出産が怖い…逃げたくなったときに読む先輩ママの声

出産が怖い…逃げたくなったときに読む先輩ママの声

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赤ちゃんを授かったママのなかには、出産に対して不安や恐怖を感じている方も少なくありません。

出産は人生の一大事ですので、誰しも多少は不安や悩みを感じるものですが、強いストレスや緊張を抱えていると、日々の生活に支障を来すおそれもあります。

そんなときは、周りの妊娠・出産を経験した先輩ママの話を聞いたり、リラックスするための方法を探したりして、不安や恐怖を乗り切りましょう。

この記事では、「出産が怖い」「逃げ出したい」と感じている妊娠中のプレママのために、出産を乗り越えた先輩ママの体験談をご紹介するとともに、出産時にリラックスするための方法を解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

出産前は、不安になりやすい時期

妊娠が判明した当初は、待望の赤ちゃんを授かったことや、将来の子育てへの期待から、幸せな気持ちでいっぱいになるでしょう。

しかし、いよいよ出産!という時期になると、「どのくらい痛いのかな…怖いな…」「どれだけ時間がかかるのだろう」「無事に出産できるのかな」など、幸せな気持ちから一転して不安な気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

「こんな気持ちで出産を迎えるなんて、赤ちゃんに申し訳ない…」と落ち込むこともあるかもしれませんが、出産は人生の一大事ですので、不安や恐怖を感じるのはごく自然なことです。

もともと妊娠中はホルモンバランスの乱れなどの影響により、精神的に不安定になりやすい時期でもあります。そのため、出産に対して不安や恐怖心を抱くのは「当たり前」のことと割り切ったうえで、出産のときにリラックスできる方法を探してみましょう。

出産時にリラックスするための方法

「出産が怖い」といった不安や緊張を軽減するためには、自分に合ったリラックス方法を見つけるのが一番です。

以下に、出産時にリラックスするための方法を5つ紹介しますので、いろいろ試してみて、自分にぴったりの方法を模索してみましょう。

1.深呼吸をする

不安や緊張を強く感じていると、無意識に呼吸が浅くなります。

浅い呼吸を続けていると、長時間にわたって交感神経が優位になり、心身がずっと緊張した状態になってしまいます。

不安やストレスを感じたら、意識的に深く呼吸をし、リラックス神経と呼ばれる副交感神経が優位になるよう誘導しましょう。

深呼吸するときは、息を吸うときよりも、吐くときに意識を集中した方が、緊張で凝り固まった体と神経をほぐすことができます。

2.好きな音楽を聴く

落ち込んだときや悲しいとき、好きな音楽を聴いたら心が癒された、元気になったという経験がある方は多いのではないでしょうか。

音楽には、「1/fゆらぎ」と呼ばれるゆらぎの波長が含まれており、好きな音楽を聴くと、リラックスしているときに発せられる「α波」と呼ばれる脳波が出やすくなるといわれています。

1/fゆらぎはどんな音楽にもありますので、基本的には自分の好きな曲を選んでOKですが、不安や緊張を感じているときは、なるべくゆったりとした曲を聴くと心が落ち着きやすくなります。

少し気分が回復してきたら、徐々にアップテンポな曲やノリの良い曲に移行していくと、落ち込んでいた気分を盛り返すことができるでしょう。

なお、音楽は胎教にも良いといわれていますので、不安を感じやすい妊娠後期だけでなく、初期から積極的に日常生活に取り入れてみるのがおすすめです。

3.アロマを焚く

植物由来の精油(エッセンシャルオイル)を使ったアロマテラピーは、昔から健康や美容に役立つ自然療法として世界中で親しまれています。

アロマテラピーに使われる精油にはさまざまな種類がありますが、気分によって変えてみても効果的です。

効果アロマ
リラックスしたいときラベンダー、ベルガモット、ゆず、ネロリ、サンダルウッド
気分が落ち込んでいるときローズマリー、ラベンダー、シダーウッド、ベルガモット
眠れないときローズ、イランイラン、クラリセージ、ゼラニウム、ラベンダー

もちろん、香りの好みには個人差がありますので、精油を取り扱っている店舗などで実際に香りを嗅いで、自分好みの精油を見つけてみましょう。

特に妊娠中は嗅覚が鋭くなり、妊娠前とは香りの好みが変化している可能性がありますので、アロマテラピーの経験がある方も、あらためて好みを再確認することをおすすめします。

自宅にいるときはアロマポットやアロマディフューザーを使うのが一般的ですが、陣痛室や分娩室で使えるかどうかは産院によって異なりますので、事前にたしかめておきましょう。

