ひとり暮らしには3つのメリットが!実家と比べたときのデメリットは?

ひとり暮らしには3つのメリットが!実家と比べたときのデメリットは?

抽選で40名さまにプレゼント!
応募期間:2024年4月26日(金)~5月25日(土)

社会人デビューや転職など、ライフステージの変化をきっかけにひとり暮らしを意識し始める方もいるでしょう。新生活は心が踊りますが、同時に不安を感じることもあるかもしれません。

初めてひとり暮らしをするとき、どんなことに気をつければいいのでしょうか。この記事では、ひとり暮らしをしたいと考える方に向けてメリット・デメリットや心構えについて解説します。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

ひとり暮らしのメリットは?

まず、ひとり暮らしの3つのメリットは以下のとおりです。

  1. 自由にできることが増える
  2. 人間関係を築きやすくなる
  3. 生活能力が向上する

1.自由にできることが増える

ひとり暮らしのもっとも大きなメリットは、「自由が増える」ことです。生活スタイルや家具の配置などはもちろん、お金の使い方や時間の使い方、部屋での過ごし方も全て自由に決められます

特に実家で暮らしている場合、「何時に帰ってくる?」「ダラダラ過ごさないで!」など、家族にあれこれ言われて窮屈さを感じている方もいるのではないでしょうか。部屋での過ごし方についても、家のインテリアについても干渉されないひとり暮らしは、自由そのもの。しかしその分、全てが自分の責任であることは忘れないようにしましょう。

2.人間関係を築きやすくなる

実家を出て自由な生活ができるようになると、人間関係にもメリットが生じます。実家暮らしのときは門限や同居の家族に気を遣ってできなかった外泊もできるようになりますし、自分の家に友達などのゲストを呼ぶこともできるようになります。

人付き合いの幅が広がって実家にいた頃よりも人間関係を築きやすくなったり、家族の許可を取らなくても人を招待できるようになれば、遊ぶときのストレスが減ったりというメリットがあります。

3.生活能力が向上する

実家を出れば、当然自分で家事をすべてこなす必要が出てきます。料理や掃除・洗濯、家計のやりくりなどを自分で行っていれば、実家に住んでいるときに比べて生活能力が大幅に向上していくでしょう。

実際に食の研究所が行なった「ひとり暮らしにおける食生活の意識・実態調査」を参照してみると、ひとり暮らしをしている人の約60%が週に4日以上自炊をしており、約20%が週に2~3日自炊していることがわかっています。[注1]

家庭によって異なるので一概には言えませんが、実家に住んでいると毎日自炊をする機会はないかもしれません。したがって、ひとり暮らしをすると料理の腕が上がっていく方が多い傾向にあります。

自炊に限らず、掃除や洗濯ができて生活能力が高い方は、恋愛や結婚をする上で大きなアピールポイントになりやすいでしょう。

生活能力は、結婚を視野に入れていなくても非常に大切になってくる能力です。特に、お金の使い方についてはひとりで生活しないと気づけない点も多く、ひとり暮らしで身につく金銭感覚は、生きていくうえで必ず役立つでしょう。

[注1]食の研究所が行なった「ひとり暮らしにおける食生活の意識・実態調査

ひとり暮らしのデメリットは?

ひとり暮らしには多くのメリットがありますが、反対にデメリットも存在します。「何でも自由にできる夢の生活!」と期待が高まる一方で、思わぬデメリットでつまずき後悔することがないように、ひとり暮らしのデメリットについてもしっかりと知っておきましょう。

ひとり暮らしのデメリットは、以下の4つです。

  1. 全てが自己責任になる
  2. 生活費がかさむ
  3. 女性はセキュリティ面に注意が必要
  4. ひとりの時間を寂しく感じることがある

1.全てが自己責任になる

当たり前のことですが、実家を出ると生活に関わること全てが自己責任になります。ご飯は勝手に出てきませんし、トイレットペーパーの補充もされません。ゴミは自分で出す必要がありますし、賃貸契約の更新や光熱費の支払いも自分でしないと生活ができなくなってしまいます。

なかでも気をつけたいのが、病気や怪我をしてしまったときです。体調が悪くて自由に行動できないときも、基本的に家事は自分でこなす必要があります。自由なことが増えるということは、それだけ責任も増えるということです。そういった点も考慮したうえで、ひとり暮らしが可能かどうかを検討する必要があります。

