ネガティブな人とはどんな人?特徴や思考を切り替える方法について

ネガティブな人とはどんな人?特徴や思考を切り替える方法について

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環境やストレスなどの影響で「どうせ自分なんて」「また失敗するかも」と、つい悪い方へ考えてしまうことはありませんか。しかし、こうしたマイナス思考を放っておくと自信を失ったり、行動が制限されたりするおそれがあります。

この記事では、ネガティブな人の特徴や原因、そして前向きな思考へ切り替えるための方法や注意点について解説します

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

ネガティブ思考とは?

ネガティブ思考とは、物事を悪い方向に捉えたり、最悪の結果ばかりを想像したりしてしまう思考のことです。不安や恐れ、自己否定感といった感情と強く結びついており、長く続くと心身の不調を引き起こす場合があります。

しかし、ネガティブ思考は単に悲観的な性格の問題というわけではありません。私たちの脳には、最悪の事態を想定して危険を回避する防衛本能が備わっています。ネガティブに陥っている状態は、この防衛本能が過剰に反応している状態ともいえるでしょう。

ネガティブ思考になる原因

ネガティブ思考は、性格や意志の弱さだけで起こるものではありません。過去の経験や心理的な要因、思考の癖、さらにはストレスや生活習慣など、さまざまな要素が重なって生じます。ここでは、代表的な3つの原因を見ていきましょう

1.過去の経験や心理的な要因

ネガティブ思考の背景には、過去の経験や心理的な影響が深く関係しています。幼少期に親や教師など身近な人から否定的な言葉をかけられ続けた経験や、兄弟姉妹と比較されて育った経験がある場合、「自分は価値がない」「どうせ認められない」といった否定的な信念を持ちやすくなってしまうのです。こうした自己否定の感情は、大人になってからも無意識の思考パターンとして残り、悲観的な考え方を強めてしまいます。

また、過去の失敗体験やトラウマが未解決のままだと、「また悪いことが起こるのではないか」「何をやってもうまくいかない」という思考が働きやすくなります。たとえ一度の失敗であっても、失敗し続けていると思い込み、挑戦や行動への意欲を失ってしまいます。

2.思考パターンや認知の歪み

ネガティブ思考を強める要因として、思考パターンの偏りや認知の歪みが挙げられます。例えば、「すべてが正しいか間違っているか」と極端に考える白黒思考、悪い出来事ばかりに注目する癖、根拠もなく最悪の結果を予測してしまう癖などが代表的です。

こうした思考の癖があると、実際にはうまくいっていることがあっても気づけず、失敗や不安ばかりが意識に残ります。結果として、現実を正確に見る力が弱まり、ネガティブな考えが固定化されてしまうのです。

3.ストレスや睡眠不足などの影響

思考の癖や過去の経験だけでなく、身体的な要因もネガティブ思考に大きく影響します。慢性的なストレスや睡眠不足、栄養の偏りといった身体的な不調は、脳の機能を低下させ、思考がネガティブな状態になりやすくなります。

体調が優れないときや疲労が蓄積しているときは、心に余裕がなくなり、普段なら気にならない些細なことでも悲観的に捉えやすくなってしまうのです。心身の健康状態が不安定になると、客観的な判断力や感情をコントロールする力が弱まってしまいます。

ネガティブな人の特徴

ネガティブな人には、いくつかの共通した思考や行動のパターンがあります。性格そのものというよりも、考え方や物事の捉え方の傾向が積み重なって、結果的にネガティブに見えてしまうのです。ここでは代表的な6つの特徴を紹介します

1.完璧主義な人

完璧主義の人は、「100点以外は失敗」という極端な白黒思考に陥りやすいのが特徴です。少しでも理想から外れると、自分を責めたり落ち込んだりしてしまうため、失敗を過剰に恐れて行動を控えてしまうこともあります。理想を追い求める姿勢は素晴らしいものの、完璧でなければ意味がないという考え方は、結果的に自分を苦しめてしまいます。

