社会人のひとり暮らしにかかる費用は?上手にやりくりして貯蓄もしよう

社会人のひとり暮らしにかかる費用は?上手にやりくりして貯蓄もしよう

社会1年目でひとり暮らしが始まる。そんなときには生活費にどのくらいのお金がかかるのか、「1日あたりいくら使うことができるのか」ということを知らなければ上手に収入の範囲内で生活していくことはできません。

この記事では、先輩社会人がひとり暮らしで平均的にどの程度の生活費を使っているのかや、賢く節約できる方法について解説します。収入の範囲内で生活していくとともに、賢く貯蓄もできるようになりましょう。

社会人の手取りって実際どれくらい?

実際、社会人1年目ではどのくらいの給与を受け取ることができるのでしょうか。

厚生労働省の賃金基本統計調査によると、最終学歴別、男女別、2019年度の新卒社会人の平均月収は以下の通りです。    

【図1】新卒社会人の平均月収(最終学歴・男女別)

[出典] 厚生労働省:賃金基本統計調査(2019年)をもとに株式会社ぱむ作成

わずかながら男性のほうが高いですが、それほど大きな開きはありません。

一点注意しなければならないのは、上記の月収は額面だという点です。

上記月収のうち2割程度が税金や社会保険料として引かれるので、手取り月収は上記収入の8割程度ということになります。 例えば、大卒男性の月収は約21万円ですが、手取りは約16万8,000円になるということです。

社会人のひとり暮らしにかかる費用は?

社会人1年目の平均的な収入がわかったところで、次は「ひとり暮らしにはどのくらいのお金がかかるのか」ということを考えてみましょう。

ひとり暮らしには引っ越しのときの初期費用、そして実際にひとり暮らしした後の生活費がかかります。

平均的にどのくらいの費用がかかるのか、詳しく解説していきます。

新居に引っ越すときにかかる引っ越し費用や、敷金・礼金などの初期費用は以下の通りです。

【図2】ひとり暮らしの初期費用一覧

ひとり暮らしの初期費用一覧

引っ越しにかかる初期費用だけで70万円程度になることがわかります。

費用を節約したいのであれば、できる限り家賃の安い物件や敷金・礼金なしの物件を選ぶと良いでしょう。また、11月などの閑散期であれば引っ越し代金を抑えることもできます。

次にひとり暮らしにかかる毎月の生活費の平均を項目別に見ていきましょう。

【図3】1ヵ月あたりの生活費の平均(ひとり暮らし・社会人・34歳以下)

[出典] 総務省:家計調査2019をもとに株式会社ぱむ作成

上の表は34歳以下の平均なので、新卒に限ると平均はもう少し下がると考えられますが、大卒男性の平均的な手取り初任給が16万8,000円程度と考えれば、平均的な生活を送っているだけでも生活費はギリギリになってしまいます。

また、北海道や沖縄などでは生活コストが低くなりますが、関東圏や関西圏では生活コストはさらに高くなる傾向があります。

特に無駄遣いしているわけではなくても、社会人1年目の生活は決して楽ではありません。

社会人になったら出費は増える?

社会人になったら、学生のときよりも出費は増えるのでしょうか。

以下のような費用は学生のときと変わりません。

  • 通信費
  • 食費
  • 水道光熱費

出費が増えるとしたら交際費や車のローン、奨学金の返済などです。

就職した会社によっては飲み会の多いところもあり、学生時代よりも交際費が多くかかる可能性があります。社会人になって車を購入した方は車のローンの支払いや保険料の支払いによって出費が増えてしまうでしょう。また、奨学金を借りている場合は、一般的に社会人になって半年後から返済がスタートします。

ただし、家賃以外の固定費に関しては学生時代とそれほど大きく変化するわけではありませんので、自己管理の範囲内で出費はコントロールすることが可能です。

前述したように社会人1年目の平均的な収入ではひとり暮らしにかかる支出をギリギリ賄える程度ですので、できる限り不要な出費は節約するようにしましょう。

社会人1年目からしっかり貯蓄するためのテクニック

社会人1年目からしっかりと貯蓄することは不可能ではありません。

しかし、思ったほど貯蓄ができていないという若い社会人は多いです。

それは貯蓄をするテクニックを理解していないことに原因があると考えられます。上手に貯蓄をするテクニックとして、以下のような方法がおすすめです。

  • まずは貯蓄する目標金額を決める
  • 逆算して生活費の内訳を自分で設定する
  • 家計管理がしやすいように工夫する

まずは「いくら」を「いつまでに貯めたいのか」という目標を定めましょう。

「車を買いたい」「結婚資金を貯めたい」「留学したい」など自分がやりたいことや欲しいもののためにいくらがいつまでに必要なのかという目標を決めることは非常に重要です。

目標がないまま貯金をしていてもモチベーションを保つことが難しいので、自分に甘くなって貯金をサボってしまう傾向にあるからです。

そのため、まずは目標を設定しましょう。

例えば、5年間で300万円という目標であれば、1ヵ月で5万円ずつ貯金をしていく必要があります。そこから、逆算して「毎月5万円を余らせるにはどうやって生活していくべきか」を考えましょう。

また、「毎月5万円は難しい」のであればボーナスでいくら貯金できるか考えましょう。ボーナスで年間30万円貯金できるのであれば、毎月2万5,000円ずつ貯金をしていけば目標を達成することができます。

このように、最初に目標を設定してそこから逆算していく方法がおすすめです。

また、家計管理がしやすいように工夫することは非常に重要です。

自分が何にいくら使ったのか分からなければ管理ができるはずもありません。

お金を使った動きが見える化できる家計簿アプリやデビットカードなどを使うことで「何にいくら使ったのか分からない」という事態を防ぐことができます。

管理に便利なツールを使用してできる限り無駄遣いを避けるようにしましょう。

まとめ

社会人1年目の手取り月収は16万8,000円程度です。

ひとり暮らしの平均的支出が15万円〜16万円の間くらいですので、社会人1年目のひとり暮らしは明らかに余裕がなく、なかなか貯金ができないかもしれません。

しかし、急な出費に備えて1円も貯金がないという事態は避ける必要があります。

決して楽ではないかもしれませんが、なんとか貯金ができるように不要な支出を可能な限り削りましょう。

目標を立てるとともに、自分が何にお金を使っているかを見える化するためにデビットカードや家計簿アプリなどの便利なツールを活用し、上手に貯蓄しましょう。

記事提供元:株式会社ぱむ