2.生活費がかさむ

ひとり暮らしをするときは家賃や光熱費、食費などを自分で支払う必要があるため、実家にいたときよりもお金がかかってしまう点に注意しましょう。

公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会の調査によると、20代の単身世帯の家賃平均は5.5万円だということがわかっています。[注2]

また、35歳未満のひとり暮らしにおける水道光熱費の平均は6,959円[注3]、食費の平均は39,510円だということがわかっているため[注4]、ひとり暮らしの家賃+水道光熱費の平均は11.4万円ということになります。

そこに通信費(スマホ代)や消耗品代などが加算されていくため、実家に住んでいたときよりも自由に使えるお金は減ってしまう可能性が高いでしょう。

地域別のひとり暮らし平均支出については「地域別!ひとり暮らしの生活費の目安を紹介」で紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

[注2]ひとり暮らしに関する意識調査 公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会
[注3]家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)III 総世帯及び単身世帯の家計収支
[注4]家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)III 総世帯及び単身世帯の家計収支

3.女性はセキュリティ面に注意が必要

女性がひとり暮らしをする場合は、セキュリティ面にも注意が必要です。多少家賃が高くても、オートロックをはじめ、セキュリティ対策が万全な物件を選んでおくことをおすすめします。

また、物件そのものだけではなく周辺環境も、セキュリティ対策においては重要な要素となります。近くに交番や24時間営業している店舗がある物件や、自治会によるパトロールがされている物件など、治安が良い地域で暮らせると安心でしょう。

女性のひとり暮らしにおける注意点については「地域別!ひとり暮らしの生活費の目安を紹介」で紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

4.ひとりの時間を寂しく感じることがある

はじめは自由に過ごせて楽しいひとり暮らし。しかし、生活に慣れてきてひとりでいる時間が長くなると、ふとした瞬間に「帰宅したときに家が真っ暗」「話し相手がいない」と寂しくなってしまうことがあります。

また、注意してくれる人がいないので、生活リズムや食生活が乱れやすくなってしまうこともデメリットとして挙げられます。こういった寂しさや生活の乱れを経験すると、今まで一緒に過ごしていた両親の大切さが実感できるようになるかもしれません。

ひとり暮らしの現状はどうなっているの?

ひとり暮らしにはメリット・デメリットがありますが、実際にひとり暮らしをしている方はどのように感じているのでしょうか。

国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計(全国推計) 」によると、2015年時点でひとり暮らしをしている方の割合は約32%です。[注5]1997年時点におけるひとり暮らしの割合は約25%だったので、ひとり暮らしをする方の割合は年々増加してきていることになります。[注6]

また公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会の調査によると、ひとり暮らしをしている社会人の60.3%が「とにかく自由きままなところがいい」と感じています。このことから、ひとり暮らしの生活満足度が非常に高く、これからもひとり暮らしをする若い世代はどんどん増加していくことが予想されます。

[注5]国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)
[注6]平成22年国勢調査
[注2]ひとり暮らしに関する意識調査 公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会

ひとり暮らしで失敗しないための心構え

最後に、ひとり暮らしで失敗しないための心構えについて解説します。

注意したいポイントは以下の3つです。

  1. 身体が資本だということを意識する
  2. 金銭・時間の管理をしっかりと行う
  3. 全て自己責任になることを知っておく

実家を出ると生活の自由度が上がるため、ついつい外食が多くなったり夜更かしして生活リズムを崩したりしがちです。そういった自堕落な生活を続ければ体を壊してしまいますし、お金も余計にかかってしまうことになります。自炊や家事の習慣をつけ、規則正しく節制した生活を送ることが何よりも大切です。

また実家にいたときのように、何かトラブルが起きたときに守ってくれる人はいません。何が起きても自己責任だという意識を持ちながら生活することが大切です。女性は防犯も自己責任の範疇なので、防犯グッズなども活用しながら安全に暮らせるように工夫をしましょう。

まとめ

自由度が上がったり生活能力が上がったりと、ひとり暮らしにはメリットが豊富です。実際にひとり暮らしをしている方の中には「生活の満足度が上がった」と感じている方も多いため、興味がある方は思い切ってチャレンジしてみてもいいでしょう。

ただし、行動全てが自己責任になったりお金がかかったりと、実家を出ることにはデメリットもあります。メリットとデメリットをよく比較し、自分に合った暮らし方を選択しましょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。 法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

記事提供元:株式会社ぱむ