2.自己否定感が強い人

自己否定感が強い人は、どんなに成果を出しても「自分はまだまだ」と感じ、成功を素直に認めることができません。逆に、小さなミスを必要以上に重く受け止め、「自分には価値がない」「どうせ失敗する」と思い込みやすくなります。その結果、自己肯定感が育ちにくくなり、ネガティブな感情に支配されやすくなります。

3.周りの目が気になる人

「人からどう見られるか」を常に意識して行動する人も、ネガティブ思考に陥りやすいタイプです。他人の評価を基準にして生きていると、自分の本音や感情を抑え込みがちになります。その結果、ストレスが溜まりやすく、心の疲労感が強くなる傾向があります。

4.不満や批判が多い人

物事の良い面よりも、欠点や問題点にばかり注目してしまう人は、不満や批判の言葉が多くなりがちです。こうした思考習慣が続くと、周囲の人間関係にも悪影響を与え、自分自身も否定的な気分から抜け出せなくなってしまいます。無意識のうちに、ネガティブな空気を周囲に広げてしまうこともあります。

5.すぐに他人と自分を比べてしまう人

他人の成功や長所を基準にして自分を評価してしまう人も、ネガティブな思考に陥りやすいでしょう。特にSNSのように他人の良い部分が見えやすい環境では、「自分は劣っている」と感じてしまい、劣等感を強めてしまうことがあります。比較によってモチベーションが下がり、行動への自信を失ってしまうことも少なくありません。

6.失敗することばかり考えてしまう人

何かに挑戦する前から、うまくいく可能性よりも「失敗したらどうしよう」「恥をかくかもしれない」といった最悪の結果ばかりを想像してしまうタイプです。慎重に物事を考える姿勢自体は悪いことではありませんが、過度な不安が行動を止める原因になります。

このタイプの人は、失敗=終わりと考えてしまう傾向が強く、一度つまずくと「自分には無理だ」と思い込んでしまいがちです。行動する前に頭の中でリスクを膨らませすぎてしまうため、実際に挑戦する機会を逃し、自信を失うという悪循環に陥ってしまいます。

ネガティブな思考を切り替える方法

ネガティブな思考は誰にでも起こりますが、意識的に習慣を変えることで少しずつ前向きな思考へと切り替えることができます。ここでは、心のバランスを整え、日常の中でポジティブなエネルギーを取り戻すための具体的な方法を見ていきましょう

1.小さな目標を設定し成功体験を積み重ねる

達成可能な小さな目標を設定し、一つひとつクリアしていくことで「自分にもできた」という感覚を積み重ねられます。こうした成功体験は、自己効力感(自分はできるという感覚)を高め、前向きな行動の原動力になります。大きな目標よりも「今日は5分だけ続けてみる」といった小さな一歩を意識することが大切です。

2.身体を動かす習慣を取り入れる

適度な運動を取り入れることは、ネガティブな思考を切り替えるうえで非常に効果的です。運動によって幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、気分が安定しやすくなります。また、ストレスを軽減し、鎮痛作用をもたらすエンドルフィンも活発に分泌されるため、自然と前向きな気持ちを取り戻せるでしょう。

さらに、運動にはストレスホルモンであるコルチゾールを抑える働きがあり、集中力の向上や気分転換にもつながります。ウォーキングやヨガ、軽いストレッチなど、無理のない範囲で身体を動かす習慣を持つことで、心身のリズムが整い、ネガティブな感情に振り回されにくくなるでしょう。

3.好きなことに没頭する

趣味や好きな活動に集中する時間を持つことで、ネガティブな思考から意識を自然に切り離せます。好きなことに夢中になっている時、人はフロー状態と呼ばれる高い集中状態に入り、時間を忘れるほど没頭します。この状態では、脳が前向きなエネルギーを取り戻し、心の疲れを癒す効果があります。

絵を描く、音楽を聴く、料理をする、散歩をするなど、内容はどんなことでも構いません。「楽しい」「心地いい」と感じられる時間を意識的に増やせば、ネガティブな思考がリセットされ、心が軽くなるでしょう。

4.自分磨きをはじめてみる

自分磨きとは、今の自分を少しずつアップデートし、理想の自分に近づくための前向きな行動のことです。スキンケアや姿勢を整えるといった外見面だけでなく、読書や学びなど内面を磨くことも含まれます。