持ち込みNGの場合は、その場で使える携帯用の天然アロマスプレーなどを使用すると、アロマを焚いたときと同じ効果を期待できます。

4.お気に入りの抱き枕を使う

お腹が大きくなってくると仰向けで眠れなくなるため、抱き枕を使って横向きで寝ているという方も多いのではないでしょうか。

陣痛室に入ると、いつもと環境が変わるので不安や緊張を覚えやすくなりますが、毎日愛用している抱き枕を使えば、心を落ち着かせることができます。

また、抱き枕に抱きつく格好は胎児の体勢によく似ていることから、無意識にお腹の中にいた頃のことを思い出し、リラックス効果が得られるといわれています。

さらにお腹の大きい妊婦さんにとって、右手・右足を抱き枕の上に乗せ、左向きに寝転がる「シムス体位」が、もっとも楽な姿勢とされています。

陣痛がきているときはもちろん、その前のマタニティ生活でも安眠グッズとして役立ちますので、妊娠したらお気に入りの抱き枕を見つけて活用してみましょう。

5.入院バッグに出産当日使うものを入れておこう

予定日があるとは言え、出産は突然やってくるものです。あらかじめ出産当日に必要なものを入院バッグに入れ、すぐに持ち出せるように準備しておくと安心です。

個人差がありますが、出産は数日かかる人もいます。予定日より早い陣痛や長時間の出産となった場合でも、自分のパジャマに着替えたり、いつもの洗顔料や化粧水を使ったりできると、リラックスしやすくなるかもしれません。出産が近づいてくると不安な気持ちも大きくなるものですが、入院バッグを用意しておくことで少し心の準備ができます。

予定日が近づいてきたら、いつでも入院できるよう体制を整えておきましょう。

出産を乗り越えた先輩ママの体験談

はじめて妊娠・出産を経験する初産婦のママにとって、実際に出産した経験をもつ先輩ママの声は、不安や悩みを軽減する大きな手助けになります。

ここでは、出産を乗り越えた先輩ママの体験談をご紹介します。

出産が怖いという方はぜひ参考にしてみてください。

(30代・子ども3人のママ)
1人目の時の痛みを知っていたので、1人目よりも2人目、3人目の方が怖かったです。何度経験していても怖いものは怖いです。それでも陣痛中はとにかく体力温存のために、スマホゲームをしたり歌をうたったりして、陣痛に意識がいかないようにしていました。産まれてしまえば、感動で痛みも不安も全部吹っ飛びます。母は強いです。頑張ってください。(出産後の痛み軽減のために円座クッションは必須アイテムなので入院時に持参することをすすめます)

(30代・子ども1人のママ)
初産で不安しかなかったので、陣痛がきてから、リラックスできると聞いた方法をいろいろ試しました。アロマや音楽でもなかなかリラックスできず、産院に相談の上、入浴しました。これで痛みが少し和らぎ、リラックスできたと思います。実際に産まれたら感動がすごくて、今ではもう1人産みたいと思っています。

(20代・子ども1人のママ)
コロナで主人に立ち会ってもらえず、1人で陣痛に耐えて、痛いし吐き気もすごいし大変でした。わたしは寝転んで陣痛に耐えるよりは立っていた方が少し楽に感じました。出産は地獄のような痛みでしたが終わった時の達成感と、やっと我が子に会えたという喜びは母にしか味わえないことです。産声を聞けば痛みも忘れます。はじめての出産は特に不安があると思いますが、助産師さんは神様のように頼もしいので安心して任せれば大丈夫です。頑張ってください!

無痛分娩という選択肢も

出産の痛みに対して不安や恐怖を感じる方は、無痛分娩を選択するという方法もあります。

無痛分娩とは、鎮痛作用のある薬を投与し、出産の痛みを和らげる分娩方法のことです。

代表的な方法として、「硬膜外麻酔」と「経静脈麻酔」の2パターンがありますが、日本の産院では硬膜外麻酔を用いる方法が一般的です。

以下にそれぞれの特徴と、メリット・デメリットをまとめます。

硬膜外麻酔背中の脊髄の近くに局所麻酔薬を投与する  
【メリット】 外科手術などでも使用されている方法で鎮痛効果が高い痛みがかなり軽減されるので、落ち着いて出産できる赤ちゃんへの影響はない
【デメリット】 陣痛が弱くなるため、分娩の進行が遅れる可能性がある38度以上の熱が出ることがまれにある
経静脈麻酔静脈の中に鎮痛薬を投与する
【メリット】 陣痛の痛みを和らげる
【デメリット】 母体への影響がある微量だかお腹の中の赤ちゃんにも麻酔が届き、呼吸が弱くなることもある

また、無痛分娩に限らず、硬膜外麻酔は全脊髄くも膜下麻酔や、局所麻酔薬中毒といった合併症を引き起こすリスクも懸念されています。

いずれも麻酔薬の誤注入が主な原因ですので、無痛分娩を検討する際は信頼できる産院を選ぶことが大切です。

また、いずれも普通分娩と同様に健康保険が使えません。一般的に普通分娩よりも費用がかかってしまう点には注意が必要です。

※無痛分娩は、妊婦さんやお腹の赤ちゃんの状態によっては選択できないこともあります。無痛分娩を検討する場合、まずは医師や助産師などの専門家にご相談ください。

まとめ

初めて妊娠した方も、すでに出産を経験して痛みを知っている方も、出産予定日が迫ってくると、不安や緊張から「逃げ出したい」「怖い」という気持ちを抱きやすくなるでしょう。

妊娠中に強いストレスや不安を抱いたまま毎日を過ごすと、ママの心身に大きな負担がかかってしまいますので、「不安だな」「怖いな」という気持ちを少しでも緩和できるように出産予定日までに自分なりのリラックス方法を探し出してみましょう。

出産への不安や怖いという気持ちが軽減されない場合は、無痛分娩を選択するという方法もあります。

無痛分娩はメリットが大きい反面、デメリットもゼロではありませんので、リスクをしっかり理解してから医師や助産師などと相談して検討することをおすすめします。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。
法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社ぱむ