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親戚や友人、職場の人などから結婚式の招待状が届いたら、ただ「出席」「欠席」に◯をつけるだけでなく、メッセージを添えて返信すると喜ばれます。
返信の仕方やメッセージの書き方にもマナーがありますので、相手に失礼のないよう、基本的なルールを覚えておきましょう。
この記事では、結婚式の招待状に対する返信のマナーと文例集を紹介します。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
結婚式の招待状、返信はいつまで?
新郎新婦は、自分たちが送った招待状の返信がすべて揃った段階で式の最終的な人数調整を行います。
会場の席次や料理の数などは、すべての出欠が集まらないと決められず、招待状の返信が遅れると新郎新婦に迷惑をかけてしまいます。
一般的に、返信期日は式の1ヵ月前くらいに設定されていることが多いです。
基本的には招待状を受け取ってから2~3日以内、遅くとも1週間以内には返信するようにしましょう。
招待状を受け取ったあとで予定が変わり、どうしてもすぐに返信するのは難しい…という場合は、新郎新婦に電話で連絡し、事情を説明したうえで返信が遅れることを伝えます。
その際、いつまでに返信するのか、具体的な日にちを伝えるのがマナーとされています。
スケジュールが確認できたら、お詫びの一文を添えたうえで、招待状を速やかに返信しましょう。
欠席の場合はどうする?
一般的には、招待状を受け取るよりも前に、新郎新婦から出欠の確認をされているケースが多いです。その時には出席の返事をしていても、後から欠席せざるを得ないこともあるでしょう。
欠席しなければならないことがわかったら、招待状を受け取る前でも後でも、新郎新婦に電話で直接連絡しましょう。出席予定のゲストが欠席するとなると、新郎新婦には座席の調整や他の人に声を掛けるなどの作業が発生します。電話が難しい場合はメールなどでも問題ありませんが、なるべく早く、欠席の旨とお詫びを伝えることが大切です。
招待状を受け取った後に欠席がわかった場合には、電話やメールとは別に、欠席の旨の返信も忘れないようにしましょう。(欠席の場合の返信はがきの書き方は後述します)
返信はがきの例あり!招待状の返信に関するマナー
結婚式の招待状に返信する際に押さえておきたいマナーを4つ紹介します。
1.装飾は相手次第
招待状にシールを貼ったりイラストを描いたりという装飾はNGではありません。ただし、受け取る相手が戸惑ってしまう可能性がありますので、新郎新婦が目上の人の場合や招待状の返送先が新郎新婦のご両親の場合には避けた方が無難です。
2.返信には黒ペンを使う
結婚式の招待状はフォーマルなものなので、鉛筆やシャープペンシル、黒以外のカラーペンを使用するのはNGです。
黒の毛筆や万年筆、あるいはボールペンなどを使用して返信しましょう。
3.句読点は使わない
結婚式の招待状には一言メッセージを添えるのが一般的ですが、その際、「区切り」や「終わり」などを意味する「、」や「。」などの句読点を使うのはマナー違反です。
改行などを上手に使って、句読点を使わなくても読みやすいメッセージを心がけましょう。
4.定規を使って「行」や「御」を二重線で消す
結婚式の招待状には「御出席」「御芳名」など、受け取った相手を敬う接頭語が記載されていますが、返信する際はこれらの敬称をすべて二重線で消すのがマナーです。
返信はがきの記入例
参考までに返信はがきの記入例と注意点を画像でご紹介します。
【返信はがきの表面 例】
【返信はがきの裏面 例】
以下では、修正すべきポイントを箇条書きでまとめました。
・「(新郎または新婦の名前)行」→「行」を二重線で消し、「様」に
・「御出席」「御欠席」→該当する方の「御」を二重線で消した上で◯、該当しない方はすべてを二重線で消す
・「御住所」→「御」を二重線で消す
・「御芳名」→「御芳」を二重線で消す
なお、修正の二重線はフリーハンドではなく、必ず定規を使用しましょう。
また、「行」や「御」を「寿(名前に寿が入っている場合は控える)」の字で消す、という方法もあります。
出席/欠席別!返信の書き方
招待状の返信に添えるメッセージは、出席の可否や新郎新婦との関係性によって異なります。
以下では、出席・欠席別に返信の書き方で気を付けたいポイントを解説します。
出席の場合
結婚式に出席する場合は、お祝いの言葉と共に、式に招待してもらったことへの感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。
以下では、誰にでも共通して使える基本の文例と、相手との関係性に合わせてアレンジした文例をいくつか紹介します。
基本の文例
ご結婚おめでとうございます
お招きいただき大変光栄です
慶んで出席させていただきます
友人の場合
ご結婚おめでとうございます
慶んで出席します!