自分磨きは「誰かに認められるため」ではなく、「自分を喜ばせるため」の行動です。自分に手をかけることで、「自分を大切にできている」という感覚が生まれ、自然と自己肯定感が高まります。小さな努力を積み重ねるうちに、「以前よりも前向きになれた」と感じる瞬間が増えていくでしょう。

外見やスキルが変わること以上に、「自分を大切に扱う」という意識が、ネガティブな思考を和らげ、前向きなエネルギーを取り戻す原動力になります。

自分磨きのはじめ方についてより詳しく知りたい方は「自分磨きのはじめ方!内面・外見の磨き方のポイント」もご覧ください。

5.その日あった「良かったこと」「感謝したこと」を書き出してみる

ネガティブ思考から抜け出すためには、意識的に良いことに目を向ける習慣を持つことが大切です。寝る前などに、その日あったポジティブな出来事や感謝できることを3つ書き出す「スリーグッドシングス」は、心理学的にも効果が認められている方法です。

どんなに小さなことでも構いません。「コーヒーが美味しかった」「友達に笑顔であいさつできた」「天気が気持ちよかった」など、日常のなかの小さな幸せを言葉にすることがポイントです。

書き出すことで、物事の良い面を見つける思考のトレーニングになり、少しずつ脳が「ポジティブを探す癖」を身につけていきます。続けるうちに、落ち込んだときでも自然と前向きな出来事に目を向けられるようになり、心のバランスを整えやすくなるでしょう。

6.ポジティブな人との会話を増やしてみる

人の思考や感情は、周囲の人から大きな影響を受けます。ポジティブな考え方を持つ人と話す時間を増やすことで、その人の前向きな言葉や姿勢が自分の中にも少しずつ浸透していきます。明るい人の口癖や物事の捉え方を観察するだけでも、「そんな考え方もあるんだ」と視点を広げるきっかけになるでしょう。

7.情報のデトックスを行う

ネガティブな思考に陥りやすい人ほど、無意識のうちに悲観的なニュースやSNSの批判的な投稿など、心に負担をかける情報に触れる時間が長くなりがちです。そうした情報は脳にストレスを与え、悲観的になりやすくなります。

情報のデトックスとは、こうしたネガティブな刺激から意識的に距離を取ることです。具体的には、SNSをチェックする時間を決めたり、ニュースを見る頻度を減らしたりすることが挙げられます。

8.質の良い睡眠と栄養をとる

ネガティブな思考は、心だけでなく体のコンディションとも深く関係しています。睡眠不足や偏った食生活が続くと、脳の働きが低下し、感情をコントロールする力が弱まります。その結果、些細な出来事にも過敏に反応しやすくなり、物事を悪い方向に捉えてしまいやすくなるのです。

質の良い睡眠をとるためには、毎日できるだけ同じ時間に寝起きし、寝る前のスマートフォンやカフェインを控えるなど、生活リズムを整えることが大切です。十分な休息をとることで、脳と心のエネルギーが回復し、気持ちの切り替えもしやすくなります。

心の安定を取り戻すためには、メンタル面だけでなく体のケアも欠かせません。自分を整える大切な時間として休息を確保することが、ネガティブ思考の改善につながります。

9.信頼できる人と話してみる

不安や悩みを抱えたまま一人で考え込むと、思考が堂々巡りになり、ますますネガティブな方向へ傾いてしまうことがあります。そんな時は、信頼できる人に話を聞いてもらうことがとても大切です。話すことで自分の気持ちを整理でき、客観的な視点や新しい考え方を得るきっかけにもなります。

相手からの共感はあなたに安心感を与え、心の緊張をほぐしてくれます。誰かに話すことは弱さではなく、自分を守るための健全な行動です。家族や友人、職場の同僚など、信頼できる相手を見つけて気持ちを共有することで、心が軽くなり、前向きな思考を取り戻しやすくなるでしょう。

