無駄遣いを止めたいけどどうすればいい?今からできることや対処法を紹介

無駄遣いを止めたいけどどうすればいい?今からできることや対処法を紹介

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お金を貯めたい、将来のために備えたいと思っていても、つい無駄遣いをしてしまうことはありませんか?無駄遣いは、知らず知らずのうちに家計を圧迫してしまうものです。

この記事では、無駄遣いに悩む方へ向けて、やりがちな無駄遣いの例や特徴、今すぐできる対策、そして無駄遣いをしてしまった時の対処法まで解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

ついやってしまう無駄遣いの例

日常生活には、意識していないだけで無駄遣いになっている行動が潜んでいます。ここでは、多くの人が共感するであろう、無駄遣いの代表的な例を5つ紹介します。自分の行動を振り返りながら、チェックしてみてください。

1.衝動買いをしてしまった

無駄遣いの典型例ともいえるのが衝動買いです。街を歩いている時やネットショッピングをしている時に、計画していなかったものがふと目に留まり、欲しいという感情が抑えられなくなることはありませんか?

例えば、新しく人気のコスメを買ったものの、気づけば似た色のコスメを持っていたり、仕事帰りに疲れてコンビニに立ち寄り、新作のお菓子や飲み物につられてカゴに入れてしまったりというのはよくあるケースです。特にストレスが溜まっている時や、何かを頑張ったときに「自分へのご褒美」として、欲しいものを我慢できずに購入してしまうケースは多いでしょう。

しかし、本当に必要かどうかを冷静に判断せずに買ったものは、結局使わなかったり、余分だったりしてしまうことも多いです。衝動買いは、後悔につながりやすい無駄遣いの代表格といえるでしょう。

2.安いと思って買ってしまう

安いからとりあえず買っておこうと軽い気持ちで買ったものが、結果的に大きな無駄遣いになってしまうことがあります。

例えば、100円ショップで便利な収納グッズを見つけて、いくつか購入したとしましょう。一つ一つは安価でも、いくつも買っているうちに意外と大きな金額になってしまうものです。

3.値段を見ずに買ってしまう

値段を見ずに商品を購入するのは、無駄遣いの原因の一つです。

例えば、洋服屋さんで店員さんにすすめられるままに次々と試着し、断りきれずに、つい値段を見ずに買ってしまうこともあるかもしれません。会計時に金額に気づいても「やめます」とは言い出しにくく、結局そのまま購入してしまいがちです。しかし、このような買い物を繰り返していると、無駄な出費が積み重なってしまいます。

4.自己投資が中途半端になっている

自己投資は将来の自分への投資として、とても大切です。しかし、中途半端に終わってしまうと、結果的に無駄遣いになってしまいかねません。

例えば、キャリアアップを目指して高額な資格取得講座に申し込んだり、教材をたくさん購入したりしたものの、忙しくなって途中で挫折してしまうケースもあるでしょう。また、自分磨きのためにエステや美容クリニックに通ったり、高級な化粧品や美容家電を揃えたりしたものの、買っただけで満足してしまい、結局あまり使わずに放置しているというケースもあるかもしれません。

このように、成果が出る前に途中でやめてしまった自己投資は、結局無駄な出費となり、家計を圧迫してしまう可能性があります。

5.細かい買い物が多い

毎日何気なく買っているコーヒーやお菓子など、少額の出費も積み重なると、想像以上の金額になってしまいます。

例えば、カフェやコンビニなどで毎日300円のコーヒーを買うと、1ヵ月で9,000円、1年間で10万円以上にもなります。

このように、一つ一つは少額でも、毎日積み重なると家計を圧迫する大きな要因となるのです。その他、日々の習慣になっているお菓子や雑誌の購入、自動販売機での飲み物なども同様です。

無駄遣いをしやすい人の特徴

無駄遣いをしてしまう背景には、いくつかの共通した特徴があります。ここでは無駄遣いしやすい人の主な特徴を3つ紹介します。

1.新しいものや流行り物が好きですぐ買ってしまう

新しいものや流行り物が大好きで、すぐに飛びついてしまう人は、無駄遣いをしてしまうリスクが高くなりがちです。

最新のガジェットや、SNSで話題になっている商品など、魅力的なアイテムは次々と登場します。それらを手に入れると一時の満足感を得られるのは確かです。しかし、自分にとって本当に必要なものなのかを深く考えずに購入したものは、すぐに飽きたり、使いこなせなかったりして無駄にしてしまう可能性があります。