結婚式まで大変だと思うけど体に気をつけてね
おふたりの晴れ姿を心から楽しみにしています!
職場の同僚の場合
ご結婚おめでとうございます
慶んで出席させていただきます
仕事も家庭もより一層充実しますね!
当日の晴れ姿を楽しみにしています
職場の上司・先輩の場合
ご結婚おめでとうございます
お招きいただきまして大変光栄です
慶んで出席させていただきます
末永いお幸せをお祈り申し上げます
職場の後輩の場合
結婚おめでとう!
慶んで出席させていただきます
素敵な花嫁さん(花婿さん)を見られるのを楽しみにしています
晴れの日まで大切に過ごしてくださいね
身内・親戚の場合
結婚おめでとうございます
ふたりで幸せいっぱいの素敵な家庭を築いてくださいね
当日を心から楽しみにしています
以上、式に参加する場合の返信の仕方を新郎新婦との関係別に紹介しました。
結婚について祝福するメッセージを記載した後は、基本的に相手との関係性に合わせて柔軟にメッセージを考えてかまいません。
相手と親しい場合は、敬語にこだわらず、くだけた文章のメッセージを送っても良いでしょう。
一方、目上の人や立場が上の人に対しては、相手を敬う気持ちを忘れず、かしこまった文面で統一するのがマナーです。
また、どちらの場合も縁起の悪い言葉をメッセージに入れるのはNGです。
例えば、「忙しい」「欠ける」「終わる」など、不幸や別れを連想させる忌み言葉や、「いろいろ」「ますます」「たびたび」など、同じ言葉を繰り返して再婚を連想させる重ね言葉などは意図的に避けましょう。
欠席の場合
やむを得ず結婚式を欠席する場合も、文頭で結婚に対する祝福の言葉を記載するのは変わりません。
その上で、やむを得ず欠席しなければならないことを謝罪し、新郎新婦の幸せを願う文面で締めるのが一般的です。
以下では、基本の文例と、相手との関係性に合わせた文例を紹介します。
基本の文例
ご結婚おめでとうございます
残念ですがやむを得ない事情により欠席させていただきます
おふたりの末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます
友人の場合
ご結婚おめでとう!
◯◯くん(ちゃん)の結婚式を楽しみにしていましたが
どうしても都合がつかず欠席させていただきます
おふたりの晴れ姿を見たかったのに残念です
今度お祝いさせてくださいね
職場の同僚の場合
ご結婚おめでとうございます
ご招待いただきとても嬉しいのですが
どうしても外せない用事があるため
残念ながら欠席させていただきます
おふたりのお幸せを心からお祈りしています
職場の上司・先輩の場合
ご結婚おめでとうございます
お招きいただき大変光栄です
あいにく先約があり残念ながら欠席させていただきます
おふたりの結婚式が素晴らしいものになりますよう
心よりお祈り申し上げます
職場の部下の場合
結婚おめでとう!
晴れ姿をぜひ見たかったのですが
どうしても都合がつかず欠席させていただきます
ぜひ新居にお祝いに伺わせてくださいね
身内・親戚の場合
ご結婚おめでとう!
せっかくお招きいただいたのに出席できず残念です
帰省したときにふたりに会えるのを楽しみにしています!