最近では、AIに気持ちを聞いてもらう人も増えています。不安や悩みを打ち明けにくいと思うなら、AIに聞いてもらってはどうでしょうか。

10.前向きな発言を心掛ける

言葉は思考と密接に結びついており、日常的に使う言葉が自分の感情や行動に大きな影響を与えます。ネガティブな言葉を繰り返すと、脳はそれを現実として捉え、ますます落ち込みやすくなります。反対に、前向きな言葉を意識して使えば、ポジティブ思考に変わっていくでしょう。

例えば、「難しい」を「工夫してみよう」に、「できない」を「今はまだ」に言い換えるだけでも、受ける印象や気持ちが変わります。最初は意識して取り組む必要がありますが、続けていくうちにポジティブな言葉が習慣となり、心の状態も穏やかで前向きに保ちやすくなります。

ネガティブな思考を切り替える際の注意点

ネガティブ思考を前向きに変えていく過程では、焦らず自分のペースで取り組むことが大切です。思考の癖は長年の積み重ねによって形成されているため、すぐに完璧に切り替えようとするとかえって心に負担をかけてしまう場合もあります。ここでは、思考を切り替える時に意識しておきたい注意点を紹介します

1.感情を無理に否定したり、押し込めたりしない

ネガティブな感情は、自分の心が今どんな状態にあるのかを知らせる大切なサインです。落ち込んだり不安を感じたりするのは、決して悪いことではありません。まずは「不安なんだな」「嫌だったんだな」と、自分の感情をそのまま受け止めてあげましょう。

感情を無理に押し込もうとするとストレスが蓄積し、心が疲弊してしまいます。自分の感情を認めることは、前向きな変化への第一歩です。ネガティブな気持ちも自分の一部として受け入れることで、心に少しずつ余裕が生まれていくでしょう。

2.無理にポジティブでいようとしない

「ポジティブにならなきゃ」と無理に明るく振る舞うことは、かえって心の負担になることがあります。根拠のない「大丈夫」「気にしない」といった言葉で感情を押し殺してしまうと、本当の気持ちを隠すことになり、後から大きなストレスとなって現れるかもしれません。

大切なのは、ネガティブな感情を否定せず、「今は落ち込んでいるけれど、それも自然なこと」と受け入れることです。人の心には、ポジティブな側面とネガティブな側面の両方があり、そのバランスの中で生きています。無理に前向きでいようとするよりも、自分の感情をありのままに認めることが、結果的に心を軽くし、自然と前を向けるきっかけになります。

3.「〜しなければならない」と自分を急かすことはしない

ネガティブな思考を変えるには、時間と心の余裕が必要です。「早くポジティブにならなきゃ」「毎日続けないと意味がない」と自分を急かしてしまうと、そのプレッシャーが新たなストレスとなり、かえって思考の切り替えを難しくしてしまいます。

思考のパターンは、長い年月をかけて身についたものです。無理に変えようとするのではなく、できることから少しずつ、休みながら進めていくことが大切です。

まとめ

ネガティブな思考は、誰にでも起こるごく自然な心の反応です。大切なのは、それを否定することではなく、「自分は今こう感じているんだ」と気づき、受け入れた上で少しずつ前に進むことです。

思考の癖は一朝一夕で変えられるものではありません。焦らず、できることから少しずつ、時には休みながら進めていくことが大切です。小さな成功体験を重ねたり、体を動かしたり、信頼できる人と話したりと、日常の中の小さな行動が確実な変化を生みます。

ネガティブな自分を責める必要はありません。どんな感情も、自分を知るための大切なサインです。自分のペースで「昨日より少し前向きな自分」を目指していけば、心は少しずつ軽く、穏やかに整っていくでしょう。

※本記事の内容は公開日時点の情報となります。法令や情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。

宮崎 千聖(みやざき ちさと)
FPライター。神戸大学経済学部卒業後、銀行の融資課にてローンの相談・手続きを担当した。退職後はライターとして、メガバンクや司法書士法人のオウンドメディアなどで記事を執筆。カードローンやクレジットカード、資産運用、債務整理など幅広いジャンルで執筆している。2級FP技能士、証券外務員一種

記事提供元:株式会社デジタルアイデンティティ