパニックになりがちですが、医師や助産師の指示に従い、タイミングに合わせていきんだり、呼吸を整えたりしましょう。

出産のとき、いつ・どこが・どれくらい痛い?先輩ママに聞いてみた!」では、実際に出産した先輩ママの体験談を紹介しています。

なお、立会い出産を希望される方は、パパも一緒に分娩室へ移動します。

立会い出産の可否は産院によって異なりますので、立ち会いを希望する場合は産院選びの時点で候補を絞り込んでおく必要があります。

また、産院によっては立会い出産の事前申し込みが必要です。出産当日にいきなり立ち会おうとしても断られてしまうこともありますので、あらかじめ注意しましょう。

もうすぐ出産!生まれる前に知っておきたい「立会い出産」のこと」では、先輩ママだけでなく先輩パパの立会い出産体験談を読むことができます。

出産

赤ちゃんが無事に誕生したら、出血が収まるまでしばらく分娩室で休んだ後、個室に移動します。

この間、赤ちゃんと一緒に過ごせるかどうかは産院によって対応が異なるようです。

出産が近づくにつれ不安や怖さを感じたら「出産が怖い…逃げたくなったときに読む先輩ママの声」もあわせて読んでみてくださいね。

【出産後】出産後にやるべきこととは?

無事に出産を終えた後、やるべきことを4つのポイントに分けて解説します。

1.各種手続

産後は、赤ちゃんの出生届や、乳幼児医療費助成、児童手当、健康保険証などの各種手続を速やかに行う必要があります。

出生届は出生から14日以内、乳幼児医療費助成は1ヵ月健診までと、期限付きの手続きも含まれますので、夫婦で協力して早めに手続きを済ませることが大切です。

また、出産育児一時金(直接支払制度を利用しなかった場合)や出産手当金、育児休業給付金など、お金に関する手続きも忘れずに行いましょう。

帝王切開などで医療費が高額になった場合は、高額療養費制度を利用したり、翌年2~3月の確定申告で医療費控除を行ったりすることで、医療費の負担を軽減できます。

出産前後に必要な手続きをまとめて確認したい方は、「リストでわかる!出産前後に必要な手続き。いつまでに誰がやる?」もあわせて読んでみてください。

2.職場への報告

産後休暇および育児休業を取得するために、職場に出産したことを報告しておきます。

なお、出産報告はママの職場だけでなく、パパの職場にも必要です。

健康保険や被扶養者届などの手続きが必要になりますので、早めに報告しておきましょう。

また他にも、お世話になった人や友人などにも出産報告をすると喜ばれることが多いです。「【パパママ初心者必見】出産報告の仕方を例文付きでまるっと解説」では、相手別の報告タイミングや例文を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

3.出産祝いへのお返し

出産すると、身内や友人、職場の人たちから出産祝いをもらうことがあります。

出産祝いへのお返し(出産内祝い)は、受け取ったお祝いの1/2~1/3を予算とし、産後1ヵ月以内に贈るのがマナーとされています。

最近はインターネットで内祝いを選ぶこともできますので、赤ちゃんのお世話の合間を縫って、夫婦で話し合いながら用意しましょう。

どんな品を選ぶと良いかやマナーに悩んだら「出産祝いのお返し大全!人気の商品やマナー、金額の相場は?」も参考にしてくださいね。

4. 教育資金の計画

子育てにはお金がかかるものです。これからママ・パパになるに向け、教育資金の計画を早めに立てておくことはとても重要です。

子育てにかかる費用はいくら?0歳~大学卒業までの総額をシミュレーション!」では、0歳~22歳までの教育費と養育費を知ることができますので、ぜひ参考にしてください。

ママ・パパになる方におすすめの記事一覧

これからママ・パパになる方向けのお役立ち、おすすめの記事を一覧にまとめました。

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知りたい情報やお悩みに合わせて、ぜひ参考にしてください。

まとめ

妊娠・出産にともなう準備や手続きは複数にわたるため、必要なときにまとめてやろうとすると、時間が足りなくなるおそれがあります。

特に出産直後はママの体力が回復しておらず、かつ新生児を連れてあちこち動き回るのも難しいので、必要な準備や手続きをあらかじめリストアップしておき、誰が・いつ・どこで手続きすべきか決めておくと安心です。

また、入院中や産後すぐに必要になるものは、妊娠中にすべて用意しておくと、出産後は赤ちゃんのお世話に集中することができます。

時にはママ・パパ2人だけで準備・手続きするのは難しくなることもありますので、周囲のサポートも借りながら、ひとつずつ計画的にこなしていくことを心がけましょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社ぱむ