2.何にいくら使ったか把握できていない

家計簿をつけていなかったり、クレジットカードの明細をチェックしなかったりすると、何にいくら使っているのか分からず、無駄遣いを放置してしまう原因になります。

例えば、ネットショッピングは便利なサービスですが、注意が必要です。「おすすめ商品」を次々と購入したり、送料無料にするために不要なものまで購入してしまったりしがちです。手軽に買い物ができる一方、お金の管理を怠ると、いつの間にか使いすぎていたという事態を招きかねません。

3.セール商品や限定商品といった言葉に弱い

「セール」「期間限定」「〇〇%オフ」といった言葉に弱い人は、注意が必要です。これらの言葉は私たちの購買意欲を刺激し、「今買わないと損をする」という気持ちにさせ、冷静な判断力を奪ってしまいます。

例えば、普段は高くて手が出ない商品がセールになっているのを見つけた場合、本当に必要かどうかを考える前に「安いのは今だけだから」と購入してしまうかもしれません。

しかし、よく考えてみるとあまり必要のないものだったということがあります。安くなっているからという理由だけで購入すると、無駄な買い物が増えてしまうでしょう。

無駄遣いをしないために今からできること

無駄遣いを減らすためには、日々の生活習慣を見直し、意識的に行動を変えていくことが大切です。ここでは、今日からできる7つの具体的な方法を紹介します。

1.家計簿をつけて収支を把握する

無駄遣いをなくすための第一歩は、自分のお金の流れを把握することです。今まで家計簿をつけてこなかった人は、家計簿アプリやノートなどを活用して、毎日の収入と支出を記録することから始めてみましょう。

家計簿をつけると、何にいくら使っているのかが明確になり、無駄な出費が見えてきます。最初は面倒に感じるかもしれませんが、1ヵ月続けるだけでも効果を実感できるでしょう。

2.固定費を見直す

固定費とは、毎月決まって出ていくお金のことです。家賃、光熱費、通信費、保険料などが該当します。固定費を見直すことで、毎月の支出を自動的に減らせます。

例えば、格安SIMに乗り換えたり、サブスクリプションサービスを解約したりするだけでも、年間で数万円の節約になります。中でも保険の見直しは、大きな節約効果が期待できます。

保険は、ライフステージや家族構成によって必要な保障が変化しますので、今の自分に必要な保障は何かを考え、過不足のないプランに見直しましょう。フコク生命には、必要な保障を選べる「未来のとびら」や、将来の資金やセカンドライフの生活資金のための「みらいプラス」など、さまざまな商品があります。ぜひ、この機会に保険の見直しも検討してみましょう。

3.変動費を見直す

変動費とは、食費、交通費、娯楽費、交際費など、月によって金額が変わるお金のことです。無駄遣いを減らすには、この変動費の見直しが効果的です。

例えば、外食を自炊に切り替えたり、服や家具の購入時にリサイクルショップや中古品を活用したりすることで、出費を抑えることができ、大きな節約効果が期待できます。

4.欲しいと思っても一度考える癖をつける

衝動買いは、無駄遣いの大きな原因です。欲しいものを見つけた時は、すぐに購入するのではなく、一度冷静になって考える癖をつけましょう。

例えば、購入する前に一晩考えてみる、欲しいものはリストに記録して時間が経ってから購入を再検討する、家族や友人に相談してみるなどの方法も効果的です。

このような方法で本当に買うべきなのかを自問自答することで、衝動買いを防げるでしょう。

5.支払い方法は一つにまとめる

クレジットカードや電子マネーなど、複数の支払い方法を使っている人は、支払い方法を一つにまとめることを検討しましょう。支払い方法が分散していると、お金の流れが把握しにくくなり、無駄遣いにつながりやすくなるためです。