以上、相手との関係別に結婚式を欠席する場合の返信文例を紹介しました。
基本的に、出席できない事情についてくわしく説明する必要はありませんが、出産などおめでたい理由の場合は「出産間近のため」など、具体的に事情を説明してもかまいません。
逆に、先約や病気、身内の不幸などで出席できない場合は、あえて理由をぼかして伝えましょう。
また欠席の場合は、別途祝電やお祝いを送ることがマナーとされています。
こんな時はどうしたら?返信に関するQ&A
新郎新婦に特別な事情を伝えたい場合や急用ができてしまった場合など、イレギュラーな事情があるときは、内容に応じて返信の仕方をアレンジしましょう。
ここでは、ケース別の返信の仕方をわかりやすくQ&Aでまとめました。
Q1.アレルギーがある場合の返信は?
A.体質的に避けている食材があったり、アレルギーがあったりする場合は、事前に伝えておく方が良いでしょう。
ただ、ひとりだけ食事の内容を変えるのは手間がかかりますので、「申し訳ありませんが」「恐縮ですが」などの言葉を添えるとより良いです。
アレルギーがある場合の文例
恐縮ですが 卵アレルギーがあります
ご配慮いただけますと幸いです
アレルギーがない場合の文例
アレルギーはありません
ご配慮ありがとうございます
Q2.招待状の宛名に書かれていないけど、子どもを連れて行ってもいい?
A.宛名にない場合は基本的に遠慮するのが無難です。
子どもの預け先がないなどの事情がある場合は、返信する前に先方と連絡を取り、子どもを同伴してもOKかどうか確認を取りましょう。
Q3.宛名が連名で来た場合はどうすればいい?
A.招待状に記載する名前は、基本的に招待状の宛名にならいます。
ただ、夫婦のうち、どちらか片方しか出席できない場合は、出席できる方の名前だけを明記します。
その上で、諸事情により、夫または妻しか出席できないことをお詫びする文面を記載しましょう。
また、宛名には「ご主人様」や「奥様」、「御家族様」と記載されていることもあります。その場合、裏面の氏名欄にはそれぞれの名前を明記しましょう。
夫婦揃って出席(あるいは欠席)する場合は、氏名欄に「富国 太郎・花子」、メッセージ欄に「夫婦そろって出席(あるいは欠席)させていただきます」と記載しましょう。
また、家族全員で出席(あるいは欠席)する場合は、氏名欄に「富国 太郎・花子・一郎」のように家族全員の氏名を明記し、メッセージ欄に「家族そろって出席(あるいは欠席)させていただきます 息子の一郎は今年で3歳です」と子どもの年齢も記載するとより丁寧です。
Q4.一度は出席の返信をしたけれど、急に出られなくなってしまったときはどうすれば良い?
A.やむを得ない事情で欠席しなければならなくなった場合は、電話などで速やかに連絡し、その旨を伝えましょう。
先方は出欠の確認をした時点で式の準備を進めていますので、たとえ欠席する場合でも、ご祝儀やお祝いを贈るのがマナーです。
金額は欠席が決まったタイミングによって異なります。式の1ヵ月以上前であれば、料理や引き出物などの調整がきくため、ご祝儀相場の半額~3分の1程度で問題ありませんが、1ヵ月以内であれば、ご祝儀相場と同じ額にするのがマナーです。
ただし、以前に自分の結婚式に出席してもらっている場合は、タイミングにかかわらず、受け取ったご祝儀の金額に合わせる方が良いでしょう。
結婚式の前日までに直接渡すのがベストですが、無理なら現金書留などで送ってもかまいません。
まとめ
結婚式の招待状が届いたら、スケジュールを確認した上で、遅くとも1週間以内に返信するのがマナーです。
その際、相手との関係性にも配慮しながら、お祝いのメッセージを添えると喜ばれます。
欠席する場合は、やむを得ない事情があることを伝えつつ、新郎新婦の幸せや式の成功を願うメッセージを添えることを忘れないようにしましょう。
※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。
記事提供元:株式会社ぱむ