支払い方法を一つにまとめれば、何にいくら払ったのかを把握しやすくなります。例えば、クレジットカードを1枚に絞るなどが有効です。さらに、ポイントが貯まりやすくなったり、家計簿アプリと連携しやすくなったりするなどのメリットもあり、無駄遣いを防ぎやすいでしょう。

6.お金が入ったらすぐに分ける

お給料が入ったら、用途別に分けて管理しましょう。例えば、給料日に自動的に貯金用口座にお金を移したり、生活費用の口座を別に作ったりするなどの方法で分けます。お金を分けて管理することで、無駄遣いを防ぎ、着実に貯蓄を増やせます。

7.整理整頓する

整理整頓は、無駄な買い物を減らす効果的な方法です。例えば、クローゼットの中を整理して持っている服を減らせば、似たような服を買ってしまう事態を避けられます。また、冷蔵庫の中を整理して食材を把握すれば、無駄な食材を買ってしまうことも少なくなるでしょう。さらに、整理整頓された環境は気持ちをスッキリさせる効果もあり、無駄遣いの抑制にもつながります。

無駄遣いをしてしまった時の対処法

どんなに気をつけていても、時には無駄遣いをしてしまうことはあるでしょう。大切なのは、その後の対処法です。ここでは、無駄遣いをしてしまった時に取るべき3つの対処法をご紹介します。

1.返品できるものは返品する

購入したものが未使用で、返品可能な期間内であれば、返品を検討しましょう。特に、衝動買いをしてしまった場合や、冷静に考えて必要ないと判断した場合は、早めに返品して購入代金を取り戻しましょう。

ネットショッピングで購入した場合は、返品期限や条件をよく確認し、手続きをおこないましょう。実店舗で購入した場合は、レシートの有無を確認したうえでお店に返品ができるかどうか相談してみてください。

また、訪問販売や電話勧誘販売など、特定の取引方法で購入した場合は、クーリング・オフ制度を利用できる場合もあります。クーリング・オフとは、一定期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。[参考1]対象となる商品やサービス、期間などは取引方法によって異なります。詳細については国民生活センターのウェブサイトなどで確認してください。

参考1:独立行政法人国民生活センター「クーリング・オフ

2.無駄遣いをしてしまった理由・原因を知る

無駄遣いをしてしまったら、理由や原因を振り返ることが大切です。「ストレスが溜まっていた」「セールで安くなっていた」「SNSで見てつい欲しくなった」などの理由を把握しましょう。

そして、次に同じような状況になった時にどうすれば無駄遣いをせずに済むのか、具体的な対策を考えます。「ストレスを感じたら、買い物ではなく運動をする」「SNSを見る時間を減らす」など、自分なりのルールを決めておきましょう。同じ失敗を繰り返さないように、ノートや手帳に無駄遣いをしてしまった時の状況や感情を記録するのもおすすめです。

3.今後の予算の計画を立てる

無駄遣いをしてしまったら、今後の予算計画を見直しましょう。まずは、どこを節約できるかを見直し、お金の使い方にルールを設けます。

例えば「外食は週1回まで」「コンビニでの買い物は月に〇〇円まで」など、具体的なルールを決めると、無駄遣いを減らせます。現実的にできる範囲で使える金額をセーブするための対策を考え、実践しながら、より良くなるように修正していきましょう。

まとめ

この記事では、ついやってしまう無駄遣いの例から、無駄遣いをしやすい人の特徴、そして今すぐ実践できる対策や対処法について解説しました。

無駄遣いを減らすには、まずは家計簿をつけてお金の使い方を把握しましょう。月の固定費や変動費を見直し、欲しいと思った時に一度立ち止まって考える習慣も大切です。さらに、支払い方法をまとめたり、お給料が入ったらすぐに用途別に分けたりすることも無駄遣いの防止につながります。これらの対策と並行して、計画的にお金を使うためにしっかり予算を立てて、無駄遣いをしないように心がけましょう

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

佐藤 静香(さとう しずか)
FPライター。損害保険会社に20年勤務後、Webライターとして活動中。保険会社での経験とFPとしての専門知識、また子育て中の母である目線を活かし、難しいお金の話を分かりやすく解説することを得意としている。金融系メディアを中心に、保険、資産形成、家計管理などの記事執筆を担当。2級FP技能士

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